異世界で神様はまさかの奴隷!?

サクラ

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第2章

2-1

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彼女の名は、木花開耶姫命だそうだ。
長い!!この上なく長い!
長いので開耶姫と短縮することにした。
まぁ、神の名等短縮されたものばかりだ。
俺だって本当は伊邪那岐命という長い名のはずだ。
それをイザナギと端折っているんだ。
俺達が勝手に端折ったっていいじゃないか!
「じゃあ!開耶ちゃんだね!」
と人のあだ名を付けるのが大の得意なイザナミ。
また勝手に命名してる。
「それいいですね!今度から開耶ともうさせて頂きます。」
と何故か丁寧に頭を下げている。
この子…本当に子供か?
見た目が子供なだけで、実年齢はお婆ちゃんなのではないか?
「ねーねー!」
とイザナミが僕の方を見てきた。
「開耶ちゃんって、どんな神様?」
と可愛く聞いてきた。
設定上忘れないで欲しいが、イザナミは可愛かろうが男子だ。
そして、俺はホモではない。BLなんてお断りだ。
僕は頭の奥にある記憶を呼び起こす。
「確か、桜の神様じゃなかったか?
その強大な力で富士山の噴火も抑えているとか、いないとか…」
「どっちよ!」
とイザナミから鋭い突っ込みをくらった所で、開耶姫はさらに姿勢を正す。
「その他にも、お酒の神として務めております。」
と言った。子供でお酒の神…
何故これ程までにも、開耶姫が大人びているか分かった気がした。
「それに僕達は、本当の神様なら身内なんだよー!」
と月詠が更なる説明をする。
まぁその話は、かなり有名な話だ。
「お姉ちゃんの子供だったかな?
瓊杵っていう人の神様の奥さんなんだよー!」
と何故かテンションが高い月詠。
親戚に会えて興奮しいるのだろうか。
「えー!奥さん!!」
と何故か少し外れた所に反応するイザナミ。
開耶姫が大人びていて良かったと思う。
開耶姫までもがこの2人のように、暴れだしては、たまったものではない。
僕1人では、どうにも抑えられないぞ。
外を見ればすっかり日が暮れている。
いや!日が経つの早すぎない?
アインシュタインの相対性理論だろうか?
それにしても早い気が…
ガラガラ
とそこへ天照が帰ってきた。
天照は、にこやかな笑顔をしている。
その笑顔を見ていると、俺まで口角が上がってくる。
勿論、頭には変な線が引かれている。

天照の笑顔はこの上なく怖い。
あんな笑顔をもう2度と見たくないと思っている。
「なんで、人が増えとん?」
とまだ笑顔の天照が帰ってきてから、1番初めに言った言葉だった。
世界一怖いお化け屋敷よりも、怖い。
天照は神様ではなく、お化けか幽霊に転生するべきだと思う。
そんなこと、口が裂けても言えないが。
「勝手に上がり申し訳ございません。
私は、木花開耶姫命と申します。
自己紹介が遅れ、申し訳ありません。」
とまたもや丁寧な挨拶。
この丁寧さをイザナミや天照に見習って貰いたいものだ。
とそう思った瞬間、2つの視線が僕の体に突き刺さった気がした。
天照はともかく、イザナミは変な所に鋭いなと新たな発見をした。
いや、別にしなくてもいい発見だな。
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