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魔法使いとシンデレラ

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昔むかし、暗い森の中に魔法使いと1人の少女が住んでいました。けして裕福とは言えませんが二人は幸せに暮らしていました。魔法使いをまふゆ、少女をゆきといいました。
まふゆ「ねぇねぇ、ゆき。今から町に買い出しに行くんだけどパンだけでいいかな」
ゆき「あたたかいスープも作りたいからお野菜もお願いできる?」
まふゆ「え!今日はスープも作ってくれるの!わかった!そんなに遅くならないから!いってきます。」
ゆき「いってらっしゃい。」
僕はずっと思っていた。こんな幸せな時間がずっと続けばいいなって。しかし、神様は意地悪で、不気味な魔法使いにはそんな幸せ分けてはくれない。君だけでよかったんだよ。ゆき…。
―国の城内にて―
家来「国王様。どうなされますか。王子の婚約者選びは。」
王様「そうか。もう、そんな年か。あいつは。」
家来「はい。王子ももう24歳になられます。そろそろ一緒になられる方を決めていただかないと。」
王様「そうだな。わたしもそう長くはないからな。あいつを読んでくれ。花嫁候補を絞る。」
家来「かしこまりました。」
―花嫁候補の会にて―
王様「この4名に絞られた。好みの姫様を選ぶんだ。」
王子「お断りします。父上。私には心に決めた方がおります。」
王様「何を言う。この方々がお前に1番の幸福を与えてくださる方なのだぞ。」
王子「父上にはわからない!国の為に結婚した貴方になど。」
王様「国の為?あぁ。そうだ。国の為だ。しかし、それでも私の幸せにはかわりない。」
王子「そんなの幸せでもなんでもありません。もし、それが幸せだったとしても私の幸せではありません。私は心から決めた方と結婚します。」
王様「待て!なぁ、お願いだ。私もそう長くはない。はやくお前に身を固めてほしいんだ。お願いだ…」
王子「父上…。わかりました。その4人の方々についても考えましょう。しかし、私のお願いも了承していただきたいのです。私の24歳の誕生際にこの国の国民を招待し、その国民の中からも花嫁候補を出す。了承していただけますよね?父上。」
王様「………わかった。お前の24歳の誕生際に国民達をこの城へ招待し、その中からも花嫁候補を選ぼう。」
王子「前向きに考えていただき、感謝します。では、私はこれで失礼します。」
家来「国王様!いいのですか!あんな約束を交わしてしまって!」
王様「仕方がないだろう。息子の幸せを根から踏みにじるわけにはいかん。」
家来「国王様……。」
―町の市場にて―
まふゆ「あ、あのパン1つとトマト2つお願いします。」
町人「パンとトマトね。全部で3ドルね。」
まふゆ「あ、3ドルですね。えっと、あ、どうぞ。」
町人「はい!まいどー」
まふゆ「(やっぱり、いつ来てもここは賑やかだな。寒いし、はやく帰ろう。)」
家来「皆のもの注目ー!こんにちの日曜に我が王国の城の門が開く。その際、この国の時期国王になる王子の24歳の誕生際が行われる。そこで王子は国民の中から花嫁候補を選ぶとおっしゃっている。また、この国の国民は全員参加するように!」
まふゆ「誕生際、か…。」
―その頃ゆきは―-
pm9:00
ゆき「遅くならないっていったのに。もう、こんなに真っ暗だよ。まふ。はやく帰ってきてよ。」
ガシャン
外で音がした。
ゆき「あ!まふかな!」
外に出たが…
ゆき「なんだ。届け物か。」
手紙を開ける。  
ゆき「(誕生際の招待状……?)」

第二話に続く
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