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絶対働かないマン、立ち上がりかける。
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リビングに現れた夏葉は小さくあくびをしながら、テレビのリモコンに手を伸ばす。
特段観たい番組もないのか、ひたすらザッピングを続けている。
夏葉の頭にはぴんと跳ねた立派な寝癖。
どうやらついさっきまで寝ていたらしい。
時刻はすでに午後二時を過ぎ、テレビはチャンネルを変えても、変えても、似たような、ワイドショー。
無職の朝は遅いのだ。
「ねえ、お兄ちゃんはどうして絶対働かないマンになろうと思ったの?」
夏葉は視線をテレビに向けたまま言う。
昨日の俺の働かない宣言に多少は衝撃を受けたらしい。
自分が無職の上に、兄まで無職宣言をされれば、それも無理はない。
「まあ、働くって手もなくはない。派遣でもバイトでもいいから、どこかに勤めて、一生懸命頑張る。そうしているうちに、運が良ければ、頑張りを認めてもらったり、社長に気に入られたりして、正社員にしてもらえるかもしれない」
「そうだね。お兄ちゃんも三十歳はすぎたけど、まだまだ若いし」
「……そう、働くって手もなくはないんだ。なくはない。……だがな、俺は働かんっ! 絶対に働かん!」
「ど、どうして!? どうしてそんな力強く働かないの?」
「それはな。俺は運も良くないし、頑張りを認められるほど頑張らないし、社長に気に入られるどころか、なんだったら誰からも好感度が低いからだ!」
「お兄ちゃん、なんでそんなことを自信満々に……。すごい。逆にすごいよ!」
「ああ、そうだ。端的に言って、俺は就職に向いてない! だから無職で突き抜けてみせる」
俺は自他ともに認める気難しい性格。
協調性がなく、言わなくてもいいことを正直に口にしてしまうタイプだ。
就職はどのジャンルでも基本的に集団行動。
集団行動の輪を乱す俺はどの系統の仕事に就こうが、適正はない。
個人事業であるライトノベルですら担当編集とのやり取りにストレスを感じていたのだから。
「いいか、夏葉。向いてないことはやらないのが一番。苦手なことを一生懸命やったって成果はでない。人間っていうのはそういう風にできてるんだ」
「さすがだよ、お兄ちゃん。全ジャンルの仕事を向いてないでバッサリ切っちゃうなんて……。普通の人にできる芸当じゃないよ。なんか大物っぽい」
「そうだろ。それにもう一つ大事な理由がある」
「なに、お兄ちゃん」
「俺の同級生は大学を出て、すでに十年近く働いている。それぞれポジションもあがり、責任のある仕事を任されて、給料もそれなりに上がっているだろう。仮に俺が明日から就職活動をしたところで、新卒であいつらが入った会社には入れん。おそらく、そこそこブラックで、給料も安いそんな会社だ。そこで我慢して、我慢しまくって働いたところで、追いつくことはもはや不可能! ならば俺は働かん! 絶対にだ!」
「……これまでの自分が悪かったって反省するつもりはないんだね」
「あるわけないだろう。俺は自分に優しい。俺は無職だぞ。自分が優しくしなくて、誰が無職に優しくしれくれるんだ。無職を舐めるな!」
「……格好いい。なんだか振り切れてて、逆に頼り甲斐を感じるよ!」
夏葉はもはやワイドショーなど観ていない。憧れの気持ちが籠っているのであろう、キラキラとした目で俺を見つめている。
「一発逆転。俺はそれにすべてを賭ける!」
「じゃあ、私は賭けているお兄ちゃんに賭けるよ!」
「ああ、安心して賭けろ。貯金が尽きる前にどうにかする。ビッグななにかをやる。最終的には社長的ななにかにな」
「社長的ななにか……。出来る気がするよ。お兄ちゃんなら、絶対に」
「ああ。俺がそのなにかになったら。夏葉を副なにかに任命してやる」
「ありがとう、お兄ちゃん! 約束だよっ。絶対に副なにかしてねっ!」
夏葉はそう言うと、無邪気に俺の腕にぎゅっとしがみつく。
子供の頃からこうだった。
なにかあると、いつも俺の腕にしがみついて……。
さすがに大人になってまでこれをやられると、少々照れる。それに……胸が……。
「う、うむ。任せておけ。お前は次期副なにかだ」
俺はそっと腕から夏葉の身体を遠ざける。
「よーし。やるぞー副のなにかを。右腕的ななにかになるぞー!」
立ち上がり、高々と右の拳を突き上げる夏葉。
実に可愛い妹だ。素直で純朴で、いつも笑顔を絶やさない。
この可愛い妹のためにも、俺は立ち上がらなければならない。そして堂々と歩まねばならない。……この険しい無職道を。
「それで、それでえ、お兄ちゃんはなにするの?」
「そう。そこだ。働かず、それでいて一発逆転できるほどの収入。できれば、肩書、世間的な地位も欲しい。これは非常に困難なことだ」
「そうだね。普通は図々しいって言われちゃうかもね」
「たしかに図々しい。こんな願望は実に図々しい。だがな、あえて俺はそこを狙いたい。図々しい願望のなにが悪い。とことん図々しい夢を見て、チャレンジしまくる。ダメだったら次!
身の丈に合ったことなんか最後の最後にやればいいんだ」
「うんうん。そうだよね。それでその図々しい作戦は?」
夏葉は身を乗り出して、俺の話を聞いている。
本気で聞きたい人間の態度だ。
それはまさに俺の計画を披露するにふさわしい態度でもある。
「夏葉よ。お前はlineを使っているか?」
「もちろんだよ。通話も無料になるし」
「だな。ならば、lineでスタンプを使うことはあるか?」
「普通に使うけど……」
「そのlineスタンプを作り、販売する!」
俺は満を持して自らの計画を披露する。
無職でどう生きるか……。
この数日こればかりを考えてきた。
アフィリエイト、ネットオークション、ユーチューバー……。
様々な可能性のなかから、俺が導き出した結論――。
それがlineスタンプ制作だ。
「lineスタンプ? ……それって一般の人が作れるの?」
「実は誰でも作れる。クリエーターズスタンプといってな、スタンプを作って申請するだけで誰でも販売できる。しかもランキング上位となると、とんでもない収入になる。月収何百万という人もいるらしい」
「何百……。ほぼほぼ石油王だよっ! ほぼ石油王的存在と言っても過言じゃないよっ!」
「そうだ。何百万はほぼ石油王的存在と言っても過言ではない。俺がほぼ石油王的存在といってもってことは、夏葉、お前は必然的に副ほぼ石油王的存在に就任するってことだ」
「副ほぼ石油王的存在っ! もはやなにをする係かまったくわからいけど、私、頑張るよ。全力で副ほぼ石油王的存在をまっとうするよ!」
「ああ、しっかりやってくれよ」
「うんうん。そうか。Lineスタンプで石油王的存在かー。さすがお兄ちゃん。目のつけ所が違うね」
「だろ。なにせ俺は考える無職だからな」
「たしかに。お兄ちゃんは昔から考える人だったねえ。でもお兄ちゃんが絵も描けたなんてしらなかったよ。絵を描いてるとこなんて見たことなかったから。ずっと一緒のお兄ちゃんなのに……。自分の観察力のなさが情けないよ」
「夏葉よ、嘆く必要はないぞ。お前が見たことないのも無理はない。……なにせ描いたことがないからな!」
「…………!」
目を大きく見開き、すべての動きを停止する夏葉。口もなにか言葉を発しようとした直前の状態で止まってしまった。
どうやら俺が絵を描いたことがないことに衝撃を受けているらしい。
――まったく困った早とちりさんだ!
夏葉はLineスタンプを作るという計画を知った時点で俺が絵を描けると早合点したようだ。
しかし、これは二重の勘違いしている状態だ。
まずlineスタンプを勘違いしている。そしてなにより無職を勘違いしている!
……仕方がない。可愛い妹のために詳しく説明してやらなければいけないだろう。
「いいか、lineスタンプは別にイラストでなくとも登録できる。写真でもOKだ。それからだ……。俺は将来ほぼ石油王的存在になるとはいえ、現在は無職だ。無職がイラストの出来を気にしてなんになるんだ! 好きにかけばいいんだよ。ヘタウマだ、ヘタウマ!」
俺はアメリカ大統領の演説のごとく、堂々と威厳たっぷりかつオーバーリアクション気味にそう宣言する。
「ヘタウマ……」
「そうだ。ヘタウマだ。そもそも流行ってるlineスタンプなんか、大体がヘタウマだろ。リラックマなんか上手いんだか、下手なんだか、さっぱりわからねえ!」
「リラックマを悪し様に……。勢いが凄いね」
「無職に一番必要なのは勢いだ! お兄ちゃんはやるぞ。ほぼ石油王的存在への第一歩として俺はイラストレイターになる! 見てろ、リラックマ! 吠え面かくなよ、キイロイトリ!」
「リラックマ系はわりと無表情なキャラだから吠え面は……。でも、その自信、素敵だよ。私応援するね」
一瞬、濁った夏葉の目が、再びキラキラとした輝きを取り戻す。もちろんその視線が向けられている先は俺だ。
――この目の輝きに応えねばなるまい。
なぜなら俺は無職界のトップランナー、絶対働かないマンだからだ!
やってやる……。
俺を白い目で見てきた親戚たち。そして疎遠になった学生時代の友達たち……。
見てろ、その目の色を変えてみせる。
俺はやる……。
……明日から。
今日はもう夕方になっちゃうから、明日から。
特段観たい番組もないのか、ひたすらザッピングを続けている。
夏葉の頭にはぴんと跳ねた立派な寝癖。
どうやらついさっきまで寝ていたらしい。
時刻はすでに午後二時を過ぎ、テレビはチャンネルを変えても、変えても、似たような、ワイドショー。
無職の朝は遅いのだ。
「ねえ、お兄ちゃんはどうして絶対働かないマンになろうと思ったの?」
夏葉は視線をテレビに向けたまま言う。
昨日の俺の働かない宣言に多少は衝撃を受けたらしい。
自分が無職の上に、兄まで無職宣言をされれば、それも無理はない。
「まあ、働くって手もなくはない。派遣でもバイトでもいいから、どこかに勤めて、一生懸命頑張る。そうしているうちに、運が良ければ、頑張りを認めてもらったり、社長に気に入られたりして、正社員にしてもらえるかもしれない」
「そうだね。お兄ちゃんも三十歳はすぎたけど、まだまだ若いし」
「……そう、働くって手もなくはないんだ。なくはない。……だがな、俺は働かんっ! 絶対に働かん!」
「ど、どうして!? どうしてそんな力強く働かないの?」
「それはな。俺は運も良くないし、頑張りを認められるほど頑張らないし、社長に気に入られるどころか、なんだったら誰からも好感度が低いからだ!」
「お兄ちゃん、なんでそんなことを自信満々に……。すごい。逆にすごいよ!」
「ああ、そうだ。端的に言って、俺は就職に向いてない! だから無職で突き抜けてみせる」
俺は自他ともに認める気難しい性格。
協調性がなく、言わなくてもいいことを正直に口にしてしまうタイプだ。
就職はどのジャンルでも基本的に集団行動。
集団行動の輪を乱す俺はどの系統の仕事に就こうが、適正はない。
個人事業であるライトノベルですら担当編集とのやり取りにストレスを感じていたのだから。
「いいか、夏葉。向いてないことはやらないのが一番。苦手なことを一生懸命やったって成果はでない。人間っていうのはそういう風にできてるんだ」
「さすがだよ、お兄ちゃん。全ジャンルの仕事を向いてないでバッサリ切っちゃうなんて……。普通の人にできる芸当じゃないよ。なんか大物っぽい」
「そうだろ。それにもう一つ大事な理由がある」
「なに、お兄ちゃん」
「俺の同級生は大学を出て、すでに十年近く働いている。それぞれポジションもあがり、責任のある仕事を任されて、給料もそれなりに上がっているだろう。仮に俺が明日から就職活動をしたところで、新卒であいつらが入った会社には入れん。おそらく、そこそこブラックで、給料も安いそんな会社だ。そこで我慢して、我慢しまくって働いたところで、追いつくことはもはや不可能! ならば俺は働かん! 絶対にだ!」
「……これまでの自分が悪かったって反省するつもりはないんだね」
「あるわけないだろう。俺は自分に優しい。俺は無職だぞ。自分が優しくしなくて、誰が無職に優しくしれくれるんだ。無職を舐めるな!」
「……格好いい。なんだか振り切れてて、逆に頼り甲斐を感じるよ!」
夏葉はもはやワイドショーなど観ていない。憧れの気持ちが籠っているのであろう、キラキラとした目で俺を見つめている。
「一発逆転。俺はそれにすべてを賭ける!」
「じゃあ、私は賭けているお兄ちゃんに賭けるよ!」
「ああ、安心して賭けろ。貯金が尽きる前にどうにかする。ビッグななにかをやる。最終的には社長的ななにかにな」
「社長的ななにか……。出来る気がするよ。お兄ちゃんなら、絶対に」
「ああ。俺がそのなにかになったら。夏葉を副なにかに任命してやる」
「ありがとう、お兄ちゃん! 約束だよっ。絶対に副なにかしてねっ!」
夏葉はそう言うと、無邪気に俺の腕にぎゅっとしがみつく。
子供の頃からこうだった。
なにかあると、いつも俺の腕にしがみついて……。
さすがに大人になってまでこれをやられると、少々照れる。それに……胸が……。
「う、うむ。任せておけ。お前は次期副なにかだ」
俺はそっと腕から夏葉の身体を遠ざける。
「よーし。やるぞー副のなにかを。右腕的ななにかになるぞー!」
立ち上がり、高々と右の拳を突き上げる夏葉。
実に可愛い妹だ。素直で純朴で、いつも笑顔を絶やさない。
この可愛い妹のためにも、俺は立ち上がらなければならない。そして堂々と歩まねばならない。……この険しい無職道を。
「それで、それでえ、お兄ちゃんはなにするの?」
「そう。そこだ。働かず、それでいて一発逆転できるほどの収入。できれば、肩書、世間的な地位も欲しい。これは非常に困難なことだ」
「そうだね。普通は図々しいって言われちゃうかもね」
「たしかに図々しい。こんな願望は実に図々しい。だがな、あえて俺はそこを狙いたい。図々しい願望のなにが悪い。とことん図々しい夢を見て、チャレンジしまくる。ダメだったら次!
身の丈に合ったことなんか最後の最後にやればいいんだ」
「うんうん。そうだよね。それでその図々しい作戦は?」
夏葉は身を乗り出して、俺の話を聞いている。
本気で聞きたい人間の態度だ。
それはまさに俺の計画を披露するにふさわしい態度でもある。
「夏葉よ。お前はlineを使っているか?」
「もちろんだよ。通話も無料になるし」
「だな。ならば、lineでスタンプを使うことはあるか?」
「普通に使うけど……」
「そのlineスタンプを作り、販売する!」
俺は満を持して自らの計画を披露する。
無職でどう生きるか……。
この数日こればかりを考えてきた。
アフィリエイト、ネットオークション、ユーチューバー……。
様々な可能性のなかから、俺が導き出した結論――。
それがlineスタンプ制作だ。
「lineスタンプ? ……それって一般の人が作れるの?」
「実は誰でも作れる。クリエーターズスタンプといってな、スタンプを作って申請するだけで誰でも販売できる。しかもランキング上位となると、とんでもない収入になる。月収何百万という人もいるらしい」
「何百……。ほぼほぼ石油王だよっ! ほぼ石油王的存在と言っても過言じゃないよっ!」
「そうだ。何百万はほぼ石油王的存在と言っても過言ではない。俺がほぼ石油王的存在といってもってことは、夏葉、お前は必然的に副ほぼ石油王的存在に就任するってことだ」
「副ほぼ石油王的存在っ! もはやなにをする係かまったくわからいけど、私、頑張るよ。全力で副ほぼ石油王的存在をまっとうするよ!」
「ああ、しっかりやってくれよ」
「うんうん。そうか。Lineスタンプで石油王的存在かー。さすがお兄ちゃん。目のつけ所が違うね」
「だろ。なにせ俺は考える無職だからな」
「たしかに。お兄ちゃんは昔から考える人だったねえ。でもお兄ちゃんが絵も描けたなんてしらなかったよ。絵を描いてるとこなんて見たことなかったから。ずっと一緒のお兄ちゃんなのに……。自分の観察力のなさが情けないよ」
「夏葉よ、嘆く必要はないぞ。お前が見たことないのも無理はない。……なにせ描いたことがないからな!」
「…………!」
目を大きく見開き、すべての動きを停止する夏葉。口もなにか言葉を発しようとした直前の状態で止まってしまった。
どうやら俺が絵を描いたことがないことに衝撃を受けているらしい。
――まったく困った早とちりさんだ!
夏葉はLineスタンプを作るという計画を知った時点で俺が絵を描けると早合点したようだ。
しかし、これは二重の勘違いしている状態だ。
まずlineスタンプを勘違いしている。そしてなにより無職を勘違いしている!
……仕方がない。可愛い妹のために詳しく説明してやらなければいけないだろう。
「いいか、lineスタンプは別にイラストでなくとも登録できる。写真でもOKだ。それからだ……。俺は将来ほぼ石油王的存在になるとはいえ、現在は無職だ。無職がイラストの出来を気にしてなんになるんだ! 好きにかけばいいんだよ。ヘタウマだ、ヘタウマ!」
俺はアメリカ大統領の演説のごとく、堂々と威厳たっぷりかつオーバーリアクション気味にそう宣言する。
「ヘタウマ……」
「そうだ。ヘタウマだ。そもそも流行ってるlineスタンプなんか、大体がヘタウマだろ。リラックマなんか上手いんだか、下手なんだか、さっぱりわからねえ!」
「リラックマを悪し様に……。勢いが凄いね」
「無職に一番必要なのは勢いだ! お兄ちゃんはやるぞ。ほぼ石油王的存在への第一歩として俺はイラストレイターになる! 見てろ、リラックマ! 吠え面かくなよ、キイロイトリ!」
「リラックマ系はわりと無表情なキャラだから吠え面は……。でも、その自信、素敵だよ。私応援するね」
一瞬、濁った夏葉の目が、再びキラキラとした輝きを取り戻す。もちろんその視線が向けられている先は俺だ。
――この目の輝きに応えねばなるまい。
なぜなら俺は無職界のトップランナー、絶対働かないマンだからだ!
やってやる……。
俺を白い目で見てきた親戚たち。そして疎遠になった学生時代の友達たち……。
見てろ、その目の色を変えてみせる。
俺はやる……。
……明日から。
今日はもう夕方になっちゃうから、明日から。
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