愛の女神様の作った、雑な乙女ゲームのヒロインにされてしまいました…!

ふじわら臣都

文字の大きさ
5 / 50

攻略対象は、少なめで

しおりを挟む
題名の頭の悪さに頭を抱えた私は、女神様にそれはあまりにもあんまりなのでと他に誰がプレイするわけではないのだけれど、題名はもう少し頭を使…もとい、考えましょうと、2人で新たな題名を考えることになった。



「王立ハァレム学院ってのはもう少し下品さを抑えて、ハーレムさせたい気持ちを出さないようにした方がいいのでは…?」




《そ、そうでしょうか?わかりやすくていいと思うのですけれど。》


わかりやすくても、エロいの入ってそうで嫌だよ。という言葉はゴックンして、

「わかりやすいかもですが、少々下品なイメージがあります…」


ハーレム自体は国によってはアリだけど、ワタシニホンジン。しかも恋愛教えたいって女神がさー。逆ハールートアリにしたとして、そこに "真実の愛“   とやらはあるのか?ハーレム経験もだし基本の恋愛もしたことない自分にはわからんから何とも言えないけどさ。

だけど、たった1人の相手との恋愛すらしたことないのに、いきなり複数人から愛されてます~は、ハードル高いがな。ならば、ハーレムは隠しイベントの様にして、それぞれのキャラクターを攻略し終わってから、別の攻略キャラとともに逆ハーレムイベントに行った方が、恋愛初心者には優しいのではなかろうか?

とりあえずそんなコトを女神様に話しながら、ゲームを作っていったらどうであろうかと提案した。
そんなふうに恋愛ゲームについてつらつらと2人で考えていたら、女神様が不思議そうな顔をしていた。


《貴方は恋愛の事にはまるっきり関心がないかと思っていたのですが、そうでもないのですね。》


その言葉に、まあねえという気持ちで。




「そりゃあ、同人誌作っていた時はどんなカップリングでも恋愛をさせるのを考えるのは楽しかったですもん。自分がそこに当てはまらなかっただけで。」




これまでの私の人生を女神様が見てて、まあ今回のように、やらかしてくれてる事はちょっと浅慮なとこはあるかなとは思うけど、同じ様な人は生前にもいたからね。
結婚=女の幸せって考える、オカンとか親戚とか近所のお節介なオバちゃんとか。

少々面倒くさいけど、この女神様も私の為を思って言ってくれてることくらいは理解できるよ。その位には大人だからね。


ただ、すっげぇすっげえ、すんっっっっっげぇ大迷惑なだけで。



対 人間ならばフツーに断れるけど、今回は女神様。神の領域のひとだし、決定したとか言われてるんだもん。抗えないなら、少しでも自分に良くしたいと考えるくらいは良かろうもん?


「で、ですね。初めは攻略対象の異性は少ない方がよろしいかと。」


《あら、どうして?》




たくさんの攻略対象がいれば、そのぶん選択肢は増えるのだから、恋愛しやすいのではないの?と女神様はコテと首を傾げた。



「選択肢が増えても、私に愛というものを知って欲しいがためのゲームなんでしょう?そもそも私は人を覚えるのが苦手です。攻略対象が沢山いたら、顔すら覚えられません。そりゃゲームなのですし、プレイするのは女神様なのですから、女神様視点からしたら問題はありませんが、"私” の魂に!愛を!人との恋愛を!教えたいと言う事なのですから、"私“の魂を中心に考えていただかないと!」



と、私がごく当たり前のことをズギャーン!という背景と擬音を付けて女神様にビシッと指さすと、女神様はさすがに気付いたらしく。





《そ、そうでしたわ!わたくし、あなたに恋愛の楽しみを知って欲しくて…!でもそこに、あなたの気持ちを推し量る事が欠けていましたわ…!》


しゅん…。と、少しだけ、すこーーーしだけ、可哀想になったけど、私のための世界を作ると言う話なんですから、そこは譲ったらアカンよね。


そこでまた、私は女神様と真っ白な世界で地べたに座りながら、あーでもない、こーでもないと女神様の作った世界を修正していたのでした。

この作業が、学生時代の同人誌作りしてた時の友人とのやりとりのようで楽しかった事は、女神様にはナイショだけどね(笑)




しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

勇者のハーレムパーティー抜けさせてもらいます!〜やけになってワンナイトしたら溺愛されました〜

犬の下僕
恋愛
勇者に裏切られた主人公がワンナイトしたら溺愛される話です。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

ヤンデレにデレてみた

果桃しろくろ
恋愛
母が、ヤンデレな義父と再婚した。 もれなく、ヤンデレな義弟がついてきた。

男として王宮に仕えていた私、正体がバレた瞬間、冷酷宰相が豹変して溺愛してきました

春夜夢
恋愛
貧乏伯爵家の令嬢である私は、家を救うために男装して王宮に潜り込んだ。 名を「レオン」と偽り、文官見習いとして働く毎日。 誰よりも厳しく私を鍛えたのは、氷の宰相と呼ばれる男――ジークフリード。 ある日、ひょんなことから女であることがバレてしまった瞬間、 あの冷酷な宰相が……私を押し倒して言った。 「ずっと我慢していた。君が女じゃないと、自分に言い聞かせてきた」 「……もう限界だ」 私は知らなかった。 宰相は、私の正体を“最初から”見抜いていて―― ずっと、ずっと、私を手に入れる機会を待っていたことを。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!

カヨワイさつき
恋愛
最初は、日本人で受験の日に何かにぶつかり死亡。次は、何かの討伐中に、死亡。次に目覚めたら、見知らぬ聖女のそばに、ポツンとおまけの召喚?あまりにも、不細工な為にその場から追い出されてしまった。 前世の記憶はあるものの、どれをとっても短命、不幸な出来事ばかりだった。 全てはドジで少し変なナルシストの神様の手違いだっ。おまけの転生?お詫びにチートと無口で不器用な騎士団長もらっちゃいました。今度こそ、幸せになるかもしれません?!

巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた

狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた 当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。

処理中です...