サクササー

勝瀬右近

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サクササー設定集1

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【◆◆◆◆◆◆あ行◆◆◆◆◆◆◆】


【アイドガーブル】
蛾の一種。弱い毒性を持つ鱗粉が染料となる。

【アナン=ログロック=ゼーゼス】
ノスユナイア第一師団司令官。元帥。54歳。
18年前に国王からドリエステルを第七師団司令官に任ずるという言葉を聴いたときは退官を考えたという。国王もそれをわかっていたのか、それから数ヵ月後に第一師団司令官の引退で席が空いたのを機にゼーゼスを後釜にし、落着した。
ドリエステルとは寄るとさわると言い争いをはじめる仲。元帥会議では二人のうちのどちらかがいないと皆ホッとするほど。

【アローダ=オズ=ノーエル】
ノスユナイア第五師団司令官。中将34歳。
27歳の時にレアン共和国に派兵され、かの地で隊商に同行。フラミア連邦王国への途上(フラミア連邦王国とサホロ公国の国境において)竜人デザーンの襲撃に遭い、戦うというノスユナイアでは数少ない経験を持つ軍人のひとり。当時はまだ司令官ではなかったが、デザーンを撃退したそのときの働きは同行していたレアン共和国人や同国の兵士などから噂が広まりノスユナイア国王が知るところとなった。第五師団の前任者が老齢のため退官した後を引き継ぐよう国王から任命されたのは29歳の時。元帥号はデザーンとの戦いにおいて一人も死者を出さず、隊商の被害もまったくなかったことによって与えられたが、過去に遡っての勲功授与に一部の司令官からは「おまけの元帥号」と揶揄されてる。しかし当人はまったく気にしていない。

【アカ族】
火の神ボアボーンを崇めるノスユナイア王国北西部の山岳地帯に居留する部族。
肌の色は暗い赤色で頭髪は白髪と黒髪が等分に混じっている。目の色は青。
男は獣人に迫る体躯で見る者を圧倒する。女もマシュラ族の男より身長があり逞しい。このことから戦闘に向いている種族であることがうかがえる。
同種族に魔法使いはいないが、高い魔法防御力を有している。崇める神が象徴するように火炎魔法に特に耐性がある。
セノン族と同様に他の種族とはあまり交流を持たないが獣人のように敵対することもなかったのでノスユナイア王国では存在を認めて併合することをしていない。

【アノワ 魔法使用者 カーヌ=アー ホルサ=ディエル】
この魔法は二人の会話を無意味な音に変換する。
たとえ数センチの近さから私たちの話を聞こうとしても会話をしているという事はわかっても内容は決してわからない無意味な音になる。
※二人までで、三人以上での複数会話には対応しない。

【アドラミス教】
トスアレナ教皇国の国教。
アドラミス教は政治的混乱の源になるとされて各国が信仰を禁じている。


【異種族の父祖】
マシュラ族に子を産ませた、或いはマシュラ族の子を産んだセノン族の事。
300年前に生まれたハーフセノンやその親はセノン族の里にとっては追放の対象だった。現在セノン族は帰郷を許されているが、ハーフについては里へ来ることさえも禁じている。
今はエミリア海洋王国にほとんどが住んでいる。
純血セノンは100人ほどで、彼らを父母とするハーフセノンはその3~4倍ほどと言われている。

【イオニア】
ケルファール大公国の首都。人口30万人。

【インタベルヌ】
樹液が染料となる植物で樹齢が高くなると樹液が出やすくなる。



【馬】
この世界の馬は牛を巨大化させたような容姿を持つ。足が短いため速度はそれほどでないが、持久力と突撃力に優れている。通常は単騎での戦闘はせず最低でも小隊単位の集団で行動する。
普通騎兵は馬に乗ったまま戦うが、状況によっては下馬して戦ったり、二人乗りで戦うこともある。

【ウォード】
アブラナ科タイセイ属の植物。
寒さに強い植物で、葉が藍色(青)の染料の原料。
ノスユナイア王国の北部で主に生産されている。見渡す限り一面の花畑は壮観。
乾燥させた葉は解熱殺菌作用がある薬草としても重用される。




【エミリア海洋王国】
 現段階で最も古い記録はエミリア最南端の島であるダスカルで発掘された石版の文字表記だと言われている。
 そのままでは読めないが年代別に遡ると読めると言われ、8000年前と結論した学者がいた。
 しかし異を唱える学者も多く、真偽のほどはわからない。

【炎熱魔法】
獣人が得意とする火炎系の攻撃魔法だが、獣人だけが使えるというわけではない。
強力な魔法使いのものになると半径500mに被害を及ぼすほどの巨大な火球を飛ばすことも出来る。




【◆◆◆◆◆◆か行◆◆◆◆◆◆◆】

【海賊】
わずかながら海賊が存在するがどれも小規模。歴史上では大規模な海賊も存在していたが、700年ほど前にフラミア連邦王国やトスアレナ教皇国などの大国が行なった海賊討伐でほとんど殲滅され、それ以来海賊業は割に合わないと廃れていった。
ストファレス島には今でも海賊が隠した財宝があるとされ、海千山千の発掘屋や冒険者が後を絶たず訪れる。

【海王 ケルファール大公国の高速艇】
●諸元
全長:84メートル
全幅:12メートル
マスト数/高:3/16.1メートル
速力:平均17ノット前後。最高30ノット。
帆の総面積3097平方メートル
乗員:48名
定員:101名

【海龍ナーブリオン】
南海赤道より下に位置するナーブ灘あたりに生息すると言われているが、生息域も生息数もまったくわかっていない謎の多い巨大生物で伝説の怪物と言われている。目撃されることが滅多にないのでそう呼ばれているが実在する怪物である。

【カズール=ドルバ=ドリエステル】
ノスユナイア第七師団司令官。元帥。53歳。
常に落ち着いた口調で話す人だが、日頃からそれが癇に障るとゼーゼスは言っている。若い頃は現在の国王が指揮していた第7師団にドリエステルと共に所属していて、二人とも旅団長だった。当時から仲が悪かったが、国王は切磋琢磨する仲であると言って気にも留めなかった。
18年前に公務と軍務の両立が難しいという理由で軍を退官した国王から第七師団司令官を任せられた。

【岩塊の精霊兵】
近衛隊カレラ=ドルシェの召喚魔法によって現れた一般には精霊兵とよばれる兵士。岩塊に魔法力を注ぎ込むことで自由に操ることができる地属性の魔法兵。大きさは調整できる。
エバキィルの塔ではさすがに巨大機械兵に力及ばず、彼らの魔法量が尽きて崩れ去ってしまった。魔力が尽きれば当然召喚は出来なくなる。
カレラはこのほかに大気の精霊兵、水の精霊兵を召喚することが出来る。
四元素を元とするのが召喚精霊兵なので、他に確認されている精霊兵の種類として、氷、火、といったものがある。
カレラは単一の元素から作り出される精霊兵だけしか呼び寄せられないが、より高度な召喚術で生成されるものでは、土、水、空気を組み合わせた雷属性の精霊兵や、土と火、空気元素の組み合わせの火炎属性の精霊兵もある。噂では黒魔法によって闇に属する精霊兵を召喚できる者もいるらしい。




【貴賜名(きしめい):神より賜った貴い名という意味】
ノスユナイア王国では通常公式の場で在位の王族が臣下配下に対して呼びかける時に貴賜名を使用する。
位の高いものであれば親が、そうでない場合は自分で考える。ただし、王族から名前を呼ばれる事はあまりあることではないため、一般人で貴賜名を持っている者は極々少数。一般の人々は名前か家門名(姓)で呼び合い、必要になった時には神官から授けられる。
この文化はマシュラ族特有のもので、セノン族、ジェミン族、アカ族の名前には貴賜名は存在しない。ハーフセノンは生い立ちによるがカレラは持っていない。

【軌道サーリング】
鉄製の線路上を走るサーリングエンジン付きの乗り物。エネルギー効率は道路上を走るより良く、走る速度も2割ほど早い。

【機械兵】
失われた種族が遺したとされる殺人機械。作中でツェーデルが言ったように、エバキィルの塔から一定の距離を離れることが出来ないため塔の周りをうろついているだけで近づきさえしなければ害は無い。しかしどういうわけかどんなに壊されても、いつの間にか修理されているか再生産されて常に同じ数が存在する。確認されているのはおよそ70機。
車輪によって起動するものが殆どで動力源は不明だが、その機動力はサーリングの比ではない。この機動力が手に入れば更なる技術革新が可能であるとジェミン族が長年その謎を解く為に研究が続けられているが、詳細は不明のまま。推測では機械兵は塔からなんらかの動力補給を受けているのではないかと結論されている。



【黒魔法】
 魔法には白赤黒があり、黒魔法はほぼ火炎系統を主体としている。赤魔法の炎系魔法ももちろんあるが黒魔法に比べると威力はかなり落ちる。
 黒魔法と赤魔法の根本的な違いは書式の違いである。現出させる魔法陣の複雑さの違いもあるが、たいていは赤と黒の配色で現れる。その様子を見れば素人でも黒魔法であることがわかる。
 シャアルのように、二つの黒魔法を同時に放つには非常に高い技術と魔法圧と魔法量が不可欠。



【元老院】
魔法院、国務院、貴族院 この3院と対を為す議会。
だが実際は国王の助言機関にすぎず、王国評議会で可決した事に事後承認を与えるなどその役割はあまり重要ではない。
司法権をもっているが王族または王国評議員に対して司法権を行使する事は出来ない。

【結界】
魔法力を籠めた石板に障壁魔法陣を彫り込んで十芒星を描く形に配置する。そうするとすべての石板が連動して同じ方向に障壁を生じさせその力を十倍に増幅させる。それが崩れるとバランスが崩れてしまい崩壊する。
この障壁を作り出す結界魔法は衝撃相殺(衝撃を受けると魔法力を消費する)なので、定期的に見回るなどの管理が必要。

【喧嘩1000人】
ロマの残した伝説的逸話。貴族たちがロマに好意的である最大の要因となった出来事。
誰かがこの話をするときには喧嘩という派手な言葉で終始するだけで終わるが、実はこの喧嘩で彼女の実力を垣間見ることができる。それは彼女の霊牙力制御とその持続力が群を抜いているという事である。
霊牙力は魔法使いの魔力同様に限界がある。霊牙力を放出しきってしまえばロマとて普通より少し強い程度の女である。だから通常1000人と戦うなど考えることもないし、喧嘩相手も霊牙力を使うのだから現実的でもない。しかしいくら頭にきていたとはいえ、対する相手によって霊牙力を微調整して使うことでもしなければ、つまり力押しだけではとても出来ることではないのも事実。並外れた体術の巧者でもある。
ただ相手が女だという理由で兵士たちが及び腰になっていた可能性もある。ひょっとすると彼女はそういうことをすべてわかった上で喧嘩を楽しんでいたのかもしれない。




【公衆浴場】
レアン共和国ならではの芸術的価値の高い公衆施設。観光目的でく訪れる者も少なくない。古いものでは1000年以上前(文化隆盛期)に建てられたものもある。

【氷の塔】
 大ミネール海洋中東部の島にある塔。
 塔全体が氷壁でおおわれている。なぜ南洋にあるのに氷が解けないのかは謎。ここにいる怪物は殆どが氷でできている。だがその体は生半可な炎では溶ける事もなく剣で突いても切り付けても簡単には砕けない。
 この島で採取された氷で飲む水割りは最高にうまいのでこの島を訪れる採氷業者は多い。




【国旗】







【◆◆◆◆◆◆さ行◆◆◆◆◆◆◆】


【サホロ公国産ワイン】
サホロ公国は世界でも珍しい農産物が多く採れる土地柄ではあるが、ワインの産地として有名と言うわけではない。ただ、とある有名な農園で採れる葡萄から造られるワインが世界的に高く評価されている。
150年ほど前から醸造されているワインは世界中で珍重され、なかでも100年以上熟成させたワインは貴族が住まう館が建てられるほどの値段がつくこともある。

【サーリング発動機】
発動機の名称。搭載した車両や船舶の総称にもなっている。
大きいものになると馬車2台分ほどの大きさ(全長7~8m)になる。この世界にはチェーンと言うものが無いので、動力伝達はすべて歯車。ゴムも無いので車輪は幅の広い鉄製であることが多いが、木製の車輪の接地面に鉄板を張ったものもある。
貨物専用のほかに小さいものだと一人乗りの三輪があるが基本的に四輪車。緩衝装置は板バネ式。燃料は熱と空気。熱は発熱クリスタルに魔法力を注いで得る。
速度は時速10kmから50kmで大型の物ほど速度が出ない。
王室などの極限られた階級が使う車は骨組みも発動機も軽くて丈夫なアスミュウム合金製というのがあるが、この金属自体の産出量が少ないのでほぼ鉄製。

【サーリング発動機つき船舶】
河川の渡し舟といった短距離航行でかつ逆風の時にまっすぐ進めるこの発動機は重宝する。
無風状態のときにサーリング発動機で出せる速度は5~8ノット(約9km/h~14km/h)がせいぜいであるが、ニンフォル河の川幅は最大でも2kmといったところなので、問題にはならない。
サーリングエンジンの燃料は熱の温度差と空気だが、この熱を供給するのが発熱クリスタルでと冷却クリスタルであるある。このクリスタルには個体差があって、発動機に使うのに丁度良い発熱、冷却性能をもつものが使用されている。
※クリスタルは発熱、冷却、発光などがあり、その殆どがノスユナイア王国から産出され、その採掘権をジェミン族に貸している。
【軌道サーリング】
鉄製の線路上を走るサーリングエンジン付きの乗り物。エネルギー効率は道路上を走るより良く、走る速度も2割ほど早い。

【サホロ公国】
サホロ公国はトスアレナ教皇国の認証下における自治国で農業立国。珍しい農産物が数多く取れる。ノスユナイアからはフスラン王国を通ってゆくのがいちばん早い

【サップ(SAPPU)】
睡眠魔法。10数分の睡眠を与える魔法だが、体調によっては長時間眠ってしまう。





【情報部(ノスユナイア王国)】
トップはメルク=マリウス
CIAのような組織で国内外で諜報活動をしている。

【ジェミン族】
セノン族程ではないが長命で、歴史上確認された最年長は375歳。存命の最年長は347歳である。
工業や商業が得意であるが故に世界中何処でも見かける種族。人口も世界人口の15%とマシュラ族に次いで多い。
カラフルな髪の色を持ったほかの種族と違ってジェミン族は全て黒髪で瞳の色も黒。鼻、または耳たぶが大きいのが特徴。そのため老若男女問わずお洒落として耳飾りをしている。

【シャイア族】
セノン族と同様に長命。肌の色が薄い紫で瞳の色が状態よって黒から白に変化するためひと目でそれとわかる。
黒魔法を得意とする種族。しかしここ300年その姿を見かけた者はいない。絶滅したと言われているがシャイア族は暗躍することを常とするのであくまでも推測。
黒魔法を得意とするだけあって、彼らの魔法力は大きく、通常の赤魔法も格段に強力である。
セノン族が光の種族と呼ばれるのに対してシャイア族は闇の種族と呼ばれて忌み嫌われている。

【神貴賜名:しんきしめい または貴賜名】
マシュラ族の文化で姓名の上につくもの。
これは友人同士や知らない者同士で使われることは無い。どういったときに使われるのかというと、国王から呼ばれる時だけに使われる。
一般人には不要なものだが、必要になった時に神官から授けられることがほとんど。

例)
ローデン→ソルネイド=ローデン=エノレイル。
モルド→ボルド=ロフォカッレ=モルド

セノンやハーフセノンにこの文化はないので、カレラ、カーヌ、ディオモレスにも神貴賜名は無い。爵位付きの姓か名で呼ばれる。
国王の神貴賜名は他国の元首や王から呼ばれる際に使われることもあるが、たいていは国名+陛下、または王、国王など。

【人機融合技術】
ジェミン族が研究と称して失われた種族の遺した部品を寄せ集めて作り上げたもの。人が操縦する機械兵で、魔法力や霊牙力で反応する物を機動力にして動かす。形はゴリラに似ている。攻撃方法は殴打、人がもてないほどの重さの槍を放つ、投石など様々。しかし攻撃よりも混戦時における防御力に重きを置いているので接近戦のほうが得意な兵器である。
この機械兵の性能は非常に不安定でよく壊れる。中には長年動き続けているものがあるが、信頼性の面から軍事転用は難しいとされているのにレアン共和国では30体ほどのこの機械兵が軍に配備されている。
うまく動けばかなりの戦力になるが、霊牙力の注ぎ方や、その微調整など、細かい制御が必要でかなり操縦する者を選ぶ。
以前、この人機融合研究で事故が起こり、操縦者が機械兵の構造体に取込まれて死ぬという事件があった。

【信号機】
レアン共和国にのみ備え付けられている交通制御機器。
赤と青で交通を整理する機械。この機械には発光クリスタルが使われているが、魔法を必要としない。失われた種族の遺跡から発掘された小さな部品が短時間(1~2分だが一定していない)だけ発光クリスタルを光らせる働きがあることを発見したジェミン族がそれを応用した。

【十三使徒】
トスアレナ教皇国には国を十三に区切った教区というものが設置されている。その教区に一人ずつ存在するのが大司教で、その教区の管理全般を任されていた。それら十三人の大司教を称して十三使徒としている。
トスアレナ教皇国はその国名のとおり、教皇が国家の頂点に君臨している。そして教皇はこの十三使徒が一室にこもってお互いの中から選挙によって選ばれる。
だが実は十三使徒はすべて血族で、教皇の地位の継承は血族による世襲。なので実際には世襲君主制形態をとる国家である。もしもこの国でトップを目指すのであればこの血族と婚姻することが唯一の手だが、そういう意味では可能性がゼロではないところが面白い政体であると他国の政治家や学者が言っている。
そして当然、国王的な立場の教皇のもとには莫大な富が築き上げられることとなる。この富の出どころは実は税金ではない。
行政は各教区の大司教(十三使途)が独断で執り行うため、教区によって法律が微妙に違ったりする。国民からは税金は取らないが寄進や寄付という形で金を徴収する。ゆえに法の下では人間は平等と謳っておきながら、市民の間には寄進の金額を基にしたヒエラルキーが存在する。
しかし属国であるサホロ公国からは属州税という名目で売り上げの2割ほどが吸い上げられている。




【全能神サデューファス】
フラミア連邦王国が崇める神の最高神。重要な儀式のときに必ずこの神の名が使われる。

【旋風系火焔魔法】
多属性複合黒魔法と説明されるとおり、複数の属性を持たせる高度な魔法。その威力は作中のとおり。
紙に書いた魔方陣から黒魔法を現出させる事は通常ないがキールは半年かけてそれを描きやってのけた。

【絶対防御魔法】
魔法によって生成される、いかなる攻撃も受け付けない防御壁。
壁の形やドーム型などいくつかタイプがあるが魔法力消費量が膨大な為に長時間維持することが出来ない。その上この魔法を使った魔法使いは移動することが出来なくなるため、魔法力が枯渇した途端に敵の攻撃に晒されるという弱点があり会戦においては撤退時に使うぐらいである。
戦闘中に使うことは戦術上愚策とされている。

【セノン族】
数が非常に少ない稀少種族。世界人口は僅か1000名足らず。全て魔法使いである。全種族の中で最も魔法力が強く、そして長命で歴史上確認された最年長は1466歳。存命の最年長は713歳。攻撃魔法も使えるがそれより治癒魔法に秀でている者が多い。
瞳の色は青色で肌の色は男女ともに透き通るような象牙色。










【◆◆◆◆◆◆た行◆◆◆◆◆◆◆】

【帯剣金具】
剣を背負うのがこの世界では当たり前となっているが、その時に剣を固定する器具。
どのように固定するかというと、形状記憶合金のように形状を瞬時に変えることで固定する。
ジェミン族が失われた種族の技術を応用して開発したいわゆる人機融合技術。
遠い昔に発掘された失われた種族の機械に魔法力を注ぎ込み金属を通すことでこの動作が生まれることを知ったジェミン族が用いたのが最初。実際に失われた種族がどのようなことに使っていたのかは不明。
蝶番で動作するのとはわけが違い金属の塊が分子構造を変えて曲がる、捩れるなどの変形するので継ぎ目は一切ない。異様な金属の動作に一時は金属が意思を持ったとまで言われたが、実際は一定の動作しかしないのでそれを応用するのは簡単だった。

神稀鉄鋼アスミュウムが触れると動作するためアスミュウム合金の剣であることが条件だが、多寡はあるものの刀剣類は全てアスミュウム合金であることが当たり前なので剣であれば動作するといって問題ない。
そして使用しているうちに『馴染み』という現象が起こるらしく、馴染むと別の剣が触れても動かなくなるという特性も持っている。どうしてかはわからないが、だいたいひと月程度で馴染むらしい。剣を変えるときには溶解して作り直し、前述の機械に通しなおすことで解決できるため使用されなくなった帯剣金具は収集され再利用される。。
作り方は意外と簡単で、初めに剣の形に成型したもの(デザインは様々、たいてい軽量化を重視して作る)を作って、前述した機械を通すと棒状に変形する。その変形したものを叩くかプレスして(溶かす削るは厳禁。温めるのはOK)剣が当てやすい形に成型して完成。

剣はこの帯剣金具が開発されるまで腰に下げて帯刀していた。以前から大型の剣はあったがこのような事情から持つ者が少なかった。しかしこの帯剣金具の普及で剣を背負うようになってから剣の大型化が進み、一般化した。
この刀剣拘束具は通常鎧に装着されているものだが、そのほかに体に装着したハーネスにこれを装備して使う物など、服装に応じた種類がいくつかある。
この金具の締め付けは意外と強く、この衝撃に耐えられずに折れてしまうような剣はナマクラといわれている。

この金属改質機ともいえる失われた種族の遺した機械は世界中で発掘されるが形も大きさも様々で、一番大型のものはノスユナイア王国の同盟国であるレアン共和国にしかなく、当然門外不出となっている。レアン共和国にはそれを使った防壁などの防衛設備がある。

これをさらに応用して鎧に活かせないかと考えた者がいたが、鎧は金属だけで作られるわけではなく、裏あては布や皮だったりするので無理がある。それを無視できたとしても鎧は通常使用者に合わせてフィッティングするので当然オーダメイド。関節という動きもある。前述した金属を成型して機械を通して改質し、さらに叩いて成型する、という手間が加わるのはコストの増大を招く。大量生産に向かない。コンパクトにはなるが重さが変わるわけではないのでありがたみが少ない。発動条件がアスミュウムの接触なので、馴染まないうちは思わぬところで発動して危険。このように諸々の手間だけで済まない問題が多数噴出した為いくつか作ったところで諦められたらしい。




【チケロ王国】
創世歴1889年
ノスユナイア地方に興った王国。その建国はブリタリエ王国勃興から遅れること5年である。
この後、チケロとブリタリエ両王国がノスユナイア地方を二分し覇権争いを繰り広げる。




【通貨単位】
テルス。世界共通通貨。
国によって物価が違うが、1テルスは日本円にして約100円。テルスの下の単位はリム。100リムが1テルス。
レアン共和国では5テルスも出せばナバも満足するほどに腹いっぱい食えるから意外と物価は低い。



【伝光塔】
光による情報伝達設備。10k置きに城と城塞や港とをつなぐ形で設置されている。
レアン共和国とノスユナイア王国間ではこの塔による情報伝達は行われていない。理由はレアン共和国が帝国(実際はフスラン王国)と国境を接しているため。

【転送魔法】
ノスユナイア城の地下深くにある木造の扉に仕掛けてある魔法だが、これを使える魔法使いは少なくない。ただし転送と言っても移動距離は数メートル以内である。

【転写魔法】
書かれた文字などを紙などに転写する魔法。いろいろと応用できる。




【毒の森】
セノン族の里の近く、ナウル川の上流域に存在する封印された森林地帯。
創世歴3390年ごろ、レアン共和国の大山岳地帯探索隊がセノン族の里近くを通りがかった時発見されて現在に至る。
発見から40年ほどしてセノン族の里で起こった不妊問題の原因とされている。実際の現象は子供が生まれても育たず死亡する或いは死産が徐々に増えて、現在では不妊率100%である。
このことによってセノン族は滅びの道を約束されてしまった。











【◆◆◆◆◆◆な行◆◆◆◆◆◆◆】


【内爆系黒魔法】
爆炎魔法には大まかに外爆系と内爆系の二つの系統があり、内爆系は主に単体攻撃に使われ、外爆系は広い範囲に被害を及ぼす魔法。
どちらも威力は凄まじく、これを受けた者はなんであれ確実に死ぬ。その死に様は悲惨そのものである。

【ノスユナイア城の地下空洞】
ブリタリエ王国勃興後まもなくの創世歴1895年のこと
築城予定地の選定のため派遣された調査隊が訪れたアシア湖畔に封印された直径20mほどの縦穴を発見する。築城の為には穴を埋め立てなければならず、なんの為の封印かもわからないまま封印を破壊してしまう。
その夜、穴から這い出てきた無数の怪物によって調査隊は全滅させられ、周囲の町村にも多大な被害を及ぼした。
この後数か月をかけて再封印し、この地を守るためにこの上に築城して封印を管理することになった。この城が現在まで増改築を経て残っているノスユナイア城である。

【ノスユナイア王国 国王】
本名マラッガス=アジン=テラヌス。テラヌス王朝第36代国王。
即位は43年前。
太陽の王と呼ばれて国民から慕われている善政の人。70歳という高齢にも関わらず壮健。健啖振りをローデンに戒められることが多い。
もともと軍人肌の人で、国王でありながら18年前まで第7師団の司令官を務めていたが、体力的に公務と軍務の両立が難しくなってきたことを理由に退官した。

【ノスユナイア王国軍第五師団第一中隊所属第一分隊(小隊)】
小隊長はシェルダー少尉、副官のネンダイウス軍曹以下11名が所属している。
小隊番号が若いほど有能な士官や兵士が選ばれる。したがってシェルダー小隊は第一中隊でも指折りの猛者が揃っている。



【ユフ島・ネテスマ島】
大ミネール海洋の東部と中東部にそれぞれ浮かぶ島。
ダナイン帝国の領土として認識されてはいるが、実際は無人島でダナイン帝国も半ば放棄している島。





【◆◆◆◆◆◆は行◆◆◆◆◆◆◆】

【ハーフセノン】
創世歴3430年頃にセノン族とマシュラ族の婚姻によって生まれたとされる混血種族。
現在エミリア海洋王国を中心に多くのハーフセノンやクオーターセノン以上のが世界中に存在する。
マシュラ族よりは長命だが、200年生きた者はおらず平均寿命もハッキリとしていない。およそ150年ぐらいではないかと言われている。

【反国家審問委員会】
トップはボロギット=カフラー
部下:情報室長ゴネリア

反国家的活動や犯罪に対して警戒または撲滅排除を目的とする組織。
もちろん国王直轄組織だが、活動内容がその秘匿性から閉鎖的な組織である。
情報部をCIAだとするなら、FBIの対テロ組織と言ったところ。
あらゆる情報を情報部から受ける特権が与えられていて、これに情報部長官のマリウスも逆らえない。だがメルク=マリウスという男も一筋縄ではいかない人間である。
基本的に国内での活動が中心であるが、情報部の人間を何人か自分側に取り込んで国外活動も密かにしている。これは違法。

【発掘屋】
 遺跡調査や依頼品の調達など金さえ積めばなんでも引き受ける人々の名称で発掘だけを生業にしているわけではない。
 依頼によってはかなり法外な費用を請求もするが、この業界では暗黙のルールとして成果物との交換が前提となる報酬は後払いであるため、成功率の低い発掘屋は当然だが淘汰されてしまう。
 逆に確実に結果をモノにする発掘屋はキールのように有力者のお抱えになることが多い。

【発光クリスタル】
ノスユナイア王国やデヴォール帝国北部地方で採掘できる水晶。魔力や霊波力に反応すると光りはじめて一晩ぐらい輝き続ける。大きいものでは人の背丈ほどもある。ノスユナイア王国の輸出品のひとつだが、ジェミン族の宝飾細工職人によって様々な形に加工されるため、照明として以上の付加価値を生む。
色は赤、緑、青、黄色など数色あるが、無色透明の物が最も価値がある。逆に最も価値が無いのが黒色で照明として役に立たないという理由が主。但し占い師などには人気があり、丸く磨き上げた黒水晶は占い師のトレードマークにもなっている。
発光のほかに、発熱するものがある。

【バラム=アガレス国務院長 (ノスユナイア王国)】
本名バラム=アガレス。年齢56歳。
国務全般を取り仕切る官僚組織の長。国王と官僚の間に挟まれていつも苦労している。
体重100キロを越える巨漢で汗っかきの人物。「左様」が口癖。絶えず小さなハンカチで顔を拭いている。





【火壺の塔】
 失われた種族の遺した塔のひとつ。
 大ミネール海洋東部の島にある塔で、七つの塔の中では最東端になる。凶暴な怪物が数多く棲み付いているため人が近寄ることは滅多にないが、岩塊巨人と呼ばれている岩の塊のような怪物の皮膚(と言っても岩のような物)が武器や武具製造材料のひとつとなっている。
 使い方はアスミュウムと溶かし合わせるだけだが、そうすることで扱いやすい柔軟かつ丈夫な合金になる事が分かっている。
 現在ではロドリウムという金属と混ぜて出来るアスミュウム合金が同じような強度を誇っているので、全需要の一割に満たない。但し岩塊巨人の皮膚を使った合金は魔法攻撃防御に優れ、背中に装着する刀剣固定具と剣のなじみ(相性)が早いという特性を持つ。

【氷柱槍撃 (バヴィル)】
ラットリア=ツェーデルの放つ水属性の赤魔法。ツェーデルは水属性魔法を得意とする魔法使いだが、今回放った氷柱槍はディオモレスと同様に威力を抑えていた。この魔法は本来雨あられのように氷の槍を降らせることで敵に大打撃を与える種類の、言わば数で勝負する型の魔法なのだが、今回は相手が巨大だったので氷柱槍も巨大な一本槍になった。



【ブリタリエ王国(正しくはブリタリエ帝国)創世歴1884年~2976年】
ノスユナイア地方北東部にあった王国。
創世歴2976年(759年前)突如として滅んだ。その滅びがあまりに突然だったので不思議に思う人々がいるが、民間伝承では天に現れた邪悪な魔法陣が目撃された事や、その後訪れたマルデリワ軍が何か秘密を隠したのだという噂が残っているが真実は不明である。

【風撃刃】
三賢者のひとりディオモレス=ドルシェが放つ大気属性の赤魔法。最大威力で放つと数発で魔法力が底をつくほどだが、今回は威力を抑えていた。それでも並みの魔法使いでは歯が立たない巨大な機械兵をズタズタにするほどである。

【プランテ 魔法使用者:サリ=グランダ】
プランテと呼ばれている地属性魔法。
相手に絡みついて動けなくすることもできるが、同系統のメリプランテは足止めの壁を作る魔法である。同系統魔法はこのほかにもいくつかある。
プランテ系統は発動前の予備動作がないので援護魔法としては意外と使い勝手も良く強力である。










【◆◆◆◆◆◆ま行◆◆◆◆◆◆◆】

【マシュラ族】
世界を席巻している種族で、実行日75%を優に超える。レアン共和国の以外の国はマシュラ族の国である。エミリ洋王国はハーフセノンが人口の20%ほどを占めているがマシュラ族の国である。
国家ではないがフラミア連邦王国の自治区に単民族特区と言うマシュラ族以外の民族の自治区がある。


【魔器】
魔力を吸収して変異する物質というのもがある。木、石、稀に金属。これら原料はどういうわけか大山岳地帯でしか手に入らない。しかも同じ場所で見つかるわけではないので、非常に貴重と言える。
ジェミン族が見つけたのが最初と言われているが定かではない。昔からこれを専門に探す者がいる。

この原料を使って魔法武器、すなわち魔器を作り出すのだが、これには高位の魔法使いが何年もかけて原料に秘術を使って魔力を注ぐという地道な工程を必要とする。そして手間がかかるばかりでなく他に使用者との相性問題がある。
相性が悪いと役立たないばかりかかえって魔力が落ちることもある。今回カーヌ=アーがカレラ=ドルシェに与えた魔器は彼自身が魔力を注ぎ続けたもの。ハーフセノンと純血セノンという極近い種族であったことが相性問題を解決したと思われる。
相性問題が起こる原因はわかっていない。
通常の魔法使いはこうした武器は持たない。なくても困らないからではなく、持つ必要がない。なぜならこの魔器というものは魔力を上乗せするものではないからである。つまり常人以上の魔力を持ったものがそれ以上の魔力を手にすることができない。つまり魔器とは魔力の低いものが持つことで初めてその効力が発揮される補助具なのである。

当然この魔器を使えば魔力の乏しい常人がそれなりの魔力を手にすることが出来るのだが、魔法と言うものは一朝一夕に使えるようになるものではない。訓練によって生命力を魔力に変換する制御方法を学ばねばならないので、その知識が浅いものが使うと命にかかわる場合もある。
だからこれを使う場合は事故防止や犯罪抑止のため法的な手続きが必要になる。各国によって様々だが、この手続きを無視して使っていることが露見すると罰金刑や懲役という罰則が待っている。犯罪を起こせば言うまでもなく重罪人として裁かれる。
使用者の死亡等によって人知れず放棄されたり、紛失によって放置されたものは拾得した者が拾得場所である国家に届け出なければならないが、こっそり秘匿している者(コレクター)も多いらしい。そのため、死亡事故や犯罪が微々たる数ではあるものの起こることがあり、時折世間を騒がせる。

【マルデリワ王国】
創世歴2125年に興ったノスユナイア王国の前身国家。
ロムリネス王国が滅びた後にマルデリワ王国が興ったが、この王国はブリタリエ王国から王位継承権が下位になる家系の所謂王族が王位に就くことになった。それと言うのもロムリネス王国を二分していた派閥の一方はブリタリエ王国の援助があって勝利したのだが、その時の約束として王位はブリタリエの王族に引き渡されることになっていたからだ。
当時の人々にしてみれば、2年に一度国王が変わるという事が異常な事態が争いの種である事をよくわかっていた。だから国王を専門家に任せればこのような異常事態は起こるのを防げると考えたからだ。
ただロムリネスの勝利者たちであった貴族や有力者達はマルデリワ王国に就任したブリタリエ王族に何かと政略的な働きかけをするようになる。一番端的な例は政略結婚である。
王族と縁続きとなれば自分の地位も上がるし名誉も手に入る。そういう水面下での静かな争いは続けられたのである。しかし今度の国王は本物の王族である。権威、背景にある歴史、伝統文化、そのすべてが庶民とは隔絶的だった。そして主と従の関係は思うより厳密で、貴族や有力者と言えどもなかなか王家に食い込むことは難しかったようである。
それでも長い年月の間には、夢かと思うようなロマンスも生まれるし、偶発的な幸運も転がり込む。人の為すことは誠に奇々怪々、驚天動地、歴史家を悩ませ或いは狂喜させる事実に事欠かなかったので、王家に新しい血が入ることは悠々たる時の流れの中で、起こることも稀でも止まることは決してなかった。

【魔法大戦前の世界】
 学説によれば現在のフラミア連邦王国のある地域でセノン族の築き上げた文明はその当時紛れもなく世界一高度なものだったと言われている。しかしなんといっても一万年以上も前の事で、僅かな生き残りであるセノン族もその事については多くを語ろうとしない。だから真相はハッキリしていない。
 過激な学者は歴史の真実の隠匿だと言ったり、不謹慎な者の中にはセノン族が絶滅したあと、彼らの隠れ里から歴史の真相が発見されるだろうなどと言う不謹慎者もいる。
 いずれにしても魔法大戦で多くの文化文明が失われ、それに伴って書物も失われた。

【魔法】
白、赤、黒と分けて認識されるが、黒魔法については定義が曖昧。通常の赤魔法も黒魔法的といった表現をされるものもある。
はっきりいえるのは、黒魔法は膨大な魔法力が必要であるということ。

【魔法膜】【防御膜魔法】
シャボン玉のような膜で自分を包む絶対防御魔法。絶対防御魔法を生じさせた魔法使いはその場から動けないが、この魔法膜は伸縮自在の膜なので伸ばしたシャボン玉の中であれば自由に移動できる。
 自分の周囲だけといったごく小規模であればそれなりに持続できる。
 ナバの部下のロデル=メイラード曹長で連続3日余り、高位の魔法使いでも10日、だがこれは外部からの影響がほぼゼロであった場合で、打撃や天候などの影響があるとそれに比例して消耗が大きくなってしまう。
 この魔法を使える魔法使いは種族にかかわらず滅多にいない。また好んで使う者も少ない。

【魔法力】
魔法は無限に使えるわけではなく、魔法量という限界値がある。
一般に『強い魔法使い』というとこの魔法力が大きい者をさすが、どんな魔法使いであれ魔法力が尽きれば魔法は使えなくなる。
魔法力は体を休めることによって回復するが、限界まで魔法力を放出すると完全に回復するまで2~3日、長い者で5~6日かかってしまうので、必ず余力を残すのが普通。
自動車で例えると、魔法力は排気量、魔法量はガソリンタンクである。
さらに魔法圧と言う単位があるが、この二つの関係は水流と水圧の関係に似ている。

【魔法印】
防具に施す魔力が宿った魔法陣だが、一般的には魔法印と呼ばれている。
この印を施すと防御力が上乗せされるが衝撃相殺なので防御回数に限界があり、防具の種類で相殺度が変わる。例えば鋼鉄の鎧が3回の魔法攻撃で破壊されてしまうとする。そこに魔法印を施すと10回まで破壊されなくなるといった具合。
しかし印を施すのが強力な魔法使いであればあるほど防御回数が増え、また、施される側の霊牙力にも左右される。
ロマの重装鎧には三賢者のひとり、ラットリア=ツェーデルの魔法印が施されていたということもあるが、彼女の霊牙力と相まってグナス=タイアの弟であるドーシュ=タイアが捨て身で放った巨大な魔法爆発にもなんとか耐えることが出来た。

【魔法爆発】
魔法力を蓄積するための媒体を用意し、それに長い時間をかけて貯め続ける。そこにラッタという黒魔法できっかけを与えるとすぐに爆発する。
爆発の規模は用意した媒体による。どんなものでも媒体となりえるが宝石類が一番適しているとも言われている。
使用した者はまず助からないという黒魔法の為、全ての国で禁術となっている。
爆発には指向性がある。

【魔法量(料)の譲与】
治癒魔法を使う魔法使いだけが行える魔法料回復魔法。当然だが自分の魔法量を分け与えるのでそれが尽きれば譲与はできなくなり、魔法も使えなくなる。




【ミノー 魔法使用者:レン=スール ロデル=メイラード】
大気属性の魔法。自分の周りに濃い空気の層を形成して光を屈折させ、周りから自身を見えなくする。気配を消す必要もあるので高度な鍛錬を経なければならない。
弱点は意外と魔法力消費が激しいので長時間発動し続けることができないこと。長くても10分がせいぜいである。

【未研刀(みけんとう)】
※研いでおらず刃のついていない刀のこと。試闘、試合に使用される殺傷能力の低い刀
ただし、剣術の心得のない者に剣術の心得がある者が使用すればその限りでなくなることもある









【◆◆◆◆◆◆や行◆◆◆◆◆◆◆】

【ユフ島・ネテスマ島】
大ミネール海洋の東部と中東部にそれぞれ浮かぶ島。
ダナイン帝国の領土として認識されてはいるが、実際は無人島でダナイン帝国も半ば放棄している島。






【◆◆◆◆◆◆ら行◆◆◆◆◆◆◆】

【ラベラ】
高山植物。
赤と青の花弁が交互に並ぶ花を持つ一年草。油はこのラベラの実を絞ることで手に入る。

【ラッテチーノ】
栽培は簡単だが運搬が非常に難しい果実。ノスユナイア王国に果実として輸入されることは滅多にない。ナバの大好物。



【レベレッカ=ドナイン=ヒューゼル】
1000年ほど前に活躍した画家。
彼の画はどんなに小さなものでも競売に出ると一億テルスを超える値がつく。

【霊牙力(れいがりょく)】
魔法使いは魔法力を持っているが、魔法を使えない戦士は霊牙力という自分の力を何倍にも増加させる能力を持っている。この霊牙力が強い者が戦士(兵士)に向いている。
しかし魔法力に限界があるように霊牙力にも限界がある。尽きてしまえば通常の戦闘力だけとなる。
この力は体の各部に集中させることでその部位のみに力を増幅させることもできる。




【ロムリネス王国】
 創世歴2091年に興ったマルデリワ王国の前身国家
 ロムリネス王国が起こる前のマルデリワ地方は十数の僭主国家が林立する複雑な地方で、その状態が190年ほど続いていた。
 そもそもこの状況を作り出したのはチケロ王国とブリタリエ王国の覇権争いが原因である。この二か国に物資を供給するために発生した商業が盛んになり、拡大化して貴族、豪族を名乗って僭主となり、会社組織のような国が形成されて行ってそれぞれが同盟を組み共同して商工業に励んでいた。もちろんこの成り立ちにジェミン族の力が大きく関与していた事は言うまでもない。
 しかし同盟関係が次第に国家のそれに近い働きをするようになると、縄張り争いが頻繁に起こるようになり、ついに2085年に後に統一戦争と呼ばれる争いが始まってしまう。これに勝利した同盟が敗者を取り込んでロムリネス王国を興す。
 ところがこの王国は元が会社組織然とした集合体から変遷したものだったので、王位が継承ではなく選挙によって選ばれる任命制になっていた。社長を重役会議で選ぶようなものである。
 しかし国王と名の付く役職を支配者と混同する者がほとんどで、そのため何度も国王入れ代え劇が起こる。
 ロムリネス王国の歴史は2091年から2125年という短い期間だが、なんとその間に16回も国王が変わった。平均すれば2年に一回である。これでは国情が安定するわけもなかった。しかし不思議な事に騒がしいのは王室周辺だけで、その下位にある各機関はその騒ぎをよそに順調にブリタリエ王国との交易を続けていたのである。


【ロードナイト(カクテル)の基本レシピ】
材料(比率):赤ワイン・・・適量、オレンジジュース・・・3、レモンジュース・・・2、砂糖・・・1
オレンジジュースとレモンジュースを使ったフルーティなワインベースのカクテル。
※現実世界ではこの通りに作ってもおいしくなるとは限りませんよ(作者注)
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