106 / 270
104話 - お子とママとおっさんとおっさんとおっさん
しおりを挟む
はぁ……すごい大変だった。
まさかテストで家族対決する羽目になるとは……。
しかも3対1って……。
でも……
戦ってみてすごく思ったんだけどさ。
うちのチームってバランス取れてるよねぇ……
本当に偶然なんだけど……
クラマがもう本当に無駄打ちしないの。
急所だけ狙えば〇れる。って感じ。
エステルは超万能。
遠距離も近距離も魔法も打撃もなんでも屋さん。
クラムは……。うん。
無敵ガーーーーーーーーーーードッ!!
残り全部消しとべええええええええええええって感じ。
言うことなさ過ぎて文字数無駄に使ったわ。ふっ。
クラムとクラマが対極だ……
エステルはどっちの補助も先陣もいける。
………この3人の攻撃ぼくずっと1人で受けたんよ?
『慰めてほしいッ!ちゃんと労って!!』
「よしよし♪」『よしよーし』「……よしよし?」
ってことで今僕らはバーに来ている。
あんまり騒がしいところは気分じゃなかった。
なんかないかなーって王都にある細い道をぐるぐーるしてたら誰もいないバーを見つけた。
雰囲気いいんだ~ここ。
大人のバーというより、純喫茶ぽくてね?
子供が来ても全然違和感なさそうでここに決めたの。
おじいちゃんがやってそうなお店。
すっごい落ち着く~。王都きたら通おっと。
外観ボロいのに中薄暗くていい匂いするしすごいアンティーク調でいい感じ。
砂糖菓子とかお酒とかステーキとか何でもあるんだよ?
何でもあるっていうか……メニューがないの。
ある物だったら作りますって。
なかったら素材渡せば作ってくれます?って冗談で聞いたらOKって。
クラムもクラマもエステルもめっちゃ食う。
そしてめっちゃうまい!!なんだここ!?
なんでこんな誰も来なさそうなところに……
すんげーセバスちゃんしてるマスターさんがなんでも作ってくれる。
1人ファミリーレストランじゃん……。
うちの子がいっぱい注文してごめんねぇ。
『エステル~次このジュースのむ~』
「……ぼく……ミルク」
『じゃあ……僕このワインのみたい……ごめんな。注文できなくて……』
「はいはい♪あ、ちょっとこぼしてる。はい♪ふけました。注文すみませーん」
ママしてんなーエステル。
クラマは本当に人の姿が久しぶりで、食器使うのむずかしいって。
スプーンはいけるんだけどフォークに苦戦してる。
豆と格闘してる。それはスプーンでいいよたぶん。
あんな器用に僕のこと攻撃するのに不思議だなぁ……。
まぁゆっくり練習しような。
「はい。次はどれに致しますか?そういえば王都の商店で最新の遊具が……」
おもちゃ!なんでもアリか!!
あ、でもエステルさんは成人してるんです~
興味あるんですか?じゃあなんでも買ってくださいな。
はぁ……天国。
もう護衛とか奴隷とかでまたしばらくシリアスモードだったから息抜きしないと。
おばあちゃんもここに連れてきてあげたいなぁ……
人生こんな時間ばっかりでいいよなぁ……
(カランカランカラーン)
「いらっしゃ……またあなたですか……」
ん?他のお客さん?常連の人かなぁ。
まぁこんな素敵なとこ絶対常連さんいるよ
(ムギュッ)
ん?なんで僕浮いてるの……
「……誰?」
え、クラマ……なんで剣かまえた?
「どちら様でしょう……?」
『パパ?』
「クロム……か?」
ん?
はっ!??
「おおおお!クロムじゃねーか!こんなところで会えるとおもわなかったぞ!!」
「クロムさんを知ってる……?」
「パパ……誰?」
「一緒に飯くおーぜ!な!!みんな俺も一緒にいいか!?」
『……おうさま』
「ひっ……」『おうさま?』「……えらい人?」
「……あ?なんで兄者そいつと知り合いなんだよ」
んな!?!?ぎるます!?
『これどういう組み合わせ……?』
・
・
・
なぜかとんでもない相席をすることになってしまった……
エステルめっちゃ緊張してるし……
「お嬢ちゃんがクロムの主なのか?」
「は。はい……あの……一応……そういう感じで……」
「俺はお忍びだ!なっ?クロムの友達と飯!緊張すんなってー」
無理だろ……で、いつ友達に……
「すごい……なんというか……」
「王っぽくねぇだろ?エステルの嬢ちゃん」
「……は、はい」
「あっはっはっは。エステルちゃんっていうのか?ハイエルフか。めずらしいなぁ?こんなとこ居て大丈夫なのか?で、横の少年は古代種!すっげーなぁ!そっちのちっこい子もクロムとおんなじで特別か??豪華だなぁ!あっはっはっは」
『クロムさん……ちょっと気持ち悪いです……』
『ぱぱぁ~クラムも……』
『……うん』
『あーおうさま?なんか見てる?みんな気持ち悪いって。ちょっとやめてやってくんねぇ?』
「あ!これ天然でよぉ……無意識なんだよ。すまんなぁ……」
あぁ、シュンってしちゃった。
豪快なのかナイーブなのか……
「兄者の眼ちょっと特別なんだよ。悪気ねぇから許してやってくれや。すげぇいい人だから。お前らに悪い事はなんもねぇよ」
『あぁ、それはこの前の時話したよ。そうじゃなかったらみんな警戒してる。あ!そうだ王様!ちょうど聞きたかったんだけどさ』
「まてまてまて、これどういうことなのか先に説明してくんねぇか?俺だけ話しに入れねぇ」
「お?クロムいいか?」
『あぁ、ギルマスは大丈夫』
「例のクルードの件、クロムが城まで証拠持ってきてくれたんだよ。で、そこで喋った!そんで仲良くなったわけだ!」
うわぁ~雑ううう。
(カタカタカタカタ)
テーブルが揺れ出した。ギルマスが震えてる……
『え、そんなおもしろいことあったか?』
「お前のせいかあああああああああ!」
(ムギュ!ビヨ~ンビヨ~ンビヨ~ンビヨ~ン)
『え!?なに!?伸びるって!なんで怒ってんの!?』
「いや、クロムがよ?いいやつに領引き継いでくれっつったじゃん?」
『そだな?』
「約束通りこいつに引き継ぐんだが……ダメか?俺のイチオシなんだがなぁ……」
『は!?え、どういうこと!?貴族なの!?』
「え、クロムなんもしらねぇんか?」
(ポイッ)わっと。捨てんなよ……
「あー。騙したわけじゃねーんだが、クロム貴族嫌いだったろ?だから言わんほうがいいかなと思ったんだよ……そんな貴族っぽい事してねぇし……」
「貴族っぽい事してねぇのはお前が拒否するからだろうに……」
それからの説明によれば……
まずオグルはポートルがあるサハード領の隣の領の辺境伯の3男らしい。
で、昔に冒険者として功績を挙げてて自分も男爵の地位を持っていると。
知恵のあるドラゴンの話とかしてたもんなぁ……。
ポートルとかリンゲンはそもそもオグルの領だって。言えよ。
気遣わせちゃったな。
子爵にもなれたけど貴族が嫌いで陞爵を拒否してたんだと。
で、自分は少しだけ男爵の仕事しながらギルドマスターしてたんだって。
そして色んな仕事を任されているのが代官のマルスさん。
そりゃストレスたまるわ……。
本来陞爵の拒否なんかなかなかできないらしい。
ただ王様はオグルの兄弟子らしく要望を飲んでいたんだって。
この辺はいろいろ複雑らしい。
あ、冒険者のパーティーも王様とオグルとマルスさんともう一人で組んでたんだって~
マルスさんもただならぬ気配あったもんなぁ。
さらに師匠はまさかの本部ギルマスキャシー。
それで今名前が出たみんなとは気が合うのか……なるほどなぁ……。
もっと難しい話もあったが、よーわからん。
貴族はむずかしい!これで限界!
簡単にまとめるとこういうことらしいね。
で……今その話をしにここにやってきたら僕達と出くわした!
おひたしおひたし。
「まぁそういうことだ」
「私達……ギルマスに申し訳ない事しましたか……?」
「あ!いや!すまん!嬢ちゃんがしたことはすげぇいい事だ!ついな……。あとオグルでいいぞ。色んな街のギルマスと出会うのに役職で呼ぶのもな。」
「まぁ色々あってな。こいつ貴族好きじゃねーんだよ。嫌々やってんだ。」
『あぁ、それは聞いた。僕と似てるっていってた……深堀はしないが』
「ただ、今回はクロムと約束したからってのもあるけど、こいつの領が貧乏だったのはクルードのせいなんだよ。ポートル方面からの流通をわざと止めててなぁ。だからいっそこいつに全部まとめて任せちまおうかとな。ついでに渋ってた子爵への陞爵をさせちまおう、と。どうだ?わかりやすいだろ?元々あの領お前に任せたかったんだぞ……そしてさらについでにマルスを男爵にしよう!」
「ついでついでってよぉ……わかったよ。そもそもいい話しかねぇんだ。受けるつもりだった!ちと渋ってみただけだ!クロムも嬢ちゃんも悪かったな。ただの八つ当たりだ」
『迷惑かけてすまん』
「いや、本当に何も悪い話ねぇんだ。奴隷救ってくれてありがとうな!まぁ強いていうなら仕事が増えるのとマルスが怒るか……。どっちみち俺はポートル中心にうごくからな。あの町の場所実は結構重要なんだ。だから今の……ちっ、クルードの街の代官をマルスにやってもらうことになる。自分の名前街につけんなよ……俺が領主になったらまず街の名前変えてやらぁ」
それは本当にそう思うわ……。
『でもおっさんが領主になってくれるなら安心だ。周りの農村もひどいもんだったからな。あ、クルード……ちっ、の街の前の農村ちょっと弄った!たぶんすげぇ農作物生えてるとおもうから全部買い取りに行くな』
「弄ったって……あれお前のせいか!見て来たわ!こんな時期に出来ねぇ野菜できてたぞ……まぁ喜んでたけどな。はぁ……お前こえぇわもう……有益ならいいけどよ……絶対言うな!兄者もな!」
「こいつが変なのは分かってるって!いわねぇよ!あ、クロムな。お前のこと縛ったり使ったりしねぇから獣人国で楽しんでくれ。まぁ困ったら相談に乗ってくれ。それくらいいいだろ?東から3番目の塔の1階が俺の部屋!勝手に入ってこい!嫁さんがいないときな!あっはっは」
めちゃくちゃだ……なんだこいつら……
『そういえば、さすがにおっさんは王様に失礼過ぎないのか?兄弟弟子でも大丈夫なのかそれ?』
「だろ!?言ってやれよ!王命だってよ!」
「なんでせっかく息抜きしてんのに息つまることやんねぇといけねぇんだよ。俺王様嫌いなの!」
『同じこと言ってんじゃん……似た者同士だなぁ』
「……クロムさんもですよ」(ボソッ)
え?
「じゃあ難しい話は終わり!ちっこい子がクラマ?と古代種の少年がクラム?はこんな話飽きただろ?すまんな!よっしゃ!好きなもん頼め!王様がおごってやろう。あっはっは。クロムも聞きたいことあったんだろ?」
『名前逆!いけいけクラムクラマ!目指すは金貨だ!!あぁ、眼の話だ。』
「これとこれおすすめだぞ。すげーうまい!!いいぞ~みんな知ってるからな!」
『やった~!じゃあそれにする~!』「……いいの?じゃあ、これとこれとこれと……」
まさかテストで家族対決する羽目になるとは……。
しかも3対1って……。
でも……
戦ってみてすごく思ったんだけどさ。
うちのチームってバランス取れてるよねぇ……
本当に偶然なんだけど……
クラマがもう本当に無駄打ちしないの。
急所だけ狙えば〇れる。って感じ。
エステルは超万能。
遠距離も近距離も魔法も打撃もなんでも屋さん。
クラムは……。うん。
無敵ガーーーーーーーーーーードッ!!
残り全部消しとべええええええええええええって感じ。
言うことなさ過ぎて文字数無駄に使ったわ。ふっ。
クラムとクラマが対極だ……
エステルはどっちの補助も先陣もいける。
………この3人の攻撃ぼくずっと1人で受けたんよ?
『慰めてほしいッ!ちゃんと労って!!』
「よしよし♪」『よしよーし』「……よしよし?」
ってことで今僕らはバーに来ている。
あんまり騒がしいところは気分じゃなかった。
なんかないかなーって王都にある細い道をぐるぐーるしてたら誰もいないバーを見つけた。
雰囲気いいんだ~ここ。
大人のバーというより、純喫茶ぽくてね?
子供が来ても全然違和感なさそうでここに決めたの。
おじいちゃんがやってそうなお店。
すっごい落ち着く~。王都きたら通おっと。
外観ボロいのに中薄暗くていい匂いするしすごいアンティーク調でいい感じ。
砂糖菓子とかお酒とかステーキとか何でもあるんだよ?
何でもあるっていうか……メニューがないの。
ある物だったら作りますって。
なかったら素材渡せば作ってくれます?って冗談で聞いたらOKって。
クラムもクラマもエステルもめっちゃ食う。
そしてめっちゃうまい!!なんだここ!?
なんでこんな誰も来なさそうなところに……
すんげーセバスちゃんしてるマスターさんがなんでも作ってくれる。
1人ファミリーレストランじゃん……。
うちの子がいっぱい注文してごめんねぇ。
『エステル~次このジュースのむ~』
「……ぼく……ミルク」
『じゃあ……僕このワインのみたい……ごめんな。注文できなくて……』
「はいはい♪あ、ちょっとこぼしてる。はい♪ふけました。注文すみませーん」
ママしてんなーエステル。
クラマは本当に人の姿が久しぶりで、食器使うのむずかしいって。
スプーンはいけるんだけどフォークに苦戦してる。
豆と格闘してる。それはスプーンでいいよたぶん。
あんな器用に僕のこと攻撃するのに不思議だなぁ……。
まぁゆっくり練習しような。
「はい。次はどれに致しますか?そういえば王都の商店で最新の遊具が……」
おもちゃ!なんでもアリか!!
あ、でもエステルさんは成人してるんです~
興味あるんですか?じゃあなんでも買ってくださいな。
はぁ……天国。
もう護衛とか奴隷とかでまたしばらくシリアスモードだったから息抜きしないと。
おばあちゃんもここに連れてきてあげたいなぁ……
人生こんな時間ばっかりでいいよなぁ……
(カランカランカラーン)
「いらっしゃ……またあなたですか……」
ん?他のお客さん?常連の人かなぁ。
まぁこんな素敵なとこ絶対常連さんいるよ
(ムギュッ)
ん?なんで僕浮いてるの……
「……誰?」
え、クラマ……なんで剣かまえた?
「どちら様でしょう……?」
『パパ?』
「クロム……か?」
ん?
はっ!??
「おおおお!クロムじゃねーか!こんなところで会えるとおもわなかったぞ!!」
「クロムさんを知ってる……?」
「パパ……誰?」
「一緒に飯くおーぜ!な!!みんな俺も一緒にいいか!?」
『……おうさま』
「ひっ……」『おうさま?』「……えらい人?」
「……あ?なんで兄者そいつと知り合いなんだよ」
んな!?!?ぎるます!?
『これどういう組み合わせ……?』
・
・
・
なぜかとんでもない相席をすることになってしまった……
エステルめっちゃ緊張してるし……
「お嬢ちゃんがクロムの主なのか?」
「は。はい……あの……一応……そういう感じで……」
「俺はお忍びだ!なっ?クロムの友達と飯!緊張すんなってー」
無理だろ……で、いつ友達に……
「すごい……なんというか……」
「王っぽくねぇだろ?エステルの嬢ちゃん」
「……は、はい」
「あっはっはっは。エステルちゃんっていうのか?ハイエルフか。めずらしいなぁ?こんなとこ居て大丈夫なのか?で、横の少年は古代種!すっげーなぁ!そっちのちっこい子もクロムとおんなじで特別か??豪華だなぁ!あっはっはっは」
『クロムさん……ちょっと気持ち悪いです……』
『ぱぱぁ~クラムも……』
『……うん』
『あーおうさま?なんか見てる?みんな気持ち悪いって。ちょっとやめてやってくんねぇ?』
「あ!これ天然でよぉ……無意識なんだよ。すまんなぁ……」
あぁ、シュンってしちゃった。
豪快なのかナイーブなのか……
「兄者の眼ちょっと特別なんだよ。悪気ねぇから許してやってくれや。すげぇいい人だから。お前らに悪い事はなんもねぇよ」
『あぁ、それはこの前の時話したよ。そうじゃなかったらみんな警戒してる。あ!そうだ王様!ちょうど聞きたかったんだけどさ』
「まてまてまて、これどういうことなのか先に説明してくんねぇか?俺だけ話しに入れねぇ」
「お?クロムいいか?」
『あぁ、ギルマスは大丈夫』
「例のクルードの件、クロムが城まで証拠持ってきてくれたんだよ。で、そこで喋った!そんで仲良くなったわけだ!」
うわぁ~雑ううう。
(カタカタカタカタ)
テーブルが揺れ出した。ギルマスが震えてる……
『え、そんなおもしろいことあったか?』
「お前のせいかあああああああああ!」
(ムギュ!ビヨ~ンビヨ~ンビヨ~ンビヨ~ン)
『え!?なに!?伸びるって!なんで怒ってんの!?』
「いや、クロムがよ?いいやつに領引き継いでくれっつったじゃん?」
『そだな?』
「約束通りこいつに引き継ぐんだが……ダメか?俺のイチオシなんだがなぁ……」
『は!?え、どういうこと!?貴族なの!?』
「え、クロムなんもしらねぇんか?」
(ポイッ)わっと。捨てんなよ……
「あー。騙したわけじゃねーんだが、クロム貴族嫌いだったろ?だから言わんほうがいいかなと思ったんだよ……そんな貴族っぽい事してねぇし……」
「貴族っぽい事してねぇのはお前が拒否するからだろうに……」
それからの説明によれば……
まずオグルはポートルがあるサハード領の隣の領の辺境伯の3男らしい。
で、昔に冒険者として功績を挙げてて自分も男爵の地位を持っていると。
知恵のあるドラゴンの話とかしてたもんなぁ……。
ポートルとかリンゲンはそもそもオグルの領だって。言えよ。
気遣わせちゃったな。
子爵にもなれたけど貴族が嫌いで陞爵を拒否してたんだと。
で、自分は少しだけ男爵の仕事しながらギルドマスターしてたんだって。
そして色んな仕事を任されているのが代官のマルスさん。
そりゃストレスたまるわ……。
本来陞爵の拒否なんかなかなかできないらしい。
ただ王様はオグルの兄弟子らしく要望を飲んでいたんだって。
この辺はいろいろ複雑らしい。
あ、冒険者のパーティーも王様とオグルとマルスさんともう一人で組んでたんだって~
マルスさんもただならぬ気配あったもんなぁ。
さらに師匠はまさかの本部ギルマスキャシー。
それで今名前が出たみんなとは気が合うのか……なるほどなぁ……。
もっと難しい話もあったが、よーわからん。
貴族はむずかしい!これで限界!
簡単にまとめるとこういうことらしいね。
で……今その話をしにここにやってきたら僕達と出くわした!
おひたしおひたし。
「まぁそういうことだ」
「私達……ギルマスに申し訳ない事しましたか……?」
「あ!いや!すまん!嬢ちゃんがしたことはすげぇいい事だ!ついな……。あとオグルでいいぞ。色んな街のギルマスと出会うのに役職で呼ぶのもな。」
「まぁ色々あってな。こいつ貴族好きじゃねーんだよ。嫌々やってんだ。」
『あぁ、それは聞いた。僕と似てるっていってた……深堀はしないが』
「ただ、今回はクロムと約束したからってのもあるけど、こいつの領が貧乏だったのはクルードのせいなんだよ。ポートル方面からの流通をわざと止めててなぁ。だからいっそこいつに全部まとめて任せちまおうかとな。ついでに渋ってた子爵への陞爵をさせちまおう、と。どうだ?わかりやすいだろ?元々あの領お前に任せたかったんだぞ……そしてさらについでにマルスを男爵にしよう!」
「ついでついでってよぉ……わかったよ。そもそもいい話しかねぇんだ。受けるつもりだった!ちと渋ってみただけだ!クロムも嬢ちゃんも悪かったな。ただの八つ当たりだ」
『迷惑かけてすまん』
「いや、本当に何も悪い話ねぇんだ。奴隷救ってくれてありがとうな!まぁ強いていうなら仕事が増えるのとマルスが怒るか……。どっちみち俺はポートル中心にうごくからな。あの町の場所実は結構重要なんだ。だから今の……ちっ、クルードの街の代官をマルスにやってもらうことになる。自分の名前街につけんなよ……俺が領主になったらまず街の名前変えてやらぁ」
それは本当にそう思うわ……。
『でもおっさんが領主になってくれるなら安心だ。周りの農村もひどいもんだったからな。あ、クルード……ちっ、の街の前の農村ちょっと弄った!たぶんすげぇ農作物生えてるとおもうから全部買い取りに行くな』
「弄ったって……あれお前のせいか!見て来たわ!こんな時期に出来ねぇ野菜できてたぞ……まぁ喜んでたけどな。はぁ……お前こえぇわもう……有益ならいいけどよ……絶対言うな!兄者もな!」
「こいつが変なのは分かってるって!いわねぇよ!あ、クロムな。お前のこと縛ったり使ったりしねぇから獣人国で楽しんでくれ。まぁ困ったら相談に乗ってくれ。それくらいいいだろ?東から3番目の塔の1階が俺の部屋!勝手に入ってこい!嫁さんがいないときな!あっはっは」
めちゃくちゃだ……なんだこいつら……
『そういえば、さすがにおっさんは王様に失礼過ぎないのか?兄弟弟子でも大丈夫なのかそれ?』
「だろ!?言ってやれよ!王命だってよ!」
「なんでせっかく息抜きしてんのに息つまることやんねぇといけねぇんだよ。俺王様嫌いなの!」
『同じこと言ってんじゃん……似た者同士だなぁ』
「……クロムさんもですよ」(ボソッ)
え?
「じゃあ難しい話は終わり!ちっこい子がクラマ?と古代種の少年がクラム?はこんな話飽きただろ?すまんな!よっしゃ!好きなもん頼め!王様がおごってやろう。あっはっは。クロムも聞きたいことあったんだろ?」
『名前逆!いけいけクラムクラマ!目指すは金貨だ!!あぁ、眼の話だ。』
「これとこれおすすめだぞ。すげーうまい!!いいぞ~みんな知ってるからな!」
『やった~!じゃあそれにする~!』「……いいの?じゃあ、これとこれとこれと……」
71
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
Shining Rhapsody 〜神に転生した料理人〜
橘 霞月
ファンタジー
異世界へと転生した有名料理人は、この世界では最強でした。しかし自分の事を理解していない為、自重無しの生活はトラブルだらけ。しかも、いつの間にかハーレムを築いてます。平穏無事に、夢を叶える事は出来るのか!?
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
【完結】愛とは呼ばせない
野村にれ
恋愛
リール王太子殿下とサリー・ペルガメント侯爵令嬢は六歳の時からの婚約者である。
二人はお互いを励まし、未来に向かっていた。
しかし、王太子殿下は最近ある子爵令嬢に御執心で、サリーを蔑ろにしていた。
サリーは幾度となく、王太子殿下に問うも、答えは得られなかった。
二人は身分差はあるものの、子爵令嬢は男装をしても似合いそうな顔立ちで、長身で美しく、
まるで対の様だと言われるようになっていた。二人を見つめるファンもいるほどである。
サリーは婚約解消なのだろうと受け止め、承知するつもりであった。
しかし、そうはならなかった。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる