25 / 31
4.噂と頭痛と言えない不安
4.7
しおりを挟む
式見が僕のために授業を覚えるようになってしまってから二日後。
できれば式見に頼らないようにしたかったけど、梅雨の天気と気圧は気まぐれで、僕はこの日の三時間目にまた頭痛で授業を休んでしまう。
ただ、申し訳なく思っている僕に対して、式見の方は待ってましたと言わんばかりに教室を後にする僕へウインクするくらいにはやる気に満ち溢れていた。
それから四時間目には何とか回復して、その後の授業も出席した放課後。
先日の件があったから空き教室を貸してもらえないと思っていたが、今回も式見はネゴシエーション能力を発揮したようで、荒巻先生から鍵を借りることに成功する。
そうして、今日も式見の再現授業が始まった。
「はい。えー、それでは三十二ページから。えー、細胞についてですね」
休んだ授業は生物で、担当する前園先生は黒板に書く内容がざっくりとしているタイプの教師だ。
なので、授業に出席している時は、話している内容と教科書を照らし合わせて少し書き足している。
だがしかし、前園先生の授業には少々厄介な癖があった。
「えー、図は細胞膜を顕微鏡で拡大した絵ですが、えー、丸と棒状のものが描いてありますね。えー、このうち丸の方は、えー……」
「し、式見。ちょっとストップ」
「えー、何か問題がありましたか。えー、柊くん」
「その……息継ぎの癖まで正確に真似しないでもいいと思う」
そう、前園先生は会話の間に必ず「えー」を挟んでしまうのだ。
本人は無意識でやっているのだろうけど、初めて聞いた時はめちゃくちゃ気になったし、式見はそれを意図的に真似ているせいで、本人よりも誇張しているように聞こえてしまう。
そんな僕の物申しに対して式見はやや不服そうな顔をする。
「えー せっかくソーイチにそのままの授業を伝えたかったのに」
「今の“えー”がどっちかわからないけど、普段のそのままの授業を知ってるから言ってるんだ。気になって授業に集中できない」
「むう……しょうがない。ソーイチの要望はなるべく受け入れるわ」
「聞き入れてくれてありがとう。ちなみに……本当に息継ぎ込みで覚えちゃったのか」
「いや、さすがに私がアドリブで入れてる部分も、えー、多いけど、聞いているうちに、えー、なんか移っちゃった感じはある」
「もう結構重症じゃないか!? また自分を見失わないうちに普通の話し方に戻すんだ!」
「大丈夫だって。えー、今は真似するスイッチが、えー、入ってるだけだから」
そう言っている時にも「えー」が挟まれているので僕は不安になってしまう。
式見の才能を無駄遣いさせているだけでなく、普段の口調まで影響を与えてしまうようであれば、早急に辞めさせなければならない。
そして、四十分後……
「……それでは、えー、本日の授業は、えー、ここまで、えー、ですね」
「……式見。最後の方はわざと“えー”って増やしてただろう」
「えー? どうかなー? でも、ちょっと調子に乗っちゃったかも。わかりづらかったところがあるなら普通に解説するけど?」
「いや……なんだかんだ内容は伝わったからいい」
口癖は別として、授業の進め方や板書の配置は普段の前園先生と同じだと感じたので、式見の記憶力の凄さにまたしても僕は驚かされる。
ただ、同時に僕の中では様々な不安が過っていた。
「それよりも……式見は毎回授業や先生の言動を細かく覚えて大丈夫なのか?」
「大丈夫って何が?」
「その……一度にたくさん覚え過ぎて頭がパンクするとか、覚えるのに必死で熱が出るとか」
「うーん……今まで何かを覚えて頭がいっぱいになることはなかったし、知恵熱が出たり、それこそ頭痛になったりもしてないわ。人間が記憶できる容量については色んな考え方があるらしいけど、考え方の一つではテラバイト単位で記憶できるらしいから、ちょっと覚えたくらいでメモリをいっぱいにするのは難しいんじゃない? あっ、一テラバイトは千ギガバイトね?」
「そ、そうか」
ふんわりとした僕の心配に対して、式見は具体的な例を示しながらさらりと返す。
よく考えたら僕よりも式見の方が記憶や覚えることに詳しいだろうから、いらない杞憂だった。
「あっ。でも、最近は頭がいっぱいになることあったかも」
「さ、最近? なにで?」
「ソーイチのことを考えてたら頭がいっぱいに……ね?」
そう言いながら式見は僕に微笑みかける。
それが冗談なのかどうかわからないけど、僕も……最近は良くも悪くも式見のことで頭がいっぱいだ。現に今も式見の言動に悩まされているのだから。
「ソーイチ? ノーリアクションなのはさすがに私も恥ずかしいんだけど……」
「自分でやっといて何を言う」
「もう、授業受けた後だから真面目モードなの?」
「そういうわけではないが……まぁ、式見が覚え過ぎて何か起こることがないなら良かった」
「ふふっ。心配してくれてありがと」
けれども、これで覚え過ぎを言い訳に式見を止めることはできなくなった。
いや、式見が僕のために積極的に動いてくれるのは全く悪いことではないんだけど……このまま式見に助けてもらってばかりではいけない。
「なぁ、式見。何回もお世話になるのは悪いから、何かして欲しいことはないか?」
「なんでもしてくれるって!?」
「なんでもとは言ってないし、僕ができる範囲は限られているけど……努力はするから」
せめて式見にも何かリターンがあった方がいいと思って、僕はそう言う。
でも、式見はあまり考えることなく、「今はいいかな」と返した。
「な、なんで?」
「まだ私がソーイチにお世話になった分を返してる最中だし」
「お世話って……僕は見張っていただけだから、そこまでしてもらわなくても……」
「そう? でも、私が満足するまでは先送りってことで」
式見はこういう時に遠慮するようなタイプではないと思っているので、今の発言は気を遣ったわけではないのだろう。
僕が式見にしてあげられたことは……思い当たらないわけではないけど、式見にここまで頑張ってもらうほどのことはしていないと思っている。
結局、それも言えないままでこの日の放課後は終わってしまった。
できれば式見に頼らないようにしたかったけど、梅雨の天気と気圧は気まぐれで、僕はこの日の三時間目にまた頭痛で授業を休んでしまう。
ただ、申し訳なく思っている僕に対して、式見の方は待ってましたと言わんばかりに教室を後にする僕へウインクするくらいにはやる気に満ち溢れていた。
それから四時間目には何とか回復して、その後の授業も出席した放課後。
先日の件があったから空き教室を貸してもらえないと思っていたが、今回も式見はネゴシエーション能力を発揮したようで、荒巻先生から鍵を借りることに成功する。
そうして、今日も式見の再現授業が始まった。
「はい。えー、それでは三十二ページから。えー、細胞についてですね」
休んだ授業は生物で、担当する前園先生は黒板に書く内容がざっくりとしているタイプの教師だ。
なので、授業に出席している時は、話している内容と教科書を照らし合わせて少し書き足している。
だがしかし、前園先生の授業には少々厄介な癖があった。
「えー、図は細胞膜を顕微鏡で拡大した絵ですが、えー、丸と棒状のものが描いてありますね。えー、このうち丸の方は、えー……」
「し、式見。ちょっとストップ」
「えー、何か問題がありましたか。えー、柊くん」
「その……息継ぎの癖まで正確に真似しないでもいいと思う」
そう、前園先生は会話の間に必ず「えー」を挟んでしまうのだ。
本人は無意識でやっているのだろうけど、初めて聞いた時はめちゃくちゃ気になったし、式見はそれを意図的に真似ているせいで、本人よりも誇張しているように聞こえてしまう。
そんな僕の物申しに対して式見はやや不服そうな顔をする。
「えー せっかくソーイチにそのままの授業を伝えたかったのに」
「今の“えー”がどっちかわからないけど、普段のそのままの授業を知ってるから言ってるんだ。気になって授業に集中できない」
「むう……しょうがない。ソーイチの要望はなるべく受け入れるわ」
「聞き入れてくれてありがとう。ちなみに……本当に息継ぎ込みで覚えちゃったのか」
「いや、さすがに私がアドリブで入れてる部分も、えー、多いけど、聞いているうちに、えー、なんか移っちゃった感じはある」
「もう結構重症じゃないか!? また自分を見失わないうちに普通の話し方に戻すんだ!」
「大丈夫だって。えー、今は真似するスイッチが、えー、入ってるだけだから」
そう言っている時にも「えー」が挟まれているので僕は不安になってしまう。
式見の才能を無駄遣いさせているだけでなく、普段の口調まで影響を与えてしまうようであれば、早急に辞めさせなければならない。
そして、四十分後……
「……それでは、えー、本日の授業は、えー、ここまで、えー、ですね」
「……式見。最後の方はわざと“えー”って増やしてただろう」
「えー? どうかなー? でも、ちょっと調子に乗っちゃったかも。わかりづらかったところがあるなら普通に解説するけど?」
「いや……なんだかんだ内容は伝わったからいい」
口癖は別として、授業の進め方や板書の配置は普段の前園先生と同じだと感じたので、式見の記憶力の凄さにまたしても僕は驚かされる。
ただ、同時に僕の中では様々な不安が過っていた。
「それよりも……式見は毎回授業や先生の言動を細かく覚えて大丈夫なのか?」
「大丈夫って何が?」
「その……一度にたくさん覚え過ぎて頭がパンクするとか、覚えるのに必死で熱が出るとか」
「うーん……今まで何かを覚えて頭がいっぱいになることはなかったし、知恵熱が出たり、それこそ頭痛になったりもしてないわ。人間が記憶できる容量については色んな考え方があるらしいけど、考え方の一つではテラバイト単位で記憶できるらしいから、ちょっと覚えたくらいでメモリをいっぱいにするのは難しいんじゃない? あっ、一テラバイトは千ギガバイトね?」
「そ、そうか」
ふんわりとした僕の心配に対して、式見は具体的な例を示しながらさらりと返す。
よく考えたら僕よりも式見の方が記憶や覚えることに詳しいだろうから、いらない杞憂だった。
「あっ。でも、最近は頭がいっぱいになることあったかも」
「さ、最近? なにで?」
「ソーイチのことを考えてたら頭がいっぱいに……ね?」
そう言いながら式見は僕に微笑みかける。
それが冗談なのかどうかわからないけど、僕も……最近は良くも悪くも式見のことで頭がいっぱいだ。現に今も式見の言動に悩まされているのだから。
「ソーイチ? ノーリアクションなのはさすがに私も恥ずかしいんだけど……」
「自分でやっといて何を言う」
「もう、授業受けた後だから真面目モードなの?」
「そういうわけではないが……まぁ、式見が覚え過ぎて何か起こることがないなら良かった」
「ふふっ。心配してくれてありがと」
けれども、これで覚え過ぎを言い訳に式見を止めることはできなくなった。
いや、式見が僕のために積極的に動いてくれるのは全く悪いことではないんだけど……このまま式見に助けてもらってばかりではいけない。
「なぁ、式見。何回もお世話になるのは悪いから、何かして欲しいことはないか?」
「なんでもしてくれるって!?」
「なんでもとは言ってないし、僕ができる範囲は限られているけど……努力はするから」
せめて式見にも何かリターンがあった方がいいと思って、僕はそう言う。
でも、式見はあまり考えることなく、「今はいいかな」と返した。
「な、なんで?」
「まだ私がソーイチにお世話になった分を返してる最中だし」
「お世話って……僕は見張っていただけだから、そこまでしてもらわなくても……」
「そう? でも、私が満足するまでは先送りってことで」
式見はこういう時に遠慮するようなタイプではないと思っているので、今の発言は気を遣ったわけではないのだろう。
僕が式見にしてあげられたことは……思い当たらないわけではないけど、式見にここまで頑張ってもらうほどのことはしていないと思っている。
結局、それも言えないままでこの日の放課後は終わってしまった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編6が完結しました!(2025.11.25)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件
桜 偉村
恋愛
みんなと同じようにプレーできなくてもいいんじゃないですか? 先輩には、先輩だけの武器があるんですから——。
後輩マネージャーのその言葉が、彼の人生を変えた。
全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。
練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。
武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。
そのため、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。
そうすれば、香奈は自分のモノになると錯覚していたから。
武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。そこに現れたのが、香奈だった。
香奈に励まされてサッカーを続ける決意をした巧は、彼女のアドバイスのおかげもあり、だんだんとその才能を開花させていく。
一方、巧が成り行きで香奈を家に招いたのをきっかけに、二人の距離も縮み始める。
しかし、退部するどころか活躍し出した巧にフラストレーションを溜めていた武岡が、それを静観するはずもなく——。
「これは警告だよ」
「勘違いしないんでしょ?」
「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」
「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」
先輩×後輩のじれったくも甘い関係が好きな方、スカッとする展開が好きな方は、ぜひこの物語をお楽しみください!
※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。
※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!
竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」
俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。
彼女の名前は下野ルカ。
幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。
俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。
だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている!
堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる