1 / 9
MAIN Data. 大未来世界
data№1 ちょっと前の話 変える訳 心配
しおりを挟む
地球の、とあるところ、ふたつの家がある。それぞれ同じ歳の子供が居り、1つは普通の家だが仲睦まじい、一方はリッチだが家にはほとんど家族が一緒にいることは無い。そして、そこの2つの家の子達はとても仲が良い。一瞬友達以上の関係かと錯覚するくらいには…。
夏空が掻き消されそうなくらいのミンミンゼミの鳴き声。クーラーがガンガン入っている部屋にも入ってくる。その部屋では2人が話し合っている途中だった。
「…で、お前はここに志望校変更するのか?」
「はい。これが夢なので!」
先生と話し合っている少年こと、刻尾 翔は力強く先生の言葉に反応する。
「そうか。じゃあここの学校に行くためには評定が…」
先生が説明を始める。外では元気にサッカー部がボールを蹴っている。
「ー今のままでも行けるだろ。おい、刻尾、聞いてるか」
「あ、はい。勿論です」
「…全く。しかし大丈夫なのか」
「何がですか?」
(何が大丈夫なんだろう? ああ)
「お前虹羽に言わなくていいのか?」
やはりというべきか翔の親友、虹羽 ゆうじの事だった。彼は前々からずっと同じ大学に進学しようと言われており、この前まで、夢が見つかるまでは一緒に行く気だった。そのため自分も今の所その大学に行くと伝えていた。しかし夢ができた今、その大学と夢は道が違い、学びたいことが学べないため他のところに行くことにしたのだ。
「彼にはサプライズ的な感じで言おうかなあって思ってるんです。」
(本当はもっと早く言うつもりだったけど、僕の夢は現実的では無いからあの現実主義の頑固者には辞めろと言われるに決まってる)。
すると先生は苦虫を噛み潰したような顔をして
「困ったことがあったら何か言えよ」
と言った。
何となく意味を察し笑顔で言葉を発する。
「アイツもきっと応援してくれますよ」
三者面談が終わり、帰路につこうと学校を出る。コンクリートからの熱気がすごく暑い。さっきまで冷えた部屋にいたお陰で少しは耐えられたが、すぐに汗が出てきた。暑さでぼーっと歩いていると曲がり角から人が出てきていることに気づかずぶつかってしまった。見上げる。ぶつかってしまったのは外国の人のようだった。
「わ、す、すみませんっ!」
咄嗟に謝ったが日本語だったため通じただろうか。
しかしその外国人は軽く会釈し僕とは反対方向に去っていった。
(今の人、目、綺麗だったな。その上イケメンだし)
「…世界はなんて残酷なんだッ」
誰もいない道端でカッコよく呟く。厨二病のように。
ーーーふざけている場合ではなかった。
帰ってゆうじとゲームする約束をしていた。早く帰らなければ沢山メッセージが来るだろう。考えたそばから《FINE》がメッセージが来たことを告げる。
(…ほらね)
『今帰る』と返信して駆け出した。家はまだ遠い。
夏空が掻き消されそうなくらいのミンミンゼミの鳴き声。クーラーがガンガン入っている部屋にも入ってくる。その部屋では2人が話し合っている途中だった。
「…で、お前はここに志望校変更するのか?」
「はい。これが夢なので!」
先生と話し合っている少年こと、刻尾 翔は力強く先生の言葉に反応する。
「そうか。じゃあここの学校に行くためには評定が…」
先生が説明を始める。外では元気にサッカー部がボールを蹴っている。
「ー今のままでも行けるだろ。おい、刻尾、聞いてるか」
「あ、はい。勿論です」
「…全く。しかし大丈夫なのか」
「何がですか?」
(何が大丈夫なんだろう? ああ)
「お前虹羽に言わなくていいのか?」
やはりというべきか翔の親友、虹羽 ゆうじの事だった。彼は前々からずっと同じ大学に進学しようと言われており、この前まで、夢が見つかるまでは一緒に行く気だった。そのため自分も今の所その大学に行くと伝えていた。しかし夢ができた今、その大学と夢は道が違い、学びたいことが学べないため他のところに行くことにしたのだ。
「彼にはサプライズ的な感じで言おうかなあって思ってるんです。」
(本当はもっと早く言うつもりだったけど、僕の夢は現実的では無いからあの現実主義の頑固者には辞めろと言われるに決まってる)。
すると先生は苦虫を噛み潰したような顔をして
「困ったことがあったら何か言えよ」
と言った。
何となく意味を察し笑顔で言葉を発する。
「アイツもきっと応援してくれますよ」
三者面談が終わり、帰路につこうと学校を出る。コンクリートからの熱気がすごく暑い。さっきまで冷えた部屋にいたお陰で少しは耐えられたが、すぐに汗が出てきた。暑さでぼーっと歩いていると曲がり角から人が出てきていることに気づかずぶつかってしまった。見上げる。ぶつかってしまったのは外国の人のようだった。
「わ、す、すみませんっ!」
咄嗟に謝ったが日本語だったため通じただろうか。
しかしその外国人は軽く会釈し僕とは反対方向に去っていった。
(今の人、目、綺麗だったな。その上イケメンだし)
「…世界はなんて残酷なんだッ」
誰もいない道端でカッコよく呟く。厨二病のように。
ーーーふざけている場合ではなかった。
帰ってゆうじとゲームする約束をしていた。早く帰らなければ沢山メッセージが来るだろう。考えたそばから《FINE》がメッセージが来たことを告げる。
(…ほらね)
『今帰る』と返信して駆け出した。家はまだ遠い。
0
あなたにおすすめの小説
グレート・プロデュース 〜密かに国をコントロールする最強のエージェントは、恋に落ちた王女を大帝王に即位させることができるのか?〜
青波良夜
ファンタジー
魔法と、魔導科学が進んだ強大な国、グランダメリス大帝国。
俺は、この国を陰からコントロールする秘密組織でエージェントとして働いている。
今回の任務は、豪華客船で行われる密売の現場を探ることだった。
その任務の途中、俺は第三継王家の王女『メリーナ・サンダーブロンド』と出会うことになる。
メリーナ王女は婚約しようとしていたのだが、俺の軽はずみな行動が彼女の運命を変えてしまった。
その後、なんやかんやあり、俺はメリーナ王女に惚れられることに……。
こんなことは、エージェントとしては絶対にあってはならないことだ。
というわけで、俺はメリーナ王女と別れ、二度と会わないよう工作をした。
それなのに、まさか再び出会うハメになるなんて……。
しかも次の任務は、メリーナを大帝王に即位させることだって!?
――これは最強のエージェントが、乙女の恋心に翻弄されながら、過去最難関のミッションに挑む物語である。
※『ノベルアップ+』、『ネオページ』にも投稿してます。
※『小説家になろう』『カクヨム』に投稿し、一度完結済みとなった作品です。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
従僕に溺愛されて逃げられない
大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL!
俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。
その傍らには、当然のようにリンがいる。
荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。
高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。
けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。
当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。
居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。
さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。
主従なのか、恋人なのか。
境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。
従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
【ご報告】
2月28日より、第五章の連載を再開いたします。毎週金・土・日の20時に更新予定です。
また、誤字脱字の修正および一部表現の見直しを行いました。ただし、記載内容の趣旨に大きな変更はございません。
引き続きよろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる