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第1章
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とりあえず、先に結果だけを言っておくとやっとの思いで日本を造った。
真っ暗な中でものを造る事は危険な事だ。
真っ暗な中作ったせいか、俺達の性格か俺が住んでいた頃の日本とは随分小さいものになった。
「きゃーー!出来た!出来た!出来た!!」
相変わらず、ドミノを何時間も掛けて作った人間みたいな反応をする。
笑わずにはいられなかった。
ぷはは。思わず大きな声が出てしまった。
「でもでも、こんなに大きな土地を私達だけが使ってるんじゃ勿体なくない?」
まぁ僕達はこの土地を使うことはないが……。
「大丈夫だよ。僕達が何かをしなくても、生命を持つ動物は自然と産まれてくる。」
まさか、そんな事まで言わなければならないとは思わなかった。
彼女は歴史も理科も得意ではないようだ。
「そうなんだ。でも、私は早く皆に逢いたいな。」
暗闇でも、この時だけは彼女の顔がどんな顔をしているのか分かった。
「でも、私達って転生してるんだよね?」
彼女が何かに疑問を持ったらしい。
「うん、そうだと思うけど。」
「タイムスリップをしているわけじゃあないよね。だったら私達、今と同じ日本を作ってるけど、意味なくない?」
君の言ったことを簡単にまとめると、僕達は異世界にとばされた。
その異世界はタイムスリップをしているわけではないので日本は既にあの世界にある。
と言う事は、俺達がした日本造りなんて意味が無いじゃないか。
でもだったら、なぜハイラは僕達に実際に日本にいる神の名を与えた?
その理由だけが分からなかった。僕が必死に考えていると
「ねぇ、見てあれ、あそこに人がいる。」
は?そんな分けがない。俺達がこの土地を造って間もないのに人が産まれるなんて。
しかも、こんな暗い中どうやって見る事が出来るんだ。
と思ったが実際に見てみると、人がいた。周りは明るかった。
「どういうことだ?」
見上げると太陽があった。え?太陽?なんで?
これはおかしい。太陽神の天照大御神が産まれるのはイザナギがイザナミを追って黄泉の国へ行き、帰った後にしたお清めから産まれるものだ。
天照大御神がここにいて、イザナミがここにいるということはありえない。
これが、まさかの異次元という奴なのだろうか。
「あっ何でしたっけ?天照大御神?出来ましたね太陽。」
とはしゃぐ君を見ると……
オネェだった。
既にそこから話しが違うというものだ。
前に言っていた、私は認められたんだ。とかなんとかの意味がようやく分かった。
確かに、認められたのか?この先、一体どうなってしまうんだ?
「しかも、すごくないですか!あの人達、私が今まで見てきた人とは違うみたいですよ。」
そりゃあ歴史を全く知らなければ昔の人間なんて知っている分けないだろう。
だが、本当に違った。
いや。見た目的なものは現代人とそう変わらないが違うのは、能力だ。
向こうにいる人たちは、火、水、風などなどを自在に操っている。
なるほど、異次元だ。とそんな感心している場合ではない。
俺はハイラの手紙をポケットから出し、残りの部分を読んだ。
「そして最後に、貴方様は奴隷になってもらいます。
まぁ詳しいことはそこで過ごせば分かるでしょう。」
と役に立たねえ説明だな!そこ、ちゃんと説明しろよ!
一番重要なことじゃねえか!しかも奴隷ってなんだよ聞いてねぇし!
この時の僕は事の重大さをようやく理解した。美しい薔薇には毒がある。
しかし、この薔薇は毒がありすぎだ。
お嫁さんはオカマで、国を造った偉い神様であるはずなのに、人に奴隷にされる。
こんな酷い話があるだろうか。
そしてこの話の何よりも酷いことは、俺が自ら望んだことではないということだ。
そりゃあ、神様になる前の僕は平凡で居ても居なくても困らない様な人間だ。
だが、そんな平凡の俺が何故奴隷になるのだろうか。
説明してもらいたいが、ハイラは居なければ、それほど余裕をこいていられる状況でもない。
とりあえず、逃げよう。俺はイザナミの手を掴み走り出した。
男と男が手を繋ぎながら走る姿を誰が見たいんだ。
しかも、片方はオカマだ。俺までそっち系だと疑われそうだ。
しかし、相手には能力がある。しかし俺には能力なんてあるのだろうか。
国を造りだした神様ぐらいの知識しか無いのだ。
イザナギやイザナミがどのような能力を持っているのか俺は知らない。
そんな人間が……いや、神様が勝てる相手じゃない。
と思ったところで、俺は足を止めた。
神様?
俺は神様なんて信じない。だから神様は幽霊みたいなものだと思っている。
そんな存在なら火なんて熱いと思うのだろうか。いや。そんなはずはない。
と僕はイザナミには離れてもらい、能力を持った人間達に向き直った。
まぁその後俺は、神様は幽霊なんかじゃなかったと身をもって知ることになる。
痛感するのだ。
本当に痛いほど思い知るのだ。
真っ暗な中でものを造る事は危険な事だ。
真っ暗な中作ったせいか、俺達の性格か俺が住んでいた頃の日本とは随分小さいものになった。
「きゃーー!出来た!出来た!出来た!!」
相変わらず、ドミノを何時間も掛けて作った人間みたいな反応をする。
笑わずにはいられなかった。
ぷはは。思わず大きな声が出てしまった。
「でもでも、こんなに大きな土地を私達だけが使ってるんじゃ勿体なくない?」
まぁ僕達はこの土地を使うことはないが……。
「大丈夫だよ。僕達が何かをしなくても、生命を持つ動物は自然と産まれてくる。」
まさか、そんな事まで言わなければならないとは思わなかった。
彼女は歴史も理科も得意ではないようだ。
「そうなんだ。でも、私は早く皆に逢いたいな。」
暗闇でも、この時だけは彼女の顔がどんな顔をしているのか分かった。
「でも、私達って転生してるんだよね?」
彼女が何かに疑問を持ったらしい。
「うん、そうだと思うけど。」
「タイムスリップをしているわけじゃあないよね。だったら私達、今と同じ日本を作ってるけど、意味なくない?」
君の言ったことを簡単にまとめると、僕達は異世界にとばされた。
その異世界はタイムスリップをしているわけではないので日本は既にあの世界にある。
と言う事は、俺達がした日本造りなんて意味が無いじゃないか。
でもだったら、なぜハイラは僕達に実際に日本にいる神の名を与えた?
その理由だけが分からなかった。僕が必死に考えていると
「ねぇ、見てあれ、あそこに人がいる。」
は?そんな分けがない。俺達がこの土地を造って間もないのに人が産まれるなんて。
しかも、こんな暗い中どうやって見る事が出来るんだ。
と思ったが実際に見てみると、人がいた。周りは明るかった。
「どういうことだ?」
見上げると太陽があった。え?太陽?なんで?
これはおかしい。太陽神の天照大御神が産まれるのはイザナギがイザナミを追って黄泉の国へ行き、帰った後にしたお清めから産まれるものだ。
天照大御神がここにいて、イザナミがここにいるということはありえない。
これが、まさかの異次元という奴なのだろうか。
「あっ何でしたっけ?天照大御神?出来ましたね太陽。」
とはしゃぐ君を見ると……
オネェだった。
既にそこから話しが違うというものだ。
前に言っていた、私は認められたんだ。とかなんとかの意味がようやく分かった。
確かに、認められたのか?この先、一体どうなってしまうんだ?
「しかも、すごくないですか!あの人達、私が今まで見てきた人とは違うみたいですよ。」
そりゃあ歴史を全く知らなければ昔の人間なんて知っている分けないだろう。
だが、本当に違った。
いや。見た目的なものは現代人とそう変わらないが違うのは、能力だ。
向こうにいる人たちは、火、水、風などなどを自在に操っている。
なるほど、異次元だ。とそんな感心している場合ではない。
俺はハイラの手紙をポケットから出し、残りの部分を読んだ。
「そして最後に、貴方様は奴隷になってもらいます。
まぁ詳しいことはそこで過ごせば分かるでしょう。」
と役に立たねえ説明だな!そこ、ちゃんと説明しろよ!
一番重要なことじゃねえか!しかも奴隷ってなんだよ聞いてねぇし!
この時の僕は事の重大さをようやく理解した。美しい薔薇には毒がある。
しかし、この薔薇は毒がありすぎだ。
お嫁さんはオカマで、国を造った偉い神様であるはずなのに、人に奴隷にされる。
こんな酷い話があるだろうか。
そしてこの話の何よりも酷いことは、俺が自ら望んだことではないということだ。
そりゃあ、神様になる前の僕は平凡で居ても居なくても困らない様な人間だ。
だが、そんな平凡の俺が何故奴隷になるのだろうか。
説明してもらいたいが、ハイラは居なければ、それほど余裕をこいていられる状況でもない。
とりあえず、逃げよう。俺はイザナミの手を掴み走り出した。
男と男が手を繋ぎながら走る姿を誰が見たいんだ。
しかも、片方はオカマだ。俺までそっち系だと疑われそうだ。
しかし、相手には能力がある。しかし俺には能力なんてあるのだろうか。
国を造りだした神様ぐらいの知識しか無いのだ。
イザナギやイザナミがどのような能力を持っているのか俺は知らない。
そんな人間が……いや、神様が勝てる相手じゃない。
と思ったところで、俺は足を止めた。
神様?
俺は神様なんて信じない。だから神様は幽霊みたいなものだと思っている。
そんな存在なら火なんて熱いと思うのだろうか。いや。そんなはずはない。
と僕はイザナミには離れてもらい、能力を持った人間達に向き直った。
まぁその後俺は、神様は幽霊なんかじゃなかったと身をもって知ることになる。
痛感するのだ。
本当に痛いほど思い知るのだ。
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