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MMM(トリプルエム)の心霊騒動
幽霊なんて怖くないよっ!
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望月がゴーストバスターを提案したせいで丑三つ時なんぞに学校まで行くハメになった俺たちは、あまりにもおそまつな警備をかいくぐって正門を抜け、幽霊の目撃証言があった学校の中庭まで来ていた。
それにしても夜の学校は不気味なものだ。実際に体験してもらわないと分かってくれないかもしれないが、とにかく不気味なのだ。朝昼と嫌でもいなければいけない学校はちょっとした物音でも大きく響く。特に夜にもなればそれがけっこう怖いのだ。
白鳥は案の定ビクビクしすぎて今すぐにでも泣き出しそうになっているし、望月はいつも通り元気いっぱい過ぎてやかましいし、立花はいつも通り無表情すぎてビビってるのかどうかすらわからない。早瀬も平常運転な感じで頼りになりそうだ。
問題は工藤だ。
ビビりまくっていることを必死になって隠そうとしているため、もはや情緒不安定だ。
「な……ななななにもなさそうね……」
「やっぱりイタズラだったんじゃないのか? 」
「そんなことないよ! きっと幽霊はいるって! 」
「ふひぃ~……怖いよ~」
「はやく帰りましょ? こんな夜中にわざわざ来る必要ないじゃない」
「…………………………」
夜中にいちいち騒がしいヤツらだ。
魔法少女ってのはこんなに賑やかな連中ばっかなのか?
いや、立花みたいな寡黙とも取れるような静かな魔法少女だっている他にも数人くらいはだろう。
「真理ちゃん……。分かってないなぁ」
チッチッチッと人差し指をふる望月。なにが早瀬に分かっていないというのか、なぜ望月は全て知ってそうな感じでいるのか。
白鳥も工藤も今の早瀬の意見に同調していることが表情を見ただけで分かる。
「こんな夜更けが1番いいんだって! そっちの方が幽霊が幽霊してるって感じ! 幽霊とかお化けが出てきそうな時間に行かないと見れないじゃん」
幽霊するという意味がいまいちよくわからない。それに幽霊やお化けが出てきそうな時間っていつのことなのだろうか。
まあなんとなく今のこの時間であることが分からなくはないが。なんで丑三つ時うんぬんかんぬんを知ってるんだ望月は。
懐中電灯なんて大して役にも立たない光で中庭を照らしてみるのだが、熟睡中のうさぎや鶏が見える程度である。こんなとこに幽霊なんているわけがないだろう。そもそも俺は幽霊なんて信じちゃいないんだ。
ん?待てよ?魔法少女だの魔人だのなんて普通に考えたらありえない存在がいるんだから幽霊だっていてもおかしくはないかもしれない。
こーゆー時は生きる電子辞書こと立花に聞くしかあるまい。
「なぁ立花。幽霊っているのか? 」
「いることはいる。だが、あなたたちからしたらいないも同然」
「どういうことだ? 」
「あなたたちの幽霊とは定義的に違っている」
「定義的? 」
「そう。あなたたちの世界の幽霊の定義を『死んだ人間の魂がこの世に残留したもの』と捉えるならばそれは少し違う」
「なにが違うんだ? 」
「あなたたちの世界の学者はこういった定義で幽霊の存在を否定している『1: 質量もエネルギーも持たない物質は生物ではない。2: 幽霊は生物由来の物質である。3: 1により2はエネルギーか質量を持っていなければならない。4: 3ならば観測が可能である』だがこれは間違っている。なぜなら、あなたたちは幽霊を『存在』として認識しようといているから。しかしあなたたちにとって幽霊とは『概念的』と言った方が語弊が少ない」
「えっと……つまり? 」
この時点で既によく分からんので話の先を進ませる。
「幽霊とは、死んだ人間がこの世に強く残した負の感情によって召喚された魔人のこと。普通の人間には観測などは不可能なので概念的と言った方が正しい。死者召喚型現地弊害形電磁波的現地干渉性魔人と呼ばれる魔人は、その場にいるだけで周辺の人間になんらかの現象が脳に起こったと誤認させるほどの強力な電磁波を放つ。つまりこの世界の人間の勘違い」
ダメだ。さっぱりわからん。
わけのわからん単語を連発させられると、俺の認識力なんて英語の長文読解並になる。立花はさらに謎に対する謎説明を続ける。
「誤認で代表的な現象は『悪寒』と呼ばれている。その他の現象に『めまい』『吐き気』『発光現象』『人影の誤動作』などがあげられる」
やっぱり全然わからん。立花の説明は難しいものばかりだ。幽霊は勘違いってとこはギリギリわかったが、あとの説明は聞き取れた単語を繋ぎあわせて意味をなんとか理解出来ている程度だ。
立花はさらに続けた。
「有名な心霊現象の一つにポルターガイストがあげられるが、あれが唯一の幽霊を存在として確認できる現象である。ポルターガイストが起こったその場にはエネルギーと質量の両方を確認することが我々は可能。しかし現代の人間の科学や定義では確認することは不可能。その場にあるエネルギーは現代科学では存在を確認できない。なぜならそのエネルギーはマイナスエネルギーだから」
「えっと……つまり幽霊ってのは魔人なんだな? 」
これ以上立花に日本語に似た言葉を喋らせると俺の頭がパンクしそうなのでやや強制的な気がするが話を中断させた。
「そう。死者召喚型現地弊害形電磁波的現地干渉性魔人」
「ところでその幽霊魔人はこの近くにはいるのか? 」
「わからない」
俺たちはしばらく中庭をウロウロしていると、魔法少女たちが急にキョロキョロし始めた。
「ねぇマスター。幽霊見つけた? 」
「いや……それよりどうしたんだ? 急にキョロキョロして」
「私ね……見つけちゃった……」
「え? おいまさか……」
「うん。幽霊見つけちゃったの……」
望月が指さした方向には何もなかった。
強いて言うなら、厳重に掛けられた南京錠がつけてあるドアと電気室と書かれたボロボロの表示がドアに張り付けてあるくらいだ。
「ふぇあっ? ゆゆゆ……幽霊れす~っ! ヒィ~」
望月の声に真っ先に反応したのは白鳥だ。
俺には何もないようにしか見えない電気室の扉を見て今にも泣き出しそうになっている。虐待を受けたトイプードルが主人を見て怯えているような反応だ。
頭を抱えてしゃがみこみながらヒィヒィ言ってる。
「幽霊? フ、フン! そんなのでわらひが怯えるもんですか! あはははは! 」
工藤は強がりまくってるせいで狂っているようにすら思える。
素直に白鳥のような反応をすればいいだろう。そうすりゃ友達も増えるかもしれんぞ。あのなんでもできる超優秀な工藤生徒会長は幽霊が怖いってのは意外な弱点じゃないか。チャームポイントとして成り立つかもしれんぞ。
「へぇ~。これが幽霊なの? 初めて見るわ」
早瀬はなにも怖がることもなく、初めてトリュフを見たような反応をした。そんなに興味はないが少しだけ関心はしているようだ。ちなみに立花はいつ見ても無表情なので今見なくても別にいいだろう。とか思って見てみると、案の定無表情だ。興味があるのか呆れているのかやっぱりかって思っているのか全然わからない。
と言っても立花が驚いた顔を見るということは俺にとっては恐怖でしかない。あの立花が無表情以外の表情を見せるということは超危険信号なのだ。
この街に大怪獣軍団が現れて全員スペシウム光線と八つ裂き光輪が効かないくらいの絶望感だろう。せめてM87光線かストリウム光線くらい効いてくれることを願う。
そんなファザーショット級に頼りになる立花はやっと俺の分かってませんアピールにようやく気づいたのか、俺の顔をじっと見て再び何もないドアに向き直った。
「空間魔法に使う。そうすればおそらくマスターにも視認できるはず」
「へ? マスター見えなかったの? ごっメーン! すぐ空間魔法するね! 『空間魔法・2式』! 」
どぉぉぉぉ!
デカイ波みたいな音を立てて真夜中の中庭が真昼の砂漠に変わった。
そこには俺や魔法少女5人衆がポツンと立っていたが、目の前に異様なオーラを放つ人が俺たちの目の前にいた。
魔人……のようにも見えるが、それともなにか違う気がする。
「あなたたち……誰? 」
こっちが聞きたい。
俺たちの学校の古い制服を着た女子生徒は、血の気がない青白い顔でこちらを見てきた。
それにしても夜の学校は不気味なものだ。実際に体験してもらわないと分かってくれないかもしれないが、とにかく不気味なのだ。朝昼と嫌でもいなければいけない学校はちょっとした物音でも大きく響く。特に夜にもなればそれがけっこう怖いのだ。
白鳥は案の定ビクビクしすぎて今すぐにでも泣き出しそうになっているし、望月はいつも通り元気いっぱい過ぎてやかましいし、立花はいつも通り無表情すぎてビビってるのかどうかすらわからない。早瀬も平常運転な感じで頼りになりそうだ。
問題は工藤だ。
ビビりまくっていることを必死になって隠そうとしているため、もはや情緒不安定だ。
「な……ななななにもなさそうね……」
「やっぱりイタズラだったんじゃないのか? 」
「そんなことないよ! きっと幽霊はいるって! 」
「ふひぃ~……怖いよ~」
「はやく帰りましょ? こんな夜中にわざわざ来る必要ないじゃない」
「…………………………」
夜中にいちいち騒がしいヤツらだ。
魔法少女ってのはこんなに賑やかな連中ばっかなのか?
いや、立花みたいな寡黙とも取れるような静かな魔法少女だっている他にも数人くらいはだろう。
「真理ちゃん……。分かってないなぁ」
チッチッチッと人差し指をふる望月。なにが早瀬に分かっていないというのか、なぜ望月は全て知ってそうな感じでいるのか。
白鳥も工藤も今の早瀬の意見に同調していることが表情を見ただけで分かる。
「こんな夜更けが1番いいんだって! そっちの方が幽霊が幽霊してるって感じ! 幽霊とかお化けが出てきそうな時間に行かないと見れないじゃん」
幽霊するという意味がいまいちよくわからない。それに幽霊やお化けが出てきそうな時間っていつのことなのだろうか。
まあなんとなく今のこの時間であることが分からなくはないが。なんで丑三つ時うんぬんかんぬんを知ってるんだ望月は。
懐中電灯なんて大して役にも立たない光で中庭を照らしてみるのだが、熟睡中のうさぎや鶏が見える程度である。こんなとこに幽霊なんているわけがないだろう。そもそも俺は幽霊なんて信じちゃいないんだ。
ん?待てよ?魔法少女だの魔人だのなんて普通に考えたらありえない存在がいるんだから幽霊だっていてもおかしくはないかもしれない。
こーゆー時は生きる電子辞書こと立花に聞くしかあるまい。
「なぁ立花。幽霊っているのか? 」
「いることはいる。だが、あなたたちからしたらいないも同然」
「どういうことだ? 」
「あなたたちの幽霊とは定義的に違っている」
「定義的? 」
「そう。あなたたちの世界の幽霊の定義を『死んだ人間の魂がこの世に残留したもの』と捉えるならばそれは少し違う」
「なにが違うんだ? 」
「あなたたちの世界の学者はこういった定義で幽霊の存在を否定している『1: 質量もエネルギーも持たない物質は生物ではない。2: 幽霊は生物由来の物質である。3: 1により2はエネルギーか質量を持っていなければならない。4: 3ならば観測が可能である』だがこれは間違っている。なぜなら、あなたたちは幽霊を『存在』として認識しようといているから。しかしあなたたちにとって幽霊とは『概念的』と言った方が語弊が少ない」
「えっと……つまり? 」
この時点で既によく分からんので話の先を進ませる。
「幽霊とは、死んだ人間がこの世に強く残した負の感情によって召喚された魔人のこと。普通の人間には観測などは不可能なので概念的と言った方が正しい。死者召喚型現地弊害形電磁波的現地干渉性魔人と呼ばれる魔人は、その場にいるだけで周辺の人間になんらかの現象が脳に起こったと誤認させるほどの強力な電磁波を放つ。つまりこの世界の人間の勘違い」
ダメだ。さっぱりわからん。
わけのわからん単語を連発させられると、俺の認識力なんて英語の長文読解並になる。立花はさらに謎に対する謎説明を続ける。
「誤認で代表的な現象は『悪寒』と呼ばれている。その他の現象に『めまい』『吐き気』『発光現象』『人影の誤動作』などがあげられる」
やっぱり全然わからん。立花の説明は難しいものばかりだ。幽霊は勘違いってとこはギリギリわかったが、あとの説明は聞き取れた単語を繋ぎあわせて意味をなんとか理解出来ている程度だ。
立花はさらに続けた。
「有名な心霊現象の一つにポルターガイストがあげられるが、あれが唯一の幽霊を存在として確認できる現象である。ポルターガイストが起こったその場にはエネルギーと質量の両方を確認することが我々は可能。しかし現代の人間の科学や定義では確認することは不可能。その場にあるエネルギーは現代科学では存在を確認できない。なぜならそのエネルギーはマイナスエネルギーだから」
「えっと……つまり幽霊ってのは魔人なんだな? 」
これ以上立花に日本語に似た言葉を喋らせると俺の頭がパンクしそうなのでやや強制的な気がするが話を中断させた。
「そう。死者召喚型現地弊害形電磁波的現地干渉性魔人」
「ところでその幽霊魔人はこの近くにはいるのか? 」
「わからない」
俺たちはしばらく中庭をウロウロしていると、魔法少女たちが急にキョロキョロし始めた。
「ねぇマスター。幽霊見つけた? 」
「いや……それよりどうしたんだ? 急にキョロキョロして」
「私ね……見つけちゃった……」
「え? おいまさか……」
「うん。幽霊見つけちゃったの……」
望月が指さした方向には何もなかった。
強いて言うなら、厳重に掛けられた南京錠がつけてあるドアと電気室と書かれたボロボロの表示がドアに張り付けてあるくらいだ。
「ふぇあっ? ゆゆゆ……幽霊れす~っ! ヒィ~」
望月の声に真っ先に反応したのは白鳥だ。
俺には何もないようにしか見えない電気室の扉を見て今にも泣き出しそうになっている。虐待を受けたトイプードルが主人を見て怯えているような反応だ。
頭を抱えてしゃがみこみながらヒィヒィ言ってる。
「幽霊? フ、フン! そんなのでわらひが怯えるもんですか! あはははは! 」
工藤は強がりまくってるせいで狂っているようにすら思える。
素直に白鳥のような反応をすればいいだろう。そうすりゃ友達も増えるかもしれんぞ。あのなんでもできる超優秀な工藤生徒会長は幽霊が怖いってのは意外な弱点じゃないか。チャームポイントとして成り立つかもしれんぞ。
「へぇ~。これが幽霊なの? 初めて見るわ」
早瀬はなにも怖がることもなく、初めてトリュフを見たような反応をした。そんなに興味はないが少しだけ関心はしているようだ。ちなみに立花はいつ見ても無表情なので今見なくても別にいいだろう。とか思って見てみると、案の定無表情だ。興味があるのか呆れているのかやっぱりかって思っているのか全然わからない。
と言っても立花が驚いた顔を見るということは俺にとっては恐怖でしかない。あの立花が無表情以外の表情を見せるということは超危険信号なのだ。
この街に大怪獣軍団が現れて全員スペシウム光線と八つ裂き光輪が効かないくらいの絶望感だろう。せめてM87光線かストリウム光線くらい効いてくれることを願う。
そんなファザーショット級に頼りになる立花はやっと俺の分かってませんアピールにようやく気づいたのか、俺の顔をじっと見て再び何もないドアに向き直った。
「空間魔法に使う。そうすればおそらくマスターにも視認できるはず」
「へ? マスター見えなかったの? ごっメーン! すぐ空間魔法するね! 『空間魔法・2式』! 」
どぉぉぉぉ!
デカイ波みたいな音を立てて真夜中の中庭が真昼の砂漠に変わった。
そこには俺や魔法少女5人衆がポツンと立っていたが、目の前に異様なオーラを放つ人が俺たちの目の前にいた。
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