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1年生2学期
10月18日(月)晴れ 岸本路子との親交その6
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中間テストが始まる週の月曜日。いつも通りの時間に登校終えた僕は駐輪場に自転車だけ置いて校門へ向かった。岸本さんは絶対に来るとは思っていたけど、やっぱり心配はしてしまうもので、登校する姿を見ておきたかった。そして、前回の反省を活かして今日は教室前ではなく外で待つことにしたのだ。
ただ、帰りならともかく朝から校門付近に佇む生徒はやや不審ではあるので、なるべく端に寄って気配を消しながら待機する。これまでに僕が来る時間帯に見かけたことはないからそれより後から来るのはわかっていた。
信号待ちの関係もあるせいか生徒がやって来るタイミングは一定の間隔があって、まだ始業まで余裕があるこの時間帯だと、友達と合流して話しながら来る生徒やあくびをしながらゆっくり歩いている生徒が多く見えた。
そんな人間観察で暇を潰しながら10分程経った頃。校門から岸本さんの姿が見える。それに安心すると同時に僕は驚いた。なんと隣には花園さんがいたのだ。
いや、友達と登校するというのは何の違和感もないことだけど、金曜日に待っていた時間よりは随分と早い登校だ。
「あれ? 産賀くん? おはよう」
「おはようございます。産賀良助さん」
「お、おはよう」
「もしかして……産賀くんも待っててくれたの?」
「いや、その……僕も?」
「華凛は家の前で待たせて貰いました。もちろん、事前に連絡はしていました。その方がミチちゃんもいいと思ったので」
「わざわざ悪いなとは思ったのだけれど……わたしも一週間ぶりとなると不安だったから、早速頼らせてもらったの」
岸本さんは少し照れながら言うと、花園さんはたぶん勝ち誇った顔を見せる。勝負していたわけじゃないけど、これは圧倒的に僕の負けだ。心配はしていたのにそこまで気が回らなかった。
でも、僕が岸本さんの家まで行って一緒に登校するのは少々踏み入り過ぎな気がするから花園さんしかできなかったことだろう。何なら先週の訪問も本人ではなくその友達から聞いて現地まで行くというアウト寄りの行動だから道順を忘れた方がいいくらいだ。
「産賀くん。直接会えたから今お願いしておきたいのだけれど……今日の放課後、一緒にテスト勉強をして貰える? 場所はまた後で連絡するから……」
教室に向かう中で岸本さんがそう言ったので、僕は頷く。
「華凛も参加します。よろしくお願いしますね、産賀良助さん」
すると、花園さんは言葉だけじゃなく物理的にも会話に割り込みながらそう言う。岸本さんの件は丸く収まったけど、よく考えたら僕と花園さんは友達の友達という関係のままだ。
「……何か問題がありますか?」
「な、何もありません。はい……」
「三人で勉強すればきっとまだ何とかなるよね……!」
岸本さんはそう言う一方で、僕は花園さんから圧を感じる目線を向けられる。
それから、放課後に図書室で開かれた三人の勉強会については特に何事もなく終わった。岸本さんが調子を取り戻してくれて本当に良かったけど、その友人UとHはまだまだ問題があるかもしれない。
ただ、帰りならともかく朝から校門付近に佇む生徒はやや不審ではあるので、なるべく端に寄って気配を消しながら待機する。これまでに僕が来る時間帯に見かけたことはないからそれより後から来るのはわかっていた。
信号待ちの関係もあるせいか生徒がやって来るタイミングは一定の間隔があって、まだ始業まで余裕があるこの時間帯だと、友達と合流して話しながら来る生徒やあくびをしながらゆっくり歩いている生徒が多く見えた。
そんな人間観察で暇を潰しながら10分程経った頃。校門から岸本さんの姿が見える。それに安心すると同時に僕は驚いた。なんと隣には花園さんがいたのだ。
いや、友達と登校するというのは何の違和感もないことだけど、金曜日に待っていた時間よりは随分と早い登校だ。
「あれ? 産賀くん? おはよう」
「おはようございます。産賀良助さん」
「お、おはよう」
「もしかして……産賀くんも待っててくれたの?」
「いや、その……僕も?」
「華凛は家の前で待たせて貰いました。もちろん、事前に連絡はしていました。その方がミチちゃんもいいと思ったので」
「わざわざ悪いなとは思ったのだけれど……わたしも一週間ぶりとなると不安だったから、早速頼らせてもらったの」
岸本さんは少し照れながら言うと、花園さんはたぶん勝ち誇った顔を見せる。勝負していたわけじゃないけど、これは圧倒的に僕の負けだ。心配はしていたのにそこまで気が回らなかった。
でも、僕が岸本さんの家まで行って一緒に登校するのは少々踏み入り過ぎな気がするから花園さんしかできなかったことだろう。何なら先週の訪問も本人ではなくその友達から聞いて現地まで行くというアウト寄りの行動だから道順を忘れた方がいいくらいだ。
「産賀くん。直接会えたから今お願いしておきたいのだけれど……今日の放課後、一緒にテスト勉強をして貰える? 場所はまた後で連絡するから……」
教室に向かう中で岸本さんがそう言ったので、僕は頷く。
「華凛も参加します。よろしくお願いしますね、産賀良助さん」
すると、花園さんは言葉だけじゃなく物理的にも会話に割り込みながらそう言う。岸本さんの件は丸く収まったけど、よく考えたら僕と花園さんは友達の友達という関係のままだ。
「……何か問題がありますか?」
「な、何もありません。はい……」
「三人で勉強すればきっとまだ何とかなるよね……!」
岸本さんはそう言う一方で、僕は花園さんから圧を感じる目線を向けられる。
それから、放課後に図書室で開かれた三人の勉強会については特に何事もなく終わった。岸本さんが調子を取り戻してくれて本当に良かったけど、その友人UとHはまだまだ問題があるかもしれない。
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