自殺したら異世界で魔女になっているのですが⁉

ひゅー

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プロローグ

だぁれ?

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カズラside

しょんぼりしている彼女を元気付けるために、もう片方の魂も連れてきた。因みに、今連れてきたのが『』で、もう片方が『』の魂だ。

・・・こうして並んでいると余計に思うが、この2人、全く似ていない。白の彼女は、癖の無い、肩までくらいの長さの白銀色の髪で、今はツインテールにしてあり、目は茶色。とても愛らしい顔立ちだ。一方黒の彼女は、癖が強めの、彼女の足首くらいまでの長さの漆黒の髪で、おろしてある。目は深緑。猫のような、大人びた顔立ちだ。

(同じ魂から生まれて、よくここまで差ができたな・・・)

その他の違いといえば、

・性格
白・・・歳相応に明るい。少々五月蝿い。
黒・・・落ち着いている。とても静か。

・一人称
白・・・僕
黒・・・私

・体型
白・・・つるぺt・・・スレンダー。
黒・・・ボンキュッボン。幼女なのに。

そこまで考え、

(そういえば・・・)

ふと思う。

「名前・・・考えてやるか。」

 # # # #

黒side

知らない子が来た。女の子。誰だろう。白っぽい銀色の髪に、クリクリの茶色で、小動物みたいなまんまるい目。私なんか遠く及ばない、とっても可愛い娘。

(・・・名前、聞いてみようかな。)

そう思っていたら、可愛い声が割り込んできた。

「あの、えっと、だ・・・だぁれ?」

どもりながら返事をする。できる範囲で優しく。

「おなまえわすれちゃったの。あなたはだぁれ?」

「ぼくも、おなまえわすれちゃった・・・」

どうしよう・・・。あっ。じゃあ、さ・・・

「「ねぇ、なんてよばれたい?・・・あっ」」

ハモった。それも盛大に。

((うわぁ・・・恥ずかしい))

2人で照れていると、

「取り込み中悪いが、2人ともこっちに来てくれ。」

そういえば、さっきから何か動きづらいけど・・・まあいいか。


「名前の候補がいくつか書いてある。2人とも好きな名前を選んでくれ。」

文字の書いてある紙を渡された。文字が沢山書いてある・・・読むの大変そう。

 # # # #

名前の候補

・アイル
・エイル
・サラ
・ルノン
・リリー
・フレア
・キャル

名字の候補

・ステルヴェーノ
・フランネル
・ギガルア
・ヴァルテーニョ
・バルテニア
・ジャルヌ
・ファーライル

 # # # # 

カズラside

結果、黒が「エイル・ヴァルテーニョ」、白が「フレア・ファーライル」となった。だが、これで終わりではない。

「エイル、フレア、次は『能力』を決めてもらうぞ。」

「のうりょく?」

フレアが無邪気に問いかけてくる。

「ああ。どっちから能力を決める?」

「ぼくから!」

「そのつぎはわたし・・・。」

「じゃあフレア、こっちに来い。」

 # # # #

フレアside

僕はフレア!さっきこの名前になって、今はカズラお姉さんと真っ白い部屋にいるんだ!これから、能力を決めるんだって!でも、なんかカズラお姉さんが・・・怖いけど、悲しい顔をしてる?

「フレア・・・フレアは、『強いが、大事な物を無くす能力』と、『少し弱いけれど、大事な物を無くさない能力』、どっちがいい?」

思いつめた、悲しそうな顔をして聞いてきた。

(ぼ、僕は・・・)

「ぼくは・・・よわくても、だいじなものをなくさないほうがいい!」

「・・・そうか。」

カズラお姉さんは・・・ちょっとだけ、本当に少しだけ。
ーー笑ってくれたんだ。『ありがとう』って。
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