梅雨の様なこんな雨の日に

はなおくら

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「やめ…てっ…んっ…‼︎」

 抵抗も空くされるがままになってしまう。

 初めてのキス、誰にも許す事なく彼だけを思い続けてきた。

 今までどれほど彼を求めても手に入らないと諦めていた感情。

 夢中になってしまいそうになるのを、わたしは理性を働かせて抵抗した。

「こんな強引な事…いやです。」

「ナナ…なぜ拒むんだ…?他の奴には許せても俺には許せないということか?」

 悔しそうな切なそうな顔でわたしを見つめる彼に本当のことなど言えない。

「他の方でも…こんな強引にはしません…。」

 咄嗟に出た嘘に、ツーリーは怒りをあらわにした。

「なら…俺だけを見るようにしてやる…君は俺が買ったんだ…相応の働きをしてもらおう。」

「ダメっ…‼︎」

 彼の胸を押しやるが押さえつけられる。

 そして肩まで空いたドレスに手を回すと、胸元に少し痛い甘いキスをされる。

 身体が喜んでしまって、いう事を聞かない。

 言葉だけが意味もなく拒絶の言葉を漏れ出す。


「いや…やめて…。」

「ナナ…チュッ…チュク…。」

 いやらしい音を響かせて、ツーリーはわたしの肌に赤い花を散らしていく。

「この身体を他のやつが見たなんて許せないな…。」

「そんな事っ…言わないで…。」

 次第にドレスがずり下がって行き、わたしの胸の頂が顔を出した。

 息を荒くして見つめられたかと思うと、勢いよく口の中にふくまれ舐められる。

「あああっ…ダメっ…。」

「身体は嫌だとは行ってない…むしろ俺が触れれば真っ赤に染まってる。…ナナ…気持ちいいんだろ?」

 懇願するように問いかけられるのでわたしは首を横に振って答える。

 すると、強引に、わたしの足の間を大きく開かされた。

 すでに濡れていることがわかると、秘部の中心を優しく撫でられる。

 ツーリーはそこから目を離さずに、私に問いただす。

「誰が君の初めてを奪ったんだ?」

 その瞬間、望まずとも秘所がピクンと反応する。

「その男を思い出して反応してるのか?」

 違う…あなたに触れられた喜びでもある。

 素直に言えずにわたしが涙を流してクビを横に振るが、許してもらえない。

「俺だけの君なのに…っ!」

 そうして激しく刺激されて、わたしの腰は揺れてしまう。

 余計に誤解されてしまうとわかりつつも止めることができない。

 必死に堪えてきたが、耐えられなくなりわたしは腰を激しく揺らして果ててしまった。

 急いでシーツで体を隠そうとしたが、シーツを剥ぎ取られてしまった。

「ナナ…俺は満足してないよ…いいだろ…?」

「ダメっ…いやっ…ああっんっっ‼︎」

 突然、彼のものがわたしの中に入ってきた。

 あまりの痛みに目をあけたまま固まってしまう。
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