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第一章
6話 血まみれの男
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「おーい、これでいいのかい」
「ああ」
村人は飼っていた豚を一頭殺し、大きな木にぶら下げた。その切り裂かれた首から血が溢れ、したたり落ちる。その血をバケツに集めたものが名無しの元に渡された。
リックは首を傾げながら名無しに聞いた。
「そんなものどうしようっていうんだ」
「これを頭からかぶる。奴らは血のにおいに惹かれて勝手に俺の所に集まってくるだろう」
「そんな……大丈夫なのか?」
「大丈夫さ。でもみんなは俺の言う通り、家の外には出ないでくれよ。危険だからな」
これは単純に名無しが村人を気遣っただけではなかった。村人にウロウロされては自分自身が動きにくい。これが理由であった。
「じゃ、じゃあ頼むな」
「ああ」
時刻は日の暮れ。沈み行く夕日に照らされながら、名無しはバケツ一杯の豚の血を頭からかぶった。むせかえるような血の匂い。その匂いに名無しのスイッチが入る。
「来い。化け物ども……」
名無しは血を滴らせながら害獣に荒らされたという畑に潜んだ。そうする事数時間。すっかり夜になった時、名無しは動いた。
その耳にはかすかに魔猪が唸る声が届いていた。名無しは素早くその音の元に現れる。
「フゴッフゴッ」
魔物は名無しから漂う血の匂いに興奮したようだ。甲高く鳴くと、ぞろぞろと仲間が集まってきた。魔物に囲まれた名無しだが、まるで歌うように上機嫌に魔物を煽った。
「来いよ、豚野郎」
名無しは小剣を抜くと、まずは目の前の一頭の首を両断する。その魔物の頭を足場にしてさらに一頭。振り返りざまに二頭に切りつけ、もう一頭の首を羽交い締めにする。そのまま真一文字に喉を切り裂いた。
「ほら、餌は俺だ」
名無しはいつものあの冷たい炎が体に点るのを感じた。
――生きている。哀れな魔物が無様な悲鳴を上げる度、血を吹いて倒れる度、名無しの感覚は研ぎ澄まされてく。
「ブギイイイイイイイ!」
何匹かが劣勢を感じて逃げていくのを名無しは見逃さなかった。残った数頭にとどめを刺すと、名無しはその方向に走って行く。
夜の闇は名無しの独壇場だった。獣並の視覚と嗅覚。やがて魔物は森の中に入っていった。
「ここが群れの住処か」
名無しがそこに立ち入ると、現れたのは一際体の大きな魔猪だった。おそらくはこの群れのボスである。
「ブオオオオオオオオオオオオオ!!」
その魔物は大きな鳴き声で名無しを牽制した。しかしそれにひるむような男ではない。名無しは近くの木を蹴り上げると、その反動で飛びあがった。そして魔物の背中に取つくと、その目を小剣で突く。
「グアアアアアア!!」
両の目の視界を奪われた魔物は名無しを乗せたまま、滅茶苦茶に暴れ回った。名無しは絶妙なバランスでその背中に乗ったまま、何度も何度もその体に剣を突き刺した。
「なかなか丈夫だな」
名無しは楽しんでいた。この一方的な殺戮を。やがて魔物が血を失いすぎて動かなくなってもしばらく小剣を突き刺すのをやめなかった。
「……死んだか」
突き刺しても反応がなくなったのを見届けて、名無しはようやくその背中から降りた。ぬるり、と小剣が血と脂で滑る。名無しはそこにあった池でそれを洗い流そうとした。すると微かな声が聞こえる。
「ぴいいい」
その声は池の側の穴蔵から聞こえていた。名無しが覗くと、そこには魔獣の子供が震えながら身を寄せていた。
「なんだ。子供がいたのか」
名無しは手を伸ばすと――その子供達の首をすべてへし折った。
「……終わった」
名無しは池で血と脂に濡れた手を洗った。ふと、その頭から滴る血に気づく。それは最初に浴びた豚の血、そして屠った魔物達の血であった。
「この方が早いな」
名無しはそのまま全身を池に沈めた。ゴシゴシと顔を洗い、空を見上げる。不思議なほど静かな森の木の切れ目から、煌々と月が照っていた。
名無しは立ったまましばらくその月を見ていた。すると池の水面が鏡のようになり、名無しの姿を映した。なにげなくその姿を見た名無しは、次の瞬間水面を蹴り上げていた。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
その水面に映っていたのは――少なくとも名無しの目に見えたのは闇の中で爛々と目を光らせ、ニタリと笑う不気味な男だったのだ。急に名無しの耳に先程の魔物の子供の泣き声が聞こえた気がした。
「……くそっ」
名無しは毒づくと、池から出て村に向かって駆け出した。
「……クロエ!」
なぜだろう。名無しはたまらなくクロエに会いたくなった。やがて村が近づいて来る。人家の明かり。名無しは徐々に昂ぶっていた感情が落ち着いていくのを感じた。
「あー! パパだー!」
「おーいアル! お手柄だな!」
クロエとリックの声がする。そこは村人達が総出で魔物の死骸を片付けている真っ最中だった。村人達はみなそれぞれに名無しの魔物退治の腕を褒め称えた。
「いやあ、助かった! これでこの冬を無事に過ごす事ができる!」
「あんたのおかげだ」
名無しはなんだかむずがゆい気持ちになってぽりぽりと頬を掻いた。
「さ、これでも飲んだ!」
リックがエールの入ったジョッキを差し出した。
「いや俺は酒は……」
「なんだ飲めないのか?」
「いやそんなことはないが」
「じゃあ飲んだ飲んだ! 主役がそれじゃ締まらないぜ!」
名無しは判断力が鈍るのを避けて飲んでいなかった酒を口にした。
「……うまい」
「よし、これも食え! な! がははは」
名無しが血を採る為に殺された豚はローストやシチューにされて村人に振る舞われていた。村はまるで祭りのような騒ぎで、魔物退治を喜んでいた。
「ああ」
村人は飼っていた豚を一頭殺し、大きな木にぶら下げた。その切り裂かれた首から血が溢れ、したたり落ちる。その血をバケツに集めたものが名無しの元に渡された。
リックは首を傾げながら名無しに聞いた。
「そんなものどうしようっていうんだ」
「これを頭からかぶる。奴らは血のにおいに惹かれて勝手に俺の所に集まってくるだろう」
「そんな……大丈夫なのか?」
「大丈夫さ。でもみんなは俺の言う通り、家の外には出ないでくれよ。危険だからな」
これは単純に名無しが村人を気遣っただけではなかった。村人にウロウロされては自分自身が動きにくい。これが理由であった。
「じゃ、じゃあ頼むな」
「ああ」
時刻は日の暮れ。沈み行く夕日に照らされながら、名無しはバケツ一杯の豚の血を頭からかぶった。むせかえるような血の匂い。その匂いに名無しのスイッチが入る。
「来い。化け物ども……」
名無しは血を滴らせながら害獣に荒らされたという畑に潜んだ。そうする事数時間。すっかり夜になった時、名無しは動いた。
その耳にはかすかに魔猪が唸る声が届いていた。名無しは素早くその音の元に現れる。
「フゴッフゴッ」
魔物は名無しから漂う血の匂いに興奮したようだ。甲高く鳴くと、ぞろぞろと仲間が集まってきた。魔物に囲まれた名無しだが、まるで歌うように上機嫌に魔物を煽った。
「来いよ、豚野郎」
名無しは小剣を抜くと、まずは目の前の一頭の首を両断する。その魔物の頭を足場にしてさらに一頭。振り返りざまに二頭に切りつけ、もう一頭の首を羽交い締めにする。そのまま真一文字に喉を切り裂いた。
「ほら、餌は俺だ」
名無しはいつものあの冷たい炎が体に点るのを感じた。
――生きている。哀れな魔物が無様な悲鳴を上げる度、血を吹いて倒れる度、名無しの感覚は研ぎ澄まされてく。
「ブギイイイイイイイ!」
何匹かが劣勢を感じて逃げていくのを名無しは見逃さなかった。残った数頭にとどめを刺すと、名無しはその方向に走って行く。
夜の闇は名無しの独壇場だった。獣並の視覚と嗅覚。やがて魔物は森の中に入っていった。
「ここが群れの住処か」
名無しがそこに立ち入ると、現れたのは一際体の大きな魔猪だった。おそらくはこの群れのボスである。
「ブオオオオオオオオオオオオオ!!」
その魔物は大きな鳴き声で名無しを牽制した。しかしそれにひるむような男ではない。名無しは近くの木を蹴り上げると、その反動で飛びあがった。そして魔物の背中に取つくと、その目を小剣で突く。
「グアアアアアア!!」
両の目の視界を奪われた魔物は名無しを乗せたまま、滅茶苦茶に暴れ回った。名無しは絶妙なバランスでその背中に乗ったまま、何度も何度もその体に剣を突き刺した。
「なかなか丈夫だな」
名無しは楽しんでいた。この一方的な殺戮を。やがて魔物が血を失いすぎて動かなくなってもしばらく小剣を突き刺すのをやめなかった。
「……死んだか」
突き刺しても反応がなくなったのを見届けて、名無しはようやくその背中から降りた。ぬるり、と小剣が血と脂で滑る。名無しはそこにあった池でそれを洗い流そうとした。すると微かな声が聞こえる。
「ぴいいい」
その声は池の側の穴蔵から聞こえていた。名無しが覗くと、そこには魔獣の子供が震えながら身を寄せていた。
「なんだ。子供がいたのか」
名無しは手を伸ばすと――その子供達の首をすべてへし折った。
「……終わった」
名無しは池で血と脂に濡れた手を洗った。ふと、その頭から滴る血に気づく。それは最初に浴びた豚の血、そして屠った魔物達の血であった。
「この方が早いな」
名無しはそのまま全身を池に沈めた。ゴシゴシと顔を洗い、空を見上げる。不思議なほど静かな森の木の切れ目から、煌々と月が照っていた。
名無しは立ったまましばらくその月を見ていた。すると池の水面が鏡のようになり、名無しの姿を映した。なにげなくその姿を見た名無しは、次の瞬間水面を蹴り上げていた。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
その水面に映っていたのは――少なくとも名無しの目に見えたのは闇の中で爛々と目を光らせ、ニタリと笑う不気味な男だったのだ。急に名無しの耳に先程の魔物の子供の泣き声が聞こえた気がした。
「……くそっ」
名無しは毒づくと、池から出て村に向かって駆け出した。
「……クロエ!」
なぜだろう。名無しはたまらなくクロエに会いたくなった。やがて村が近づいて来る。人家の明かり。名無しは徐々に昂ぶっていた感情が落ち着いていくのを感じた。
「あー! パパだー!」
「おーいアル! お手柄だな!」
クロエとリックの声がする。そこは村人達が総出で魔物の死骸を片付けている真っ最中だった。村人達はみなそれぞれに名無しの魔物退治の腕を褒め称えた。
「いやあ、助かった! これでこの冬を無事に過ごす事ができる!」
「あんたのおかげだ」
名無しはなんだかむずがゆい気持ちになってぽりぽりと頬を掻いた。
「さ、これでも飲んだ!」
リックがエールの入ったジョッキを差し出した。
「いや俺は酒は……」
「なんだ飲めないのか?」
「いやそんなことはないが」
「じゃあ飲んだ飲んだ! 主役がそれじゃ締まらないぜ!」
名無しは判断力が鈍るのを避けて飲んでいなかった酒を口にした。
「……うまい」
「よし、これも食え! な! がははは」
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