53 / 136
捜査開始
53. 十日目(謹慎二日)、私書箱の中に入っていた物
しおりを挟む
色々と思考した結果、ここから近い郵便局に在る私書箱の中身だけは、持ち
帰る事に決めた。次に、ここに来る時間が確定するまでは取りこぼしのない状
態にしておきたかったと言うのが本音だったし情報は多いに越した事は無いと
の結論だった。午前九時を少し過ぎた所で目当ての郵便局に到着し私書箱を見
渡すと9621は見当たらなかった。もちろん、そんな番号があるとは思って
いなかったので018番の箱を探し当てると鍵穴に差し込んでキーを回した。
「カチャリ」
やや大きめの音がして中を覗いて見ると紺色の大き目のトートバッグが入っ
ている事が分かった。人目に付くのを避ける為、今回も中身を確認するのは別
の場所で行う事にして地下鉄のトイレの個室に移動が済むと中身を直ぐに確認
する。黄色いビニール袋の中に納まっていたのは卒業アルバムだった。詳しく
見ると中学校の卒業アルバムだと分かってページを開いて見ていくと3年担任
の職員の顔写真があり、そこに付箋で学年主任の山城と黒沢の名前が明記され
ていた。
黒沢警部の字で無い事はハッキリとしているので重要な手掛かりである事は、
間違いなかった。
(これはつまり、学年主任の山城に会えば昔の情報が聞けるって事なのか!?)
職員住所録で調べてみると油性マジックで横線が引かれており、現在住んで
いる場所を特定する事は出来なかった。あまり、長居しても本来、用を足した
い人の為のスペースなので自宅に持ち帰り、隅々まで調べる事に決めた。入れ
物が入ってなかったら、かなり目立った所だったので木島課長の抜かりない準
備に感謝する後藤だった。帰りの時間帯は通勤ラッシュを過ぎていたので問題
なく帰路に着く事ができた。
帰る事に決めた。次に、ここに来る時間が確定するまでは取りこぼしのない状
態にしておきたかったと言うのが本音だったし情報は多いに越した事は無いと
の結論だった。午前九時を少し過ぎた所で目当ての郵便局に到着し私書箱を見
渡すと9621は見当たらなかった。もちろん、そんな番号があるとは思って
いなかったので018番の箱を探し当てると鍵穴に差し込んでキーを回した。
「カチャリ」
やや大きめの音がして中を覗いて見ると紺色の大き目のトートバッグが入っ
ている事が分かった。人目に付くのを避ける為、今回も中身を確認するのは別
の場所で行う事にして地下鉄のトイレの個室に移動が済むと中身を直ぐに確認
する。黄色いビニール袋の中に納まっていたのは卒業アルバムだった。詳しく
見ると中学校の卒業アルバムだと分かってページを開いて見ていくと3年担任
の職員の顔写真があり、そこに付箋で学年主任の山城と黒沢の名前が明記され
ていた。
黒沢警部の字で無い事はハッキリとしているので重要な手掛かりである事は、
間違いなかった。
(これはつまり、学年主任の山城に会えば昔の情報が聞けるって事なのか!?)
職員住所録で調べてみると油性マジックで横線が引かれており、現在住んで
いる場所を特定する事は出来なかった。あまり、長居しても本来、用を足した
い人の為のスペースなので自宅に持ち帰り、隅々まで調べる事に決めた。入れ
物が入ってなかったら、かなり目立った所だったので木島課長の抜かりない準
備に感謝する後藤だった。帰りの時間帯は通勤ラッシュを過ぎていたので問題
なく帰路に着く事ができた。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
怪異の忘れ物
木全伸治
ホラー
千近くあったショートショートを下記の理由により、ツギクル、ノベルアップ+、カクヨムなどに分散させました。
さて、Webコンテンツより出版申請いただいた
「怪異の忘れ物」につきまして、
審議にお時間をいただいてしまい、申し訳ありませんでした。
ご返信が遅くなりましたことをお詫びいたします。
さて、御著につきまして編集部にて出版化を検討してまいりましたが、
出版化は難しいという結論に至りました。
私どもはこのような結論となりましたが、
当然、出版社により見解は異なります。
是非、他の出版社などに挑戦され、
「怪異の忘れ物」の出版化を
実現されることをお祈りしております。
以上ご連絡申し上げます。
アルファポリス編集部
というお返事をいただいたので、本作品は、一気に全削除はしませんが、ある程度別の投稿サイトに移行しました。
www.youtube.com/@sinzikimata
私、俺、どこかの誰かが体験する怪奇なお話。バットエンド多め。少し不思議な物語もあり。ショートショート集。
いつか、茶風林さんが、主催されていた「大人が楽しむ朗読会」の怪し会みたいに、自分の作品を声優さんに朗読してもらうのが夢。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
怪奇蒐集帳(短編集)
naomikoryo
ホラー
この世には、知ってはいけない話がある。
怪談、都市伝説、語り継がれる呪い——
どれもがただの作り話かもしれない。
だが、それでも時々、**「本物」**が紛れ込むことがある。
本書は、そんな“見つけてしまった”怪異を集めた一冊である。
最後のページを閉じるとき、あなたは“何か”に気づくことになるだろう——。
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる