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第1章
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ようやく直った廃屋…いや、神社。
いや、よくやった方だと思うよ。
何も出来ないはずの僕がこんな事が出来る様にまでなったんだから。
そう思いながら、ギシギシとなる廊下を歩く。
ギャグではないが、老化した廊下は、あまり好きではない。
もう一度言うが、ギャグではない。
(一言,いや、これはギャグです)
あれ?何でまた出てきたのかなぁ?出てくるなって言ったよね?(怒)
(一言,じゃあ、もうお前出さない!ο(`^´*))
いやいや!おい!俺主人公失格!!やめろ!!シャレにならん!
マジ読者の皆様が本気にするのでやめましょうね!
(一言,えー、次の主人公は…)
はい!すみませんでした!!俺が悪かったです!!!お許しください!!!!
(一言,えー、土下座してくれたら…)
さぁ、次に行きましょう!
(一言,…)
一言で何も言わないってなに!
(一言,土下座…)
さぁ、次に行きましょう!
(一言,次の主人公は…)
はい、俺が悪かったです。申し訳ありませんでした(土下座)
(一言,さぁ、次に行きましょう!)
え?俺の土下座、無かったことにされてない?
(一言,さぁ、次に行きましょう!)
このギシギシとなるキシミは僕を早足にさせる原因だ。
廊下を曲がると、月詠の姿がある。
窓がなく冷たい風が容赦なく入って来るこの廊下は、天照もイザナミも勿論僕からも、気に入られなかった。
しかし、月詠は違うようだ。
僕なら月詠を探すとしたら一番にこの廊下に来るだろう。
それほど、月詠はこの廊下から離れようとはしない。
数日前の大災害で、ここも端の方が壊れかけたが、少しだけだったので今はほぼ元通りだ。
何故かこの廊下だけは、被害が少ない。
イザナミだけが壊したと思っていたが、月詠も力を貸していたのかもしれない。
そうなれば、月詠の大好きな廊下が壊されていない理由が納得できる。
ギシギシとなる廊下を早足で歩く。
その音に月詠が気付いたようだ。
僕は寒さを我慢し、月詠の隣に腰掛けた。
「鳥の声が聞こえるよ。」
「うん。」
「落ち着く。」
「寒いけどね」
「でも、ここが一番いい場所なんだ。」
「月詠はほんとに好きだよね、この廊下。」
「うん。ここに来て一番良かったこと。」
「他には?」
「まだ探してるけど、お姉ちゃんができたこともいいこと。
それに、イザナミやイザナギと出会えた事も、いいこと。」
「そっか、僕も探してみるよ。いいこと。」
「うん!」
とその笑顔な月詠はとても温かかった。
「仕事は決まった?」
「いや、仕事ってどうすればいいんだ?」
「お姉ちゃんから説明受けてない?」
「…受けてない。」
「あらら、仕事はね役場に行って、仕事申請書をもらうんだよ。
その申請書を見た人が役者を通して、仕事をくれる。」
「なんだか、役所っていきなり現実的だな。」
「行くまでは気おつけてね。神がりやハンターに捕まらないようにね。」
「神がり?ハンター?」
聞き覚えのない言葉に俺は戸惑ってしまった。
「ああ、神を捕まえて奴隷にする人達だよ。ハンターは正式な依頼がない限り動かないけど、神がりの人達よりも捕まえるのが上手。
ハンターは特殊な武器を持っている人もいるしね。
神がりは正式な依頼なんてなくても『神』って聞くと、捕まえようとする。
ハンターに比べて武器とかは持ってないけど、神がりの人の方が多い。
あと、ハンターは奴隷にするっていうより監獄に入れられる事が多いかな。
神がりの方がよく奴隷にされる。奴隷商との繋がりも神がりの方が強い。
神がりの方が雇うのが楽で、お金がかからないって言うのもあるから神が商品になりやすいんだって。」
と詳しい説明を聞いた後で、僕は言葉が出てこなかった。
現実味のなかった話が、現実を見せるようになった。
それだけで、僕は血の気が引いてしまった。
「さぁ、役所に行こうか!」
そんな月詠の笑顔が先程の話が嘘のように思わせた。
いや、よくやった方だと思うよ。
何も出来ないはずの僕がこんな事が出来る様にまでなったんだから。
そう思いながら、ギシギシとなる廊下を歩く。
ギャグではないが、老化した廊下は、あまり好きではない。
もう一度言うが、ギャグではない。
(一言,いや、これはギャグです)
あれ?何でまた出てきたのかなぁ?出てくるなって言ったよね?(怒)
(一言,じゃあ、もうお前出さない!ο(`^´*))
いやいや!おい!俺主人公失格!!やめろ!!シャレにならん!
マジ読者の皆様が本気にするのでやめましょうね!
(一言,えー、次の主人公は…)
はい!すみませんでした!!俺が悪かったです!!!お許しください!!!!
(一言,えー、土下座してくれたら…)
さぁ、次に行きましょう!
(一言,…)
一言で何も言わないってなに!
(一言,土下座…)
さぁ、次に行きましょう!
(一言,次の主人公は…)
はい、俺が悪かったです。申し訳ありませんでした(土下座)
(一言,さぁ、次に行きましょう!)
え?俺の土下座、無かったことにされてない?
(一言,さぁ、次に行きましょう!)
このギシギシとなるキシミは僕を早足にさせる原因だ。
廊下を曲がると、月詠の姿がある。
窓がなく冷たい風が容赦なく入って来るこの廊下は、天照もイザナミも勿論僕からも、気に入られなかった。
しかし、月詠は違うようだ。
僕なら月詠を探すとしたら一番にこの廊下に来るだろう。
それほど、月詠はこの廊下から離れようとはしない。
数日前の大災害で、ここも端の方が壊れかけたが、少しだけだったので今はほぼ元通りだ。
何故かこの廊下だけは、被害が少ない。
イザナミだけが壊したと思っていたが、月詠も力を貸していたのかもしれない。
そうなれば、月詠の大好きな廊下が壊されていない理由が納得できる。
ギシギシとなる廊下を早足で歩く。
その音に月詠が気付いたようだ。
僕は寒さを我慢し、月詠の隣に腰掛けた。
「鳥の声が聞こえるよ。」
「うん。」
「落ち着く。」
「寒いけどね」
「でも、ここが一番いい場所なんだ。」
「月詠はほんとに好きだよね、この廊下。」
「うん。ここに来て一番良かったこと。」
「他には?」
「まだ探してるけど、お姉ちゃんができたこともいいこと。
それに、イザナミやイザナギと出会えた事も、いいこと。」
「そっか、僕も探してみるよ。いいこと。」
「うん!」
とその笑顔な月詠はとても温かかった。
「仕事は決まった?」
「いや、仕事ってどうすればいいんだ?」
「お姉ちゃんから説明受けてない?」
「…受けてない。」
「あらら、仕事はね役場に行って、仕事申請書をもらうんだよ。
その申請書を見た人が役者を通して、仕事をくれる。」
「なんだか、役所っていきなり現実的だな。」
「行くまでは気おつけてね。神がりやハンターに捕まらないようにね。」
「神がり?ハンター?」
聞き覚えのない言葉に俺は戸惑ってしまった。
「ああ、神を捕まえて奴隷にする人達だよ。ハンターは正式な依頼がない限り動かないけど、神がりの人達よりも捕まえるのが上手。
ハンターは特殊な武器を持っている人もいるしね。
神がりは正式な依頼なんてなくても『神』って聞くと、捕まえようとする。
ハンターに比べて武器とかは持ってないけど、神がりの人の方が多い。
あと、ハンターは奴隷にするっていうより監獄に入れられる事が多いかな。
神がりの方がよく奴隷にされる。奴隷商との繋がりも神がりの方が強い。
神がりの方が雇うのが楽で、お金がかからないって言うのもあるから神が商品になりやすいんだって。」
と詳しい説明を聞いた後で、僕は言葉が出てこなかった。
現実味のなかった話が、現実を見せるようになった。
それだけで、僕は血の気が引いてしまった。
「さぁ、役所に行こうか!」
そんな月詠の笑顔が先程の話が嘘のように思わせた。
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