ほう。今何でもするって言った?

佐土原いづる

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砂の都: 防衛戦

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大きな竜巻がサトルの目の前に現れている

サトルは手を前に突き出し、竜巻に神経を研ぎ澄ます

「これを、こう!」

力強く手を握ると、砂嵐が握りつぶされるように消え去った

竜巻があった向こう側に人影が見える

サトルは思い切り跳躍し、逃げ惑うサタキアナの首根っこを捕まえ、地面に伏せさせる

「残念だったね~」

「ど、ど、どういうことだ!? これは!」

「お前が知る必要はない。仲間の居場所を教えてもらうぞ」

サタキアナの頭に手を伸ばす

「ズァア!!!」

なっ!?

バンッ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「う、うぅぅ・・・」

気を失っていたようだ

身体中が痛い

ゆっくり体を起こすと、辺り一面の血が目に入る

そういうえば、何が起こったんだっけ?

サタキアナの頭から情報を盗もうとしたら・・・そうか、爆発したんだ

一瞬の事で何もできなかった。もし任務に失敗した場合、死ぬようになっていたのか。完全に油断した

「あはは、これはちょっとキツイな・・・」

右腕が血まみれになっていて、全く動かせない。走ったりジャンプしたりもできそうにない

ゆっくりとコラプトの方に歩いていく

「そうだ、連絡鏡ぉ」

懐にしまっていた連絡鏡を取り出す。良かった、壊れてはいないようだ

起動し、ジャスを呼んでみる

「な!?、サトル!! 大丈夫か!!」

こっちを見た途端、ジャスの顔が急変する

「あぁ、なんとか生きている。すまん、へたこいちまった」

「血まみれじゃないか! あ! ちょっとロリコ!!待たんか!!」

「ロリコがどうしたんだ?」

「サトルの顔を見た瞬間、部屋を飛び出して行きよった。それにしても何があった?」

「サタキアナの一人を捕まえて情報を引き出そうとしたんだが、目の前で爆発されちまった。 気絶していたようなんだが、そっちは大丈夫なのか?」

「あー。まぁ、今のとこはな。サトルのおかげで最初に襲撃してきたサタキアナは全滅した、それからぱったり攻撃が止まったんじゃが」

「うん? それから?」

「あれ、見えるかのう」

「あれ?」

ボーっとして気づかなかったが、上空にとんでもなく大きく黒い雲が密集しているのが見える

「攻撃が止まった後に奴らから手紙が飛んできてな。仲間を殺されて本気になったそうじゃ」

「まじか・・・。俺のせいで、、ごめん」

「なぁに、サトルが気にすることはない。全てはわらわの器量不足が招いたことじゃ」

「・・・・」

やってしまった。今回もなんだかんだ余裕でいけると思っていた。

取り返しのつかないことをしてしまった・・・

「ロリコが迎えに行ったはずじゃ、合流したらサトルも地下へ避難するのじゃ」

「ジャスはどうするんだ?」

「わらわがサタキアナに投降すれば民の命だけは助けてくれるらしいから、この後行ってくる。頑なに止めておったロリコがいなくなったからの」




「・・・。  うあぁああああ!!!!!! あああああ!!!!!」




サトルの声にならない叫びが響く
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