黒庭 ~閉ざされた真実~

五十嵐 昌人

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捜査最終日

65. 十一日目(謹慎三日)、サユリ宅にて②

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 恩田の濃厚な前戯が終わると受け身になっていたサユリが攻守交替といわん
ばかりに騎乗位で交わり、腰を動かしていく。
「うふっ。恩田さんって丁寧な愛撫も得意なんですね!」
「不得意とは誰にも言ってないし、たまたま、そういう機会が無かっただけだ」
「へーそうなんだ。じゃあ、私が初めて何だね~」
「そうかもしれない……」
 恩田は、記憶を辿ったが明確な答えには辿り着けなかったので曖昧な返事を
する。
「それは嬉しいな~。たっぷりサービスしないとねっ」
 舌先をペロッと出したかと思うと徐々に吐息を漏らしながら腰の可動域を速
くしたり、遅くしたり、強弱をつけて変化させていくサユリ。

「やばい、イキそうだ」
「えーっ。未だ早いよ。実は、ご無沙汰だったとか?」
「それは秘密だ」
「そっか。そういう時もあるよね~」
「受けに回り続けるのは得意ではないが下からの眺めが以上に興奮するのは、
確かだ。乳房の丸みを帯びたラインがとても綺麗に見えるからな。男は女性の
丸みを帯びたラインに滅法弱いもんだ。俺はサユリのサイズが好物だけどな」
「へぇーそうなんだ。私も自分の乳房のラインは気に入ってるよ。Dカップで
張りのあるバストは同僚からも羨ましがられてるもん」
「そっか。それは良かったな。歳を取ったら垂れてきて維持するのは大変らし
いけどな」
「えーっ。そういう事、今言うかな~普通。意地悪しちゃうぞー」
 不満そうな顔が更に愛おしくなって腰に手を添えて攻めに耐える恩田。
「あぁっ、そこイイよ。かなり興奮してきたから、今日は中に出して良いよ」
「安全日なのか?」
「違うよ。安全日なんてのは完璧じゃないんだから全ての女の子の話を真に受
けちゃ駄目だよ。私の場合は生派だから避妊薬のピルを飲んでるの」
「あぁ、そう言うことか。でも100%じゃないんだろ?」
「まぁね! 人によっては副作用も辛いみたいだからね。じゃぁ、私が悶える
所をちゃんと見ててね!」
 人差し指を下唇の上に触れさせて可愛いらしいポーズをしたかと思うと左手
で乳房を激しく揉みだして右手でセミロングの髪をかき上げる仕草を繰り返し
挑発的な視線を送り続けるサユリ。 
「マジで、この状況はヤバイぜ。この体勢は男側には不利だから俺も起き上が
るよ」
 サユリの猛攻に一分も持たずに仰向けになっていた恩田が上体を起こして、
体を密着させると主導権を握るべく腰を当てるリズムを変化させて落ち着いた
快感を得られるような体勢を維持した。

「ふらぁめーだよぉー。起き上がったら、んふぅ」
「もう遅いって。やっぱり、俺は守備が苦手だったみたいだ」
 恩田の肩にしっかりと両腕を絡ませて本能のままに夢中で腰をグラインドさ
せるサユリ。
「頭の中が白くなってイクっいっちゃうよーーーーっ」
「俺もイクっーーーーっ」
 二人が同時にエクスタシー(絶頂)に達すると互いの性器をテッシュで綺麗
に拭いた後、大の字になってしばらく放心状態になる二人。

 三分後、恩田が口を開いてピロートークを繰り広げる。
「やっぱりエロ魔人には普通にしてても勝てそうにないな」
「クスっ。エロ魔人って何なの? そういう事を言ってると二回戦、負けるよ」
「エロ魔人に初回、引き分けただけでも称賛に価すると思うけどな」
「未だいうかね~この人は……。あっゴメンなさい。調子乗って喋ったねっ」
 泣きそうになる表情をしたサユリを頭を撫でて、ある程度落ち着かせると会
話を続ける恩田。
「今日は、キレないよ。いつもならビンタしてたかもしれないけどな。もちろ
ん恋人同士って訳じゃないから、ある程度の良識は持って貰えると助かるがな」
「ゴメン私バカだから……。不愉快な事してたとして気付かない場合もあると
思う」
「俺はプライベートに関しては誠意を持って謝ってくれれば、事を荒げるつも
りはないよ。年頃の女性が落ち込んでる姿は似合わないぜ」
「そうかな」
「沢山の女を見てきた俺が言ってるんだから、そこは信じろよ。じゃぁ2回戦
は俺の攻めからだから正常位から始めさせて貰う!」
「クスクスっ。いきなり、宣言ですか?」
「予告先発ならぬ、”予告体位”って奴だ」
「今日の恩田さんって超面白くって楽しくて夜がこのままずっと続けば良いの
になぁ~て思わせてくれる気がする」
「毎回は無理だぜ。今日だけ特別な日になると思う……」
「じゃぁ、想像しただけで身体の準備が出来てるから攻めて良いよ」
 そうして二人の夜の攻防戦は二回戦に突入するのであった。 
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