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●歳の僕
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ーー捨てる神あれば拾う神あり
自慢の父さんは所謂エリートサラリーマン。
外見は俳優並みで高身長、学歴は有名大学卒業、大手企業に入り順調に出世。
剣道と古武道を嗜んでいて、昔は大会に出ていたそうだ。
趣味は無し。
僕はそんな父さんに全然似てない。顔は平凡だし、背は学年で普通くらい。頭も良くなくて、勉強は父さんに教えてもらってる。昔塾の先生をやった事があったんだって。
そんな完璧に見える父にもいくつかは欠けた部分があった。
「雅也さん、寝坊だよ?」
朝に弱いこと。
僕より早く起きていなきゃいけないのに、父さんは中々朝起きれない。
起こしに行くと、ベッドの中に引きずり込まれてしまうことが何度もあった。
「んっ、雅也さんってば!」
ぎゅうっと強めに抱きしめて人の匂いを嗅ぐ悪癖がある。数年前にはミルクの匂いがする、なんて馬鹿にされていたから好きじゃない。
「まーさーやーさんっ!」
ぺしぺしと叩くと漸く腕の力を緩めてくれる。
今も家で身体を鍛えているくらいなので、同世代の友達のお父さんよりも引き締まった身体をしている。
「おはよう和輝」
ふんわりと笑う父さんは、自分を名前で呼ぶようにと言ってきた。友達感覚なのだと言う。
パパとかお父さんとかより、ずっと大人に思えたからそう言っているけど、名前を呼ぶと嬉しそうに笑ってくれる。
「ご飯冷めちゃう」
「ん、今から起きるよ」
先にベッドから出されると、着替えるからと部屋を追い出された。
父さんは朝は着替えに迷うみたい。
少ししてからリビングにやってくると隣に座る。
「美味しそうだね」
「雅也さんみたいに美味く出来ないけど」
「和輝が作ってくれるのはみんな美味しいよ」
焦げてても平気で食べちゃう父さんは、多分味音痴だと思う。僕は美味しくなくても、作った責任だから食べなきゃと思うけれど。
「今日は一時間遅くなるけど、ご飯は私が作るからね」
「うん。気をつけてね」
会社まで一時間掛かるのを、静かなところで子育てしたいからとわざわざ都心部を避けてマンションを買ったという。だからどうしても通勤の時間が掛かる。
ご飯の後に洗い物をしてから出勤していく父さんは、僕の尊敬する人だった。
夕食が遅れたのは、僕にケーキを買ってきてくれたからだった。
夕食は豪華なハンバーグと、名前も知らない料理がいくつも出る。名前を聞きながら食べるのだけど、食べる姿を見て楽しそうにしながら頭を撫でてくれる。
「こんなに豪華なケーキなんて、なんのお祝い?」
「和輝が私のところに来た日のお祝いだよ」
「誕生日じゃないよ?」
「ん? 勿論知っているよ」
「そう……」
これも深く聞いちゃ駄目なんだ、きっと。
お家では聞いちゃいけない事がいくつかある。
一つは母さんのこと。
名前も顔もなんにも知らない。前に聞いたときに父さんは凄く怖い顔になった。
二つ目はお祖父ちゃんお祖母ちゃんのこと。
これも聞くとやっぱり嫌な顔をする。
三つ目は父さんの誕生日。
これは前に少しだけ教えてくれた。
とっても嫌なことを大切な友達にされたんだって。それから父さんは自分の誕生日が嫌いになったんだって。
酷いことする人が居たんだねと言うと、「今は和輝がいるから良いんだよ」と言ってくれた。
でもやっぱり誕生日が嫌いらしくて、小さかった僕はケーキを毎年一つ食べ損ねてると拗ねたら、なんでもない日に思い出したようにケーキを買ってきてくれるようになった。
僕はなんでもない日だと思っているけれど、父さんは毎年三月一日にケーキ買ってくれる。
僕の誕生日は六月三日。
まだ先だ。
なんのお祝いなのか教えてもらっても良くわからない。
早く大人になって教えてもらわないと。
「あ、そうだ。誕生日で思い出したんだけど、来週の土曜日ね、一緒に買いに行って欲しいものがあるんだ」
「良いよ? 何を買いたいんだい」
「んとねー、友加里ちゃんの誕生日プレゼント」
途端に父さんが目を細めた。
「友加里ちゃんて誰?」
「クラスメイト! 仲が良くてね、今度誕生日会やるんだって」
「……好きなの?」
「友達だもん、好きだよ?」
次の瞬間、父さんは僕の腕を掴んで立ち上がっていた。
「い、痛いよ!?」
「……」
無言で僕を引きずるように父さんのベッドに突き倒す。
どうしたんだろ、こんなに怖い父さんは初めてだ。
「誕生日まで待とうと思ったけど、止めだ。
……和輝、お前は私だけのものだから」
「と、父さん……?」
「雅也、だよ」
手が伸びてくると、ベッドの上で胸を押さえつけられる。
「今日から始めようね。
前みたいに、今日から」
「な、何を言ってるの……?」
怖くて声が震えてしまう。
父さんの顔が見たこともない顔になっていた。
笑っているのに目の奥が笑っていない。
顔が近づいてきて、ぶつかると思って目を閉じたら、口にふにゃりとした感触があった。
あ、これ……キス?
驚いて目を開けると父さんの格好いい顔がアップになっていた。
「可愛いね、和輝」
ぺろりと舌で唇を舐められた。
そしてまた重なって、舌が口の中に入ってくる。
最初は驚いたけど、キスって気持ちがいいかも知れない。
好きな子と最初はキスするんだって聞いたけど、良いのかな?
「うん、上手だよ和輝。少しづつ覚えようね」
その言葉に、僕は頷く。
父さんに褒めて貰えるのは嬉しい。
さっきまでの怖い父さんより、今の褒めてくれる父さんの方が良いに決まっている。
お風呂に入って、言われた通りに隅々まで洗った。
父さんが教えてくれた通りに全部。
今日は僕の誕生日。
おっと、父……じゃなくて雅也さんは、明日はお休みを取ってくれて、三連休になるんだって言ってた。
ついつい父さんと呼んでしまうとお仕置きされちゃうから、気をつけるのに心の中でも雅也さんと呼ぶように気をつけている。
お仕置きは、大人のお仕置きだからちょっとだけ気持ちがいい。
あれから雅也さんと大人になる秘密の特訓を続けていた。
あんなに気持ちが良いのに特訓なのかな?
特訓って、辛くて大変なものだって思ったのに雅也さんが殆どしてくれるし、気持ちが良くて辛くはない。
最初はちょっとひりひりした痛みがあったけど。
でも今日はちょっと大変だった。
浣腸ってのをして、中を洗うのも一人でやった。
確かに特訓が必要だったかも知れない。前だったら苦しくて嫌だったかも。
でも今日は『特別』なんだって。
お風呂から裸で出て、父さんの待っている寝室に入る。
「おいで和輝」
優しい声に思わず小走りになる。よいしょとベッドによじ登ると、大きな手が伸びてきて抱き寄せられた。
「手伝ってあげたかったけど、今日は特別だから」
「綺麗にしてきたよ」
「うん」
言いながら雅也さんは僕に大人のキスをする。
口をつけて、それから入ってくる雅也さんの舌を絡めて……ここらへんで僕は意識しなくなる。
ちょっと息苦しいからかも。
「可愛い乳首に育ったね」
指が僕の乳首をつんっと突くと、ピリピリした感じが残る。
「ま、雅也さんが舐めるからだよ……!」
指で摘んだり、コリコリ弄ったり、舐めたりされ続けていた僕の乳首は男の子なのにぴんと立って、触られると気持良くなってしまう。
最近は絆創膏で服と擦れない様にするのが大変だった。
でも、雅也さんに舐められるのは嫌いじゃないから困る。
ちゅっと鎖骨あたりの肌を吸って赤い跡をつけてから、雅也さんは乳首をはむりと唇で噛む。
赤ちゃんみたいだなって思うけど、ピリピリして気持ち良い。
「んっ……」
そのまま僕はベッドに仰向けに寝かされた。
今日は和輝の誕生日。
私のところに来た日に、和輝は同級生の女の子の話をしてきた。
せっかくの記念日を汚された気もしたが、詳しく聞くとただの友達らしい。
あまり踏み込むと意識するかも知れない。
それに良い機会だと思った。
本当は和輝の誕生日にキスをして、それからと思っていたが、早くから準備しておけば誕生日に合わせられる。
その上、女などから『特別』のためだと集中させれば目を逸らせるだろう。
最初にキスを教えて、次は胸。痛いとちょっと涙目になったので、ペニスを弄ってあげた。小さいペニスは皮を被っているけれど、ゆるゆると剥いてあげた。まだ精液は出ない。ふにゃふにゃしていて可愛いから、どうしても口にしてしまうが、いつも食べられちゃいそうだと和輝は可愛い事を言う。
それから私のペニスをしゃぶることを教えた。
「しょっぱいね」
と言いながら、私が和輝にやってみせた様に亀頭を舐め、根本から舐めながら裏筋を辿っていた。その拙い手付きと舌を這わせる姿に吐精してしまったのは当然だろう。
最後にアナル。
小さく窄まったそこは、ローションで解しても指を入れて前立腺を探り当て、そこで気持良くなるまで指で内側を擦ってあげた。
中の洗浄の仕方も教えた。
一人でやるのは大変だったらしいが、今日だけだ。
次回からは私がやる。
もっと指を入れて拡張するべきなのだろうが、それはあえてしなかった。
それらが何のためなのか、和輝は気づいていない。
今まで教えた事をやり遂げ、ベッドに仰向けになった和輝の笑顔を見てから、細い足の間に顔を埋める。
ペニスをまたちょろりと舐めてから、アナルへと舌を伸ばした。窄まっているがちゃんと綺麗にしてきたからか、石鹸匂いがした。
そこを舌で侵入し、穴の入り口を舐めてやると和輝は「ひぅっ」と小さく声を上げる。可愛い声だ。窄まりを伸ばすように入口だけを舌で広げていると、少しだけ和輝がもじもじと腰を揺らす。
そろそろかな?
ローションを手に取る。今日はまだローションで解していないアナルの入り口にとろりと垂らし、指で絡める。
ふっくらと膨らんだそこは、まだ赤い。少し乱暴に洗ったのか?
全く和輝は雑なところがあるな。次から必要なことだとしっかりと教えなくては。
指を一本だけ入れて、ローションを入れる。
「雅也さん、今日はとんとんしてくれないの?」
「ん? 今日は特別だからね。和輝は大人になるのだから我慢出来るよね?」
「……うん」
とんとん、か。可愛い表現だ。
「痛いのも我慢出来るね?」
「うん」
ローションを自身のペニスに塗りながら、泣くのは必至だろうと思う。
「慣れたら気持ち良くなるからね」
「……何するの、雅也さん?」
「大丈夫だよ。和輝を大人にするんだから」
尻を掬うように浮かせ、ちゅぷっともう片手で支えた先が和輝のアナルへ触れた。
びくんとしたが目をギュッと閉じて、胸の上で手を組んでいる。
可愛らしすぎる姿に、昂るのを堪えられない。
「っ!」
めりっとアナルへ侵入すると、和輝が息を飲む。我慢しているのだろう。
「いっ……」
しかし歯を食いしばり痛いのに堪える和輝。
両手で細い腰を掴み、ぐっと押し込む。狭いそこは私も痛いが、それよりも進むことを考えていた。
「痛いよぅっ! ヤダよぉ、やめてぇっ!」
その声から、和輝はわんわんと泣き出してしまう。
ごめんね和輝。本当はアナルをあの時から拡げていくのもやれば良かったんだが、最初に和輝の中を拡げるのは私のペニスが良かったんだ。指なんかじゃなくてね。
メリメリと半分ほど入ると、つうっと血がシーツに垂れた。やはり切れてしまったか。
和輝はひっくひっくとしゃくりあげるが、悲鳴はあげなくなった。いや、苦しくて声が出ない、かな?
泣いている顔を宥めるように撫で、ゆるゆると挿出をする。和輝の好きなところもトントンではなくて、ごりごりと擦っているだろう。
きゅうっと締るアナルは気持ちが良くて、半分ほどしか入ってないが中に吐精出来た。
しかし長年待ち望んだセックスが一回射精したくらいで終えられるわけがなく、三回したところで和輝が気を失っているのに気づいて止めることにした。
これから和輝とは毎日だって出来るのだから。
和輝から引き抜くと、ぬぽりという音と共に血と白濁が混ざりシーツを汚す。
今日の記念にと白いシーツにしたのだが、正解だった。
ぽたぽたと落ちる赤い跡は、和輝が私のものになった証拠だ。
「和輝、愛してる」
泣き腫らした顔にキスをして、身体を抱き上げると風呂場へと向うことにした。
朝、目が覚めると、お尻とお腹が痛くてすぐに泣いてしまった。
雅也さんが痛み止めを飲ませてくれて、ごめんね、と謝ってくるけど、笑っていて全然ごめんねじゃない。
「僕、とっても怖かったし、痛かった! やめてって言った!」
ぽかぽか叩くけれど、ごめんごめんと言ってるだけで、嬉しそうにキスをしてくる。
「大人になった証拠なんだよ」
「あんなに痛いのが……?」
「そう。皆言わないだけでね。和輝も内緒に出来るかな? 誰にも言っちゃ駄目だよ」
そう言われて頷く。
雅也さんとの約束は守らなきゃ。
「次はそんなに痛くないよ」
「またするの?」
雅也さんのおちんちんが、僕のお尻に入るのはとても怖いし痛かった。
「嫌だった?」
「……とっても痛かったけど……雅也さんが、するって言うならする」
乳首を舐められたりちんちんを手で擦られたり、お尻の中をトントンされるのは嫌いじゃない。
最初はどれも痛かったり変な感じだったのに、好きになったし。
「良い子だね、和輝」
優しい声と一緒にキスをされた。
雅也さんに嫌われたくなくて、側にいたいから。
それから一年以上掛かって、やっと僕は雅也さんのおちんちんが全部入るようになった。結腸とかいうものらしい。
その頃には僕もおちんちんから射精するようになった。
最初に出た時は、雅也さんが飲み干してしまって驚いたが、美味しかったという。僕は雅也さんのは苦くて飲むのが大変なのに。
「ぁんっ、あんっ……っぁ!」
後ろから激しく突き立てられて、僕は気持ち良くて声が我慢出来ない。
雅也さんのおちんちんは太くて重くて長い。
温泉で他の人と見比べたけど、やっぱり大きくて、アレが全部入る僕はかなりの大人だと思う。
そして、最近はコレが何なのかわかってきた。
好きな人とする、セックスだって言うこと。
雅也さんは僕を好きだ、愛してるという。
そう言ってくれて、僕は嬉しくてたまらない。普通の親子だってこんなに愛してくれないよ。
だから僕は雅也さんの為になら喜んでセックスする。
僕も雅也さんが大好きだから。
左手の薬指に指輪を付けた跡が無いのも、一度もパパとか、お父さんと雅也さんは名乗らないのも、気づかない振りでいる。
だから、僕を嫌わないで。
ヘコヘコと腰を振る和輝は、私が処女を奪ってから一年と三十六日経った。
可愛いのは相変わらずで、最近は体力も付き、身体もしっかりしてきた。一番奥まで私を迎い入れ、ドライオーガズムをするようになった。
私だけの和輝。
ーー和輝の事を知ったのは、私の前から巽が消えてしまってから五年後だった。
巽は私の家庭教師の生徒だったが、可愛らしく素直で頭が良かった。いつしか勉強だけでなく、友達として二人で遊びに出掛けることが増えた。
問題が出たのは、巽が高校三年生の夏。
「俺、受験受かったら告白してきた子と付き合うって約束したんです」
告白してきた子?
頭の中が真っ白になった。
そうだ、巽は受験に受かったら家庭教師が要らなくなる。
なんでこんな簡単な事に気づかなかったのか。
だから、巽に睡眠薬を飲ませ、ホテルに連れ込んで犯した。
初めて時は和輝と同じように血まみれで、やはり可愛かった。手足を縛って何度も巽を愛した……最高の時間だった。
泣き喚くのも、嫌がるのも加虐性の趣向が私にあったのか堪らなかった。
しかし私と巽の蜜月は終わる。
たったの三日。
未成年だからと私は罪に問われなかったが、巽からは引き離された。両親は泣き、私を勘当した。
巽と過ごせれば他などどうでも良かったのに。
無気力になりながらも惰性で大学を卒業し、企業に勤めたのは、巽が前に「俺の理想図」と言っていたからだ。
もっとも私は巽のように女を好きになれなかったが。
巽のことを知りたくて探偵を雇っていたので、その出費のために大金は必要だったのもある。
五年経ち、巽が授かり婚をしたと聞いた。
あの巽が? 女を抱いたのか、私がいるのに。
憎くて殺してやろうと計画を立てた。子供が生まれ、幸せの絶頂の時に、子供と女を殺して、最後に巽を抱いてから殺す。
最後に私のことだけを考えて死んでほしかった。
生まれた子供が二歳の時に決行しようと思ったのだが、下見に行った時に公園で遊んでいる和輝を見つけーーそのまま攫った。
和輝は巽よりも可愛らしく、そして愛しくて堪らなかった。私を怖がることなく、にこっと笑うのが可愛い。
この子がいれば良い。巽は私を裏切ったのだから。
それからすぐに養子に迎えた。
不自然さは知り合いの産婦人科医に誤魔化してもらい、私の子供として和輝を育てることにした。
あんなに憎く、殺してやろうと思った子供なのに和輝は可愛すぎた。
育っていく和輝は、巽の面影があるがもはやそんなことはどうでも良かった。
和輝は私のもので、今度こそずっと手元に置いておく大切な人なのだから。
私のペニスで男を知ってから、和輝はさらに可愛らしく美しくなった。
「ま、雅也さんもっと突いてぇっ……!」
こんなお強請りもするようになり、ますます私の好みだ。
時折お仕置きとして、手酷く抱く時の泣き顔も良い。
この子は私のために巽がくれた子供で、伴侶だ。
「和輝が泣いてもやめてあげないからね?」
きっと泣いてやめてと言うだろうに。本当にこの子は私の好みをわかっている。
「愛しているよ、和輝」
自慢の父さんは所謂エリートサラリーマン。
外見は俳優並みで高身長、学歴は有名大学卒業、大手企業に入り順調に出世。
剣道と古武道を嗜んでいて、昔は大会に出ていたそうだ。
趣味は無し。
僕はそんな父さんに全然似てない。顔は平凡だし、背は学年で普通くらい。頭も良くなくて、勉強は父さんに教えてもらってる。昔塾の先生をやった事があったんだって。
そんな完璧に見える父にもいくつかは欠けた部分があった。
「雅也さん、寝坊だよ?」
朝に弱いこと。
僕より早く起きていなきゃいけないのに、父さんは中々朝起きれない。
起こしに行くと、ベッドの中に引きずり込まれてしまうことが何度もあった。
「んっ、雅也さんってば!」
ぎゅうっと強めに抱きしめて人の匂いを嗅ぐ悪癖がある。数年前にはミルクの匂いがする、なんて馬鹿にされていたから好きじゃない。
「まーさーやーさんっ!」
ぺしぺしと叩くと漸く腕の力を緩めてくれる。
今も家で身体を鍛えているくらいなので、同世代の友達のお父さんよりも引き締まった身体をしている。
「おはよう和輝」
ふんわりと笑う父さんは、自分を名前で呼ぶようにと言ってきた。友達感覚なのだと言う。
パパとかお父さんとかより、ずっと大人に思えたからそう言っているけど、名前を呼ぶと嬉しそうに笑ってくれる。
「ご飯冷めちゃう」
「ん、今から起きるよ」
先にベッドから出されると、着替えるからと部屋を追い出された。
父さんは朝は着替えに迷うみたい。
少ししてからリビングにやってくると隣に座る。
「美味しそうだね」
「雅也さんみたいに美味く出来ないけど」
「和輝が作ってくれるのはみんな美味しいよ」
焦げてても平気で食べちゃう父さんは、多分味音痴だと思う。僕は美味しくなくても、作った責任だから食べなきゃと思うけれど。
「今日は一時間遅くなるけど、ご飯は私が作るからね」
「うん。気をつけてね」
会社まで一時間掛かるのを、静かなところで子育てしたいからとわざわざ都心部を避けてマンションを買ったという。だからどうしても通勤の時間が掛かる。
ご飯の後に洗い物をしてから出勤していく父さんは、僕の尊敬する人だった。
夕食が遅れたのは、僕にケーキを買ってきてくれたからだった。
夕食は豪華なハンバーグと、名前も知らない料理がいくつも出る。名前を聞きながら食べるのだけど、食べる姿を見て楽しそうにしながら頭を撫でてくれる。
「こんなに豪華なケーキなんて、なんのお祝い?」
「和輝が私のところに来た日のお祝いだよ」
「誕生日じゃないよ?」
「ん? 勿論知っているよ」
「そう……」
これも深く聞いちゃ駄目なんだ、きっと。
お家では聞いちゃいけない事がいくつかある。
一つは母さんのこと。
名前も顔もなんにも知らない。前に聞いたときに父さんは凄く怖い顔になった。
二つ目はお祖父ちゃんお祖母ちゃんのこと。
これも聞くとやっぱり嫌な顔をする。
三つ目は父さんの誕生日。
これは前に少しだけ教えてくれた。
とっても嫌なことを大切な友達にされたんだって。それから父さんは自分の誕生日が嫌いになったんだって。
酷いことする人が居たんだねと言うと、「今は和輝がいるから良いんだよ」と言ってくれた。
でもやっぱり誕生日が嫌いらしくて、小さかった僕はケーキを毎年一つ食べ損ねてると拗ねたら、なんでもない日に思い出したようにケーキを買ってきてくれるようになった。
僕はなんでもない日だと思っているけれど、父さんは毎年三月一日にケーキ買ってくれる。
僕の誕生日は六月三日。
まだ先だ。
なんのお祝いなのか教えてもらっても良くわからない。
早く大人になって教えてもらわないと。
「あ、そうだ。誕生日で思い出したんだけど、来週の土曜日ね、一緒に買いに行って欲しいものがあるんだ」
「良いよ? 何を買いたいんだい」
「んとねー、友加里ちゃんの誕生日プレゼント」
途端に父さんが目を細めた。
「友加里ちゃんて誰?」
「クラスメイト! 仲が良くてね、今度誕生日会やるんだって」
「……好きなの?」
「友達だもん、好きだよ?」
次の瞬間、父さんは僕の腕を掴んで立ち上がっていた。
「い、痛いよ!?」
「……」
無言で僕を引きずるように父さんのベッドに突き倒す。
どうしたんだろ、こんなに怖い父さんは初めてだ。
「誕生日まで待とうと思ったけど、止めだ。
……和輝、お前は私だけのものだから」
「と、父さん……?」
「雅也、だよ」
手が伸びてくると、ベッドの上で胸を押さえつけられる。
「今日から始めようね。
前みたいに、今日から」
「な、何を言ってるの……?」
怖くて声が震えてしまう。
父さんの顔が見たこともない顔になっていた。
笑っているのに目の奥が笑っていない。
顔が近づいてきて、ぶつかると思って目を閉じたら、口にふにゃりとした感触があった。
あ、これ……キス?
驚いて目を開けると父さんの格好いい顔がアップになっていた。
「可愛いね、和輝」
ぺろりと舌で唇を舐められた。
そしてまた重なって、舌が口の中に入ってくる。
最初は驚いたけど、キスって気持ちがいいかも知れない。
好きな子と最初はキスするんだって聞いたけど、良いのかな?
「うん、上手だよ和輝。少しづつ覚えようね」
その言葉に、僕は頷く。
父さんに褒めて貰えるのは嬉しい。
さっきまでの怖い父さんより、今の褒めてくれる父さんの方が良いに決まっている。
お風呂に入って、言われた通りに隅々まで洗った。
父さんが教えてくれた通りに全部。
今日は僕の誕生日。
おっと、父……じゃなくて雅也さんは、明日はお休みを取ってくれて、三連休になるんだって言ってた。
ついつい父さんと呼んでしまうとお仕置きされちゃうから、気をつけるのに心の中でも雅也さんと呼ぶように気をつけている。
お仕置きは、大人のお仕置きだからちょっとだけ気持ちがいい。
あれから雅也さんと大人になる秘密の特訓を続けていた。
あんなに気持ちが良いのに特訓なのかな?
特訓って、辛くて大変なものだって思ったのに雅也さんが殆どしてくれるし、気持ちが良くて辛くはない。
最初はちょっとひりひりした痛みがあったけど。
でも今日はちょっと大変だった。
浣腸ってのをして、中を洗うのも一人でやった。
確かに特訓が必要だったかも知れない。前だったら苦しくて嫌だったかも。
でも今日は『特別』なんだって。
お風呂から裸で出て、父さんの待っている寝室に入る。
「おいで和輝」
優しい声に思わず小走りになる。よいしょとベッドによじ登ると、大きな手が伸びてきて抱き寄せられた。
「手伝ってあげたかったけど、今日は特別だから」
「綺麗にしてきたよ」
「うん」
言いながら雅也さんは僕に大人のキスをする。
口をつけて、それから入ってくる雅也さんの舌を絡めて……ここらへんで僕は意識しなくなる。
ちょっと息苦しいからかも。
「可愛い乳首に育ったね」
指が僕の乳首をつんっと突くと、ピリピリした感じが残る。
「ま、雅也さんが舐めるからだよ……!」
指で摘んだり、コリコリ弄ったり、舐めたりされ続けていた僕の乳首は男の子なのにぴんと立って、触られると気持良くなってしまう。
最近は絆創膏で服と擦れない様にするのが大変だった。
でも、雅也さんに舐められるのは嫌いじゃないから困る。
ちゅっと鎖骨あたりの肌を吸って赤い跡をつけてから、雅也さんは乳首をはむりと唇で噛む。
赤ちゃんみたいだなって思うけど、ピリピリして気持ち良い。
「んっ……」
そのまま僕はベッドに仰向けに寝かされた。
今日は和輝の誕生日。
私のところに来た日に、和輝は同級生の女の子の話をしてきた。
せっかくの記念日を汚された気もしたが、詳しく聞くとただの友達らしい。
あまり踏み込むと意識するかも知れない。
それに良い機会だと思った。
本当は和輝の誕生日にキスをして、それからと思っていたが、早くから準備しておけば誕生日に合わせられる。
その上、女などから『特別』のためだと集中させれば目を逸らせるだろう。
最初にキスを教えて、次は胸。痛いとちょっと涙目になったので、ペニスを弄ってあげた。小さいペニスは皮を被っているけれど、ゆるゆると剥いてあげた。まだ精液は出ない。ふにゃふにゃしていて可愛いから、どうしても口にしてしまうが、いつも食べられちゃいそうだと和輝は可愛い事を言う。
それから私のペニスをしゃぶることを教えた。
「しょっぱいね」
と言いながら、私が和輝にやってみせた様に亀頭を舐め、根本から舐めながら裏筋を辿っていた。その拙い手付きと舌を這わせる姿に吐精してしまったのは当然だろう。
最後にアナル。
小さく窄まったそこは、ローションで解しても指を入れて前立腺を探り当て、そこで気持良くなるまで指で内側を擦ってあげた。
中の洗浄の仕方も教えた。
一人でやるのは大変だったらしいが、今日だけだ。
次回からは私がやる。
もっと指を入れて拡張するべきなのだろうが、それはあえてしなかった。
それらが何のためなのか、和輝は気づいていない。
今まで教えた事をやり遂げ、ベッドに仰向けになった和輝の笑顔を見てから、細い足の間に顔を埋める。
ペニスをまたちょろりと舐めてから、アナルへと舌を伸ばした。窄まっているがちゃんと綺麗にしてきたからか、石鹸匂いがした。
そこを舌で侵入し、穴の入り口を舐めてやると和輝は「ひぅっ」と小さく声を上げる。可愛い声だ。窄まりを伸ばすように入口だけを舌で広げていると、少しだけ和輝がもじもじと腰を揺らす。
そろそろかな?
ローションを手に取る。今日はまだローションで解していないアナルの入り口にとろりと垂らし、指で絡める。
ふっくらと膨らんだそこは、まだ赤い。少し乱暴に洗ったのか?
全く和輝は雑なところがあるな。次から必要なことだとしっかりと教えなくては。
指を一本だけ入れて、ローションを入れる。
「雅也さん、今日はとんとんしてくれないの?」
「ん? 今日は特別だからね。和輝は大人になるのだから我慢出来るよね?」
「……うん」
とんとん、か。可愛い表現だ。
「痛いのも我慢出来るね?」
「うん」
ローションを自身のペニスに塗りながら、泣くのは必至だろうと思う。
「慣れたら気持ち良くなるからね」
「……何するの、雅也さん?」
「大丈夫だよ。和輝を大人にするんだから」
尻を掬うように浮かせ、ちゅぷっともう片手で支えた先が和輝のアナルへ触れた。
びくんとしたが目をギュッと閉じて、胸の上で手を組んでいる。
可愛らしすぎる姿に、昂るのを堪えられない。
「っ!」
めりっとアナルへ侵入すると、和輝が息を飲む。我慢しているのだろう。
「いっ……」
しかし歯を食いしばり痛いのに堪える和輝。
両手で細い腰を掴み、ぐっと押し込む。狭いそこは私も痛いが、それよりも進むことを考えていた。
「痛いよぅっ! ヤダよぉ、やめてぇっ!」
その声から、和輝はわんわんと泣き出してしまう。
ごめんね和輝。本当はアナルをあの時から拡げていくのもやれば良かったんだが、最初に和輝の中を拡げるのは私のペニスが良かったんだ。指なんかじゃなくてね。
メリメリと半分ほど入ると、つうっと血がシーツに垂れた。やはり切れてしまったか。
和輝はひっくひっくとしゃくりあげるが、悲鳴はあげなくなった。いや、苦しくて声が出ない、かな?
泣いている顔を宥めるように撫で、ゆるゆると挿出をする。和輝の好きなところもトントンではなくて、ごりごりと擦っているだろう。
きゅうっと締るアナルは気持ちが良くて、半分ほどしか入ってないが中に吐精出来た。
しかし長年待ち望んだセックスが一回射精したくらいで終えられるわけがなく、三回したところで和輝が気を失っているのに気づいて止めることにした。
これから和輝とは毎日だって出来るのだから。
和輝から引き抜くと、ぬぽりという音と共に血と白濁が混ざりシーツを汚す。
今日の記念にと白いシーツにしたのだが、正解だった。
ぽたぽたと落ちる赤い跡は、和輝が私のものになった証拠だ。
「和輝、愛してる」
泣き腫らした顔にキスをして、身体を抱き上げると風呂場へと向うことにした。
朝、目が覚めると、お尻とお腹が痛くてすぐに泣いてしまった。
雅也さんが痛み止めを飲ませてくれて、ごめんね、と謝ってくるけど、笑っていて全然ごめんねじゃない。
「僕、とっても怖かったし、痛かった! やめてって言った!」
ぽかぽか叩くけれど、ごめんごめんと言ってるだけで、嬉しそうにキスをしてくる。
「大人になった証拠なんだよ」
「あんなに痛いのが……?」
「そう。皆言わないだけでね。和輝も内緒に出来るかな? 誰にも言っちゃ駄目だよ」
そう言われて頷く。
雅也さんとの約束は守らなきゃ。
「次はそんなに痛くないよ」
「またするの?」
雅也さんのおちんちんが、僕のお尻に入るのはとても怖いし痛かった。
「嫌だった?」
「……とっても痛かったけど……雅也さんが、するって言うならする」
乳首を舐められたりちんちんを手で擦られたり、お尻の中をトントンされるのは嫌いじゃない。
最初はどれも痛かったり変な感じだったのに、好きになったし。
「良い子だね、和輝」
優しい声と一緒にキスをされた。
雅也さんに嫌われたくなくて、側にいたいから。
それから一年以上掛かって、やっと僕は雅也さんのおちんちんが全部入るようになった。結腸とかいうものらしい。
その頃には僕もおちんちんから射精するようになった。
最初に出た時は、雅也さんが飲み干してしまって驚いたが、美味しかったという。僕は雅也さんのは苦くて飲むのが大変なのに。
「ぁんっ、あんっ……っぁ!」
後ろから激しく突き立てられて、僕は気持ち良くて声が我慢出来ない。
雅也さんのおちんちんは太くて重くて長い。
温泉で他の人と見比べたけど、やっぱり大きくて、アレが全部入る僕はかなりの大人だと思う。
そして、最近はコレが何なのかわかってきた。
好きな人とする、セックスだって言うこと。
雅也さんは僕を好きだ、愛してるという。
そう言ってくれて、僕は嬉しくてたまらない。普通の親子だってこんなに愛してくれないよ。
だから僕は雅也さんの為になら喜んでセックスする。
僕も雅也さんが大好きだから。
左手の薬指に指輪を付けた跡が無いのも、一度もパパとか、お父さんと雅也さんは名乗らないのも、気づかない振りでいる。
だから、僕を嫌わないで。
ヘコヘコと腰を振る和輝は、私が処女を奪ってから一年と三十六日経った。
可愛いのは相変わらずで、最近は体力も付き、身体もしっかりしてきた。一番奥まで私を迎い入れ、ドライオーガズムをするようになった。
私だけの和輝。
ーー和輝の事を知ったのは、私の前から巽が消えてしまってから五年後だった。
巽は私の家庭教師の生徒だったが、可愛らしく素直で頭が良かった。いつしか勉強だけでなく、友達として二人で遊びに出掛けることが増えた。
問題が出たのは、巽が高校三年生の夏。
「俺、受験受かったら告白してきた子と付き合うって約束したんです」
告白してきた子?
頭の中が真っ白になった。
そうだ、巽は受験に受かったら家庭教師が要らなくなる。
なんでこんな簡単な事に気づかなかったのか。
だから、巽に睡眠薬を飲ませ、ホテルに連れ込んで犯した。
初めて時は和輝と同じように血まみれで、やはり可愛かった。手足を縛って何度も巽を愛した……最高の時間だった。
泣き喚くのも、嫌がるのも加虐性の趣向が私にあったのか堪らなかった。
しかし私と巽の蜜月は終わる。
たったの三日。
未成年だからと私は罪に問われなかったが、巽からは引き離された。両親は泣き、私を勘当した。
巽と過ごせれば他などどうでも良かったのに。
無気力になりながらも惰性で大学を卒業し、企業に勤めたのは、巽が前に「俺の理想図」と言っていたからだ。
もっとも私は巽のように女を好きになれなかったが。
巽のことを知りたくて探偵を雇っていたので、その出費のために大金は必要だったのもある。
五年経ち、巽が授かり婚をしたと聞いた。
あの巽が? 女を抱いたのか、私がいるのに。
憎くて殺してやろうと計画を立てた。子供が生まれ、幸せの絶頂の時に、子供と女を殺して、最後に巽を抱いてから殺す。
最後に私のことだけを考えて死んでほしかった。
生まれた子供が二歳の時に決行しようと思ったのだが、下見に行った時に公園で遊んでいる和輝を見つけーーそのまま攫った。
和輝は巽よりも可愛らしく、そして愛しくて堪らなかった。私を怖がることなく、にこっと笑うのが可愛い。
この子がいれば良い。巽は私を裏切ったのだから。
それからすぐに養子に迎えた。
不自然さは知り合いの産婦人科医に誤魔化してもらい、私の子供として和輝を育てることにした。
あんなに憎く、殺してやろうと思った子供なのに和輝は可愛すぎた。
育っていく和輝は、巽の面影があるがもはやそんなことはどうでも良かった。
和輝は私のもので、今度こそずっと手元に置いておく大切な人なのだから。
私のペニスで男を知ってから、和輝はさらに可愛らしく美しくなった。
「ま、雅也さんもっと突いてぇっ……!」
こんなお強請りもするようになり、ますます私の好みだ。
時折お仕置きとして、手酷く抱く時の泣き顔も良い。
この子は私のために巽がくれた子供で、伴侶だ。
「和輝が泣いてもやめてあげないからね?」
きっと泣いてやめてと言うだろうに。本当にこの子は私の好みをわかっている。
「愛しているよ、和輝」
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