6 / 50
006 夫の言い分
しおりを挟む
オートナムからウィリアムが戻ってきた。帰宅を迎え簡単な挨拶だけをして、私からは何も言わない事にした。
ウィリアムはいつものようにお土産のダイアモンドを持って来るでもなく、側近たちと執務室に籠るようになった。おそらく、私が探りを入れた事、町娘の存在に気づいた事を知ったのだろう。その証拠に、色々と言い訳をして朝食の席に来なくなった。私は、事態がはっきりするまで自分からは動かないようにした。
ウィリアムと朝食を一緒に取らなくなって、数週間が過ぎた。その間、ウィリアムのオートナム行きもなかった。
マチルダ嬢は私を気遣って、色々と楽しい話題を提供しようと頑張ってくれていた。
「陛下、今面白い公演があるようですよ」
観劇に誘ってもらったが、正直そんな気にはなれなかった。
「少し外にお出ましになって、気晴らしをされた方が良いですわ」
リッチモンド男爵夫人まで外に出た方が良いと言う。
(私、そんなに落ち込んでいるように見えるのかしら……)
二人の勧めに従って、私は観劇に出かけた。正直に言うと、落ち込んでいるように見えるのは、心外である。もちろん夫を気遣うつもりはあるが、夫の女性関係で浮き沈みするような女だと思われるのは我慢ならない。だが二人の侍女が言うように、確かに引きこもっている必要もない。何も悪い事をしたわけでもないのだから、今まで通りに暮らしていけばいいはずだ。
観劇は素晴らしかった。ここ暫く観劇には訪れていなかったので、楽しみを思い出したような気持ちがした。特に気に入っている役者が主役だったので、彼の演技を見ているだけでも癒された。
そう言えば、母が父と喧嘩をした時は、気に入りの役者の出る芝居にでかけて気分を発散すると、よく言っていた。母が観劇に出かけると、父が反応して母を気遣い始めたりなどしたものだ。
マチルダ嬢たちの勧めに従って良かったと、私はご機嫌な気分で宮殿に戻って来た。だが、そんな気分は、ウィリアムによって興覚めすることになってしまった。
マクレガー子爵が私の部屋に来て、ウィリアムが呼んでいると言う。
「王妃陛下だけで、お越し頂けますでしょうか」
リッチモンド男爵夫人は反対したが、私はマクレガー子爵とウィリアムの部屋に行った。
執務室ではなく、国王の私室に通された。お茶が準備された後に、完全に人払いされた。久しぶりにウィリアムと向かい合ったが、どこか知らない人を見るような感じがした。雰囲気が変わったと言ったほうがいいかもしれない。
「お久しぶりですね、陛下」
「ああ、ちょっと色々と忙しくて。朝食も一緒に取れずに、済まなかった」
「いいえ、お忙しいなら仕方がございませんわ」
ウィリアムは、じっと私を見つめた。何かおかしな事を言っただろうか?
「もう、隠しても仕方がないから、はっきり言おうか」
ウィリアムの口調にちょっと緊張した。何か以前と違う響きがある。
「オートナムの女性の事でしょう?」
緊張に耐え切れず、自分から口を開いてしまった。しまった、と思った。
「……そうだ。とても、見どころがあるというか、内面も素晴らしい女性がいる。これからも私を支えて欲しいと思っているんだ。……側室に、上げようと思う」
「どちらの家門の女性ですか?」
町娘だという事はわかっている。だが、ウィリアムにその事をもっと理解して欲しいと思ったのか、ついそう言ってしまった。
「……町娘だと知っているだろう?」
失敗したと思った。私は深く息を吸い込んだ。きっと寝かしつけの寝不足がたたっているのだろう。いつもの私なら、もっとうまく言えたはずなのだ。
「そなたのそういう所が……心配なのだ」
「どういう意味でしょうか」
「彼女を傷つけないか……心配なのだ。そなたは有力な公爵家の令嬢で、王妃になるべく育てられた。恵まれた環境で育ったそなたなのだ。どうか彼女の存在を、大きな心で受け止めてくれないだろうか」
私は頭の中が真っ白になると同時に、目の前が暗くなった。
(私が、その女を虐めるとでも言うのかしら……ウィリアムは、私を何だと思っているの……!)
目を閉じて大きく息を吸った。
「……ご心配には及びませんわ。側室が三人になるだけですもの。陛下は側室を持つ権利がございますから」
ウィリアムはまだ何か言いたそうだったが、私がもう限界だった。
「陛下、お話は分かりました。今日はこれで、失礼いたします」
(泣いてはならない!一人になるまでは……)
私はドアの外に声をかけて開けてもらった。マクレガー子爵がいる手前、部屋まで彼に送ってもらった。
部屋にはマチルダ嬢とリッチモンド夫人が心配そうな顔で待っていた。どう声をかけるか悩んだが、リッチモンド夫人が気を利かせてくれた。
「陛下、お疲れかと思い入浴の御準備をしておきました。お入りになりますか?」
「ええ、お願いします。今日は……もう下がってください」
私は一人で浴室に入り、体をバスタブに沈めた。お湯は一番好きな香りにしてくれたようだ。大きく深呼吸して、ウィリアムとの会話をゆっくり思い出してみた。
”そなたのそういう所”、と彼は言った。
彼にとって私は、側室虐めをするような女に見えているという事だ。恵まれた環境で驕り高ぶった女、に見えてもいるのだろうか。新しい側室を心配して、予め注意をしなければいけない程に?
喉の奥が詰まるように、ふっと声がもれた。そして、私は涙を止める事ができずに、そのまま泣き崩れた。
(良かった。ウィリアムの前で泣かずに済んで。ひとしきり泣いたら、エドワードの所に行かなくては……)
***
王妃が部屋を出てから、気まずい思いが込み上げてきた。もっと上手く説得できたかもしれなかった。本当にこれで、もう大丈夫だろうか。
一つ上の王妃は、私にって幼い頃から目の上のこぶの様な存在だった。最初は姉が出来たような気がして嬉しかった。乳母に「よく懐いておられて」と言われたものだ。だが成長するにつれて、段々鬱陶しいような気持ちになる事が多くなった。
王妃は頭が、おそらく私よりもいい。そのせいか、何かにつけて意見をしてくる事がある。もっと私を、盛り立てるように振舞ってもらいたいと思ったのは、一度や二度ではない。
その上王妃は美しく育った。幼い頃から美形ではあったが大人になるにつれ、どこか冷たい美貌というのか、冴え冴えとした容貌になっていった。威厳のある姿に憧れる事もあったし、それを褒める人も多い。だがやはり女性というものは、もっと柔らかく可愛らしく、愛おしさを沸き立たせるものではないかと思うのだ。
王妃といると、いつも気が抜けない。ほっとするには後宮が一番だ。その後宮に最愛の女性を迎えたいと思う事の、何が悪いのだ。王妃は私の権利だと言った。だが、心から言ったのではない事は分かっている。だから私は本当に心配なのだ。
彼女は大切な、生れて初めてこのような感情を味わわせてくれた女性だ。ビアンカにも、アリアドネにも、ここまでの気持ちを感じた事はない。
私の大切な”運命の女性"フローリアを、王妃や側室の嫉妬、人々の中傷から守らなければならない。
ウィリアムはいつものようにお土産のダイアモンドを持って来るでもなく、側近たちと執務室に籠るようになった。おそらく、私が探りを入れた事、町娘の存在に気づいた事を知ったのだろう。その証拠に、色々と言い訳をして朝食の席に来なくなった。私は、事態がはっきりするまで自分からは動かないようにした。
ウィリアムと朝食を一緒に取らなくなって、数週間が過ぎた。その間、ウィリアムのオートナム行きもなかった。
マチルダ嬢は私を気遣って、色々と楽しい話題を提供しようと頑張ってくれていた。
「陛下、今面白い公演があるようですよ」
観劇に誘ってもらったが、正直そんな気にはなれなかった。
「少し外にお出ましになって、気晴らしをされた方が良いですわ」
リッチモンド男爵夫人まで外に出た方が良いと言う。
(私、そんなに落ち込んでいるように見えるのかしら……)
二人の勧めに従って、私は観劇に出かけた。正直に言うと、落ち込んでいるように見えるのは、心外である。もちろん夫を気遣うつもりはあるが、夫の女性関係で浮き沈みするような女だと思われるのは我慢ならない。だが二人の侍女が言うように、確かに引きこもっている必要もない。何も悪い事をしたわけでもないのだから、今まで通りに暮らしていけばいいはずだ。
観劇は素晴らしかった。ここ暫く観劇には訪れていなかったので、楽しみを思い出したような気持ちがした。特に気に入っている役者が主役だったので、彼の演技を見ているだけでも癒された。
そう言えば、母が父と喧嘩をした時は、気に入りの役者の出る芝居にでかけて気分を発散すると、よく言っていた。母が観劇に出かけると、父が反応して母を気遣い始めたりなどしたものだ。
マチルダ嬢たちの勧めに従って良かったと、私はご機嫌な気分で宮殿に戻って来た。だが、そんな気分は、ウィリアムによって興覚めすることになってしまった。
マクレガー子爵が私の部屋に来て、ウィリアムが呼んでいると言う。
「王妃陛下だけで、お越し頂けますでしょうか」
リッチモンド男爵夫人は反対したが、私はマクレガー子爵とウィリアムの部屋に行った。
執務室ではなく、国王の私室に通された。お茶が準備された後に、完全に人払いされた。久しぶりにウィリアムと向かい合ったが、どこか知らない人を見るような感じがした。雰囲気が変わったと言ったほうがいいかもしれない。
「お久しぶりですね、陛下」
「ああ、ちょっと色々と忙しくて。朝食も一緒に取れずに、済まなかった」
「いいえ、お忙しいなら仕方がございませんわ」
ウィリアムは、じっと私を見つめた。何かおかしな事を言っただろうか?
「もう、隠しても仕方がないから、はっきり言おうか」
ウィリアムの口調にちょっと緊張した。何か以前と違う響きがある。
「オートナムの女性の事でしょう?」
緊張に耐え切れず、自分から口を開いてしまった。しまった、と思った。
「……そうだ。とても、見どころがあるというか、内面も素晴らしい女性がいる。これからも私を支えて欲しいと思っているんだ。……側室に、上げようと思う」
「どちらの家門の女性ですか?」
町娘だという事はわかっている。だが、ウィリアムにその事をもっと理解して欲しいと思ったのか、ついそう言ってしまった。
「……町娘だと知っているだろう?」
失敗したと思った。私は深く息を吸い込んだ。きっと寝かしつけの寝不足がたたっているのだろう。いつもの私なら、もっとうまく言えたはずなのだ。
「そなたのそういう所が……心配なのだ」
「どういう意味でしょうか」
「彼女を傷つけないか……心配なのだ。そなたは有力な公爵家の令嬢で、王妃になるべく育てられた。恵まれた環境で育ったそなたなのだ。どうか彼女の存在を、大きな心で受け止めてくれないだろうか」
私は頭の中が真っ白になると同時に、目の前が暗くなった。
(私が、その女を虐めるとでも言うのかしら……ウィリアムは、私を何だと思っているの……!)
目を閉じて大きく息を吸った。
「……ご心配には及びませんわ。側室が三人になるだけですもの。陛下は側室を持つ権利がございますから」
ウィリアムはまだ何か言いたそうだったが、私がもう限界だった。
「陛下、お話は分かりました。今日はこれで、失礼いたします」
(泣いてはならない!一人になるまでは……)
私はドアの外に声をかけて開けてもらった。マクレガー子爵がいる手前、部屋まで彼に送ってもらった。
部屋にはマチルダ嬢とリッチモンド夫人が心配そうな顔で待っていた。どう声をかけるか悩んだが、リッチモンド夫人が気を利かせてくれた。
「陛下、お疲れかと思い入浴の御準備をしておきました。お入りになりますか?」
「ええ、お願いします。今日は……もう下がってください」
私は一人で浴室に入り、体をバスタブに沈めた。お湯は一番好きな香りにしてくれたようだ。大きく深呼吸して、ウィリアムとの会話をゆっくり思い出してみた。
”そなたのそういう所”、と彼は言った。
彼にとって私は、側室虐めをするような女に見えているという事だ。恵まれた環境で驕り高ぶった女、に見えてもいるのだろうか。新しい側室を心配して、予め注意をしなければいけない程に?
喉の奥が詰まるように、ふっと声がもれた。そして、私は涙を止める事ができずに、そのまま泣き崩れた。
(良かった。ウィリアムの前で泣かずに済んで。ひとしきり泣いたら、エドワードの所に行かなくては……)
***
王妃が部屋を出てから、気まずい思いが込み上げてきた。もっと上手く説得できたかもしれなかった。本当にこれで、もう大丈夫だろうか。
一つ上の王妃は、私にって幼い頃から目の上のこぶの様な存在だった。最初は姉が出来たような気がして嬉しかった。乳母に「よく懐いておられて」と言われたものだ。だが成長するにつれて、段々鬱陶しいような気持ちになる事が多くなった。
王妃は頭が、おそらく私よりもいい。そのせいか、何かにつけて意見をしてくる事がある。もっと私を、盛り立てるように振舞ってもらいたいと思ったのは、一度や二度ではない。
その上王妃は美しく育った。幼い頃から美形ではあったが大人になるにつれ、どこか冷たい美貌というのか、冴え冴えとした容貌になっていった。威厳のある姿に憧れる事もあったし、それを褒める人も多い。だがやはり女性というものは、もっと柔らかく可愛らしく、愛おしさを沸き立たせるものではないかと思うのだ。
王妃といると、いつも気が抜けない。ほっとするには後宮が一番だ。その後宮に最愛の女性を迎えたいと思う事の、何が悪いのだ。王妃は私の権利だと言った。だが、心から言ったのではない事は分かっている。だから私は本当に心配なのだ。
彼女は大切な、生れて初めてこのような感情を味わわせてくれた女性だ。ビアンカにも、アリアドネにも、ここまでの気持ちを感じた事はない。
私の大切な”運命の女性"フローリアを、王妃や側室の嫉妬、人々の中傷から守らなければならない。
20
あなたにおすすめの小説
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
未来で処刑さけれるはずだった令嬢は、氷の王子を選びました~ 巻き戻り令嬢の婚約から始まる逆転人生〜
あんこ
恋愛
男爵令嬢リズは、第一王子――セシル・アーデルリヒと正式に婚約していたが、聖女が現れると、セシルの心は聖女へと傾き、ついには「聖女への嫌がらせ」という濡れ衣を着せられ、処刑される運命にあった。
だが目を覚ますと、すべてが始まる十年前――王宮主催の夜会で、同盟国第一王子の来訪と、若き貴族たちのお披露目を兼ねた未来を決めるための宴の日――だった。
未来の元婚約者である第一王子に見つかれば、同じ運命を辿る。
そう察したリズが咄嗟に選んだ“逃げ道”は、同盟国の第一王子――リヒト・ヴァイスハイム、感情を見せない「氷の王子」への突然の婚約申し込みだった――。
これは、定められた未来を覆し、新しい人生を掴み取ろうとする少女の逆転ロマンスファンタジー。
婚約破棄されたのでファンシーショップ始めました。 ― 元婚約者が、お人形さんを側室にしようとして大恥をかきました ―
鷹 綾
恋愛
隣国の王子から「政略的にも個人的にも魅力を感じない」と婚約破棄された、ファンタジア王国第三女王タナー。
泣きも怒りもせず、彼女が考えたのは――「いつか王宮の庇護がなくなっても困らない生き方」だった。
まだ八歳。
それでも先を見据え、タナーは王都の片隅で小さなファンシーショップを開くことを決意する。
並ぶのは、かわいい雑貨。
そして、かわいい魔法の雑貨。
お茶を淹れてくれるクマのぬいぐるみ店員《テイデイ・バトラー》、
冷めないティーカップ、
時間になると小鳥が飛び出すアンティーク時計――。
静かに広がる評判の裏で、
かつての元婚約者は「お人形さんを側室にしようとして」赤っ恥をかくことに。
ざまぁは控えめ、日常はやさしく。
かわいいものに囲まれながら、女王は今日も穏やかにお店を開けています。
---
この文面は
✔ アルファポリス向け文字数
✔ 女子読者に刺さるワード配置
✔ ネタバレしすぎない
✔ ほのぼの感キープ
を全部満たしています。
次は
👉 タグ案
👉 ランキング用超短縮あらすじ(100字)
どちらにしますか?
恋詠花
舘野寧依
恋愛
アイシャは大国トゥルティエールの王妹で可憐な姫君。だが兄王にただならぬ憎しみを向けられて、王宮で非常に肩身の狭い思いをしていた。
そんな折、兄王から小国ハーメイの王に嫁げと命じられたアイシャはおとなしくそれに従う。しかし、そんな彼女を待っていたのは、手つかずのお飾りの王妃という屈辱的な仕打ちだった。それは彼女の出自にも関係していて……?
──これは後の世で吟遊詩人に詠われる二人の王と一人の姫君の恋物語。
二度目の初恋は、穏やかな伯爵と
柴田はつみ
恋愛
交通事故に遭い、気がつけば18歳のアランと出会う前の自分に戻っていた伯爵令嬢リーシャン。
冷酷で傲慢な伯爵アランとの不和な結婚生活を経験した彼女は、今度こそ彼とは関わらないと固く誓う。しかし運命のいたずらか、リーシャンは再びアランと出会ってしまう。
~春の国~片足の不自由な王妃様
クラゲ散歩
恋愛
春の暖かい陽気の中。色鮮やかな花が咲き乱れ。蝶が二人を祝福してるように。
春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリング(22)と侯爵令嬢ローズマリー=ローバー(18)が、丘の上にある小さな教会で愛を誓い。女神の祝福を受け夫婦になった。
街中を馬車で移動中。二人はずっと笑顔だった。
それを見た者は、相思相愛だと思っただろう。
しかし〜ここまでくるまでに、王太子が裏で動いていたのを知っているのはごくわずか。
花嫁は〜その笑顔の下でなにを思っているのだろうか??
「不吉な黒」と捨てられた令嬢、漆黒の竜を「痛いの飛んでいけー!」で完治させてしまう
ムラサメ
恋愛
漆黒の髪と瞳。ただそれだけの理由で「不吉なゴミ」と虐げられてきた公爵令嬢ミア。
死の森に捨てられた彼女が出会ったのは、呪いに侵され、最期を待つ最強の黒竜と、その相棒である隣国の竜騎士ゼノだった。
しかし、ミアが無邪気に放った「おまじない」は、伝説の浄化魔法となって世界を塗り替える。
向こう見ずな天才騎士に拾われたミアは、隣国で「女神」として崇められ、徹底的に甘やかされることに。
一方、浄化の源を失った王国は、みるみるうちに泥沼へと沈んでいき……?
【完結】愛人の子を育てろと言われた契約結婚の伯爵夫人、幼なじみに溺愛されて成り上がり、夫を追い出します
深山きらら
恋愛
政略結婚でレンフォード伯爵家に嫁いだセシリア。しかし初夜、夫のルパートから「君を愛するつもりはない」と告げられる。さらに義母から残酷な命令が。「愛人ロザリンドの子を、あなたの子として育てなさい」。屈辱に耐える日々の中、偶然再会した幼なじみの商人リオンが、セシリアの才能を信じて事業を支援してくれる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる