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第一章 闇に蠢くものたち
スロット
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黒のベストと蝶ネクタイを着用した男のディーラーが赤いボタンを押すと、丸いガラスケースの中で三個のサイコロがクルクルと素早くシャッフルされる。出た目は二、三、五。リリスの賭けていたチップは二倍になって戻ってきた。
緑色のラシャに白の枠線が引かれ、その中に数字やサイコロの目が書かれている。それをリリスを含めて六人の客が取り囲んでいる。
「次はシングルストレートナンバーに賭けてみよう」
彼女の隣に座る中国人の男が言った。
「それは?」
「一から六までのどれかに賭ける。三個のサイコロのうち一個でも数字が当たれば勝ち。複数増えれば配当が増える」
リリスはさっき二倍になって十枚以上になったチップをすべて「四」の数字の上に置いた。
「いいね。素晴らしい賭け方だ」
男は無精ひげの生えた口元を少し歪めて言った。名前は金雷。その日リリスが中華街のレストランで声をかけて口説いた男である。中国マフィアの経営するこの裏カジノに紹介を受けて潜入するためだった。
他の客も各々チップを賭けていった。
「ノーモアベット」
ディーラーはそう言ってから赤いボタンを押す。ガラスケースの中のサイコロがシャッフルされる。出た目は四、四、六。リリスの賭けていたチップは三倍になって戻ってきた。彼女はそれを透明のケースにしまってから席を立った。
カジノ内をゆっくりと巡回し、間取りやゲームテーブルの配置など店内の構造を頭に叩き込んでいった。天井に吊るされたシャンデリアから放たれる黄金色の光の中に控えめな中国語の話し声と笑い声が溶け込んでいる。客は中国系が約七割、南米系などその他が約三割といったところだろうか。
一列に並んだスロット台のいちばん左端の席に座った。そこから事務室のドアを見ることができた。張暁明もここに出入りしているはずである。
「スロットはやったことあるの?」
金雷が隣に座って訊いた。リリスは心の中で舌打ちをした。彼にはこのカジノの紹介をもらいたかっただけなのでもう用済みだった。
「ううん、はじめて」
それでもまだ可憐な女を演じて猫なで声で答えた。
「スロットはチップじゃなくて専用のメダルを使うんだ。両替してきてあげるよ」
金雷はチップを何枚か受け取ってその場を離れた。リリスは事務室のドアに集中した。鼓膜からは周囲のざわめきが遠のいていく。
ガチャリ。
しばらくしてドアが開いた。黒のベストを着用したディーラーの男が姿を現した。その後に白のワイシャツに紺のネクタイを締めた長髪の男が続いた。
――あいつだ!
張暁明を実際に目にするのははじめてだったが、すぐにわかった。周囲の空間が歪んで見えるほどの異様なオーラがあった。
ディーラーとなにか話していた。リリスは想像の中で彼の背後からナイフで襲いかかる。その瞬間、彼はクルリと顔を振り向かせる。彼女はさっと顔を背けた。
「お待たせ」
金雷がメダルの山積みになった透明のケースをもって戻ってきた。彼女の隣に座って遊び方を説明する。
「ここにメダルを投入してからこのレバーを叩くんだ」
レバーを叩くと、スイカやチェリーなどの絵柄が描かれたリールがクルクルと回転する。リリスは三つのストップボタンをポン、ポン、ポンと適当に押していく。ケースの中のメダルは増えたり減ったりを繰り返しながらも着実に枚数を減らしていった。
また事務室のほうへちらと目をやった。暁明とディーラーの姿はもう消えていた。金雷はなにか知っているだろうか。さりげなく訊いてみることにした。
「さっきすごく顔の怖い人がいたんだけど。ここは怖い人たちもよく来るの?」
「実はね、このカジノは中国マフィアの経営なんだ」
「そうなの?」
「でも、大丈夫。彼らは裏でいろいろ悪いこともやっているようだけど、僕ら堅気の人間に手を出すことはないから。イカサマとかをしない限りはね」
「ディーラーもみんなマフィアなの?」
「そう、末端の構成員だよ」
「幹部がここに来ることは?」
「もちろんあるよ。あそこの事務室に常にひとりは幹部が控えている。いちばん上のボスも最近はよく来るかな」
「いちばん上のボスってもしかしてさっき私が見た人かな。長髪で顔が怖い」
「そう、それだ。金曜の夜にいつも来てるよ」
「そうなんだ……」
リリスは笑いがこぼれそうになる口元を手で覆い隠した。
「ちょっとトイレに行ってくるね」
そう言って席を立った。
トイレはカジノルームから伸びる短い通路に男子トイレ、女子トイレの順で並んでいた。女子トイレには個室が三つ並んでいた。誰も入っていない。奥の壁には曇りガラスの引違い窓が設けられている。
洗面台の鏡に彼女の姿が映った。いつものロリータファッションではなく、水色のブラウス、青のカーディガン、スキニージーンズという少しおとなしめの服装。カジノに潜入するときは目立たない服装をするようにとラットからきつく言われていた。
奥の窓を開くと、冷房の効いた室内に暖かな夜気が流れ込んでくる。すぐ目の前に、隣に建つ雑居ビルのレンガの壁が目の前にあった。窓から顔を出して見上げると、二棟のビルに挟まれた狭い空間に真っ暗な夜が覗いている。
個室に入ってジーンズを履いたまま便座に腰かけた。カジノの全体図を頭に思い浮かべながら作戦を練った。女子トイレが短い通路の奥に位置しているというのが好都合だった。目の前の個室のドアにそっと触れた。
――ここに小型スピーカーを仕掛ければ……。
リリスはククッと小さく笑った。なにも用を足していないが、レバーをまわして水を流してから個室を出た。
トイレを出るとまっすぐにカジノの出口に向って歩いた。そのあとを金雷が追いかけてきた。
「待って。どこへ行くの?」
「帰る」
「チップとメダルがまだ残ってるよ」
「使っていいよ。プレゼント」
彼はまだなにか言ってくるが、リリスはもうそれ以上構わずにカジノを出てエレベーターで一階に下りた。
ビルの近くに停めてあるセダンの中でラットが待っていた。開いた窓からタバコの煙が吐き出される。そこに向って歩いていると、また後ろから金雷の声がした。
「待ってよ!」
いいかげんそのしつこさにうんざりしてきた。
「連絡先くらい教えてよ」
「私、日本に来たばかりで携帯もなにももってないの」
「まだ名前すら教えてもらってない」
「ハナコ」
「ハナコ? それが本当に君の名前? 今度はいつ会える?」
「わからない。私のことは忘れて」
「そんな……」
「じゃ、彼氏が待ってるから」
リリスはクルマの助手席に乗り込んで運転席に座るラットに言った。
「早く出して」
ラットは車内の灰皿でタバコを消してからクルマを発進させた。
「えらくもてているようだな」
「別に……」
「で、どうだった?」
「いたよ、あの男」
「ほう」
「最近は金曜の夜にいつも来ているらしい。あの間抜けな中国人が教えてくれた」
「じゃあ、早速、次の金曜にでも実行するか?」
「そうだな。作戦はもうできている。うまくいけば、張暁明だけでなくその手下どももまとめて始末することができる」
「カジノごと爆破でもするつもりか?」
「そんなことはしない。ただ、ラット、あんたにも手伝ってもらいたいことがある」
「俺にできることなら」
「あのビルの配電盤を押さえて私の合図で停電させることはできるか?」
「配電盤を……?」
車窓を外灯の光が素早く通り過ぎていく。赤信号で止まると、その光もラットの顔の上で停止した。しばらくの沈黙の後、オレンジ色に染まる彼の口が開いた。
「できるかどうか考えていたって仕方ないな。とにかくやってみるよ」
緑色のラシャに白の枠線が引かれ、その中に数字やサイコロの目が書かれている。それをリリスを含めて六人の客が取り囲んでいる。
「次はシングルストレートナンバーに賭けてみよう」
彼女の隣に座る中国人の男が言った。
「それは?」
「一から六までのどれかに賭ける。三個のサイコロのうち一個でも数字が当たれば勝ち。複数増えれば配当が増える」
リリスはさっき二倍になって十枚以上になったチップをすべて「四」の数字の上に置いた。
「いいね。素晴らしい賭け方だ」
男は無精ひげの生えた口元を少し歪めて言った。名前は金雷。その日リリスが中華街のレストランで声をかけて口説いた男である。中国マフィアの経営するこの裏カジノに紹介を受けて潜入するためだった。
他の客も各々チップを賭けていった。
「ノーモアベット」
ディーラーはそう言ってから赤いボタンを押す。ガラスケースの中のサイコロがシャッフルされる。出た目は四、四、六。リリスの賭けていたチップは三倍になって戻ってきた。彼女はそれを透明のケースにしまってから席を立った。
カジノ内をゆっくりと巡回し、間取りやゲームテーブルの配置など店内の構造を頭に叩き込んでいった。天井に吊るされたシャンデリアから放たれる黄金色の光の中に控えめな中国語の話し声と笑い声が溶け込んでいる。客は中国系が約七割、南米系などその他が約三割といったところだろうか。
一列に並んだスロット台のいちばん左端の席に座った。そこから事務室のドアを見ることができた。張暁明もここに出入りしているはずである。
「スロットはやったことあるの?」
金雷が隣に座って訊いた。リリスは心の中で舌打ちをした。彼にはこのカジノの紹介をもらいたかっただけなのでもう用済みだった。
「ううん、はじめて」
それでもまだ可憐な女を演じて猫なで声で答えた。
「スロットはチップじゃなくて専用のメダルを使うんだ。両替してきてあげるよ」
金雷はチップを何枚か受け取ってその場を離れた。リリスは事務室のドアに集中した。鼓膜からは周囲のざわめきが遠のいていく。
ガチャリ。
しばらくしてドアが開いた。黒のベストを着用したディーラーの男が姿を現した。その後に白のワイシャツに紺のネクタイを締めた長髪の男が続いた。
――あいつだ!
張暁明を実際に目にするのははじめてだったが、すぐにわかった。周囲の空間が歪んで見えるほどの異様なオーラがあった。
ディーラーとなにか話していた。リリスは想像の中で彼の背後からナイフで襲いかかる。その瞬間、彼はクルリと顔を振り向かせる。彼女はさっと顔を背けた。
「お待たせ」
金雷がメダルの山積みになった透明のケースをもって戻ってきた。彼女の隣に座って遊び方を説明する。
「ここにメダルを投入してからこのレバーを叩くんだ」
レバーを叩くと、スイカやチェリーなどの絵柄が描かれたリールがクルクルと回転する。リリスは三つのストップボタンをポン、ポン、ポンと適当に押していく。ケースの中のメダルは増えたり減ったりを繰り返しながらも着実に枚数を減らしていった。
また事務室のほうへちらと目をやった。暁明とディーラーの姿はもう消えていた。金雷はなにか知っているだろうか。さりげなく訊いてみることにした。
「さっきすごく顔の怖い人がいたんだけど。ここは怖い人たちもよく来るの?」
「実はね、このカジノは中国マフィアの経営なんだ」
「そうなの?」
「でも、大丈夫。彼らは裏でいろいろ悪いこともやっているようだけど、僕ら堅気の人間に手を出すことはないから。イカサマとかをしない限りはね」
「ディーラーもみんなマフィアなの?」
「そう、末端の構成員だよ」
「幹部がここに来ることは?」
「もちろんあるよ。あそこの事務室に常にひとりは幹部が控えている。いちばん上のボスも最近はよく来るかな」
「いちばん上のボスってもしかしてさっき私が見た人かな。長髪で顔が怖い」
「そう、それだ。金曜の夜にいつも来てるよ」
「そうなんだ……」
リリスは笑いがこぼれそうになる口元を手で覆い隠した。
「ちょっとトイレに行ってくるね」
そう言って席を立った。
トイレはカジノルームから伸びる短い通路に男子トイレ、女子トイレの順で並んでいた。女子トイレには個室が三つ並んでいた。誰も入っていない。奥の壁には曇りガラスの引違い窓が設けられている。
洗面台の鏡に彼女の姿が映った。いつものロリータファッションではなく、水色のブラウス、青のカーディガン、スキニージーンズという少しおとなしめの服装。カジノに潜入するときは目立たない服装をするようにとラットからきつく言われていた。
奥の窓を開くと、冷房の効いた室内に暖かな夜気が流れ込んでくる。すぐ目の前に、隣に建つ雑居ビルのレンガの壁が目の前にあった。窓から顔を出して見上げると、二棟のビルに挟まれた狭い空間に真っ暗な夜が覗いている。
個室に入ってジーンズを履いたまま便座に腰かけた。カジノの全体図を頭に思い浮かべながら作戦を練った。女子トイレが短い通路の奥に位置しているというのが好都合だった。目の前の個室のドアにそっと触れた。
――ここに小型スピーカーを仕掛ければ……。
リリスはククッと小さく笑った。なにも用を足していないが、レバーをまわして水を流してから個室を出た。
トイレを出るとまっすぐにカジノの出口に向って歩いた。そのあとを金雷が追いかけてきた。
「待って。どこへ行くの?」
「帰る」
「チップとメダルがまだ残ってるよ」
「使っていいよ。プレゼント」
彼はまだなにか言ってくるが、リリスはもうそれ以上構わずにカジノを出てエレベーターで一階に下りた。
ビルの近くに停めてあるセダンの中でラットが待っていた。開いた窓からタバコの煙が吐き出される。そこに向って歩いていると、また後ろから金雷の声がした。
「待ってよ!」
いいかげんそのしつこさにうんざりしてきた。
「連絡先くらい教えてよ」
「私、日本に来たばかりで携帯もなにももってないの」
「まだ名前すら教えてもらってない」
「ハナコ」
「ハナコ? それが本当に君の名前? 今度はいつ会える?」
「わからない。私のことは忘れて」
「そんな……」
「じゃ、彼氏が待ってるから」
リリスはクルマの助手席に乗り込んで運転席に座るラットに言った。
「早く出して」
ラットは車内の灰皿でタバコを消してからクルマを発進させた。
「えらくもてているようだな」
「別に……」
「で、どうだった?」
「いたよ、あの男」
「ほう」
「最近は金曜の夜にいつも来ているらしい。あの間抜けな中国人が教えてくれた」
「じゃあ、早速、次の金曜にでも実行するか?」
「そうだな。作戦はもうできている。うまくいけば、張暁明だけでなくその手下どももまとめて始末することができる」
「カジノごと爆破でもするつもりか?」
「そんなことはしない。ただ、ラット、あんたにも手伝ってもらいたいことがある」
「俺にできることなら」
「あのビルの配電盤を押さえて私の合図で停電させることはできるか?」
「配電盤を……?」
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