最強のチート『不死』は理想とはかけ離れていました ~ 人と関わりたくないので史上最強の家族と引きこもりを目指したいと思います

涅夢 - くろむ

文字の大きさ
152 / 270

148話 - 話してないと怖いんです

しおりを挟む
 ”空間感知”

 うぅ……こわっ。

 大丈夫!
 下にも横にもオートシールドは張ってる!
 なにかあれば空歩で戻ってこれる!

 ……うん。大丈夫そうだ。
 失神はしない……おっけー。

『でもやっぱり抱えてて!できるだけ歩くの嫌だ……。クラマの戦闘スタイルだと大幅に邪魔になっちゃうし、クラムは僕より小さいから怖いし……。エステルばっかごめんなぁ……』

「もちろんです!私が!このエリアはずっと抱いてます!私に!任せて下さいッ!むんっ!」

「……ママがいいなら……それで」

『クラムはし~るどたんと~!』

 ………なんでそんなにやる気を出すのだろうか。
 僕申し訳ないんだけど……

 頼られるの嬉しいっていってたもんなぁ。
 これから任せられることは任せていこう。うん。

 エステルに抱えられながらみんなで階層を進んでいく。
 今回はちゃんと走ってもらってる。
 足手まといになるのは嫌だもんね。

 今回は爆発魔法使わない。普通に進む。
 もうエステルもクラマもワイバーン相手じゃ困ってなさそうだ。

「……パパ、ママ……2体……そっち」

「クロムさん?私反対側のワイバーン落としますので!攻撃はできます?」

『だいじょぶ!ってか倒すのはぼくがやるよ。抱えられてるだけなの申し訳ないし。”メテオ”。そっちにも!”メテオ”』

(ヒューヒュー……ズドンッズドンッ)

 GRAAAAAA……GRAAAAAA……

 メテオ解除(ホワ~ッ)

 大きな岩石はワイバーンに当たるや否や魔素になって消えていった。
 楽な仕事だ。メテオ便利すぎる……。

「その魔法便利ですねぇ」

『ここだけね?ダンジョン外でつかうと岩だらけになるよ。土地ぐちゃぐちゃになるもん』

「持ち主に怒られそうですね……」

『うん、本当に……』

 このメテオって魔法。
 実は単純に上から大きい岩石を降らせているだけだ。
 炎を複合して燃える岩石にしてあるけど。

 隕石って実際宇宙空間からくるんだけどそんなことしてない。
 時速数万キロに達するんだっけ?

 実際は僕がコントロールできそうな範囲。
 しかも魔物に時差気にせず当たりそうな場所から射出してるだけだ。
 精々上空100mくらい。

 まぁ要するにタダの馬鹿デカい上方向からのバレットだよ。
 なんとなく1m以上のサイズだったらメテオかなって。
 プチメテオとかでもいいけどね。

 いちいち宇宙空間まで岩打ち上げて落ちてくるの待っとくなんてしないよ。
 位置コントロールできるといってもズレるしめんどくさいじゃん。
 無駄な被害拡散じゃんか。

 ってか魔法唱えてから岩石が加速していつ落ちてくるんだよって話。
 この世界現実だもん。
 そんなこと出来ないよね。

 マンガとかアニメのメテオ系の魔法は宇宙から落ちてきてたのかなぁ。
 強くてカッコよさそうだけどこの世界じゃ凄い扱いにくそうだ。

 でもこれ便利だなぁ?
 地上エリアだと割と無双できちゃう。

『パパ~!メテオきんし~!もぉ~!』

『え、なんで?便利だよ?クラムもやりなよ』

『ませきどっかいっちゃったじゃん~!』

『あ……。そうか……すまん忘れてた……』

『あたらしいじゃむね~?』

『は~い』

 訂正。ダンジョンでもメテオは使えないようだ。
 こいつ使いどころねぇええええ。

 魔石取らないとダメなの頭から抜けてた……
 このエリアは完全にクラムしか魔石取ってなかったから……
 土系の魔法はバレット一択かな……

 ・
 ・
 ・

 1階層超えて今67階層。
 みんな全然危なげないし雑談する余裕も全然ある。

 これくらいがいいよ。
 いっぱいいっぱいで冒険したくないもん……。

 僕ってワカメの時もカニの時も最初行動不可だったじゃん?
 だから致し方なくガチバトルしてただけで実際全くしたくないんだもん。

 戦闘民族じゃないからね僕は。

 もしこの生やり直せるなら遠隔系のチートで固めて陰に潜んでレベル上げる。
 なんで生死のかかったギリギリバトルせにゃならんのか……

 何も楽しくない!
 おいしいご飯とお酒!それが一番!!

 戦闘狂の人はすごいよなぁ……。

『みんなってさ?もし……クラマの件とか進化の件とか不安とか……もろもろ心残りなくても戦うの?まぁもしもの話しても意味ないんだけどさ』

「……何もなかったら……いい……興味ない」

 ほら。
 一番戦闘民族っぽいクラマですら別に興味ないんだもん。
 クラマも生き抜く為に鍛えてたタイプだもんね。

『私も……技の開発は楽しいのですが……。本の方が好きですね!』

『クラムも~。パパといっしょがいいからませきがじがじするだけ~』

『だよなぁ。僕も不安じゃなくなるなら別にいいや……。まぁ僕の性格上ずっと不安だろうけどね。心残りは片付けたい!何かやり残したことあるって思いながら生活したくないもん。でもいろいろ片付いたらみんなでのんびりできる場所探ししような~』

「うん……それで」

『クラムも~おかしつくれるようになるんだ~』

『私もです!図書館に入り浸りたいです!』

『だよなぁ~。孤児院のみんなのことも考えたいし本拠地を作りたいな!王都の家はとりあえずだもん。あんなデカい家買うと思わなかったし……』

「それは本当に…『パパ~?』

『ん?どしたのクラム?』

『こわくなくなったの~?』

「あ!クラムちゃん!それ言わないで……」

『なんで~?』

『ん?いや、全然。怖いよ。だから話しながら気を紛らわせてるんだもん』

 感知しながら魔法使って遠隔で敵は倒してるからね。
 話してるほうがむしろ感知集中できるんだよ。
 感知に集中しちゃうと怖さがね……

「ふぅ……」

『なんでエステル安心してんの?』

「なんでもないですよ!」

『ふ~ん?まぁいいけど……』

 やっぱ怖くなくはならないよ。
 ピーマン嫌いな人が食べられるようにはなる。
 っても急に好物にはなかなかならんよね……



 僕はワカメの時にかなり感知鍛えて視界替わりにしてた。
 物の姿を魔力反射で捕えるレベルにしたからかなり怖いんだよね……

 みんなとスキルレベル上では同じでも捉え方はそれぞれ。
 魔法やスキルの扱い方なんか人それぞれだもん。
 少なくとも僕らの中ではね?

 この世界でのスキルや魔法のレベルは扱えるエネルギーが同じくらいっていうだけ。
 それはソフィア様から聞いたからね。
 物の捉え方や扱い方はみんな違う。

 エステルとクラマは自分が感知で把握できるエリアの魔素の中に異物があるって感覚で物を捕えてるみたい。

 僕は単純に視力が360度超広範囲にあるような感覚になると言えばわかってもらえるだろうか。

 ある程度出力は落とせるけどね。
 だからめちゃくちゃ怖いんだよ……

 クラムは基本僕と一緒。
 赤ちゃんの時からずっと僕と一緒だから。

 でも……
 同じスキルや魔法のレベルがマックスでも結構出力も違うよなぁ?

 感知系は僕が一番ぶっ飛んでるけど……
 エステルとクラマはせいぜい100mくらいって……
 僕、他の魔法全部きって感知だけを全力全開にすればもうキロ単位になりそうだけど……

 これひょっとして……
 神タブの数値の割り振りが10までだったからか?
 無意識に僕の鑑定も10にしただけで実はもっと上限あるんじゃなかろうか……

 ってか努力値には確か上限なかったのでは……
 この鑑定僕の一存だもんなぁ……
 鑑定さん?どう?上限ってないの?

≪魔法、スキル表記レベルの数値の上限を解除しますか? Y / N≫

 やっぱり!?
 一瞬……そうだな……
 炎のレベルだけ上限取っ払って見せてくれない?

【魔法】
 炎 LV82

 おぅっふ………

『今……魔法のレベルの上限確認したんだけどさ』

「はい?」

『どうやら別にレベル10でマックスじゃなかったらしい……』

「それは……そう。……強さが違いすぎる」

「はい。おかしいと思っていましたよ……。同じレベルでもクラムちゃんやクロムさんと私では全然能力が違いますので」

『うん~こおりとみずとしーるどはクラムのほうがつよいかなぁ~?あとはパパのほうがつよいよね~』

 そうだよなぁ。もし上限があったなら……
 カンストした時点で僕等の魔法に扱えるエネルギーってもう一定になってないとおかしかったんだよ。

『言われてみればほんとそりゃそうだって感じだ。まぁ困ってないしいいけどさ。上限取っ払う?できるけど』

「……いい。わからなくなる」

「必要に応じて、でいいんじゃないですかね?」

『クラムも~わかんなくなっちゃうよ~。すてーたすもむずかし~』

『わかる。僕も』

 ってことでNO!!
 上限取っ払わなくていいっす。あざす。

 今とりあえず困ってないからね。
 また困ることあれば引き上げるよ……

≪依頼をキャンセルしました≫

 随分前に魔法レベルカンストしたものでも出力あがってるもんなぁ。

 炎とか属性ミックスして白炎とか覚えてるからそうなるか。
 あと氷と風系もすごそうだ。

 同じシールドでもクラムと僕は全然出力違うし。
 こういうところ自由自在だと困るんだよなぁ……

 しばらくあまり使ってこなかった雷と土系つかおっと。



 ……闇とか光ってどうやって使えばいいんだ。
 未だにわからん。

 光は全力クリーン連発してるからレベルだけ高いんだけど。

『クラマとエステル~。光と闇ってどう使うの?』

「……僕は……隠れる為に……暗くしたり」

『クラマは光量の調節とか幻使う為に使ってたの?』

「……そう……でも……ほかにもできそう」

『クラマだったら影渡りとか影縫いとかも似合いそうだよね~?そんな技って里にあったりした?』

「……ない……でも……妖術で……やってみる」

 おお、こういうところでヒュプノス様の加護が生きてくるのか……
 僕にはちょっとわからなそう……

 多分妖の類でしょ?
 その辺ってもう物理法則無視になってくるもんね。

『エステルは闇の鎌ってどうやって作ってんの?闇って概念でしょ?なんでそれが物質化するの?』

「あれはアンデットが出てくるお話の本を読んだ闇精霊さんが似たものを作ったんです。主人公の前に立ちふさがったリッチが持ってましたよ?リッチは見たことないですが……いるなら使えるのかもしれませんよ?そのお話は自伝でしたから……」

 ふむ……リッチは使ってんのか……
 そういえばまだアンデットの類みたことないな?

 庇護でイメージ貰えるかなぁ。
 ちょっとだけ精霊さん僕に興味持ってくれたみたいだし。

『ねぇねぇクラム~。光の精霊さんと闇の精霊さんにさ?また暇な時技作るの手伝ってって言ってくれない?お手本みせて欲しいんだよ。僕の魔力大量に持って行っていいからさ?』

『いいよ~?ひかりとやみのひとこっちきて~!』

 フワフワ~

 クラムが白い光と黒い光の精霊とお話しだした。

『うんうん~。それならいいよ~って~!ひまなときね~って~』

『ありがとーって言っといて~!』

 精霊の忙しい時とは何なのだろうか……
 魔力食べるのに忙しいのかな……

 まぁちょっと時間ある時やってみるか!
 闇ってこの世界だときっと概念じゃないんだな。
 じゃあ光もそうかもしれないな。

 ダーク使うときとか頭の中で闇の概念を出すって意識してたからただ暗くなるだけだったっぽいか。
 
 この世界が全部全部地球と同じ法則で動いてるわけじゃないよな。
 そもそも魔力があるんだし。

 じゃあ使えない重力とかそういうのもいずれ使えるようになるんだろうか……
 一瞬魔法起動しかかったんだよなぁ……あの時……

 光と闇みたいな僕に理解できないものってもう使ってる人から学ぶしかないんだよ。
 
 重力使ってる人に会えば……
 いや、絶対会いたくない!
 そんなやつ絶対強いって!!

 うーん……
 あのレベルの話や庇護もらってみて、結構僕の認識間違ってたなぁ……って感じだなぁ。

 まぁでも僕スーパーマンじゃないもん……
 何でもわかったり知らない世界のこと把握できたりしないよ……

 その時わかった事しかわからん!
 まぁ強くなってたことはいい事だし。
 それは別に困る事じゃないからいいんだけどね。

 高所恐怖症の件も魔法の件もそうだけど……
 前世の感覚とこっちの感覚との相違がまだかなりあるな……

 なかなかこっちの常識や魔物の感覚って僕にすっと入ってきてないよなぁ。

 でも怖いもんは怖い!! 
 うぅ……
 早く階層主のところ着かないかなぁ……
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!

芽狐@書籍発売中
ファンタジー
⭐️チート薬学4巻発売中⭐️ ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。  嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる! 転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。 新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか?? 更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜

仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。 森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。 その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。 これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語 今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ! 競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。 まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。

ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス

於田縫紀
ファンタジー
 雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。  場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。

真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます

難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』" ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。 社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー…… ……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!? ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。 「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」 「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族! 「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」 かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、 竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。 「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」 人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、 やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。 ——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、 「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。 世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、 最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕! ※小説家になろう様にも掲載しています。

青い鳥と 日記 〜コウタとディック 幸せを詰め込んで〜

Yokoちー
ファンタジー
もふもふと優しい大人達に温かく見守られて育つコウタの幸せ日記です。コウタの成長を一緒に楽しみませんか? (長編になります。閑話ですと登場人物が少なくて読みやすいかもしれません)  地球で生まれた小さな魂。あまりの輝きに見合った器(身体)が見つからない。そこで新米女神の星で生を受けることになる。  小さな身体に何でも吸収する大きな器。だが、運命の日を迎え、両親との幸せな日々はたった三年で終わりを告げる。  辺境伯に拾われたコウタ。神鳥ソラと温かな家族を巻き込んで今日もほのぼのマイペース。置かれた場所で精一杯に生きていく。  「小説家になろう」「カクヨム」でも投稿しています。  

ちっちゃくなった俺の異世界攻略

ちくわ
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた! 精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

処理中です...