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第1章
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うーん。やっぱり天照が帰るまでには終わらなかった。
まだ四割ほど壁と床がない。いや、これでも善処した方だ。
ただ天照は帰ってくるなり、目を白くして倒れた。
まぁ天照は最初を見てないもんな。
最初を見ていれば、善処したと絶対に思える。
破壊ぶりがトレーラーでも使ったのかと思える破壊ぶりだったからな。
しかもその当の本人は疲れて寝ている。
あの後、全然起きなかったのでそのままにしていた。
「こっここは…どこや?」
と引きった笑顔の天照。そう言いたくのも分かる。
今ここは、善処したとは言っても朝とは比べものにならないほどボロボロだ。
俺も最初は思った。変な所にタイムワープしてしまったのかと。
だがそこは間違いなく、壊れた境内だった。
だが、誰がどうすればこんな悲劇になるのだろうか。
グーといびきをかいて寝ている奴に聞きたかった。
そして、何故か俺が天照に怒られた。
大激怒だ。
「そうでなくとも、あんたらお荷物なんや!
これ以上迷惑被るのは御免なんだ!
暴れんといてちょうだい!!」
とまぁそりゃあ凄い剣幕で…
俺暴れてねーし!寝ている人に言ってください!
と子供ぽい反論は、違う悲劇を招きかねないので、やめておく。
そんなことよりも、今日どこで寝るかの方が問題だ。
半壊とかしているこの場所で安らかには寝れないだろう。
まぁそもそも、奴隷云々の話をしているこの状態で、ここまで寝ていられる奴がすごい。
と俺は側で寝ているイザナミを見る。
ひどい寝顔はどう頑張っても、治らないだろうなと思いながら、修繕にとりかかろうとしていた。
天照がすごい剣幕で、さっさと動けと訴えかけてきている。
どうやら、手伝ってくれる気はサラサラないらしい。
まぁ、あてにはしていない。
一人で何とかやってみるか。
ほんとに、神様になったははずが、大工にでもなれそうだ。
お茶をすすり飲んでいる天照を横目に、黙々と作業をする。
俺に対する天照の目は、人を殺せる程の鋭さだ。
それに対し、月詠はこれ以上ない程の暖かい目をしている。
あの二人の目の温暖差は一体何なのだ。
兄弟で対の神様とはいえ、目の暖かさは同じにして欲しいものだ。
そして、手伝わないという考えは何故か同じなようだ。
そこ合わせる!!
変なとこ合わせてんな!やれやれ…
と一日中金槌を打ち続けていた俺の腕は既に限界を超えている。
棒のようになった腕で肩だけを動かす。
大きく振りかぶさなければ、意味が無くなるほど力が無かった。
月明かりなんて、全くない夜空の下。
しかし、何故か手元がはっきり見えるほど明るかった。
明かりもないはずの廃屋と化した神社の敷地内で、カンカンという音だけが、なり続ける。
もうとっくに、ストレス解消なんて言えないほど打ち続けた。
ストレス発散なんてものではなく、ストレスの根元とさえなった、金槌が忌々しく思ってしまうほど打ち続けた。
大袈裟と言われるかもしれない。
いや、実際は大袈裟かもしれない。
だがその後、俺は一週間近く箸すら持てなくなった。
その結果、天照の目は更に鋭さを増す。
最近はよく舌打ちまでされる様になった。
イザナミは気に入られている筈なのに、何故僕はそんなにも嫌われるのだ?
俺がやってもいない事で怒られるわ、嫌われるわ。
散々だ。自分自身の幸せが月詠の笑顔だけになった。
それもそれで、悲しい。
BLなわけでもないのに、何故男の月詠の笑顔を見ると安心するのだろうな。
先に言ったがBLではないぞ。断じて。
イザナミと天照は百合になっている気がするが、一人の中身が男なのでなんとも言えない。
まぁ精々、暖かな目で目守るぐらいかな?
そうして、俺達は何もしないまま一週間ほどが過ぎた。
…と思っていた。
まだ四割ほど壁と床がない。いや、これでも善処した方だ。
ただ天照は帰ってくるなり、目を白くして倒れた。
まぁ天照は最初を見てないもんな。
最初を見ていれば、善処したと絶対に思える。
破壊ぶりがトレーラーでも使ったのかと思える破壊ぶりだったからな。
しかもその当の本人は疲れて寝ている。
あの後、全然起きなかったのでそのままにしていた。
「こっここは…どこや?」
と引きった笑顔の天照。そう言いたくのも分かる。
今ここは、善処したとは言っても朝とは比べものにならないほどボロボロだ。
俺も最初は思った。変な所にタイムワープしてしまったのかと。
だがそこは間違いなく、壊れた境内だった。
だが、誰がどうすればこんな悲劇になるのだろうか。
グーといびきをかいて寝ている奴に聞きたかった。
そして、何故か俺が天照に怒られた。
大激怒だ。
「そうでなくとも、あんたらお荷物なんや!
これ以上迷惑被るのは御免なんだ!
暴れんといてちょうだい!!」
とまぁそりゃあ凄い剣幕で…
俺暴れてねーし!寝ている人に言ってください!
と子供ぽい反論は、違う悲劇を招きかねないので、やめておく。
そんなことよりも、今日どこで寝るかの方が問題だ。
半壊とかしているこの場所で安らかには寝れないだろう。
まぁそもそも、奴隷云々の話をしているこの状態で、ここまで寝ていられる奴がすごい。
と俺は側で寝ているイザナミを見る。
ひどい寝顔はどう頑張っても、治らないだろうなと思いながら、修繕にとりかかろうとしていた。
天照がすごい剣幕で、さっさと動けと訴えかけてきている。
どうやら、手伝ってくれる気はサラサラないらしい。
まぁ、あてにはしていない。
一人で何とかやってみるか。
ほんとに、神様になったははずが、大工にでもなれそうだ。
お茶をすすり飲んでいる天照を横目に、黙々と作業をする。
俺に対する天照の目は、人を殺せる程の鋭さだ。
それに対し、月詠はこれ以上ない程の暖かい目をしている。
あの二人の目の温暖差は一体何なのだ。
兄弟で対の神様とはいえ、目の暖かさは同じにして欲しいものだ。
そして、手伝わないという考えは何故か同じなようだ。
そこ合わせる!!
変なとこ合わせてんな!やれやれ…
と一日中金槌を打ち続けていた俺の腕は既に限界を超えている。
棒のようになった腕で肩だけを動かす。
大きく振りかぶさなければ、意味が無くなるほど力が無かった。
月明かりなんて、全くない夜空の下。
しかし、何故か手元がはっきり見えるほど明るかった。
明かりもないはずの廃屋と化した神社の敷地内で、カンカンという音だけが、なり続ける。
もうとっくに、ストレス解消なんて言えないほど打ち続けた。
ストレス発散なんてものではなく、ストレスの根元とさえなった、金槌が忌々しく思ってしまうほど打ち続けた。
大袈裟と言われるかもしれない。
いや、実際は大袈裟かもしれない。
だがその後、俺は一週間近く箸すら持てなくなった。
その結果、天照の目は更に鋭さを増す。
最近はよく舌打ちまでされる様になった。
イザナミは気に入られている筈なのに、何故僕はそんなにも嫌われるのだ?
俺がやってもいない事で怒られるわ、嫌われるわ。
散々だ。自分自身の幸せが月詠の笑顔だけになった。
それもそれで、悲しい。
BLなわけでもないのに、何故男の月詠の笑顔を見ると安心するのだろうな。
先に言ったがBLではないぞ。断じて。
イザナミと天照は百合になっている気がするが、一人の中身が男なのでなんとも言えない。
まぁ精々、暖かな目で目守るぐらいかな?
そうして、俺達は何もしないまま一週間ほどが過ぎた。
…と思っていた。
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