4 / 9
MAIN Data. 大未来世界
data№2 救出 喧嘩 ハジマリ 後編
しおりを挟む
「お邪魔します」
「いらっしゃい。上がって上がって」
僕はお言葉に甘えて電気がまだ着いていない玄関ホールに早速上がる。
「確か今日はゲームすんだよね」
「そうだよ。新しくゲーム買ったんだけど、マジ面白くてさ」
「え、楽しみだなあ」
「その前に見て欲しいものがあるんだけどいい?」
「なに?もしかして前言ってた研究?良いよ」
ゆうじはロボット工学において天才的な頭脳を持っている。なんとその知識と才は大人の研究者と渡り合える程だ。
「翔ちゃーん、こっちこっち」
ゆうじについて行く。案内された部屋はとても声が響く真っ暗な部屋だった。
「ごめん~。今電気つける」
パッ、と明るくなった部屋にはすごい数のロボットやよくわからないマシーンが所狭しと置いてあった。
「いつ見ても此処はすごいね」
「えーそう?ありがと。でもちょっと汚くない?掃除しなきゃな。あ、見て欲しいのはこれね」
と言って布が被せてある物体を運んできた。
「今から見せるね…、ヨイショッ!!」
勢い良く布を外す。布の下には…、
「うわああっ!人間の首!?」
「大丈夫だよ。どう?人間そっくりでしょ。このロボット」
本当に人間の生首だと見紛う程精巧に作られたロボットがそこにあった。
「…吃驚した。なにこれ…すごい。本物かと思った。これ本当に機械なのか」
「そうだよ。海外の研究者の人と協力して作ったんだ。皮膚にはこだわってね。よりリアルに見えるように最新の人工皮膚を使ってみたんだ。会話ができるようにAIもつんでるんだ。喋ってみて」
頷く。
「こんにちは」
話しかけるとロボットが起動したのか目の奥が光り、頭をもたげて、綺麗な声で喋る。
『こんにちは。きょうは、いいてんきですね』
「うわっ!喋った!」
「ふふっ、まだ簡単な会話しか出来ないけどね。それとこのロボットで思い出したんだけど先日国際科学研究所がマウスの脳と心臓を擬似マウスロボットに移植したんだって。これが成功すれば不老ふ…」
まるでSF世界に登場するようなシロモノにテンションが急上昇する。
ゆうじの話が聞こえなくなるぐらいに。
「うわ、ヤバ過ぎる。マジですごいよゆうじ!」
「でしょでしょでしょ。やっぱ僕天才!」
すると何故かゆうじがにゅるりと僕の腕に絡みついてきた。そして甘ったるい声で喋りかける。
「はぁ♡大学で好きなことが学べるって楽しみだなあ。それも翔ちゃんと一緒になんて…」
恍惚とした表情で妖艶な仕草で手を握ろうとするゆうじ。しかし気にならないほど僕の心は揺れていた。
(やばい。あと1回でも言われたら絶対言えなくなる!今言ってしまおう)
「あ~そのう、大学の事なんだけどね」
「うん?何」
「僕、他大に行くことにしたんだ」
「は?」
ゆうじの纏う空気がさっきと一変し鋭く、尖る。
「なんで?偏差値なら大丈夫だったよね?僕と同じ大学に行くって言ってたよね」
「前はそうだったけど、夢、がね出来たから文系の大学に行きたいなと」
「ゆめぇ?一応聞くけど何なの」
「小説家」
そこだけははっきりと答えた。
「小説家!?何その不安定な職種。将来大変って聞くよ。辞めなって」
やっぱり否定すると思ってた。だから言いにくかったんだ。
「や、確かに安定はしてないけど」
「でしょ。やっぱり僕と一緒にロボット工学学んで、将来はいい感じの研究所に高い給料で雇ってもらって楽しく安泰に暮らそうよ。翔ちゃんだってロボット好きでしょ」
「勿論好きだけどさ、僕がロボットに興味を持ったのは子供の頃に読んだ『きまぐれロボット』のお陰なんだよ。そう考えたら僕の原点って本じゃないかなーって思って。僕の本で未来の子供達にロボットとかに興味持ってもらいたいんだ。僕みたいに」
「むぅ、理由はわかったけどさ。でもさそんな仕事は翔ちゃんがしなくてもいいものだよ。…あのね」
次の瞬間妖しげな唇を僕の耳に寄せ、ねっとりと言い放つ。
「翔ちゃんがしていいことは僕と一生一緒にいることだけなんだよ。だから同じ大学に行こっ。…そんな低俗な夢なんて諦めてさ…」
一応の夢を低俗と言われ大人気なくイラッとしてしまった。いつの間にか首に巻きついていたゆうじの腕を外し、ゆうじと距離をとる。
「…親友なら応援してくれると思ったんだけどな」
ちょっと皮肉っぽく言ってしまう。
「……は?それって応援してない僕は翔の親友じゃないって言いたいの?」
ゆうじが睨む。
…しまった。理性が感情に負けてしまってゆうじの地雷を踏んでしまった。
「いや、違っ」
「違くないでしょ。今の言い方的にそう言う意味じゃん。はぁ、翔は親友より夢を選ぶんだね。うわあそうゆう人だったんだ、結局、翔も」
完璧に怒らせてしまった。
「ごめん。もっと早く言うつもりだったんだ…。でもこうなるかもって思ったらなかなか…じゃなくて。本当にごめん。お願い、行きたいんだ。本当にやってみたいんだ」
「ダメッ。それはダメ。僕絶対許さないから。だって翔は僕と一生どこでも共にいるんだよ」
「一生って…。と言うよりそもそも人間みんな同じ時に死ねないんだから一生一緒なんて無理だ!」
「無理じゃないし、そこは天才の僕がどうにかするし。と・に・か・く一生傍にいてくれなきゃヤダの!」
もう理性を失い無茶苦茶を言っている。ゆうじの愛らしい顔は憤怒でで頬が真紅に、更に涙でぐしょぐしょだ。
「…んだよそれ、どうにかって。意味わかんないよ、ゆうじ!別に離れてても親友だって変わらないって」
「ちがうっ、ちがう、そーゆー事じゃないの!もう翔のバカ!嘘つきっ」
「ゆうじは直接、僕は小説からロボットに関わり続けるから一緒だって」
「それじゃ嫌なの!この薄情者!裏切り者!!」
「お願いだから、話を聞いてくれ」
「あ゙ーうるさい、うるさい、うるさいうるさいうるさいうるさい」
「ーーーだからッ!」
「聞きたくない!もう喋んないで!」
「ーーねぇっ!」
「許さないッッ!」
「ーもう」
「翔は僕だけのもんだ!」
「いい加減にしてくれ!」
遂に堪忍袋の緒が切れ、大声を上げる。初めて僕に大声を上げられたゆうじは今までのヒステリックな叫び声をすぐに引っ込めた。静寂が訪れる。
僕はハッとしてゆうじを見る。涙の向こうでぼんやりとしたゆうじが立っていた。彼の立ち姿は石像のように硬直しており、つぶらな瞳のみ大きく見開かれていた。証明に照らされて涙の筋道がてらてら光っていた。
「あ…ごめん、ゆうじ。…今日は一緒にゲーム出来なさそうだ、帰るよ。ごめん」
「………」
「じゃあね…」
「待って、せめて送ってくよ…」
「ん、ああ…」
2人とも何も交わさず来た道を戻る。しかし帰る道中正直気持ち悪い程にゆうじは独り言を延々と呟いていた。
「見送りありがと」
そう言って玄関を出ようとした時、声をかけられた。直ぐに振り返ればこの雰囲気におおよそ似つかわしくない表情を浮かべたゆうじがいた。笑顔だった。
「バイバイ、翔ちゃん。今日は帰っていいよ。
でも大学の件、君には何としてでも僕と一緒に居てもらうよ」
玄関が仄暗いせいなのか三日月のように吊り上がった口がゆうじの雪白肌に鮮血色に浮かび上がっていた。
形容しがたい悪寒が走り、僕は一目散に家へと帰った。
その後家へ帰っても今日のことが頭を占拠して夕食時には食器を落とし、階段から滑り落ちてしまうしで落ち着かず、家族に心配されてしまった。
とりあえず怒った事は明日改めて謝るとして、大学の事は毎日説得してればわかってくれるはず、と無理やり納得させて就寝した。そうしないと眠れそうになかった。
少し部屋に光が差し明るくなったので起床する。昨日の出来事がフラッシュバックし重くなった身体を気合いで起こす。代わり映えのないいつものルーティン。のろのろとパジャマから制服に着替え軽く髪を梳く。
「っと。これでよし」
さて今日はゆうじをいつも通りに迎えに行ってその時に謝る。そう決めてドアノブに手を掛ける。
「ふぅーっ」
と深呼吸してドアノブを回した。
刹那、僕の体は真っ暗な虚空に放り出された。
「えっ?」
左右もわからないまま、ただエレベーターに乗った時の内臓か持ち上がるようなあの特殊な浮遊感から落ちているんだとわかった。悲鳴を上げたはずだが不思議と聞こえなかった。恐怖で目をつぶる。
落ちるスピードはどんどん加速していった。
「いらっしゃい。上がって上がって」
僕はお言葉に甘えて電気がまだ着いていない玄関ホールに早速上がる。
「確か今日はゲームすんだよね」
「そうだよ。新しくゲーム買ったんだけど、マジ面白くてさ」
「え、楽しみだなあ」
「その前に見て欲しいものがあるんだけどいい?」
「なに?もしかして前言ってた研究?良いよ」
ゆうじはロボット工学において天才的な頭脳を持っている。なんとその知識と才は大人の研究者と渡り合える程だ。
「翔ちゃーん、こっちこっち」
ゆうじについて行く。案内された部屋はとても声が響く真っ暗な部屋だった。
「ごめん~。今電気つける」
パッ、と明るくなった部屋にはすごい数のロボットやよくわからないマシーンが所狭しと置いてあった。
「いつ見ても此処はすごいね」
「えーそう?ありがと。でもちょっと汚くない?掃除しなきゃな。あ、見て欲しいのはこれね」
と言って布が被せてある物体を運んできた。
「今から見せるね…、ヨイショッ!!」
勢い良く布を外す。布の下には…、
「うわああっ!人間の首!?」
「大丈夫だよ。どう?人間そっくりでしょ。このロボット」
本当に人間の生首だと見紛う程精巧に作られたロボットがそこにあった。
「…吃驚した。なにこれ…すごい。本物かと思った。これ本当に機械なのか」
「そうだよ。海外の研究者の人と協力して作ったんだ。皮膚にはこだわってね。よりリアルに見えるように最新の人工皮膚を使ってみたんだ。会話ができるようにAIもつんでるんだ。喋ってみて」
頷く。
「こんにちは」
話しかけるとロボットが起動したのか目の奥が光り、頭をもたげて、綺麗な声で喋る。
『こんにちは。きょうは、いいてんきですね』
「うわっ!喋った!」
「ふふっ、まだ簡単な会話しか出来ないけどね。それとこのロボットで思い出したんだけど先日国際科学研究所がマウスの脳と心臓を擬似マウスロボットに移植したんだって。これが成功すれば不老ふ…」
まるでSF世界に登場するようなシロモノにテンションが急上昇する。
ゆうじの話が聞こえなくなるぐらいに。
「うわ、ヤバ過ぎる。マジですごいよゆうじ!」
「でしょでしょでしょ。やっぱ僕天才!」
すると何故かゆうじがにゅるりと僕の腕に絡みついてきた。そして甘ったるい声で喋りかける。
「はぁ♡大学で好きなことが学べるって楽しみだなあ。それも翔ちゃんと一緒になんて…」
恍惚とした表情で妖艶な仕草で手を握ろうとするゆうじ。しかし気にならないほど僕の心は揺れていた。
(やばい。あと1回でも言われたら絶対言えなくなる!今言ってしまおう)
「あ~そのう、大学の事なんだけどね」
「うん?何」
「僕、他大に行くことにしたんだ」
「は?」
ゆうじの纏う空気がさっきと一変し鋭く、尖る。
「なんで?偏差値なら大丈夫だったよね?僕と同じ大学に行くって言ってたよね」
「前はそうだったけど、夢、がね出来たから文系の大学に行きたいなと」
「ゆめぇ?一応聞くけど何なの」
「小説家」
そこだけははっきりと答えた。
「小説家!?何その不安定な職種。将来大変って聞くよ。辞めなって」
やっぱり否定すると思ってた。だから言いにくかったんだ。
「や、確かに安定はしてないけど」
「でしょ。やっぱり僕と一緒にロボット工学学んで、将来はいい感じの研究所に高い給料で雇ってもらって楽しく安泰に暮らそうよ。翔ちゃんだってロボット好きでしょ」
「勿論好きだけどさ、僕がロボットに興味を持ったのは子供の頃に読んだ『きまぐれロボット』のお陰なんだよ。そう考えたら僕の原点って本じゃないかなーって思って。僕の本で未来の子供達にロボットとかに興味持ってもらいたいんだ。僕みたいに」
「むぅ、理由はわかったけどさ。でもさそんな仕事は翔ちゃんがしなくてもいいものだよ。…あのね」
次の瞬間妖しげな唇を僕の耳に寄せ、ねっとりと言い放つ。
「翔ちゃんがしていいことは僕と一生一緒にいることだけなんだよ。だから同じ大学に行こっ。…そんな低俗な夢なんて諦めてさ…」
一応の夢を低俗と言われ大人気なくイラッとしてしまった。いつの間にか首に巻きついていたゆうじの腕を外し、ゆうじと距離をとる。
「…親友なら応援してくれると思ったんだけどな」
ちょっと皮肉っぽく言ってしまう。
「……は?それって応援してない僕は翔の親友じゃないって言いたいの?」
ゆうじが睨む。
…しまった。理性が感情に負けてしまってゆうじの地雷を踏んでしまった。
「いや、違っ」
「違くないでしょ。今の言い方的にそう言う意味じゃん。はぁ、翔は親友より夢を選ぶんだね。うわあそうゆう人だったんだ、結局、翔も」
完璧に怒らせてしまった。
「ごめん。もっと早く言うつもりだったんだ…。でもこうなるかもって思ったらなかなか…じゃなくて。本当にごめん。お願い、行きたいんだ。本当にやってみたいんだ」
「ダメッ。それはダメ。僕絶対許さないから。だって翔は僕と一生どこでも共にいるんだよ」
「一生って…。と言うよりそもそも人間みんな同じ時に死ねないんだから一生一緒なんて無理だ!」
「無理じゃないし、そこは天才の僕がどうにかするし。と・に・か・く一生傍にいてくれなきゃヤダの!」
もう理性を失い無茶苦茶を言っている。ゆうじの愛らしい顔は憤怒でで頬が真紅に、更に涙でぐしょぐしょだ。
「…んだよそれ、どうにかって。意味わかんないよ、ゆうじ!別に離れてても親友だって変わらないって」
「ちがうっ、ちがう、そーゆー事じゃないの!もう翔のバカ!嘘つきっ」
「ゆうじは直接、僕は小説からロボットに関わり続けるから一緒だって」
「それじゃ嫌なの!この薄情者!裏切り者!!」
「お願いだから、話を聞いてくれ」
「あ゙ーうるさい、うるさい、うるさいうるさいうるさいうるさい」
「ーーーだからッ!」
「聞きたくない!もう喋んないで!」
「ーーねぇっ!」
「許さないッッ!」
「ーもう」
「翔は僕だけのもんだ!」
「いい加減にしてくれ!」
遂に堪忍袋の緒が切れ、大声を上げる。初めて僕に大声を上げられたゆうじは今までのヒステリックな叫び声をすぐに引っ込めた。静寂が訪れる。
僕はハッとしてゆうじを見る。涙の向こうでぼんやりとしたゆうじが立っていた。彼の立ち姿は石像のように硬直しており、つぶらな瞳のみ大きく見開かれていた。証明に照らされて涙の筋道がてらてら光っていた。
「あ…ごめん、ゆうじ。…今日は一緒にゲーム出来なさそうだ、帰るよ。ごめん」
「………」
「じゃあね…」
「待って、せめて送ってくよ…」
「ん、ああ…」
2人とも何も交わさず来た道を戻る。しかし帰る道中正直気持ち悪い程にゆうじは独り言を延々と呟いていた。
「見送りありがと」
そう言って玄関を出ようとした時、声をかけられた。直ぐに振り返ればこの雰囲気におおよそ似つかわしくない表情を浮かべたゆうじがいた。笑顔だった。
「バイバイ、翔ちゃん。今日は帰っていいよ。
でも大学の件、君には何としてでも僕と一緒に居てもらうよ」
玄関が仄暗いせいなのか三日月のように吊り上がった口がゆうじの雪白肌に鮮血色に浮かび上がっていた。
形容しがたい悪寒が走り、僕は一目散に家へと帰った。
その後家へ帰っても今日のことが頭を占拠して夕食時には食器を落とし、階段から滑り落ちてしまうしで落ち着かず、家族に心配されてしまった。
とりあえず怒った事は明日改めて謝るとして、大学の事は毎日説得してればわかってくれるはず、と無理やり納得させて就寝した。そうしないと眠れそうになかった。
少し部屋に光が差し明るくなったので起床する。昨日の出来事がフラッシュバックし重くなった身体を気合いで起こす。代わり映えのないいつものルーティン。のろのろとパジャマから制服に着替え軽く髪を梳く。
「っと。これでよし」
さて今日はゆうじをいつも通りに迎えに行ってその時に謝る。そう決めてドアノブに手を掛ける。
「ふぅーっ」
と深呼吸してドアノブを回した。
刹那、僕の体は真っ暗な虚空に放り出された。
「えっ?」
左右もわからないまま、ただエレベーターに乗った時の内臓か持ち上がるようなあの特殊な浮遊感から落ちているんだとわかった。悲鳴を上げたはずだが不思議と聞こえなかった。恐怖で目をつぶる。
落ちるスピードはどんどん加速していった。
0
あなたにおすすめの小説
グレート・プロデュース 〜密かに国をコントロールする最強のエージェントは、恋に落ちた王女を大帝王に即位させることができるのか?〜
青波良夜
ファンタジー
魔法と、魔導科学が進んだ強大な国、グランダメリス大帝国。
俺は、この国を陰からコントロールする秘密組織でエージェントとして働いている。
今回の任務は、豪華客船で行われる密売の現場を探ることだった。
その任務の途中、俺は第三継王家の王女『メリーナ・サンダーブロンド』と出会うことになる。
メリーナ王女は婚約しようとしていたのだが、俺の軽はずみな行動が彼女の運命を変えてしまった。
その後、なんやかんやあり、俺はメリーナ王女に惚れられることに……。
こんなことは、エージェントとしては絶対にあってはならないことだ。
というわけで、俺はメリーナ王女と別れ、二度と会わないよう工作をした。
それなのに、まさか再び出会うハメになるなんて……。
しかも次の任務は、メリーナを大帝王に即位させることだって!?
――これは最強のエージェントが、乙女の恋心に翻弄されながら、過去最難関のミッションに挑む物語である。
※『ノベルアップ+』、『ネオページ』にも投稿してます。
※『小説家になろう』『カクヨム』に投稿し、一度完結済みとなった作品です。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
従僕に溺愛されて逃げられない
大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL!
俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。
その傍らには、当然のようにリンがいる。
荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。
高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。
けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。
当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。
居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。
さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。
主従なのか、恋人なのか。
境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。
従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
【ご報告】
2月28日より、第五章の連載を再開いたします。毎週金・土・日の20時に更新予定です。
また、誤字脱字の修正および一部表現の見直しを行いました。ただし、記載内容の趣旨に大きな変更はございません。
引き続きよろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる