俺のモテ期がなんか思ってたのと違う

佐土原いづる

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10話

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「俺、昨日知らない女の人と相合傘したんだよ」

「今数学やってんだよ……何だって!!」

誰かに話したくなって数学の宿題をやっている昇に声をかける

「かわいい子か!?」

「いや、普通だったな。それにしても良い声だったんだよあの人~」

「あぁ、ならいいや」

「おい!なんだよそれ!」

「俺声フェチじゃねーからさ。ったくビックリさせやがって、、」

「お前は見た目以外に興味がないのかよ、、」

「赤の他人なんだろ? じゃあ見た目が100点の方が良いに決まってる」

「ぐぬぬ…(たまーに鋭いこと言うんだよなこいつ)」

「へぇ、知らない女の子に声かけちゃうなんて新くんも隅に置けないな~♪」

「あぁ、いや、雨が強めに降ってて、傘を持ってなさそうだったから」

「優しいんだね!」

「ちょっとした気の迷いってやつだよ…。今でもよく声かけられたなって思う」

「やればできるってことだね♪」

「もういいだろ! ちょっと昇に自慢したくなっただけだ!」

「なんで俺なんだよ…。っていうかお前もまだまだガキだな!」

「うっせ!」

「まぁまぁ、それより今日の放課後だからね♪ 勉強会」

「ちゃんと親には言ってきたぜ! んで、誰を呼んだんだ?ユイ」

「それはひ・み・つ♪」

「でた! 本当好きだなー!ユイ」

「だって楽しいじゃん♪」

「男にはわからん感覚だ」昇が両手を広げて首をすくめる

人見知りでも大丈夫なメンツを呼ぶって言ってたけど、どんな生徒を呼んだのだろう。気になる

----------------------------------------------------------------------------

時は放課後

「そんじゃあ行くか!あらた」

「いつになくやる気じゃないか、昇」

「小遣いのためだからな!」

「透き通ってるね~」

「だろ?」

何ニシシ顔してんだよ…

「準備できたー? じゃあ、行くよ♪」

ユイが3人の生徒を連れてこっちに来た。男1人に女2人だ。

「お~、佐々木じゃないか」昇が少し驚いている

「や、やぁ! 朝日くんに小山くん。今回は多田くんに誘われたんだ、よろしく」

「佐々木は頭良いんだぜ、これは心強い」

「へぇ、そうなんだ」

「でも、小山くんの方が頭良いよ。僕は理系が苦手なんだ、良かったら教えて欲しい」

「わかった、お互いがんばろう」

転校して以来ほとんど話したことが無い佐々木 みのると改めて自己紹介した後、女性2人と向き合う

1人はたれ目で長髪のおとなしい見た目の子と、あとー…

もう1人は太っていて三つ編み、色々とフェミニン系のものを身に着けているぅ…激しめな子だ

「黒田 澄子(くろだ すみこ)です。こ、今回は、よろしくお願いします」

「四谷(よつや)まみ よ、けっこう頭が良い人が集まっていて嬉しい!よろしくね!」

「お、おう…」

見た目が激しめな上にテンション高めときたか…

「じゃ、じゃあ行こうぜ!」

昇がそういうと、みんな振り返って教室の出入り口に向けて歩き出す。

「おい、ユイ! どうして四谷を呼んだんだよ!」昇が小声で尋ねる

「うーん…黒田さんにしか声かけてなかったんだけど~」ユイも困った顔をしている

なるほど、もともとお呼びでなかったというわけか。まぁ、ごたごた言っててもしょうがない。

6人でぞろぞろと図書館に向かう

黒田、四谷ペア

佐々木、ユイペア

俺と昇ペアだ。

「佐々木はユイのファンだからな」

「え? そうなのか?」

昇はいつも唐突にぶっこんでくる。ユイにファンがいることは前に聞いていたけれど、佐々木がそうだったのか。

そう言われると前で話している佐々木を見ているとドギマギしているように見えなくもない…

「あぁいうかわいい子の無邪気な振る舞いに弱そうな男は1発だろうなー」

「しょうがないと言いたくなるのがユイの怖いところだ。そういや、昇は彼女いたことあるのか?」

「まぁ、いたことはあるな~。だが、付き合ってみるとめんどくさくてよ、すぐ別れちまったんだ」

「へぇ」

「そういうあらたはいたことあるのか?」

「…ないよ」

「へぇ、別にコミュ障ってわけでもないのにな」

「普通に生きてても女の子と接点ができないんだが」

「そりゃそうだろ。多少自分から話しかけないと」

「だよな~」

「でも今のお前、大森原 花子に天野めぐみ、それにユイも入れたらけっこう女に忙しいじゃねーか。しかも昨日は知らない女の子と相合傘したってか、」

(1人は男だし、あと美人な幽霊な)

「なんか、思ってるのと違うんだが…」

「俺はおもしろいからな、どうなるか最後まで見届けさせてもらうぜ」ニシシ

「ちょっとは助けてくれよ!」

「へいへい」

そんな気だるい会話をしつつ、図書館に到着する。











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