11 / 30
11話
しおりを挟む
「おー…」
図書館の外観はとてもきれいで近未来的なデザイン、ガラス越しに人で賑わっているのがわかる。どうりで予約が取れないわけだ。
「ここは一昨年にできたばっかりなんだよ♪」
「へぇ~」
そう言いながら中に入る。中は賑わっているのに静かな図書館独特の雰囲気を醸している。
「確かにきれいだ。でもこんなに人がいたんじゃ逆に落ち着かなそうだ…」
「あらた正解! 俺も調べ物以外で使ったことはないな」
「僕もあまり得意じゃないんだ…」
「私も、、家の方が落ち着くし」
「じゃあ私も~!」
「え? とても良い環境じゃないか! 僕はけっこう使ってるよ、周りに勉強している人がいるとモチベーションも上がるからね!」
どうやら佐々木以外は図書館で勉強しないらしい。
「じゃあ、ちょっと待ってて♪」
ユイが受付に行き、少しやり取りをした後に会議室部屋の利用許可書を持ってきた。
「こっちだよ!」
階段を上り、3階にその部屋はあった。
「おぉ! これは良いじゃねーか!」昇のテンションが上がっている
「確かに」
部屋の配置を確認する。前にホワイトボード、3人使える長めの机が2×4で置かれている。
そして思い思いにみんなが席に着くと
□ □
黒田・四谷 昇・俺
□ ユイ
□ 佐々木
の席順となった。
「それじゃあ最初の1時間くらい自習して、その後わからない所を聞き合う時間にしよう」
「おっけ!」
「わかった♪」
「うん…」
「はーい!」
「うむ!」
元気よく返事をすると、みんなそれぞれノートと筆記用具を取り出し勉強を始めた。
あれ、思ってたよりみんなやる気ある? みんなで勉強会といえば結局遊んでしまうことになると思っていたけど、そんな事なさそうだ。
なさそうだ…
「ねぇすみ、このアクセ可愛くない?」
「…う、うん、そうだね」
「ねぇすみ、これ見て」
「…う、うん」
「ねぇすみ、この後ケーキ食べに行こうよ」
「……」
横を見ると昇がイライラをアイコンタクトで訴えてくる
俺は後ろを向き、ユイに助けを求めた。
「あのー四谷さん。あと30分だからもう少し話すの我慢しよ♪」
「うーん、わかった!」
そう言うと確かに黙ったものの、完全にやる気は0、スマホを触り始めている。
ていうか、まだたったの30分だぞ? どうなってんだよ…
一度気になってしまうと、四谷がそわそわしてるのが視界の隅に引っかかってたまらん。
「よつや~、あまり乗り気じゃなかったんだろ? どうして勉強会なんかについてきたんだよ」昇が痺れを切らしたようだ
「えー、だってすみが行くっていうから」
「まみちゃん、来たんなら勉強しないと」
「そうなんだけどー、つまんないじゃーん」
勉強なんてそんなもんだろうよ…。
「はぁ~」
あの昇がお手上げのため息をつく。とんだ爆弾を連れてきてしまった…
うーん、もう完全に乱されて集中できねー!
ふわっ
!?
なにか今、俺の頭を触った? 変な感覚がした。
「うーん…」
「まみちゃん、どうしたの?」
「なんか、気分わるーい」
「気分悪いの?」
「うーん、身体も重いし」
(それはもとからだろ)
「ちょっと外の空気吸った方が良いんじゃない?」
「そうするー」
そう言うと四谷は部屋を出て行った。
「みんな、ごめんね…」黒田が申し訳なさそうに言う
「黒田さん、どうして四谷さんを呼んだんだ?」
「呼んだわけじゃないの。勉強会に行くって言ったら私もって」
「そんなことだと思ってたけどな」昇が伸びをする
「ふん、あのくらいじゃ僕の集中は乱せないよ」佐々木は粋がっている
「いったん空気が途切れた所で、どうだろう?みんなが良ければ質問タイムに入るけど」
「僕は賛成♪ 自習は一人でやればいいし!」
「そうだな!」
「うむ、僕も構わないよ」
この後質問タイムに入る。基本的に俺と佐々木が教えつつ、質問が落ち着くとお互いの苦手な所を聞き合った。
図書館の外観はとてもきれいで近未来的なデザイン、ガラス越しに人で賑わっているのがわかる。どうりで予約が取れないわけだ。
「ここは一昨年にできたばっかりなんだよ♪」
「へぇ~」
そう言いながら中に入る。中は賑わっているのに静かな図書館独特の雰囲気を醸している。
「確かにきれいだ。でもこんなに人がいたんじゃ逆に落ち着かなそうだ…」
「あらた正解! 俺も調べ物以外で使ったことはないな」
「僕もあまり得意じゃないんだ…」
「私も、、家の方が落ち着くし」
「じゃあ私も~!」
「え? とても良い環境じゃないか! 僕はけっこう使ってるよ、周りに勉強している人がいるとモチベーションも上がるからね!」
どうやら佐々木以外は図書館で勉強しないらしい。
「じゃあ、ちょっと待ってて♪」
ユイが受付に行き、少しやり取りをした後に会議室部屋の利用許可書を持ってきた。
「こっちだよ!」
階段を上り、3階にその部屋はあった。
「おぉ! これは良いじゃねーか!」昇のテンションが上がっている
「確かに」
部屋の配置を確認する。前にホワイトボード、3人使える長めの机が2×4で置かれている。
そして思い思いにみんなが席に着くと
□ □
黒田・四谷 昇・俺
□ ユイ
□ 佐々木
の席順となった。
「それじゃあ最初の1時間くらい自習して、その後わからない所を聞き合う時間にしよう」
「おっけ!」
「わかった♪」
「うん…」
「はーい!」
「うむ!」
元気よく返事をすると、みんなそれぞれノートと筆記用具を取り出し勉強を始めた。
あれ、思ってたよりみんなやる気ある? みんなで勉強会といえば結局遊んでしまうことになると思っていたけど、そんな事なさそうだ。
なさそうだ…
「ねぇすみ、このアクセ可愛くない?」
「…う、うん、そうだね」
「ねぇすみ、これ見て」
「…う、うん」
「ねぇすみ、この後ケーキ食べに行こうよ」
「……」
横を見ると昇がイライラをアイコンタクトで訴えてくる
俺は後ろを向き、ユイに助けを求めた。
「あのー四谷さん。あと30分だからもう少し話すの我慢しよ♪」
「うーん、わかった!」
そう言うと確かに黙ったものの、完全にやる気は0、スマホを触り始めている。
ていうか、まだたったの30分だぞ? どうなってんだよ…
一度気になってしまうと、四谷がそわそわしてるのが視界の隅に引っかかってたまらん。
「よつや~、あまり乗り気じゃなかったんだろ? どうして勉強会なんかについてきたんだよ」昇が痺れを切らしたようだ
「えー、だってすみが行くっていうから」
「まみちゃん、来たんなら勉強しないと」
「そうなんだけどー、つまんないじゃーん」
勉強なんてそんなもんだろうよ…。
「はぁ~」
あの昇がお手上げのため息をつく。とんだ爆弾を連れてきてしまった…
うーん、もう完全に乱されて集中できねー!
ふわっ
!?
なにか今、俺の頭を触った? 変な感覚がした。
「うーん…」
「まみちゃん、どうしたの?」
「なんか、気分わるーい」
「気分悪いの?」
「うーん、身体も重いし」
(それはもとからだろ)
「ちょっと外の空気吸った方が良いんじゃない?」
「そうするー」
そう言うと四谷は部屋を出て行った。
「みんな、ごめんね…」黒田が申し訳なさそうに言う
「黒田さん、どうして四谷さんを呼んだんだ?」
「呼んだわけじゃないの。勉強会に行くって言ったら私もって」
「そんなことだと思ってたけどな」昇が伸びをする
「ふん、あのくらいじゃ僕の集中は乱せないよ」佐々木は粋がっている
「いったん空気が途切れた所で、どうだろう?みんなが良ければ質問タイムに入るけど」
「僕は賛成♪ 自習は一人でやればいいし!」
「そうだな!」
「うむ、僕も構わないよ」
この後質問タイムに入る。基本的に俺と佐々木が教えつつ、質問が落ち着くとお互いの苦手な所を聞き合った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。
昼寝部
キャラ文芸
俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。
その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。
とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。
まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。
これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた
今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。
レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。
不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。
レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。
それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し……
※短め
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる