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捜査最終日
116. 十一日目(謹慎三日)、死亡した娘の秘密①
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「さてと後藤君。こちらの希望通りに来てくれたんだから君が知りた
がっていた情報を特別に教える事にするよ。他にも話したい事がある
から順番は気分で替えるけどね」
「僕は真実が知りたいので、それで構いません!」
「うん。そう言うと思ったよ。それにしても私の格好には驚かないん
だね?」
東の言葉で初めて顔以外の全体像を認識すると何故かバスローブ姿
だった。怪訝な表情で見詰める後藤の顔をニヤケ顔で見つめ返す東。
「昔、中学時代に野球をやっていたんだけど久々に運動して汗をかい
てしまったんだ。汗臭い空間では大事な話が出来ないと思ってシャワ
ーを浴びてきたんだ。それを証拠に髪の毛は濡れていないだろう?」
「確かに髪は濡れた形跡がありませんねっ」
「ふっふふっ。話す内容は全部で3つ。見通しの良い場所での交通事
故が起きた件。死亡した娘の秘密。木島課長の自殺だ。途中で脇道に
逸れるかもしれないが概ね私が全て把握している内容だ。もし君が私
にエアガンで致命傷を与えていたとしたら、これら全ての情報は知る
事はできなかったと断言するよ」
前置きの長さに少々苛立っていたが相手刺激して饒舌の気分を台無
しにするのは得策ではないと下唇を甘噛みして堪えた。
「では先ずは君が見たビデオテープの映像に出てきたスタイル抜群の
女性だが実は隆の婚約者だったんだ。それで箱庭で一緒に遊んで貰お
うと彼女の人形を作ったんだよ。名前は愛に里と書いて”愛里”。つま
り見通しの良い場所での交通事故が起きた事件は加害者が隆で被害者
が愛里という事になる」
「まさかビデオ映像に映っていた女性が隆兄さんの婚約者だったとは
……」
後藤は捜査資料に被害者の女性が愛里だと書かれていた記憶は無か
ったが隆は婚約者である愛里を車で死亡させてしまっていた事実が、
判明してしまった為、少なからずショックを受けていた。
「不幸な事件は時として起こってしまうから不思議だよね~。箱庭を
観ていた君だから知っていると思うが黄色いリングと短い針金があっ
たでしょ? あれは”天使の輪”だったんです。隆は一度も人形に着け
ようとはしなかったけど私としては快心の出来だと思っているんです」
「そうでしたかっ」
冷静さを失いつつある中でも東の話に耳を傾ける後藤だった。
がっていた情報を特別に教える事にするよ。他にも話したい事がある
から順番は気分で替えるけどね」
「僕は真実が知りたいので、それで構いません!」
「うん。そう言うと思ったよ。それにしても私の格好には驚かないん
だね?」
東の言葉で初めて顔以外の全体像を認識すると何故かバスローブ姿
だった。怪訝な表情で見詰める後藤の顔をニヤケ顔で見つめ返す東。
「昔、中学時代に野球をやっていたんだけど久々に運動して汗をかい
てしまったんだ。汗臭い空間では大事な話が出来ないと思ってシャワ
ーを浴びてきたんだ。それを証拠に髪の毛は濡れていないだろう?」
「確かに髪は濡れた形跡がありませんねっ」
「ふっふふっ。話す内容は全部で3つ。見通しの良い場所での交通事
故が起きた件。死亡した娘の秘密。木島課長の自殺だ。途中で脇道に
逸れるかもしれないが概ね私が全て把握している内容だ。もし君が私
にエアガンで致命傷を与えていたとしたら、これら全ての情報は知る
事はできなかったと断言するよ」
前置きの長さに少々苛立っていたが相手刺激して饒舌の気分を台無
しにするのは得策ではないと下唇を甘噛みして堪えた。
「では先ずは君が見たビデオテープの映像に出てきたスタイル抜群の
女性だが実は隆の婚約者だったんだ。それで箱庭で一緒に遊んで貰お
うと彼女の人形を作ったんだよ。名前は愛に里と書いて”愛里”。つま
り見通しの良い場所での交通事故が起きた事件は加害者が隆で被害者
が愛里という事になる」
「まさかビデオ映像に映っていた女性が隆兄さんの婚約者だったとは
……」
後藤は捜査資料に被害者の女性が愛里だと書かれていた記憶は無か
ったが隆は婚約者である愛里を車で死亡させてしまっていた事実が、
判明してしまった為、少なからずショックを受けていた。
「不幸な事件は時として起こってしまうから不思議だよね~。箱庭を
観ていた君だから知っていると思うが黄色いリングと短い針金があっ
たでしょ? あれは”天使の輪”だったんです。隆は一度も人形に着け
ようとはしなかったけど私としては快心の出来だと思っているんです」
「そうでしたかっ」
冷静さを失いつつある中でも東の話に耳を傾ける後藤だった。
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