普通の男子高校生ですが異世界転生したらイケメンに口説かれてますが誰を選べば良いですか?

サクラギ

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本編

16 危機感の中の劣情

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 アイザックが幼少期を送った部屋に入った。中央城ではなく、牧草地の中に建つ南方城の二階にあった。

「この周りは人払をしている。ここで応戦して、中央城に到達する前に敵を食い止めたいんだが」

 南方城は城と言うよりは普通の民家だ。四角い三階建ての屋上が見張り台となっていて、防衛の武器が並んでいる。今は誰もいないが、普段は見張りが詰めているのだろう。

「俺がなんとかする」

 俺はアイザックを見上げて意気込んで見せた。俺は考えが甘い。自分が殺されるなんて少しも考えられない。でもアイザックは俺を庇って死も厭わないって戦ってしまうと思うから、それがとても怖かった。

「シンは強いな」

 アイザックが前髪に触れる。こんな時でも甘やかしてくれる。

「ねえ、しよ?」

 アイザックの腰に手を回し、胸に頬を寄せる。アイザックの鼓動が聞こえる。すぐに荒い息使いにかわる。そっと見上げたら、雄の目をしたアイザックが見下ろしていた。でもアイザックは両手を握り締めて耐えている。

 こんな時に抱き合う気はないのだろう。でも俺は今だからアイザックとしたい。

「もしかしたら死んじゃうかも」

「そんなこと、俺がさせない」

「うん、そうだね」

 アイザックの胸に頬を擦り付ける。ギュッと抱きついて、上を見る。

「アイザックを教えて? 忘れないように、体の中に、いっぱい欲しい」

 アイザックの喉がググッと鳴る。

「っ、おまえは本当にタチが悪い」

 抱き上げられ、奥の寝室に連れて行かれた。期待で息が上がる。

「アイザック、すぐに入れて? 痛いの、感じたい、いっぱい奥を擦って」

 ズボンを下げられ、ぬるぬるの液体を尻穴に入れられる。冷たい感触を中で感じる。

 アイザックがズボンを下ろすと、限界まで勃ったモノがある。思わず唾を飲み込んだ。すぐに入れてと言ったけど、壊れるんじゃないかと怯えた。でも欲しい。矛盾した気持ちに揺れる。

 仰向けた俺の腰を持ち上げてアイザックの膝に乗せ、俺の股の間で自身の性器に液体を塗り込めるように扱いている。欲望で喉が鳴る。

 両方の太ももを掴まれ、穴に性器の先があてがわれると、何度かノックされ、その光景が俺の視線の先にあるから、目が離せない。すごくいやらしい。大きな期待と不安が入り混じって、イイ。

 ビキビキッって痛みが走る。

「あっあっ……」

 思わず止めるように手を伸ばしてた。
でもアイザックはそんなの気にもせず、ググッと鬼頭を押し込み、一気に奥へ突き入れる。

「っグッ……」

 背がのけ反った。息が止まる。意識が一瞬飛んだ。性器から先走りがポタポタ漏れる。

 奥に数回ノックされると、今度は一気に引き抜かれた。

「やあああ、ああ、こわれる、こわれるっ……」

 抜かれてヒクつく穴にまた入れられる。強く押し入られ、奥を突かれて引き抜かれる。こんなの頭がおかしくなる。

 傲慢に割開かれ、俺のことなどお構いなしに、アイザックの欲望を打ち付けられている。支配される悦びとアイザックを狂わせているという優越。心も体も気持ちよくて、深くて熱い場所に叩き落とされた。

 喘いで、泣いて、もっとと要求して、そういう自分を遠い場所から見ている。浮遊した空間に押し上げられ、快感の波に揺られている。気持ちいい。気持ちいい。

「大丈夫か?」

 耳元でアイザックに囁かれ、ブルッと身を震わせた。

 抱きしめられ、体を密着させ、アイザックの性器が奥まで入れられていて、ゆっくり揺すぶられている。いったい何回イッたのかわからない。自分の腹が精液で濡れていて、アイザックとの間で性器が擦られて、快感が波のように押し寄せている。

 深いキスをして、舌を絡めて、喘ぎ声を交える。

 終わりのないゆるい快感は頭が痺れる。でもアイザックを全身で感じられて嬉しさに泣ける。

「好きだ。シン、愛してる……」

「うん、俺も、好きだよアイザック、好き、好き……」

 熱に浮かされて、言葉をキスで奪われて、嬉しそうにするアイザックを見て、幸せを噛み締める。俺の欲しかったもの。ずっと欲しくてつかめないと思ったもの。ただ愛して、愛される存在。それを手にした悦びがある。

 何度もして、ドロドロになった体を洗い、湯船に浸かる。
 湯船の中でもアイザックに抱きついてキスをしている。

「おまえ、甘え上手だよな」

「いや?」

 って首を傾げれば、アイザックが困ったように照れている。

「抱いている間は夢中だが、こうしているとまだ信じられん」

 俺の容姿がお気に入りらしく、セックス中は乱暴にするのに、何気なく触れる時は優しい。

「俺は俺だって言ってくれたのアイザックだろ? こんな見た目、普通なんだって」

「おまえに俺の気持ちはわからねえよ。我にかえるとすげえ不安になる。俺はもう、おまえに振られたら、生きて行ける気がしねえよ」

「そんなにイイ? 俺」

 アイザックの耳を唇でハミながら、甘く囁いた。
 ビクッと体を震わせたアイザックは、また照れて大きくため息を吐いた。

「ホント、タチが悪い」

 奪うようにキスをされ、抱き潰される。

「ん、んん、ん——ッ、苦しい、苦しいって、アイザック」

「うるせえよ、好きにさせろ」

「ん———好きにして」

 考えても結局そこだ。何をされても嬉しいし、構ってほしいし、離れたくない。

「アイク、アイクなんだね、俺も呼んで良い?」

「ああ、やばいな、それ。家族しか呼ばねえんだよ、シンを近く感じる」

「アイク、好きだよ」

 またアイザックが照れてる。大きい男が俺の言葉ひとつで揺れるってすごいイイ。すごくかわいくて、キュンってなる。

「おまえ俺をからかって楽しんでいるだろ」

「なんで? すごい好きって思ってるよ」

 肩に頬を乗せて幸せを噛み締める。ずっとこんな時が続けば良い。
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