産賀良助の普変なる日常

ちゃんきぃ

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3年生夏休み

7月30日(日)晴れ 大倉伴憲との日常その41

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 夏休み9日目の梅干しの日。
 集中講義がない本日は暑くて外に出る気はしなかったので、午後から大倉くんと通話を繋ぎながらのゲームタイムになった。
 大倉くんの方もこの一週間は予備校の授業漬けだったようで、お互いに良い息抜きになったようだ。

『でも、夏休みに入ったからか色んなゲームの情報が回ってくる……水着ガチャとか』

「リアルイベントも結構開催されてるみたいだね」

『じ、実は昨日の授業はやけに休みの人が多くて……リアイベに行ってた可能性があるかも』

「いや、さすがに偶然なんじゃ……」

『でも、休み時間に話してるの聞こえてたし……』

「そうなんだ。ちなみに……大倉のところの予備校に顔見知りはいなかったの?」

 大倉くんは敢えて知り合いがいない場所を選んだようだけど……今の発言から休み時間中はやや寂しい時間を過ごしているのが想像できる。
 それなら少しでも話せる人がいた方がいいと思ったけど……

『い、いないことはないけど……話せるほどの仲ではないというか……小中の同級生は数人見たよ』

「そっか……まぁ、そういう人に久々に会っても話しかけられないよね」

『うん……というか、たぶんその人で間違いないけど、人違いの可能性もなくはないし』

「顔がそっくりな人が3人いるやつ?」

『そこまでじゃなくて……ボクが単に記憶が薄いだけだと思う』

 そう言った大倉くんのテンションが少し低くなったので、僕は話題の振り方を間違えたと気付く。

「そ、そういえばさ。オープンキャンパスの話はどうなったの?」

『あっ、オープンキャンパスは申し込んで、お盆明けに行く予定だよ。たぶん日曜になるから予備校とも被ってなくて……』

 その後も近況報告を織り交ぜながら楽しくゲームをして過ごした。
 しかし、我ながら日常会話が少し下手になっているように感じた。
 部活や塾で誰かと話す機会はあるけど、普段の学校よりは圧倒的に減ってしまったから、今日みたいに時々は友達と話す時間を作りたいと思った。
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