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その6 完結
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戦いは苛烈さをさらに増した、水の魔剣士の顔にたった一つだけエレンの剣が“当たった”事で
やつは相手を“完全な敵”と認識した。
アクアレイスの周りの水はさらに増幅した。
その水から先ほどの倍の量の水の槍を飛ばした。
エレンはそれを防ごうとしたが、水の槍は彼の腕や顔にあたり、彼はさらに傷ついた。
「エレン‼︎」
それを見てたルリラは彼の元へ走ろうとしたが。
「来ちゃだめだ‼︎」と叫んだ
「僕はあなたを守る騎士と誓ったんだ、だからあなたが無事であるために
僕がやつを倒すんだ‼︎」
しかし負った傷からは大量の血を流し今にも倒れそうだった、しかし
エレンは剣をしっかり構えて踏ん張った。
「ウガアアァァァァァァァ‼︎」
とけたたましくアクアレイスは叫びそれに共鳴するように水の刃は鋭さを増した。
それを乱舞させるように振り回し、それをエレンはかわす。
そして剣を振り上げるも、また水の盾がそれを防ぐ。
振り飛ばされる前にすぐに後ろへ回ったが、やつの水はエレンの口を覆った。
呼吸ができず体勢を崩した瞬間だった。
やつは剣を地面に突き刺し振り上げた。
その“水の衝撃波”はエレンに確実に当たった。
「エレン‼︎」
大きく吹き飛ばされてそこに倒れるエレンに駆け寄るルリラ。
体を揺さぶろうとしても全く動かない彼にやつは迫ってきた。
彼女はそこに落ちている石を拾い奴に投げた。
「来ないで…近づかないで…」目に涙を浮かべて必死に投げるも無駄な事だった
アクアレイスは水の刃を高く振り上げた。
それが下ろされた時だった、彼女を庇ってエレンは体でそれを受けた。
「‼︎、エレン‼︎」
体に大きな傷を受けても彼はしっかり立っていた
しかし目はうつろだった。
そして何も言わず剣を構え奴にめがけて走った。
向かってくる彼に大量の水の槍を飛ばした。
だがエレンはそれを“全てその剣で弾いた”
瞬時にアクアレイスはエレンの口を水で覆ったがそれでも体勢は崩れなかった。
アクアレイスはこの時だけ一体何が起きているのかと戸惑った。
その隙にエレンは剣を振った、それを水の盾でなく腕で止めた。
腕を下ろす前にさらに連撃をそいつに喰らわした、そのスピードは1秒には
おさまらなかった。
彼の意識はどうなってるかわからないほど満身創痍になってるのに。
「グアアアアアォォォォォォ‼︎」
アクアレイスは更に激しい攻撃を出した
水の刃を五連続エレンに向けて飛ばした、ふらふらの状態の彼は剣でそれを受け止めた。
一瞬止まったやつに向かってエレンは飛び上がった。
水は彼に向かって飛んできた、それを彼はかわし
手に持った剣をアクアレイスの頭に突き刺した。
「アグアアアアアァァァァァァ‼︎」
深く刺さっていなかったのか、もがき苦しむアクアレイスに
エレンは更に押し込んだ。
そしてアクアレイスは膝を落とし動かなくなった。
周りの飛んでいた水はパシャっと地面に落ちたのを見てエレンはその場に倒れた。
「エレン‼︎」
彼に駆け寄り体を起こすルリラ、声をかけても返事が返ってこない
「エレン‼︎、しっかして‼︎エレン‼︎」
「痛いよ…ルリラ…」薄目を開けるエレン
「エレン‼︎」
涙を流し、生きてる彼を抱くルリラ、そしてエレンはゆっくりと口を開いた。
「僕…は約束を…守れた…けどもこれからも…」と目を閉じてまた動かなくなった。
「エレン‼︎…ごめんなさい…私のために…」
その後にランクリーらがやってきて彼らはすぐに保護された。
とある城の王室にドレスを着た姫君が玉座の前で立っていた。
奥の大きなドアが開き、そこからフッド騎士隊長が入ってきて彼女の前でひざま付いた
「騎士隊長様、顔をあげてください」と姫は言う。
顔をあげたフッドはすぐに“彼”を呼んだ
「入れ」
マゴマゴと緊張しながら入ってきたのはエレン・サミュエルだった。
姫君の顔を見てはっと笑顔になる彼に彼女も笑顔になったそして
「騎士隊長様少しだけ席を外してください」
「はっ」とフッドはそのまま部屋を出た。
2人きりになったところでエレンは話した。
「姫…」
「いいよ“ルリラ”で…それより怪我は大丈夫?」
「少し痛むけどもう動けるよ」とニコッと笑って言うエレン
「それはよかった」とルリラは安心する。
「ねえルリラ…水の魔剣士のことだけど、本当に墓を作るの?」
視線を窓の方に向けてルリラは話した。
「決して立派なものではないけど、彼にかけられる最初で最後の
慈悲はこれしかない…」
少し黙ったけどその空気を変えるようにエレンは話した
「あっ!そうだ今日は僕に用があるんだよね?」
すると玉座からルリラは何か箱を取り出してそれを開けた。
「父上と母上にわがまま言ってこんな事をしてるけど」
箱から勲章を取り出して彼の首にかけた、そして彼女はこう言った。
「ありがとう、私を守る騎士になってくれて」
その言葉にエレンは少し照れた。
「これからも騎士でいてくれますか?」と言う言葉にエレンは
「はい!もちろん!」と彼は大きく笑顔で答えた。
やつは相手を“完全な敵”と認識した。
アクアレイスの周りの水はさらに増幅した。
その水から先ほどの倍の量の水の槍を飛ばした。
エレンはそれを防ごうとしたが、水の槍は彼の腕や顔にあたり、彼はさらに傷ついた。
「エレン‼︎」
それを見てたルリラは彼の元へ走ろうとしたが。
「来ちゃだめだ‼︎」と叫んだ
「僕はあなたを守る騎士と誓ったんだ、だからあなたが無事であるために
僕がやつを倒すんだ‼︎」
しかし負った傷からは大量の血を流し今にも倒れそうだった、しかし
エレンは剣をしっかり構えて踏ん張った。
「ウガアアァァァァァァァ‼︎」
とけたたましくアクアレイスは叫びそれに共鳴するように水の刃は鋭さを増した。
それを乱舞させるように振り回し、それをエレンはかわす。
そして剣を振り上げるも、また水の盾がそれを防ぐ。
振り飛ばされる前にすぐに後ろへ回ったが、やつの水はエレンの口を覆った。
呼吸ができず体勢を崩した瞬間だった。
やつは剣を地面に突き刺し振り上げた。
その“水の衝撃波”はエレンに確実に当たった。
「エレン‼︎」
大きく吹き飛ばされてそこに倒れるエレンに駆け寄るルリラ。
体を揺さぶろうとしても全く動かない彼にやつは迫ってきた。
彼女はそこに落ちている石を拾い奴に投げた。
「来ないで…近づかないで…」目に涙を浮かべて必死に投げるも無駄な事だった
アクアレイスは水の刃を高く振り上げた。
それが下ろされた時だった、彼女を庇ってエレンは体でそれを受けた。
「‼︎、エレン‼︎」
体に大きな傷を受けても彼はしっかり立っていた
しかし目はうつろだった。
そして何も言わず剣を構え奴にめがけて走った。
向かってくる彼に大量の水の槍を飛ばした。
だがエレンはそれを“全てその剣で弾いた”
瞬時にアクアレイスはエレンの口を水で覆ったがそれでも体勢は崩れなかった。
アクアレイスはこの時だけ一体何が起きているのかと戸惑った。
その隙にエレンは剣を振った、それを水の盾でなく腕で止めた。
腕を下ろす前にさらに連撃をそいつに喰らわした、そのスピードは1秒には
おさまらなかった。
彼の意識はどうなってるかわからないほど満身創痍になってるのに。
「グアアアアアォォォォォォ‼︎」
アクアレイスは更に激しい攻撃を出した
水の刃を五連続エレンに向けて飛ばした、ふらふらの状態の彼は剣でそれを受け止めた。
一瞬止まったやつに向かってエレンは飛び上がった。
水は彼に向かって飛んできた、それを彼はかわし
手に持った剣をアクアレイスの頭に突き刺した。
「アグアアアアアァァァァァァ‼︎」
深く刺さっていなかったのか、もがき苦しむアクアレイスに
エレンは更に押し込んだ。
そしてアクアレイスは膝を落とし動かなくなった。
周りの飛んでいた水はパシャっと地面に落ちたのを見てエレンはその場に倒れた。
「エレン‼︎」
彼に駆け寄り体を起こすルリラ、声をかけても返事が返ってこない
「エレン‼︎、しっかして‼︎エレン‼︎」
「痛いよ…ルリラ…」薄目を開けるエレン
「エレン‼︎」
涙を流し、生きてる彼を抱くルリラ、そしてエレンはゆっくりと口を開いた。
「僕…は約束を…守れた…けどもこれからも…」と目を閉じてまた動かなくなった。
「エレン‼︎…ごめんなさい…私のために…」
その後にランクリーらがやってきて彼らはすぐに保護された。
とある城の王室にドレスを着た姫君が玉座の前で立っていた。
奥の大きなドアが開き、そこからフッド騎士隊長が入ってきて彼女の前でひざま付いた
「騎士隊長様、顔をあげてください」と姫は言う。
顔をあげたフッドはすぐに“彼”を呼んだ
「入れ」
マゴマゴと緊張しながら入ってきたのはエレン・サミュエルだった。
姫君の顔を見てはっと笑顔になる彼に彼女も笑顔になったそして
「騎士隊長様少しだけ席を外してください」
「はっ」とフッドはそのまま部屋を出た。
2人きりになったところでエレンは話した。
「姫…」
「いいよ“ルリラ”で…それより怪我は大丈夫?」
「少し痛むけどもう動けるよ」とニコッと笑って言うエレン
「それはよかった」とルリラは安心する。
「ねえルリラ…水の魔剣士のことだけど、本当に墓を作るの?」
視線を窓の方に向けてルリラは話した。
「決して立派なものではないけど、彼にかけられる最初で最後の
慈悲はこれしかない…」
少し黙ったけどその空気を変えるようにエレンは話した
「あっ!そうだ今日は僕に用があるんだよね?」
すると玉座からルリラは何か箱を取り出してそれを開けた。
「父上と母上にわがまま言ってこんな事をしてるけど」
箱から勲章を取り出して彼の首にかけた、そして彼女はこう言った。
「ありがとう、私を守る騎士になってくれて」
その言葉にエレンは少し照れた。
「これからも騎士でいてくれますか?」と言う言葉にエレンは
「はい!もちろん!」と彼は大きく笑顔で答えた。
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