86 / 270
84話 - 外面も大切です
しおりを挟む
「おう、そうだ。それと帰る前に……」
『ん?どした?』
「あ、いやおっさんからのアドバイスだ。エステルの嬢ちゃんに」
「はい、なんでしょうか?」
「そこのスライム二人にはアドバイスできんのだが。まぁ俺の方が弱いことわかってて敢えて言うぞ。嬢ちゃんとちっとだけ手合わせしたときに感じたことだ」
「はい!アドバイス助かります!」
「嬢ちゃん我流だろ?」
「そうですね……教えてもらえる人はいなかったので……」
そうなんだよなぁ……僕が戦い教えられるわけではなかったから……
「嬢ちゃんはまず動きがデカすぎるな」
「あ、はい……ダメでしょうか……」
「いいや?俺はいいと思うぞ?むしろ玄人に刺さりやすい」
『どういうことだ?』
「基本武術ってーのは隙を少なく、無駄を少なく、最小の力で最短距離で刺すと、そういうイメージで作られていることが多いな」
おお。武術っぽい。
「嬢ちゃんの動きは真逆なんだよ。ド派手だし無駄がおおい」
エステル派手な技好きだからなぁ……
「はい……すみません……」
「いや、だから慣れてるやつ程予想し辛いんだよ。無駄な動きがないっていうのは早いし強いが道筋が限られてくるんだよ。だからそこをガードしちまえば攻撃を防げたりするんだ。逆に例えば俺が嬢ちゃんを殴りにかかるとするよな?で、ちょっと避ければ躱せるのに嬢ちゃんは大幅に躱してさらにそこで回転して蹴ってくるわけだ。そういう虚を突いた攻撃ってのは躱しづれぇわけだ。ただな?」
「はい!」
「そんなけ動けるなら最短で躱すことも覚えた方がいいな。見てギリギリ躱すことも多分できるだろ?じゃあ小さく動くときと大きく動くとき、どっちも作る方が派手さが生きると思うぞ?」
『おお、すげぇ……強いやつがするアドバイスじゃん……』
「一応元A級なの!お前らが規格外なの!!」
『そうだった……』
「ったくよ……。まぁただ嬢ちゃんの場合、もうその自由奔放な動きが成り立っちまってる。今さら誰かに師事するのは進めねぇな。自分の動き極めたほうがいいと思うぞ。だからそのままの嬢ちゃんの動きで、もっと自分の長所を生かせる戦い方を考えるといいんじゃねぇか?そんだけだ」
「ありがとうございます!とても参考になりました!」
「ちなみによ?三人戦うとだれが一番強いんだ?」
「クロムさんですね?私が一番弱いです」
『パパだよ~?エステルとクラムはそんなにかわんないとおもうけどなぁ~?』
『そうかなぁ。みんなもうあんまり変わらない気が……』
「やっぱそうか。こういうのは上から見るとよくわかんなくなるもんなんだよ。下から見上げてるほうが高く感じるもんだ。じゃあエステルの嬢ちゃんの体感で2人はどれくらい強いんだ?」
「そうですねぇ……クロムさんは10倍は強いですかね♪クラムちゃんも5倍以上は強く感じます!」
『いや!それはない!』
『え~?』
「ちびっ子結界だけじゃなかったのかよ……。防御主体っつってたじゃねーか……。ボス猿は嬢ちゃんの10倍って……おとぎ話の魔王じゃねぇの……。あーぁ。聞かなきゃよかったぜ……」
『だから違うって!!って誰がボス猿だ!!』
「あぁ、あとな」
『まだあるのかよ、一気に言ってくれよ』
「最近物忘れが激しいんだよ!この遠征、他のパーティーも募集するからな。さすがにこんなデカいもん動かすのにお前ら1パーティー、つーかお前らの場合嬢ちゃんのソロみたいなもんだろ。さすがに外面がな……。こんな金額の素材運んできたのにお前はDランクのソロ冒険者しかつけなかったのか!って言われちまうよ……。だからせめてあと1パーティーくらい入れるぞ。なんか見られたくないもんあんなら持っていくなよ」
『え~、マジかよ…』
-----
ギルマスとの話を終え、
Dランクに冒険者カードを更新してもらってギルドから出てきた。
とりあえず今日この後は宿に帰り、明日は休もうという話になっている。
僕は週休2日は絶対に取りたい。
魔の森でサバイバルしているときも日時はちゃんとカウントし週休2日は取っていた。
しかも自由休日だ。
今日はのんびりしたいといえばそれでいい。
別に3人中2人が休みでもいい。
じゃあ僕もやーめた。って言えばいいことだし?
エステルは本を読んだり技の研究をしたり……
クラムは主に裁縫してたり寝てたりしてた。
ただ人の町にきてから僕とクラムが別々に休み取りにくいんだよね……
こういう部分に関しても早く空間転移を覚えたいなぁ。
魔の森とかに送り出せばいいからね。
おっと話がそれた。
取りあえず数日休んでから素材売ってのんびり準備するか。
急ぎじゃなくてもいいっていってるしね。
『とりあえず今日は夜遅いしもう宿に帰るか、ご飯はもうアイテムボックスの中の物でいいか?』
『クラムおさかな串かいたいな~?』
「まだ空いてますかねぇ~?帰りに寄っていきますか」
赤身の魚を焼いた串に甘辛いタレがかかっていて最近のクラムのブームなのだ。
あれ美味いよね。ひょっとして調味料に醤油っぽいもの使われてたりしないかなぁ……
『それにしても、他のパーティーと一緒か……あんまり気乗りしないなぁ……』
『クラムあんまりまものたおさないほうがいいかなぁ~?ひまだなぁ~』
『だよなぁ……あと見られたくないものなぁ……』
「スキル関連はもう全面的にナシですよね……魔法も……あとそれ以外に……えーっと……」
そうだな……主に魔法だよな……
でもよく考えたら僕とクラムって魔物だからある程度セーブして
属性縛れば別に全く使えないってことでもないか?
一緒に冒険行く人がいるなら魔法使って戦う人もいるかな?
ちょっと勉強させてもらおう。
あとは……何があるかな?エステルにはとりあえず精霊魔法は封じてもらって
近接こうg……
………
エステル――――!!見られたくないもんの塊ここにいたぁぁ!!
『エステル。明日買い物だ』
「え、もう色々かってきましたよ?」
『お前魔法どころか武器も全部見せられたもんじゃないからな!!』
ダメだって。ほんとに。エステルの武器の数々……
実はね?エステルってこの町にきてから誰かといるときまだ一切剣抜いてないの。
普段はバラして服の中にしまってるのよ。
ギルドのお姉さんに目立ってそうなリアクション取られたからね。
剣先ないからコンパクトになるんだよ。
ギルマスとの勝負ですら躱してるだけで終わっちゃったからね。
あと冒険者に絡まれた時も素手で押し倒してたでしょ?
ギルマスってエステルのこと双剣使いだと思ってるよね?
違うよ?この子双剣も精霊もエセだよ?
これ剣先ないから。鞘なんかダミーだから。
この前森でボア相手に剣抜いたら剣先射出したからね。
何よそのハイテク武器。何のお話で読んだんだ……
弓打った方がいいってその攻撃は没になってたな……
精霊魔法ってその場で使うの難しいからさ……
打合せしてるってことでしょ?
最近クラムもそこに入っていってるからもうガンガン言葉通じちゃうんだよな……
ノリノリでやるなよ……精霊も……。
『とりあえず弓はもうしまっておこうか……』
「この双剣は……使えないんです?」
『ダメに決まっとるだろーが!』
ってか人の大陸に来てから氷魔法とかすら一切見ないんだよね……
だから今のところ氷の刃すらやめた方がいい気がする。
最悪土属性で鈍器つくるのはありだけどその他パーツ世界樹だもんな……
商人さんとか目ざとそうだし危ないって。
『人前で双剣使いたいならもう銀貨とかでかえる鉄の短剣2本とか持っとく方がいいな』
「剣はこれ以外使いたくないです……」
そんなこだわりあったんだ……。
「クロムさんとクラムちゃん……お金払いますので作っていただけませんか……?」
そんなウルウルした目で見つめられても……
『いいよ~?』
『ダメだ』
『「なんで~!?」』
『エステル絶対愛着持つだろ!?今回必要なのって壊れても捨ててもいい前提の武器なんだぞ!すぐ壊れる武器に愛着持たれても困るし、魔物の素材も鉄もあるけど一応B級のもんしかないから僕たちにはまだランク的にオーバースペックだろ……』
ちなみに半年一緒に暮らしたのでこういう地球の言葉もエステルにはきちんと伝わる。
あー。でもこういうところにもランク低い弊害がでるのか……
B級くらいだったらこの素材とかミスリルとかで武器つくってやってもいいんだもんな……
「たしかに……それはそうですね。壊す前提の武器作っていただいても……」
『たしかに~?』
『まぁとりあえず明日この町の武器屋いこうぜ。特にいいもの必要なわけじゃないしな』
人と活動する前提の武器かぁ……
考えてなかったなぁ……
そういえばエステルってソロにみえるんだもんな。
そのうちパーティー勧誘にも合いそうだなぁ。
外面なぁ……
『ん?どした?』
「あ、いやおっさんからのアドバイスだ。エステルの嬢ちゃんに」
「はい、なんでしょうか?」
「そこのスライム二人にはアドバイスできんのだが。まぁ俺の方が弱いことわかってて敢えて言うぞ。嬢ちゃんとちっとだけ手合わせしたときに感じたことだ」
「はい!アドバイス助かります!」
「嬢ちゃん我流だろ?」
「そうですね……教えてもらえる人はいなかったので……」
そうなんだよなぁ……僕が戦い教えられるわけではなかったから……
「嬢ちゃんはまず動きがデカすぎるな」
「あ、はい……ダメでしょうか……」
「いいや?俺はいいと思うぞ?むしろ玄人に刺さりやすい」
『どういうことだ?』
「基本武術ってーのは隙を少なく、無駄を少なく、最小の力で最短距離で刺すと、そういうイメージで作られていることが多いな」
おお。武術っぽい。
「嬢ちゃんの動きは真逆なんだよ。ド派手だし無駄がおおい」
エステル派手な技好きだからなぁ……
「はい……すみません……」
「いや、だから慣れてるやつ程予想し辛いんだよ。無駄な動きがないっていうのは早いし強いが道筋が限られてくるんだよ。だからそこをガードしちまえば攻撃を防げたりするんだ。逆に例えば俺が嬢ちゃんを殴りにかかるとするよな?で、ちょっと避ければ躱せるのに嬢ちゃんは大幅に躱してさらにそこで回転して蹴ってくるわけだ。そういう虚を突いた攻撃ってのは躱しづれぇわけだ。ただな?」
「はい!」
「そんなけ動けるなら最短で躱すことも覚えた方がいいな。見てギリギリ躱すことも多分できるだろ?じゃあ小さく動くときと大きく動くとき、どっちも作る方が派手さが生きると思うぞ?」
『おお、すげぇ……強いやつがするアドバイスじゃん……』
「一応元A級なの!お前らが規格外なの!!」
『そうだった……』
「ったくよ……。まぁただ嬢ちゃんの場合、もうその自由奔放な動きが成り立っちまってる。今さら誰かに師事するのは進めねぇな。自分の動き極めたほうがいいと思うぞ。だからそのままの嬢ちゃんの動きで、もっと自分の長所を生かせる戦い方を考えるといいんじゃねぇか?そんだけだ」
「ありがとうございます!とても参考になりました!」
「ちなみによ?三人戦うとだれが一番強いんだ?」
「クロムさんですね?私が一番弱いです」
『パパだよ~?エステルとクラムはそんなにかわんないとおもうけどなぁ~?』
『そうかなぁ。みんなもうあんまり変わらない気が……』
「やっぱそうか。こういうのは上から見るとよくわかんなくなるもんなんだよ。下から見上げてるほうが高く感じるもんだ。じゃあエステルの嬢ちゃんの体感で2人はどれくらい強いんだ?」
「そうですねぇ……クロムさんは10倍は強いですかね♪クラムちゃんも5倍以上は強く感じます!」
『いや!それはない!』
『え~?』
「ちびっ子結界だけじゃなかったのかよ……。防御主体っつってたじゃねーか……。ボス猿は嬢ちゃんの10倍って……おとぎ話の魔王じゃねぇの……。あーぁ。聞かなきゃよかったぜ……」
『だから違うって!!って誰がボス猿だ!!』
「あぁ、あとな」
『まだあるのかよ、一気に言ってくれよ』
「最近物忘れが激しいんだよ!この遠征、他のパーティーも募集するからな。さすがにこんなデカいもん動かすのにお前ら1パーティー、つーかお前らの場合嬢ちゃんのソロみたいなもんだろ。さすがに外面がな……。こんな金額の素材運んできたのにお前はDランクのソロ冒険者しかつけなかったのか!って言われちまうよ……。だからせめてあと1パーティーくらい入れるぞ。なんか見られたくないもんあんなら持っていくなよ」
『え~、マジかよ…』
-----
ギルマスとの話を終え、
Dランクに冒険者カードを更新してもらってギルドから出てきた。
とりあえず今日この後は宿に帰り、明日は休もうという話になっている。
僕は週休2日は絶対に取りたい。
魔の森でサバイバルしているときも日時はちゃんとカウントし週休2日は取っていた。
しかも自由休日だ。
今日はのんびりしたいといえばそれでいい。
別に3人中2人が休みでもいい。
じゃあ僕もやーめた。って言えばいいことだし?
エステルは本を読んだり技の研究をしたり……
クラムは主に裁縫してたり寝てたりしてた。
ただ人の町にきてから僕とクラムが別々に休み取りにくいんだよね……
こういう部分に関しても早く空間転移を覚えたいなぁ。
魔の森とかに送り出せばいいからね。
おっと話がそれた。
取りあえず数日休んでから素材売ってのんびり準備するか。
急ぎじゃなくてもいいっていってるしね。
『とりあえず今日は夜遅いしもう宿に帰るか、ご飯はもうアイテムボックスの中の物でいいか?』
『クラムおさかな串かいたいな~?』
「まだ空いてますかねぇ~?帰りに寄っていきますか」
赤身の魚を焼いた串に甘辛いタレがかかっていて最近のクラムのブームなのだ。
あれ美味いよね。ひょっとして調味料に醤油っぽいもの使われてたりしないかなぁ……
『それにしても、他のパーティーと一緒か……あんまり気乗りしないなぁ……』
『クラムあんまりまものたおさないほうがいいかなぁ~?ひまだなぁ~』
『だよなぁ……あと見られたくないものなぁ……』
「スキル関連はもう全面的にナシですよね……魔法も……あとそれ以外に……えーっと……」
そうだな……主に魔法だよな……
でもよく考えたら僕とクラムって魔物だからある程度セーブして
属性縛れば別に全く使えないってことでもないか?
一緒に冒険行く人がいるなら魔法使って戦う人もいるかな?
ちょっと勉強させてもらおう。
あとは……何があるかな?エステルにはとりあえず精霊魔法は封じてもらって
近接こうg……
………
エステル――――!!見られたくないもんの塊ここにいたぁぁ!!
『エステル。明日買い物だ』
「え、もう色々かってきましたよ?」
『お前魔法どころか武器も全部見せられたもんじゃないからな!!』
ダメだって。ほんとに。エステルの武器の数々……
実はね?エステルってこの町にきてから誰かといるときまだ一切剣抜いてないの。
普段はバラして服の中にしまってるのよ。
ギルドのお姉さんに目立ってそうなリアクション取られたからね。
剣先ないからコンパクトになるんだよ。
ギルマスとの勝負ですら躱してるだけで終わっちゃったからね。
あと冒険者に絡まれた時も素手で押し倒してたでしょ?
ギルマスってエステルのこと双剣使いだと思ってるよね?
違うよ?この子双剣も精霊もエセだよ?
これ剣先ないから。鞘なんかダミーだから。
この前森でボア相手に剣抜いたら剣先射出したからね。
何よそのハイテク武器。何のお話で読んだんだ……
弓打った方がいいってその攻撃は没になってたな……
精霊魔法ってその場で使うの難しいからさ……
打合せしてるってことでしょ?
最近クラムもそこに入っていってるからもうガンガン言葉通じちゃうんだよな……
ノリノリでやるなよ……精霊も……。
『とりあえず弓はもうしまっておこうか……』
「この双剣は……使えないんです?」
『ダメに決まっとるだろーが!』
ってか人の大陸に来てから氷魔法とかすら一切見ないんだよね……
だから今のところ氷の刃すらやめた方がいい気がする。
最悪土属性で鈍器つくるのはありだけどその他パーツ世界樹だもんな……
商人さんとか目ざとそうだし危ないって。
『人前で双剣使いたいならもう銀貨とかでかえる鉄の短剣2本とか持っとく方がいいな』
「剣はこれ以外使いたくないです……」
そんなこだわりあったんだ……。
「クロムさんとクラムちゃん……お金払いますので作っていただけませんか……?」
そんなウルウルした目で見つめられても……
『いいよ~?』
『ダメだ』
『「なんで~!?」』
『エステル絶対愛着持つだろ!?今回必要なのって壊れても捨ててもいい前提の武器なんだぞ!すぐ壊れる武器に愛着持たれても困るし、魔物の素材も鉄もあるけど一応B級のもんしかないから僕たちにはまだランク的にオーバースペックだろ……』
ちなみに半年一緒に暮らしたのでこういう地球の言葉もエステルにはきちんと伝わる。
あー。でもこういうところにもランク低い弊害がでるのか……
B級くらいだったらこの素材とかミスリルとかで武器つくってやってもいいんだもんな……
「たしかに……それはそうですね。壊す前提の武器作っていただいても……」
『たしかに~?』
『まぁとりあえず明日この町の武器屋いこうぜ。特にいいもの必要なわけじゃないしな』
人と活動する前提の武器かぁ……
考えてなかったなぁ……
そういえばエステルってソロにみえるんだもんな。
そのうちパーティー勧誘にも合いそうだなぁ。
外面なぁ……
67
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
35年ローンと共に異世界転生! スキル『マイホーム』で快適5LDK引きこもり生活 ~数学教師、合気道と三節根で異世界を論破する~
月神世一
ファンタジー
紹介文
「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」
そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。
失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。
「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」
手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。
電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。
さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!?
森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、
罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、
競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。
これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。
……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる