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MAIN Data. 大未来世界
data№1 ちょっと前の話 変える訳 心配
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地球の、とあるところ、ふたつの家がある。それぞれ同じ歳の子供が居り、1つは普通の家だが仲睦まじい、一方はリッチだが家にはほとんど家族が一緒にいることは無い。そして、そこの2つの家の子達はとても仲が良い。一瞬友達以上の関係かと錯覚するくらいには…。
夏空が掻き消されそうなくらいのミンミンゼミの鳴き声。クーラーがガンガン入っている部屋にも入ってくる。その部屋では2人が話し合っている途中だった。
「…で、お前はここに志望校変更するのか?」
「はい。これが夢なので!」
先生と話し合っている少年こと、刻尾 翔は力強く先生の言葉に反応する。
「そうか。じゃあここの学校に行くためには評定が…」
先生が説明を始める。外では元気にサッカー部がボールを蹴っている。
「ー今のままでも行けるだろ。おい、刻尾、聞いてるか」
「あ、はい。勿論です」
「…全く。しかし大丈夫なのか」
「何がですか?」
(何が大丈夫なんだろう? ああ)
「お前虹羽に言わなくていいのか?」
やはりというべきか翔の親友、虹羽 ゆうじの事だった。彼は前々からずっと同じ大学に進学しようと言われており、この前まで、夢が見つかるまでは一緒に行く気だった。そのため自分も今の所その大学に行くと伝えていた。しかし夢ができた今、その大学と夢は道が違い、学びたいことが学べないため他のところに行くことにしたのだ。
「彼にはサプライズ的な感じで言おうかなあって思ってるんです。」
(本当はもっと早く言うつもりだったけど、僕の夢は現実的では無いからあの現実主義の頑固者には辞めろと言われるに決まってる)。
すると先生は苦虫を噛み潰したような顔をして
「困ったことがあったら何か言えよ」
と言った。
何となく意味を察し笑顔で言葉を発する。
「アイツもきっと応援してくれますよ」
三者面談が終わり、帰路につこうと学校を出る。コンクリートからの熱気がすごく暑い。さっきまで冷えた部屋にいたお陰で少しは耐えられたが、すぐに汗が出てきた。暑さでぼーっと歩いていると曲がり角から人が出てきていることに気づかずぶつかってしまった。見上げる。ぶつかってしまったのは外国の人のようだった。
「わ、す、すみませんっ!」
咄嗟に謝ったが日本語だったため通じただろうか。
しかしその外国人は軽く会釈し僕とは反対方向に去っていった。
(今の人、目、綺麗だったな。その上イケメンだし)
「…世界はなんて残酷なんだッ」
誰もいない道端でカッコよく呟く。厨二病のように。
ーーーふざけている場合ではなかった。
帰ってゆうじとゲームする約束をしていた。早く帰らなければ沢山メッセージが来るだろう。考えたそばから《FINE》がメッセージが来たことを告げる。
(…ほらね)
『今帰る』と返信して駆け出した。家はまだ遠い。
夏空が掻き消されそうなくらいのミンミンゼミの鳴き声。クーラーがガンガン入っている部屋にも入ってくる。その部屋では2人が話し合っている途中だった。
「…で、お前はここに志望校変更するのか?」
「はい。これが夢なので!」
先生と話し合っている少年こと、刻尾 翔は力強く先生の言葉に反応する。
「そうか。じゃあここの学校に行くためには評定が…」
先生が説明を始める。外では元気にサッカー部がボールを蹴っている。
「ー今のままでも行けるだろ。おい、刻尾、聞いてるか」
「あ、はい。勿論です」
「…全く。しかし大丈夫なのか」
「何がですか?」
(何が大丈夫なんだろう? ああ)
「お前虹羽に言わなくていいのか?」
やはりというべきか翔の親友、虹羽 ゆうじの事だった。彼は前々からずっと同じ大学に進学しようと言われており、この前まで、夢が見つかるまでは一緒に行く気だった。そのため自分も今の所その大学に行くと伝えていた。しかし夢ができた今、その大学と夢は道が違い、学びたいことが学べないため他のところに行くことにしたのだ。
「彼にはサプライズ的な感じで言おうかなあって思ってるんです。」
(本当はもっと早く言うつもりだったけど、僕の夢は現実的では無いからあの現実主義の頑固者には辞めろと言われるに決まってる)。
すると先生は苦虫を噛み潰したような顔をして
「困ったことがあったら何か言えよ」
と言った。
何となく意味を察し笑顔で言葉を発する。
「アイツもきっと応援してくれますよ」
三者面談が終わり、帰路につこうと学校を出る。コンクリートからの熱気がすごく暑い。さっきまで冷えた部屋にいたお陰で少しは耐えられたが、すぐに汗が出てきた。暑さでぼーっと歩いていると曲がり角から人が出てきていることに気づかずぶつかってしまった。見上げる。ぶつかってしまったのは外国の人のようだった。
「わ、す、すみませんっ!」
咄嗟に謝ったが日本語だったため通じただろうか。
しかしその外国人は軽く会釈し僕とは反対方向に去っていった。
(今の人、目、綺麗だったな。その上イケメンだし)
「…世界はなんて残酷なんだッ」
誰もいない道端でカッコよく呟く。厨二病のように。
ーーーふざけている場合ではなかった。
帰ってゆうじとゲームする約束をしていた。早く帰らなければ沢山メッセージが来るだろう。考えたそばから《FINE》がメッセージが来たことを告げる。
(…ほらね)
『今帰る』と返信して駆け出した。家はまだ遠い。
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