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1年生2学期
10月3日(日)晴れ 明莉との日常その20
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10月最初の日曜日。居間での明莉との会話も昨日から引き続いて文化祭のことが話題に挙がった。
「りょうちゃん、文化祭のプログラム的なやつ貰ってないの?」
「プログラムじゃないけど、ざっくりとした案内はあるよ。あとは学校の公式サイトでも文化祭情報が見られるらしい」
「あっ、そうだったんだ。でも、一応その案内も見せて!」
明莉がそう言うので僕は金曜日に配られた用紙を渡す。そこには各文化部の出し物や体育祭の舞台で行われる演目、飲食店の例が載っている。文芸部の場合は「創作物の展示など」という形で書かれているので確定情報ではないけれど、舞台の演目と飲食店の方はほぼ確定情報と言える。
「へぇー チュロスとかお団子とかあるんだー」
「食べ物の方を先に見るんだ……」
「だって、こういうお祭りの食べ物ってならではって感じがするから食べたくならない? ちょっと値段は高いけど」
「それはわかる。でも、せっかく文化祭なんだから文化的なやつも見て行ってよ」
「心配しなくても文芸部に行ったら新刊10冊ください!って言うから」
「いや、そういう配り方はしてないし、一人で10冊はちょっと……せめてこっちと京都用で2冊までにして」
「冗談だって。あっ、体育館で女装コンテストやるんだって。りょうちゃんの知り合いは出てないの?」
「えっ? そんなのあるんだ」
ざっくりとしか見てなかったから気付かなかったけど、舞台の演目は演劇やライブを始め、結構バラエティに富んだ企画が用意されていた。部室に居座るとなると、あまり見に行け無さそうなのが残念なところである。
「ということはりょうちゃんやまっちゃんはそういうのに出ないんだね」
「舞台には出ないけど、松永はテニス部でオリジナル炭酸飲食を販売するらしいよ」
「まぁ、暇だったら行ってみようかな」
「明莉は誰と行く予定なんだ?」
「今のところはちゆりんと二人の予定。あかりはりょうちゃんがいるし、ちゆりんは目指す予定の高校だから行くけど、他の友達はどうしようか悩んでるみたい」
「まぁ、きっかけがないと行きづらいよね。僕も中学の時に行っておけば良かったな」
「大丈夫だよ、りょうちゃん! 失われた青春はまだ取り返せるから!」
そんなつもりで言ったわけじゃないけど、何故か励まされてしまった。
でも、明莉が中学から文化祭へ行けるのはちょっと羨ましい。きっとその時期にしかできない体験ができて、それこそいつか自分で文化祭に参加する時に役立つかもしれない。
それはそれとして、僕が初めて参加するこの文化祭は明莉には体験できないことだから楽しめたらいいなと思う。
「りょうちゃん、文化祭のプログラム的なやつ貰ってないの?」
「プログラムじゃないけど、ざっくりとした案内はあるよ。あとは学校の公式サイトでも文化祭情報が見られるらしい」
「あっ、そうだったんだ。でも、一応その案内も見せて!」
明莉がそう言うので僕は金曜日に配られた用紙を渡す。そこには各文化部の出し物や体育祭の舞台で行われる演目、飲食店の例が載っている。文芸部の場合は「創作物の展示など」という形で書かれているので確定情報ではないけれど、舞台の演目と飲食店の方はほぼ確定情報と言える。
「へぇー チュロスとかお団子とかあるんだー」
「食べ物の方を先に見るんだ……」
「だって、こういうお祭りの食べ物ってならではって感じがするから食べたくならない? ちょっと値段は高いけど」
「それはわかる。でも、せっかく文化祭なんだから文化的なやつも見て行ってよ」
「心配しなくても文芸部に行ったら新刊10冊ください!って言うから」
「いや、そういう配り方はしてないし、一人で10冊はちょっと……せめてこっちと京都用で2冊までにして」
「冗談だって。あっ、体育館で女装コンテストやるんだって。りょうちゃんの知り合いは出てないの?」
「えっ? そんなのあるんだ」
ざっくりとしか見てなかったから気付かなかったけど、舞台の演目は演劇やライブを始め、結構バラエティに富んだ企画が用意されていた。部室に居座るとなると、あまり見に行け無さそうなのが残念なところである。
「ということはりょうちゃんやまっちゃんはそういうのに出ないんだね」
「舞台には出ないけど、松永はテニス部でオリジナル炭酸飲食を販売するらしいよ」
「まぁ、暇だったら行ってみようかな」
「明莉は誰と行く予定なんだ?」
「今のところはちゆりんと二人の予定。あかりはりょうちゃんがいるし、ちゆりんは目指す予定の高校だから行くけど、他の友達はどうしようか悩んでるみたい」
「まぁ、きっかけがないと行きづらいよね。僕も中学の時に行っておけば良かったな」
「大丈夫だよ、りょうちゃん! 失われた青春はまだ取り返せるから!」
そんなつもりで言ったわけじゃないけど、何故か励まされてしまった。
でも、明莉が中学から文化祭へ行けるのはちょっと羨ましい。きっとその時期にしかできない体験ができて、それこそいつか自分で文化祭に参加する時に役立つかもしれない。
それはそれとして、僕が初めて参加するこの文化祭は明莉には体験できないことだから楽しめたらいいなと思う。
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