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異世界っぽい現実 第3章
早瀬真理参上っ!
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4月も後半に差し掛かってきたある晴れた日のこと。
俺の気持ちはマントルまで沈みそうだった。
何故かって?答えは超カンタンなものだった。
私立高校の真似事でもしたかったのか、春休みをゆっくり過ごすなんて計画を一瞬で崩れさせた課題のテストが返ってきたのだ。
「はぁーっ」
「どうしたの? そんなに大きなため息ついて」
「課題テストだよ。あ~あ。もうちょい勉強するべきだったなぁ」
「私は転校してきたばっかりだから受けてないんだあ。どうだァ? いいでしょ~? 」
自慢げに嫌味を交えてくる望月。
ちくしょうコノヤローめ。
俺を守る任務かなんか知らんがこれは憤慨ものだ。おのれ教師共め。転校してきたからって課題テストくらいこいつにやらせろ!ストレスの一因になるかもしれんが。
「今回のテストは簡単。難易度レベルも中学卒業レベルに合わせられている。中学時代の勉強が身に付いていたら決して難しいテストではなかったはず」
横からボソッと呟いたのは立花だ。
こいつはどうやら最初からうちの高校に入学していたらしい。別のクラスに入って距離を置いた状態で俺を監視しつつ守っていくつもりだったようだ。
今となっては望月が同居を持ちかけて以来俺の家で居候しているのだが、果たして立花にとってそれは良かったのだろうか。相変わらず立花は無表情なので何を思っているのかよく分からない。
それにしても、そうズバッとカンタンだって言われてもなぁ。
「強いて言うなら、数学のレベルは他の教科に比べてレベルが高かった」
「おお! やっぱり分かってくれるか?確かに数学は難しかったなぁ。ピタゴラスの定理とかわけわかめだぜ」
「違う。数学のテストは他の科目のテストに比べて応用問題のレベルが高かった。そのことを総じて考えるとあのテストのレベルは高校1年次一学期修了レベル」
立花の話を聞いてキョトンとした俺の顔を察したのか、望月はニヤッと笑ってコソッと俺に話しかけた。
「立花さんはね? 実はこの世界の大学院も卒業してるんだよ? 情報分析が得意だとかなんだとか言ってたけど、私もよく分からないんだあ~」
ふむなるほど。俺も全然分からん。
「立花。なんでそんなこと分かるんだ? 」
「出題範囲と問題形式から推測した」
推測できるだけですげぇよ。
「立花は勉強出来るのか? 」
望月が不思議そうな目で俺を見てきた。そりゃそうだろうな。自分がさっき答えを出したものもっかい聞かれたんだ。聞かれたのは望月ではなく立花なのだが。
俺も望月の言葉を疑う気は無い。ただなんとなく立花本人の口からそれを聞いてみたかっただけなのだ。
「この世界の文化や学力レベルを把握したかった。だから勉強した。この世界での私の学力レベルはハーバード大学理系科修了レベル」
「へ? まじっすか? 」
「まじ」
「じゃあさ、俺ぐらいの学力レベルだと今日のテストは難しいんだよな? 」
「そう」
「わけわかめだよな? 」
「わけわかめってなに? 」
「いや、知らなくてもいいと思う」
「……そう」
これ以上の言及はやめておこう。なんでもかんでも即答してくれるのはいいが、なんとなく俺が落ちこぼれだと思ってしまいそうだ。
「あっ! そうだ! そろそろ新しい魔法少女がそろそろ派遣されるよマスターっ! 」
「ん? また新しい奴が来るのか? 」
「うんっ! 楽しみだなぁ。2週間ぶりかぁ。はやく会いたいなぁ」
遠くを見るような目で空を見上げた。
「あなたの守備は3人で行うことが指示されている」
俺は小さな声で立花が急に話すのでびっくりした。
お化け屋敷でバイトしたらまさに天職になる気がする。
「なんでバラバラに来るんだ? 一気に来た方がはやくないか? どうせ来るんだったら」
「そうする予定だった。しかし、予想外の魔人の襲撃によって先に望月さんだけを派遣せざるを得なかった。その時、我々はその事後処理をしていた。先日の、生物憑依系大型魔人の時も私の独断専行でここに来ている。早瀬さんはその事後処理に追われている」
「早瀬さん? 」
「我々のもう一人の仲間」
というわけで、俺たちは急遽(ってほどでもないが)予定を変更して針路を俺の家から早瀬さんとやらとの合流ポイントに行くことになった。
待ち合わせ場所は近所の駅前のちょっとした広場だった。この前行った図書館のすぐ近くにあったので、なんとなく面倒だ。
また望月の寄り道のせいで15分の道を30分かけさせられるのはゴメンだからな。
それよりも俺はもっと嫌な予感を感じていた。いや、正確には予想だな。
俺だって魔法とか使えるわけじゃないがそのヘンの一高校生だ。それなりの学習能力くらい備わっている。望月の時も立花の時も、こいつらと初めてあった時には必ず魔人に遭遇する。
今回もそうなのだろう。
ただ居候の知り合いに会いに行くというだけなのだが、俺の緊張度はMAXだった。
ほいサーっと出かけていってまた生命の危機に遭遇するなんてのはやめていただきたい。
そんなことを考えているうちに、駅前のこざっぱりした広場に着いた。駅に行くために渡らなければいけないうっとおしい信号のすぐ近くには、変にデカい噴水があり、地元ではよく待ち合わせ場所として有名な所だった。
すぐ向かいにデカいパチンコ屋さえなければもうちょっとはここに来る人も増えただろうに。その場の雰囲気に全く似合わない派手な電飾が光っているだけなのにやかましい。
「もうすぐ来るよマスター。心の準備はいい? 」
なんの準備をしろと言うのだろう。これから単に人に会うだけなのだから別になにもしなくたって問題はない。っていうかなにもすることもない。推理もののラノベをバッグから読んで待つことにした。
「そういや望月、立花。この近くに魔人はいるか?なんとなく嫌な予感がするんだが」
さっきからずっと気になってた質問をぶつけてみた。
「それなら」
立花が俺の質問に答えようとした時、どこからともなく誰か知らんやつが背後から望月に近づいていた。
立花や俺にはバレバレなのだが、こいつは望月になんらかのイタズラ仕掛けるらしい。
全然興味がわかないのはなぜだろう。
彼女もこちらに気づいたのか、こっちにウインクと人差し指を口にあててシーってやる仕草をしてきた。この少女はそろーりそろーり望月の背後に接近していく。
外見の説明をこの場を借りてしておくと、髪は腰にかかるくらい長く、とくにくくったりすることもなくストレートヘアにしている。大人っぽい雰囲気をかもし出しているそいつは、近所の世話焼きお姉さんと言ったところか。それにしてもこれまたけっこうな美人だ。おしとやかそうな顔は今ヤンチャな顔になっているのがいっそう可愛く見えるというより、美しい。
「わぁーっ! 」
「きゃあぁーっ! 」
望月は台本に書いてあったような驚き方をして噴水にダイブした。
「わっ! ゴメン愛果ちゃん! 大丈夫!? 」
自分のしたことを親の金をパクったことがバレて説教中に過去の自分の行いを悔い改めようとするようなの声で望月に諭す様に救助の手を指し伸ばしていた。
「ゴメンね愛果ちゃん。まさかここまでビックリするなんてこっちがビックリしちゃった」
ずぶ濡れの望月はそれを全く気にする様子でこっちをすごい顔で睨んできた。
「お、おいおいなんだ望月? 俺の顔になにかをついてるのか?」
「ちがうよ。魔人が出てきたの。でもなんでこんなにタイミングよく魔人が襲ってくるのかなぁ。あれ? タイミングが悪いのかな? 」
確かに……ってか前から気づいていたんだが、なんで毎回毎回都合のいいタイミングでヒョイっと現れる魔人は俺たちを監視でもしてるのか?
「今回の魔人はちがう。あらかじめ捕まえておいた魔人を、私が無理やり連れてきた」
立花の顔はどこか嬉しそうで少し照れているようには見えなかったけど俺にはなんとなくわかった。こいつは久しぶりに集まった3人で戦いたかったのだ。そんなことを立花が考えている気がした。
え?なんだって?今連れてきたって言ってなかったか?そんなことも出来るのかよ。やらなくてもいいのに。
「私1人では倒せないと判断した。援護が必要。みんなと戦いたかったわけではない。決して。断じて。絶対に」
そんなに否定語を連発させなくてもいいだろうに。
なんとなくわかった。絶対無敵の立花の弱点は、嘘をつくことが極端に苦手ってことだな。多分。
立花が手を広げると、黒い煙がフワッと上がった。
風の影響を受けてこっちに飛んできた時はさすがに焦ったぜ。少しばかり俺も浴びちまったからな。大丈夫なんだろうか。
黒煙は自動車用信号機に取り付いて姿を変えようとしていた。
「おいでなすったわね? 愛果ちゃん、立花さん。今回は私がメインでやらせてもらうね! 『空間魔法・六式』! 」
駅前の広場はあっという間に岩石地帯に変わっていた。全員の顔を見る限り、戦いの火蓋は切って落とされたようだ。
「『召喚』! 」
「『召喚』! 」
望月は相変わらずお馴染みの小太刀を召喚して、早瀬はゴツイライフルを召喚したようだ。
物騒な。
怖いからそれを俺の方に向けないことを祈ろう。そういえば立花は武器とかを召喚しないのか?
「しない。する必要がないから」
なるほどなるほど。確かに立花の能力だとむしろ武器なんて邪魔なだけだろう。
こんな戦い、とっとと終わらせてくれよ。もうすぐ見たいドラマが始まるんだ。
俺の気持ちはマントルまで沈みそうだった。
何故かって?答えは超カンタンなものだった。
私立高校の真似事でもしたかったのか、春休みをゆっくり過ごすなんて計画を一瞬で崩れさせた課題のテストが返ってきたのだ。
「はぁーっ」
「どうしたの? そんなに大きなため息ついて」
「課題テストだよ。あ~あ。もうちょい勉強するべきだったなぁ」
「私は転校してきたばっかりだから受けてないんだあ。どうだァ? いいでしょ~? 」
自慢げに嫌味を交えてくる望月。
ちくしょうコノヤローめ。
俺を守る任務かなんか知らんがこれは憤慨ものだ。おのれ教師共め。転校してきたからって課題テストくらいこいつにやらせろ!ストレスの一因になるかもしれんが。
「今回のテストは簡単。難易度レベルも中学卒業レベルに合わせられている。中学時代の勉強が身に付いていたら決して難しいテストではなかったはず」
横からボソッと呟いたのは立花だ。
こいつはどうやら最初からうちの高校に入学していたらしい。別のクラスに入って距離を置いた状態で俺を監視しつつ守っていくつもりだったようだ。
今となっては望月が同居を持ちかけて以来俺の家で居候しているのだが、果たして立花にとってそれは良かったのだろうか。相変わらず立花は無表情なので何を思っているのかよく分からない。
それにしても、そうズバッとカンタンだって言われてもなぁ。
「強いて言うなら、数学のレベルは他の教科に比べてレベルが高かった」
「おお! やっぱり分かってくれるか?確かに数学は難しかったなぁ。ピタゴラスの定理とかわけわかめだぜ」
「違う。数学のテストは他の科目のテストに比べて応用問題のレベルが高かった。そのことを総じて考えるとあのテストのレベルは高校1年次一学期修了レベル」
立花の話を聞いてキョトンとした俺の顔を察したのか、望月はニヤッと笑ってコソッと俺に話しかけた。
「立花さんはね? 実はこの世界の大学院も卒業してるんだよ? 情報分析が得意だとかなんだとか言ってたけど、私もよく分からないんだあ~」
ふむなるほど。俺も全然分からん。
「立花。なんでそんなこと分かるんだ? 」
「出題範囲と問題形式から推測した」
推測できるだけですげぇよ。
「立花は勉強出来るのか? 」
望月が不思議そうな目で俺を見てきた。そりゃそうだろうな。自分がさっき答えを出したものもっかい聞かれたんだ。聞かれたのは望月ではなく立花なのだが。
俺も望月の言葉を疑う気は無い。ただなんとなく立花本人の口からそれを聞いてみたかっただけなのだ。
「この世界の文化や学力レベルを把握したかった。だから勉強した。この世界での私の学力レベルはハーバード大学理系科修了レベル」
「へ? まじっすか? 」
「まじ」
「じゃあさ、俺ぐらいの学力レベルだと今日のテストは難しいんだよな? 」
「そう」
「わけわかめだよな? 」
「わけわかめってなに? 」
「いや、知らなくてもいいと思う」
「……そう」
これ以上の言及はやめておこう。なんでもかんでも即答してくれるのはいいが、なんとなく俺が落ちこぼれだと思ってしまいそうだ。
「あっ! そうだ! そろそろ新しい魔法少女がそろそろ派遣されるよマスターっ! 」
「ん? また新しい奴が来るのか? 」
「うんっ! 楽しみだなぁ。2週間ぶりかぁ。はやく会いたいなぁ」
遠くを見るような目で空を見上げた。
「あなたの守備は3人で行うことが指示されている」
俺は小さな声で立花が急に話すのでびっくりした。
お化け屋敷でバイトしたらまさに天職になる気がする。
「なんでバラバラに来るんだ? 一気に来た方がはやくないか? どうせ来るんだったら」
「そうする予定だった。しかし、予想外の魔人の襲撃によって先に望月さんだけを派遣せざるを得なかった。その時、我々はその事後処理をしていた。先日の、生物憑依系大型魔人の時も私の独断専行でここに来ている。早瀬さんはその事後処理に追われている」
「早瀬さん? 」
「我々のもう一人の仲間」
というわけで、俺たちは急遽(ってほどでもないが)予定を変更して針路を俺の家から早瀬さんとやらとの合流ポイントに行くことになった。
待ち合わせ場所は近所の駅前のちょっとした広場だった。この前行った図書館のすぐ近くにあったので、なんとなく面倒だ。
また望月の寄り道のせいで15分の道を30分かけさせられるのはゴメンだからな。
それよりも俺はもっと嫌な予感を感じていた。いや、正確には予想だな。
俺だって魔法とか使えるわけじゃないがそのヘンの一高校生だ。それなりの学習能力くらい備わっている。望月の時も立花の時も、こいつらと初めてあった時には必ず魔人に遭遇する。
今回もそうなのだろう。
ただ居候の知り合いに会いに行くというだけなのだが、俺の緊張度はMAXだった。
ほいサーっと出かけていってまた生命の危機に遭遇するなんてのはやめていただきたい。
そんなことを考えているうちに、駅前のこざっぱりした広場に着いた。駅に行くために渡らなければいけないうっとおしい信号のすぐ近くには、変にデカい噴水があり、地元ではよく待ち合わせ場所として有名な所だった。
すぐ向かいにデカいパチンコ屋さえなければもうちょっとはここに来る人も増えただろうに。その場の雰囲気に全く似合わない派手な電飾が光っているだけなのにやかましい。
「もうすぐ来るよマスター。心の準備はいい? 」
なんの準備をしろと言うのだろう。これから単に人に会うだけなのだから別になにもしなくたって問題はない。っていうかなにもすることもない。推理もののラノベをバッグから読んで待つことにした。
「そういや望月、立花。この近くに魔人はいるか?なんとなく嫌な予感がするんだが」
さっきからずっと気になってた質問をぶつけてみた。
「それなら」
立花が俺の質問に答えようとした時、どこからともなく誰か知らんやつが背後から望月に近づいていた。
立花や俺にはバレバレなのだが、こいつは望月になんらかのイタズラ仕掛けるらしい。
全然興味がわかないのはなぜだろう。
彼女もこちらに気づいたのか、こっちにウインクと人差し指を口にあててシーってやる仕草をしてきた。この少女はそろーりそろーり望月の背後に接近していく。
外見の説明をこの場を借りてしておくと、髪は腰にかかるくらい長く、とくにくくったりすることもなくストレートヘアにしている。大人っぽい雰囲気をかもし出しているそいつは、近所の世話焼きお姉さんと言ったところか。それにしてもこれまたけっこうな美人だ。おしとやかそうな顔は今ヤンチャな顔になっているのがいっそう可愛く見えるというより、美しい。
「わぁーっ! 」
「きゃあぁーっ! 」
望月は台本に書いてあったような驚き方をして噴水にダイブした。
「わっ! ゴメン愛果ちゃん! 大丈夫!? 」
自分のしたことを親の金をパクったことがバレて説教中に過去の自分の行いを悔い改めようとするようなの声で望月に諭す様に救助の手を指し伸ばしていた。
「ゴメンね愛果ちゃん。まさかここまでビックリするなんてこっちがビックリしちゃった」
ずぶ濡れの望月はそれを全く気にする様子でこっちをすごい顔で睨んできた。
「お、おいおいなんだ望月? 俺の顔になにかをついてるのか?」
「ちがうよ。魔人が出てきたの。でもなんでこんなにタイミングよく魔人が襲ってくるのかなぁ。あれ? タイミングが悪いのかな? 」
確かに……ってか前から気づいていたんだが、なんで毎回毎回都合のいいタイミングでヒョイっと現れる魔人は俺たちを監視でもしてるのか?
「今回の魔人はちがう。あらかじめ捕まえておいた魔人を、私が無理やり連れてきた」
立花の顔はどこか嬉しそうで少し照れているようには見えなかったけど俺にはなんとなくわかった。こいつは久しぶりに集まった3人で戦いたかったのだ。そんなことを立花が考えている気がした。
え?なんだって?今連れてきたって言ってなかったか?そんなことも出来るのかよ。やらなくてもいいのに。
「私1人では倒せないと判断した。援護が必要。みんなと戦いたかったわけではない。決して。断じて。絶対に」
そんなに否定語を連発させなくてもいいだろうに。
なんとなくわかった。絶対無敵の立花の弱点は、嘘をつくことが極端に苦手ってことだな。多分。
立花が手を広げると、黒い煙がフワッと上がった。
風の影響を受けてこっちに飛んできた時はさすがに焦ったぜ。少しばかり俺も浴びちまったからな。大丈夫なんだろうか。
黒煙は自動車用信号機に取り付いて姿を変えようとしていた。
「おいでなすったわね? 愛果ちゃん、立花さん。今回は私がメインでやらせてもらうね! 『空間魔法・六式』! 」
駅前の広場はあっという間に岩石地帯に変わっていた。全員の顔を見る限り、戦いの火蓋は切って落とされたようだ。
「『召喚』! 」
「『召喚』! 」
望月は相変わらずお馴染みの小太刀を召喚して、早瀬はゴツイライフルを召喚したようだ。
物騒な。
怖いからそれを俺の方に向けないことを祈ろう。そういえば立花は武器とかを召喚しないのか?
「しない。する必要がないから」
なるほどなるほど。確かに立花の能力だとむしろ武器なんて邪魔なだけだろう。
こんな戦い、とっとと終わらせてくれよ。もうすぐ見たいドラマが始まるんだ。
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