ほう。今何でもするって言った?

佐土原いづる

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砂の都

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オアシスを出発して5日間、俺たちは砂漠をゆっくり進んだ

現地人ジャスのおかげで、かなり安全に砂漠を渡ることができ、

寄り道をしてロリコが何か材料を採取したりしながら、ようやく大きな都に辿り着く

「うわぁ、すごい!」

「そうじゃろ? この規模の都市はなかなか無いぞ」

「まさに砂漠の都って感じだな~」

位置的には砂漠の終端近くになるのだが、とても大きいナルヌ川沿いに発展したとても大きな都市、それがこのコラプトである

入り口付近の警備の人にジャスが何やら話しかけると、豪華な馬車がやってきた

「ほら、乗るんじゃ。わらわの屋敷に案内しよう」

「ジャスって何者?」

「行けばわかるじゃろ」

馬車から外を眺める。ロリコがぴょんぴょん飛び跳ねて騒がしいが、白を基調とした建物、メインストリートにはヤシの木っぽいのが並んでいて、さすが大都市といったところか

屋敷の手前に大きな川が流れている、これがナヌル川だ。大きな橋を渡りきると、どでかい宮殿のような建物がある。うん、ジャスはかなりのお偉いさんだわ

見せ物の滝なんかあったりする宮殿の手前で馬車が止まった

「こっちじゃ」

「ジャスさんって、すごい人なんですね・・・」

ロリコが低姿勢で話しかける

「おいおい、いきなりかしこまるのはやめてくれんかのぉ。ロリコも命の恩人じゃ、普通に話してくれ」

「わ、わかった・・・」

中に入ると熱帯植物と召使いと思われる人々がお出迎え、俺たちの荷物もどこかへ持っていかれてしまった

ほどなくして、メガネをかけた女性がやってくる

「ジャスミン様! また勝手に遺跡探索に行かれて! 連絡鏡も持たずに! もし何かあったらどうするのです!」

「声がでかいのぉ、シュトメがすんなり行かせてくれんからじゃ。連絡鏡を持っていけばしつこく話しかけてくるし、落ち着いて探索できんじゃろ」

「当たり前です! ジャスミン様はもう少し国の姫である自覚を持っていただかないと困ります!」

「わらわも民と何ら変わらぬ人間じゃ、好きなことをして何が悪い?」

「だから、1人で勝手に出て行かないでと申しているのです! このシュトメ、心配で心配でここ5日間ろくに眠れておりません!」

「おぉ、悪かった悪かった。わらわが悪かったから、そんな涙目にならんでくれよ。

お♪ そういえば、おもしろい2人組を連れて来たぞ! わらわの命の恩人じゃ。 

この男はドルグを一撃で倒し、女の子は薬に精通しておる。ボディガードとして一緒に来てもらったんじゃ」

「へ? あぁ、そうなんですか? お客人に全く気付きませんでした、申し訳ありません。この度はうちのお姫様を助けていただいてありがとうございます」

「あ、どうも。あはは」

呆然と見ていたところにいきなり話を振られて何を言ったら良いか全くわからない

「二人とも長旅ご苦労じゃった。今日のところはこっちで用意した部屋でゆっくりするとよい。明日、また改めて話をしよう」

「おう、わかった」

そう告げるとジャスこと、ジャスミンはシュトメさんと共に行ってしまった。メイドさんと思われる女性に案内してもらい、部屋に入ると、それはもうとんでもない部屋だった。

植物や小さい滝、模様が入っている壁、エスニック?みたいな大きな部屋だ

まずはこの汗と砂まみれの体をどうにかするため、ロリコと別々にお風呂を済ませ、先に部屋に帰ってきた

「ふぅ、砂漠を越えるのはさすがに疲れたな、、」

学生時代をとうに終えた身体には砂漠という環境はキツかった。ロリコがいないと思って気が緩み、表情が露骨に険しいのが自分でもわかる

「よっこらっせ。あ”ぁ~。」

久方ぶりのベッド、しかもめちゃくちゃ高級そうだ。裸足になり、ものすごいラフな格好に着替えて倒れこむ。幸せ~~♪

「さーとる!」

少しするとロリコが俺の近くにやってきた

「おぉ、ロリコか。いやぁ、今回は本当に疲れた、、」

「ふふ、そんなのはサトルの顔に色濃く書いてあるよ。 がんばったサトルにオイルマッサージしてあげる。おばあちゃんから教わった、疲れが吹き飛ぶマッサージだから、期待してて♪」

「それはありがたい、で、どうするんだ?」

「どうするって、パンツ一丁になるしかないでしょ? オイルを塗るんだから」

「お、おう・・・」

うす暗い部屋でオイルマッサージ。ざわ・・・
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