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初めての街と仕事
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「いってぇ!」
亜空間の中にいる時に目まぐるしく過ぎ去っていく世界に混乱し、気を失ったサトルは地面にぶつかった衝撃で目を覚ます
「ここもどこだよ~」
見知らぬ場所に飛ばされてしまったことを理解する。とにかくケガはなさそうだ
「おああ。きれいな所だなぁ」
崖を削って作られた街が目の前に広がっている。民家が崖に沿って並び、塔やお城まできれいに配置されている、これはとんでもない技術だ。
こんなものを見せられたら行くしかない。サトルは街に向かって歩き出す
すると背後から殺気を感じて振り向くと、熊のようなモンスターが立っていた
「おー。でっかいな」
でもなぜか恐怖心が湧いてこない。絶対に負けないという自信がある
ガーー!!!
モンスターが涎をたらしながら襲い掛かって来た
敵の動きがスローモーションのようによく見える。大振りな一撃をかわし、目の前の顔面をビンタした
バチン!
モンスターは5メートルくらい吹っ飛び、バフンと煙になり消滅した
「これはすごいな」
自分でも何が起こったかよくわからないまま戦闘が終了してしまったことに驚く。どうやら女神様は俺の注文に律儀に応じてくれたらしい
”何ものにも不条理を押し付けられない、大切な何かを守れる力”
確かに、この力があればどこに行っても自由に生きることができそうだぞ
期待に胸を膨らませながら街に到着した。途中で見かけた鳥類のモンスターに石を投げてみたが、全く届かなかった。
街の入り口には”岩山の街カスタリアへようこそ!”と書いてあった。
仲は活気で溢れている。サトルの顔も自然と明るくなった
ゴミひとつ落ちていない。外観から見える崖の茶色に対して、中は植物が至る所に植えられ鮮やかに彩られている。
ぐぅ~~
「お腹空いたなぁ」
女の子に振られようが、女神に異世界に飛ばされようが、腹は減る。サトルは2本の剣が交わっている看板の建物に入った。
見渡すとフードコートみたいに、たくさんの席と屋台がならんでいるスペースが目についた。突き当りには受付のような場所がある。
そしてみんな特殊な格好している。長いフードに杖のような棒を持った人、大剣、片手剣を持った人、種類は様々だ。
「すいませーん」
サトルはとりあえず屋台には向かわずに受付の女性に話しかけた。
「いらっしゃいませ♪」
「あのー。仕事を探しているんですけど、何かありませんかね?」
「ここは討伐専門の受付ですが、よろしいでしょうか? お客様、戦えるような方には見えませんが」
「あぁ。大丈夫です。お腹空いているので、パパッと稼げるやつでお願いします」
「うーん、それがですねぇ。今近場である討伐の依頼がA級のものしかないんですよ」
「それで良いです。」
「わ、わかりました。それではこちらにサインをお願いします。」
渡された紙には、簡単に言うと死んでもこちらは責任取りませんよということが書いてあった。
サトルはサインをして受付嬢に返す。
「それでは、こちらが依頼の内容になります。忘れずにモンスターの1部を持って帰ってくださいね」
「わかりました」
今回の討伐依頼は、この街から少し離れた所にあるほら穴に、強いモンスターのビッグバアルが繁殖するためにこもってしまったので倒してほしいということだった。
今はまだ活動しないらしいのだが、このまま数を増やされると街に危険が及んでしまう。さらには親モンスターは繁殖期のため、いつも以上に殺気だっているという。
なりふり構っていられない。サトルは街を出てほら穴を探す。
「うーん。探すのめんどくさいなぁ」
お腹が空いているのにそんなことをしたくない
サトルは崖の上を見つめ、思い切りジャンプする
ブワッ!
ものすごい跳躍であっという間に崖の上に到着する
上から眺めていると目的地であろうほら穴を簡単に見つけることができた。
そこからもうひと飛びし、近くに着地
「さぁて、ビッグバアルには悪いけど行きますか!」
キャーッ!!
意気込んて中に入ろうとすると中から女の子の声がする
小走りで進むと間もなく4メートルくらいの巨体が目に入る。カスタリアに来る途中の熊がかわいく見える。
「わお・・・」
ビッグバアルはふーふー!と荒い息を吐いている
よく見ると足元にこっちでいう中学生くらいの女の子が座り込んでいる
「おい! 早く逃げるんだ! 死ぬぞ!!」
「で、でも、、。足が動かなくて・・・」
凶暴化しているビッグバアルが思い切り少女に噛みつこうとしている
「ちっ!」
サトルは思い切りダッシュする。すばやく女の子を抱きかかえ、間一髪のところで救出できた。
「あ、あ、あ、ありがどうございばす・・・」
「どうしてこんな所に?」
「それは。どうしてもあそこにあるヌール草が必要なんです!」
少女の指を差す先を見るとビッグバアルの後ろに小さな植物が生えている
「とはいっても無茶だろ!」
「でも、でも、、。あれがないとおばあちゃんが助けられないんです! お願いします! お礼はしますから!」
「・・・・ほう?」
「え?」
「今何でもするって言ったかい?」
「え、あ、わ、私ができることなら・・・」
「わかった。俺がなんとかやってみよう」
「本当ですか!? お願いします!」
少女を安全な場所に置いてビッグバアルと対峙する
ふー!ふー!!
「どうせ俺はお前をやんなきゃいけないんだ。ちょうどいいや」
様子を伺っていると、ビッグバアルから別の小さな音が聞こえる
「キュー、キュー。」
「うん? なんの音だ?」
目を凝らしてよく見てみる。ほら穴は暗いがはっきりと見える、これも能力なんだろう
ビッグバアルの股からブラブラ小さな顔が垂れている
「まさか! あれ赤ちゃんか!?」
どうりでさっきから攻撃してこないと思ってたら、そういうことか
程なくして、ついにビッグバアルはその場で倒れてしまった
苦しそうな悲鳴をあげている
サトルはどうして良いか迷ってしまう。
俺の仕事は目の前のモンスターを殺すこと。だけどっ!
「あーもう! わかったよ!」
サトルはくるりと向きをかえ少女を抱いて一旦ほら穴を抜ける
「ここで大人しくしてるんだ、いいね!?」
「わ、わかりました!」
サトルはほら穴に戻り、壁を強めにパンチする。壁が崩れ、岩が転がる
それをビッグバアルの両脇の間、股の間に置き、動きを制限させる
ガァー!!
「わかったかおとなしくしてくれ!」
暴れる衝撃で体勢を崩しながらも赤ちゃんを掴み、引っ張り上げる
「うーるぁあ!!」
スポッっと赤ちゃんが引き上げられる。
「キュー、キュー」
「ふぅ。良かった!」
岩を壊し、赤ちゃんを親に近づける
ビッグバアルは恐る恐る鼻で赤ちゃんを小突いた後、ペロペロ体を舐め始めた
サトルはその間にヌール草を抜き取る
”ごめんな。ここは危ないから森の方へ帰るんだ”
なんとなく語り掛けてみると、ビッグバアルは赤ちゃんを咥え森の方へ大人しく歩き出した
もしかして、通じたのか?
「ひいい!!」
ほら穴を抜けると少女が腰を抜かしていた
「もう大丈夫だ。はい、これ」
少女の顔が輝く
「ヌール草!! ありがとうございます!!」
「それでだな、、嬢ちゃん」
「な、なんでしょう?」
「・・・・何か食べさせてくれーーー!!!」
サトルは少女を抱きかかえ、カスタリアへ急行した
亜空間の中にいる時に目まぐるしく過ぎ去っていく世界に混乱し、気を失ったサトルは地面にぶつかった衝撃で目を覚ます
「ここもどこだよ~」
見知らぬ場所に飛ばされてしまったことを理解する。とにかくケガはなさそうだ
「おああ。きれいな所だなぁ」
崖を削って作られた街が目の前に広がっている。民家が崖に沿って並び、塔やお城まできれいに配置されている、これはとんでもない技術だ。
こんなものを見せられたら行くしかない。サトルは街に向かって歩き出す
すると背後から殺気を感じて振り向くと、熊のようなモンスターが立っていた
「おー。でっかいな」
でもなぜか恐怖心が湧いてこない。絶対に負けないという自信がある
ガーー!!!
モンスターが涎をたらしながら襲い掛かって来た
敵の動きがスローモーションのようによく見える。大振りな一撃をかわし、目の前の顔面をビンタした
バチン!
モンスターは5メートルくらい吹っ飛び、バフンと煙になり消滅した
「これはすごいな」
自分でも何が起こったかよくわからないまま戦闘が終了してしまったことに驚く。どうやら女神様は俺の注文に律儀に応じてくれたらしい
”何ものにも不条理を押し付けられない、大切な何かを守れる力”
確かに、この力があればどこに行っても自由に生きることができそうだぞ
期待に胸を膨らませながら街に到着した。途中で見かけた鳥類のモンスターに石を投げてみたが、全く届かなかった。
街の入り口には”岩山の街カスタリアへようこそ!”と書いてあった。
仲は活気で溢れている。サトルの顔も自然と明るくなった
ゴミひとつ落ちていない。外観から見える崖の茶色に対して、中は植物が至る所に植えられ鮮やかに彩られている。
ぐぅ~~
「お腹空いたなぁ」
女の子に振られようが、女神に異世界に飛ばされようが、腹は減る。サトルは2本の剣が交わっている看板の建物に入った。
見渡すとフードコートみたいに、たくさんの席と屋台がならんでいるスペースが目についた。突き当りには受付のような場所がある。
そしてみんな特殊な格好している。長いフードに杖のような棒を持った人、大剣、片手剣を持った人、種類は様々だ。
「すいませーん」
サトルはとりあえず屋台には向かわずに受付の女性に話しかけた。
「いらっしゃいませ♪」
「あのー。仕事を探しているんですけど、何かありませんかね?」
「ここは討伐専門の受付ですが、よろしいでしょうか? お客様、戦えるような方には見えませんが」
「あぁ。大丈夫です。お腹空いているので、パパッと稼げるやつでお願いします」
「うーん、それがですねぇ。今近場である討伐の依頼がA級のものしかないんですよ」
「それで良いです。」
「わ、わかりました。それではこちらにサインをお願いします。」
渡された紙には、簡単に言うと死んでもこちらは責任取りませんよということが書いてあった。
サトルはサインをして受付嬢に返す。
「それでは、こちらが依頼の内容になります。忘れずにモンスターの1部を持って帰ってくださいね」
「わかりました」
今回の討伐依頼は、この街から少し離れた所にあるほら穴に、強いモンスターのビッグバアルが繁殖するためにこもってしまったので倒してほしいということだった。
今はまだ活動しないらしいのだが、このまま数を増やされると街に危険が及んでしまう。さらには親モンスターは繁殖期のため、いつも以上に殺気だっているという。
なりふり構っていられない。サトルは街を出てほら穴を探す。
「うーん。探すのめんどくさいなぁ」
お腹が空いているのにそんなことをしたくない
サトルは崖の上を見つめ、思い切りジャンプする
ブワッ!
ものすごい跳躍であっという間に崖の上に到着する
上から眺めていると目的地であろうほら穴を簡単に見つけることができた。
そこからもうひと飛びし、近くに着地
「さぁて、ビッグバアルには悪いけど行きますか!」
キャーッ!!
意気込んて中に入ろうとすると中から女の子の声がする
小走りで進むと間もなく4メートルくらいの巨体が目に入る。カスタリアに来る途中の熊がかわいく見える。
「わお・・・」
ビッグバアルはふーふー!と荒い息を吐いている
よく見ると足元にこっちでいう中学生くらいの女の子が座り込んでいる
「おい! 早く逃げるんだ! 死ぬぞ!!」
「で、でも、、。足が動かなくて・・・」
凶暴化しているビッグバアルが思い切り少女に噛みつこうとしている
「ちっ!」
サトルは思い切りダッシュする。すばやく女の子を抱きかかえ、間一髪のところで救出できた。
「あ、あ、あ、ありがどうございばす・・・」
「どうしてこんな所に?」
「それは。どうしてもあそこにあるヌール草が必要なんです!」
少女の指を差す先を見るとビッグバアルの後ろに小さな植物が生えている
「とはいっても無茶だろ!」
「でも、でも、、。あれがないとおばあちゃんが助けられないんです! お願いします! お礼はしますから!」
「・・・・ほう?」
「え?」
「今何でもするって言ったかい?」
「え、あ、わ、私ができることなら・・・」
「わかった。俺がなんとかやってみよう」
「本当ですか!? お願いします!」
少女を安全な場所に置いてビッグバアルと対峙する
ふー!ふー!!
「どうせ俺はお前をやんなきゃいけないんだ。ちょうどいいや」
様子を伺っていると、ビッグバアルから別の小さな音が聞こえる
「キュー、キュー。」
「うん? なんの音だ?」
目を凝らしてよく見てみる。ほら穴は暗いがはっきりと見える、これも能力なんだろう
ビッグバアルの股からブラブラ小さな顔が垂れている
「まさか! あれ赤ちゃんか!?」
どうりでさっきから攻撃してこないと思ってたら、そういうことか
程なくして、ついにビッグバアルはその場で倒れてしまった
苦しそうな悲鳴をあげている
サトルはどうして良いか迷ってしまう。
俺の仕事は目の前のモンスターを殺すこと。だけどっ!
「あーもう! わかったよ!」
サトルはくるりと向きをかえ少女を抱いて一旦ほら穴を抜ける
「ここで大人しくしてるんだ、いいね!?」
「わ、わかりました!」
サトルはほら穴に戻り、壁を強めにパンチする。壁が崩れ、岩が転がる
それをビッグバアルの両脇の間、股の間に置き、動きを制限させる
ガァー!!
「わかったかおとなしくしてくれ!」
暴れる衝撃で体勢を崩しながらも赤ちゃんを掴み、引っ張り上げる
「うーるぁあ!!」
スポッっと赤ちゃんが引き上げられる。
「キュー、キュー」
「ふぅ。良かった!」
岩を壊し、赤ちゃんを親に近づける
ビッグバアルは恐る恐る鼻で赤ちゃんを小突いた後、ペロペロ体を舐め始めた
サトルはその間にヌール草を抜き取る
”ごめんな。ここは危ないから森の方へ帰るんだ”
なんとなく語り掛けてみると、ビッグバアルは赤ちゃんを咥え森の方へ大人しく歩き出した
もしかして、通じたのか?
「ひいい!!」
ほら穴を抜けると少女が腰を抜かしていた
「もう大丈夫だ。はい、これ」
少女の顔が輝く
「ヌール草!! ありがとうございます!!」
「それでだな、、嬢ちゃん」
「な、なんでしょう?」
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