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148話 - 話してないと怖いんです
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”空間感知”
うぅ……こわっ。
大丈夫!
下にも横にもオートシールドは張ってる!
なにかあれば空歩で戻ってこれる!
……うん。大丈夫そうだ。
失神はしない……おっけー。
『でもやっぱり抱えてて!できるだけ歩くの嫌だ……。クラマの戦闘スタイルだと大幅に邪魔になっちゃうし、クラムは僕より小さいから怖いし……。エステルばっかごめんなぁ……』
「もちろんです!私が!このエリアはずっと抱いてます!私に!任せて下さいッ!むんっ!」
「……ママがいいなら……それで」
『クラムはし~るどたんと~!』
………なんでそんなにやる気を出すのだろうか。
僕申し訳ないんだけど……
頼られるの嬉しいっていってたもんなぁ。
これから任せられることは任せていこう。うん。
エステルに抱えられながらみんなで階層を進んでいく。
今回はちゃんと走ってもらってる。
足手まといになるのは嫌だもんね。
今回は爆発魔法使わない。普通に進む。
もうエステルもクラマもワイバーン相手じゃ困ってなさそうだ。
「……パパ、ママ……2体……そっち」
「クロムさん?私反対側のワイバーン落としますので!攻撃はできます?」
『だいじょぶ!ってか倒すのはぼくがやるよ。抱えられてるだけなの申し訳ないし。”メテオ”。そっちにも!”メテオ”』
(ヒューヒュー……ズドンッズドンッ)
GRAAAAAA……GRAAAAAA……
メテオ解除(ホワ~ッ)
大きな岩石はワイバーンに当たるや否や魔素になって消えていった。
楽な仕事だ。メテオ便利すぎる……。
「その魔法便利ですねぇ」
『ここだけね?ダンジョン外でつかうと岩だらけになるよ。土地ぐちゃぐちゃになるもん』
「持ち主に怒られそうですね……」
『うん、本当に……』
このメテオって魔法。
実は単純に上から大きい岩石を降らせているだけだ。
炎を複合して燃える岩石にしてあるけど。
隕石って実際宇宙空間からくるんだけどそんなことしてない。
時速数万キロに達するんだっけ?
実際は僕がコントロールできそうな範囲。
しかも魔物に時差気にせず当たりそうな場所から射出してるだけだ。
精々上空100mくらい。
まぁ要するにタダの馬鹿デカい上方向からのバレットだよ。
なんとなく1m以上のサイズだったらメテオかなって。
プチメテオとかでもいいけどね。
いちいち宇宙空間まで岩打ち上げて落ちてくるの待っとくなんてしないよ。
位置コントロールできるといってもズレるしめんどくさいじゃん。
無駄な被害拡散じゃんか。
ってか魔法唱えてから岩石が加速していつ落ちてくるんだよって話。
この世界現実だもん。
そんなこと出来ないよね。
マンガとかアニメのメテオ系の魔法は宇宙から落ちてきてたのかなぁ。
強くてカッコよさそうだけどこの世界じゃ凄い扱いにくそうだ。
でもこれ便利だなぁ?
地上エリアだと割と無双できちゃう。
『パパ~!メテオきんし~!もぉ~!』
『え、なんで?便利だよ?クラムもやりなよ』
『ませきどっかいっちゃったじゃん~!』
『あ……。そうか……すまん忘れてた……』
『あたらしいじゃむね~?』
『は~い』
訂正。ダンジョンでもメテオは使えないようだ。
こいつ使いどころねぇええええ。
魔石取らないとダメなの頭から抜けてた……
このエリアは完全にクラムしか魔石取ってなかったから……
土系の魔法はバレット一択かな……
・
・
・
1階層超えて今67階層。
みんな全然危なげないし雑談する余裕も全然ある。
これくらいがいいよ。
いっぱいいっぱいで冒険したくないもん……。
僕ってワカメの時もカニの時も最初行動不可だったじゃん?
だから致し方なくガチバトルしてただけで実際全くしたくないんだもん。
戦闘民族じゃないからね僕は。
もしこの生やり直せるなら遠隔系のチートで固めて陰に潜んでレベル上げる。
なんで生死のかかったギリギリバトルせにゃならんのか……
何も楽しくない!
おいしいご飯とお酒!それが一番!!
戦闘狂の人はすごいよなぁ……。
『みんなってさ?もし……クラマの件とか進化の件とか不安とか……もろもろ心残りなくても戦うの?まぁもしもの話しても意味ないんだけどさ』
「……何もなかったら……いい……興味ない」
ほら。
一番戦闘民族っぽいクラマですら別に興味ないんだもん。
クラマも生き抜く為に鍛えてたタイプだもんね。
『私も……技の開発は楽しいのですが……。本の方が好きですね!』
『クラムも~。パパといっしょがいいからませきがじがじするだけ~』
『だよなぁ。僕も不安じゃなくなるなら別にいいや……。まぁ僕の性格上ずっと不安だろうけどね。心残りは片付けたい!何かやり残したことあるって思いながら生活したくないもん。でもいろいろ片付いたらみんなでのんびりできる場所探ししような~』
「うん……それで」
『クラムも~おかしつくれるようになるんだ~』
『私もです!図書館に入り浸りたいです!』
『だよなぁ~。孤児院のみんなのことも考えたいし本拠地を作りたいな!王都の家はとりあえずだもん。あんなデカい家買うと思わなかったし……』
「それは本当に…『パパ~?』
『ん?どしたのクラム?』
『こわくなくなったの~?』
「あ!クラムちゃん!それ言わないで……」
『なんで~?』
『ん?いや、全然。怖いよ。だから話しながら気を紛らわせてるんだもん』
感知しながら魔法使って遠隔で敵は倒してるからね。
話してるほうがむしろ感知集中できるんだよ。
感知に集中しちゃうと怖さがね……
「ふぅ……」
『なんでエステル安心してんの?』
「なんでもないですよ!」
『ふ~ん?まぁいいけど……』
やっぱ怖くなくはならないよ。
ピーマン嫌いな人が食べられるようにはなる。
っても急に好物にはなかなかならんよね……
僕はワカメの時にかなり感知鍛えて視界替わりにしてた。
物の姿を魔力反射で捕えるレベルにしたからかなり怖いんだよね……
みんなとスキルレベル上では同じでも捉え方はそれぞれ。
魔法やスキルの扱い方なんか人それぞれだもん。
少なくとも僕らの中ではね?
この世界でのスキルや魔法のレベルは扱えるエネルギーが同じくらいっていうだけ。
それはソフィア様から聞いたからね。
物の捉え方や扱い方はみんな違う。
エステルとクラマは自分が感知で把握できるエリアの魔素の中に異物があるって感覚で物を捕えてるみたい。
僕は単純に視力が360度超広範囲にあるような感覚になると言えばわかってもらえるだろうか。
ある程度出力は落とせるけどね。
だからめちゃくちゃ怖いんだよ……
クラムは基本僕と一緒。
赤ちゃんの時からずっと僕と一緒だから。
でも……
同じスキルや魔法のレベルがマックスでも結構出力も違うよなぁ?
感知系は僕が一番ぶっ飛んでるけど……
エステルとクラマはせいぜい100mくらいって……
僕、他の魔法全部きって感知だけを全力全開にすればもうキロ単位になりそうだけど……
これひょっとして……
神タブの数値の割り振りが10までだったからか?
無意識に僕の鑑定も10にしただけで実はもっと上限あるんじゃなかろうか……
ってか努力値には確か上限なかったのでは……
この鑑定僕の一存だもんなぁ……
鑑定さん?どう?上限ってないの?
≪魔法、スキル表記レベルの数値の上限を解除しますか? Y / N≫
やっぱり!?
一瞬……そうだな……
炎のレベルだけ上限取っ払って見せてくれない?
【魔法】
炎 LV82
おぅっふ………
『今……魔法のレベルの上限確認したんだけどさ』
「はい?」
『どうやら別にレベル10でマックスじゃなかったらしい……』
「それは……そう。……強さが違いすぎる」
「はい。おかしいと思っていましたよ……。同じレベルでもクラムちゃんやクロムさんと私では全然能力が違いますので」
『うん~こおりとみずとしーるどはクラムのほうがつよいかなぁ~?あとはパパのほうがつよいよね~』
そうだよなぁ。もし上限があったなら……
カンストした時点で僕等の魔法に扱えるエネルギーってもう一定になってないとおかしかったんだよ。
『言われてみればほんとそりゃそうだって感じだ。まぁ困ってないしいいけどさ。上限取っ払う?できるけど』
「……いい。わからなくなる」
「必要に応じて、でいいんじゃないですかね?」
『クラムも~わかんなくなっちゃうよ~。すてーたすもむずかし~』
『わかる。僕も』
ってことでNO!!
上限取っ払わなくていいっす。あざす。
今とりあえず困ってないからね。
また困ることあれば引き上げるよ……
≪依頼をキャンセルしました≫
随分前に魔法レベルカンストしたものでも出力あがってるもんなぁ。
炎とか属性ミックスして白炎とか覚えてるからそうなるか。
あと氷と風系もすごそうだ。
同じシールドでもクラムと僕は全然出力違うし。
こういうところ自由自在だと困るんだよなぁ……
しばらくあまり使ってこなかった雷と土系つかおっと。
……闇とか光ってどうやって使えばいいんだ。
未だにわからん。
光は全力クリーン連発してるからレベルだけ高いんだけど。
『クラマとエステル~。光と闇ってどう使うの?』
「……僕は……隠れる為に……暗くしたり」
『クラマは光量の調節とか幻使う為に使ってたの?』
「……そう……でも……ほかにもできそう」
『クラマだったら影渡りとか影縫いとかも似合いそうだよね~?そんな技って里にあったりした?』
「……ない……でも……妖術で……やってみる」
おお、こういうところでヒュプノス様の加護が生きてくるのか……
僕にはちょっとわからなそう……
多分妖の類でしょ?
その辺ってもう物理法則無視になってくるもんね。
『エステルは闇の鎌ってどうやって作ってんの?闇って概念でしょ?なんでそれが物質化するの?』
「あれはアンデットが出てくるお話の本を読んだ闇精霊さんが似たものを作ったんです。主人公の前に立ちふさがったリッチが持ってましたよ?リッチは見たことないですが……いるなら使えるのかもしれませんよ?そのお話は自伝でしたから……」
ふむ……リッチは使ってんのか……
そういえばまだアンデットの類みたことないな?
庇護でイメージ貰えるかなぁ。
ちょっとだけ精霊さん僕に興味持ってくれたみたいだし。
『ねぇねぇクラム~。光の精霊さんと闇の精霊さんにさ?また暇な時技作るの手伝ってって言ってくれない?お手本みせて欲しいんだよ。僕の魔力大量に持って行っていいからさ?』
『いいよ~?ひかりとやみのひとこっちきて~!』
フワフワ~
クラムが白い光と黒い光の精霊とお話しだした。
『うんうん~。それならいいよ~って~!ひまなときね~って~』
『ありがとーって言っといて~!』
精霊の忙しい時とは何なのだろうか……
魔力食べるのに忙しいのかな……
まぁちょっと時間ある時やってみるか!
闇ってこの世界だときっと概念じゃないんだな。
じゃあ光もそうかもしれないな。
ダーク使うときとか頭の中で闇の概念を出すって意識してたからただ暗くなるだけだったっぽいか。
この世界が全部全部地球と同じ法則で動いてるわけじゃないよな。
そもそも魔力があるんだし。
じゃあ使えない重力とかそういうのもいずれ使えるようになるんだろうか……
一瞬魔法起動しかかったんだよなぁ……あの時……
光と闇みたいな僕に理解できないものってもう使ってる人から学ぶしかないんだよ。
重力使ってる人に会えば……
いや、絶対会いたくない!
そんなやつ絶対強いって!!
うーん……
あのレベルの話や庇護もらってみて、結構僕の認識間違ってたなぁ……って感じだなぁ。
まぁでも僕スーパーマンじゃないもん……
何でもわかったり知らない世界のこと把握できたりしないよ……
その時わかった事しかわからん!
まぁ強くなってたことはいい事だし。
それは別に困る事じゃないからいいんだけどね。
高所恐怖症の件も魔法の件もそうだけど……
前世の感覚とこっちの感覚との相違がまだかなりあるな……
なかなかこっちの常識や魔物の感覚って僕にすっと入ってきてないよなぁ。
でも怖いもんは怖い!!
うぅ……
早く階層主のところ着かないかなぁ……
うぅ……こわっ。
大丈夫!
下にも横にもオートシールドは張ってる!
なにかあれば空歩で戻ってこれる!
……うん。大丈夫そうだ。
失神はしない……おっけー。
『でもやっぱり抱えてて!できるだけ歩くの嫌だ……。クラマの戦闘スタイルだと大幅に邪魔になっちゃうし、クラムは僕より小さいから怖いし……。エステルばっかごめんなぁ……』
「もちろんです!私が!このエリアはずっと抱いてます!私に!任せて下さいッ!むんっ!」
「……ママがいいなら……それで」
『クラムはし~るどたんと~!』
………なんでそんなにやる気を出すのだろうか。
僕申し訳ないんだけど……
頼られるの嬉しいっていってたもんなぁ。
これから任せられることは任せていこう。うん。
エステルに抱えられながらみんなで階層を進んでいく。
今回はちゃんと走ってもらってる。
足手まといになるのは嫌だもんね。
今回は爆発魔法使わない。普通に進む。
もうエステルもクラマもワイバーン相手じゃ困ってなさそうだ。
「……パパ、ママ……2体……そっち」
「クロムさん?私反対側のワイバーン落としますので!攻撃はできます?」
『だいじょぶ!ってか倒すのはぼくがやるよ。抱えられてるだけなの申し訳ないし。”メテオ”。そっちにも!”メテオ”』
(ヒューヒュー……ズドンッズドンッ)
GRAAAAAA……GRAAAAAA……
メテオ解除(ホワ~ッ)
大きな岩石はワイバーンに当たるや否や魔素になって消えていった。
楽な仕事だ。メテオ便利すぎる……。
「その魔法便利ですねぇ」
『ここだけね?ダンジョン外でつかうと岩だらけになるよ。土地ぐちゃぐちゃになるもん』
「持ち主に怒られそうですね……」
『うん、本当に……』
このメテオって魔法。
実は単純に上から大きい岩石を降らせているだけだ。
炎を複合して燃える岩石にしてあるけど。
隕石って実際宇宙空間からくるんだけどそんなことしてない。
時速数万キロに達するんだっけ?
実際は僕がコントロールできそうな範囲。
しかも魔物に時差気にせず当たりそうな場所から射出してるだけだ。
精々上空100mくらい。
まぁ要するにタダの馬鹿デカい上方向からのバレットだよ。
なんとなく1m以上のサイズだったらメテオかなって。
プチメテオとかでもいいけどね。
いちいち宇宙空間まで岩打ち上げて落ちてくるの待っとくなんてしないよ。
位置コントロールできるといってもズレるしめんどくさいじゃん。
無駄な被害拡散じゃんか。
ってか魔法唱えてから岩石が加速していつ落ちてくるんだよって話。
この世界現実だもん。
そんなこと出来ないよね。
マンガとかアニメのメテオ系の魔法は宇宙から落ちてきてたのかなぁ。
強くてカッコよさそうだけどこの世界じゃ凄い扱いにくそうだ。
でもこれ便利だなぁ?
地上エリアだと割と無双できちゃう。
『パパ~!メテオきんし~!もぉ~!』
『え、なんで?便利だよ?クラムもやりなよ』
『ませきどっかいっちゃったじゃん~!』
『あ……。そうか……すまん忘れてた……』
『あたらしいじゃむね~?』
『は~い』
訂正。ダンジョンでもメテオは使えないようだ。
こいつ使いどころねぇええええ。
魔石取らないとダメなの頭から抜けてた……
このエリアは完全にクラムしか魔石取ってなかったから……
土系の魔法はバレット一択かな……
・
・
・
1階層超えて今67階層。
みんな全然危なげないし雑談する余裕も全然ある。
これくらいがいいよ。
いっぱいいっぱいで冒険したくないもん……。
僕ってワカメの時もカニの時も最初行動不可だったじゃん?
だから致し方なくガチバトルしてただけで実際全くしたくないんだもん。
戦闘民族じゃないからね僕は。
もしこの生やり直せるなら遠隔系のチートで固めて陰に潜んでレベル上げる。
なんで生死のかかったギリギリバトルせにゃならんのか……
何も楽しくない!
おいしいご飯とお酒!それが一番!!
戦闘狂の人はすごいよなぁ……。
『みんなってさ?もし……クラマの件とか進化の件とか不安とか……もろもろ心残りなくても戦うの?まぁもしもの話しても意味ないんだけどさ』
「……何もなかったら……いい……興味ない」
ほら。
一番戦闘民族っぽいクラマですら別に興味ないんだもん。
クラマも生き抜く為に鍛えてたタイプだもんね。
『私も……技の開発は楽しいのですが……。本の方が好きですね!』
『クラムも~。パパといっしょがいいからませきがじがじするだけ~』
『だよなぁ。僕も不安じゃなくなるなら別にいいや……。まぁ僕の性格上ずっと不安だろうけどね。心残りは片付けたい!何かやり残したことあるって思いながら生活したくないもん。でもいろいろ片付いたらみんなでのんびりできる場所探ししような~』
「うん……それで」
『クラムも~おかしつくれるようになるんだ~』
『私もです!図書館に入り浸りたいです!』
『だよなぁ~。孤児院のみんなのことも考えたいし本拠地を作りたいな!王都の家はとりあえずだもん。あんなデカい家買うと思わなかったし……』
「それは本当に…『パパ~?』
『ん?どしたのクラム?』
『こわくなくなったの~?』
「あ!クラムちゃん!それ言わないで……」
『なんで~?』
『ん?いや、全然。怖いよ。だから話しながら気を紛らわせてるんだもん』
感知しながら魔法使って遠隔で敵は倒してるからね。
話してるほうがむしろ感知集中できるんだよ。
感知に集中しちゃうと怖さがね……
「ふぅ……」
『なんでエステル安心してんの?』
「なんでもないですよ!」
『ふ~ん?まぁいいけど……』
やっぱ怖くなくはならないよ。
ピーマン嫌いな人が食べられるようにはなる。
っても急に好物にはなかなかならんよね……
僕はワカメの時にかなり感知鍛えて視界替わりにしてた。
物の姿を魔力反射で捕えるレベルにしたからかなり怖いんだよね……
みんなとスキルレベル上では同じでも捉え方はそれぞれ。
魔法やスキルの扱い方なんか人それぞれだもん。
少なくとも僕らの中ではね?
この世界でのスキルや魔法のレベルは扱えるエネルギーが同じくらいっていうだけ。
それはソフィア様から聞いたからね。
物の捉え方や扱い方はみんな違う。
エステルとクラマは自分が感知で把握できるエリアの魔素の中に異物があるって感覚で物を捕えてるみたい。
僕は単純に視力が360度超広範囲にあるような感覚になると言えばわかってもらえるだろうか。
ある程度出力は落とせるけどね。
だからめちゃくちゃ怖いんだよ……
クラムは基本僕と一緒。
赤ちゃんの時からずっと僕と一緒だから。
でも……
同じスキルや魔法のレベルがマックスでも結構出力も違うよなぁ?
感知系は僕が一番ぶっ飛んでるけど……
エステルとクラマはせいぜい100mくらいって……
僕、他の魔法全部きって感知だけを全力全開にすればもうキロ単位になりそうだけど……
これひょっとして……
神タブの数値の割り振りが10までだったからか?
無意識に僕の鑑定も10にしただけで実はもっと上限あるんじゃなかろうか……
ってか努力値には確か上限なかったのでは……
この鑑定僕の一存だもんなぁ……
鑑定さん?どう?上限ってないの?
≪魔法、スキル表記レベルの数値の上限を解除しますか? Y / N≫
やっぱり!?
一瞬……そうだな……
炎のレベルだけ上限取っ払って見せてくれない?
【魔法】
炎 LV82
おぅっふ………
『今……魔法のレベルの上限確認したんだけどさ』
「はい?」
『どうやら別にレベル10でマックスじゃなかったらしい……』
「それは……そう。……強さが違いすぎる」
「はい。おかしいと思っていましたよ……。同じレベルでもクラムちゃんやクロムさんと私では全然能力が違いますので」
『うん~こおりとみずとしーるどはクラムのほうがつよいかなぁ~?あとはパパのほうがつよいよね~』
そうだよなぁ。もし上限があったなら……
カンストした時点で僕等の魔法に扱えるエネルギーってもう一定になってないとおかしかったんだよ。
『言われてみればほんとそりゃそうだって感じだ。まぁ困ってないしいいけどさ。上限取っ払う?できるけど』
「……いい。わからなくなる」
「必要に応じて、でいいんじゃないですかね?」
『クラムも~わかんなくなっちゃうよ~。すてーたすもむずかし~』
『わかる。僕も』
ってことでNO!!
上限取っ払わなくていいっす。あざす。
今とりあえず困ってないからね。
また困ることあれば引き上げるよ……
≪依頼をキャンセルしました≫
随分前に魔法レベルカンストしたものでも出力あがってるもんなぁ。
炎とか属性ミックスして白炎とか覚えてるからそうなるか。
あと氷と風系もすごそうだ。
同じシールドでもクラムと僕は全然出力違うし。
こういうところ自由自在だと困るんだよなぁ……
しばらくあまり使ってこなかった雷と土系つかおっと。
……闇とか光ってどうやって使えばいいんだ。
未だにわからん。
光は全力クリーン連発してるからレベルだけ高いんだけど。
『クラマとエステル~。光と闇ってどう使うの?』
「……僕は……隠れる為に……暗くしたり」
『クラマは光量の調節とか幻使う為に使ってたの?』
「……そう……でも……ほかにもできそう」
『クラマだったら影渡りとか影縫いとかも似合いそうだよね~?そんな技って里にあったりした?』
「……ない……でも……妖術で……やってみる」
おお、こういうところでヒュプノス様の加護が生きてくるのか……
僕にはちょっとわからなそう……
多分妖の類でしょ?
その辺ってもう物理法則無視になってくるもんね。
『エステルは闇の鎌ってどうやって作ってんの?闇って概念でしょ?なんでそれが物質化するの?』
「あれはアンデットが出てくるお話の本を読んだ闇精霊さんが似たものを作ったんです。主人公の前に立ちふさがったリッチが持ってましたよ?リッチは見たことないですが……いるなら使えるのかもしれませんよ?そのお話は自伝でしたから……」
ふむ……リッチは使ってんのか……
そういえばまだアンデットの類みたことないな?
庇護でイメージ貰えるかなぁ。
ちょっとだけ精霊さん僕に興味持ってくれたみたいだし。
『ねぇねぇクラム~。光の精霊さんと闇の精霊さんにさ?また暇な時技作るの手伝ってって言ってくれない?お手本みせて欲しいんだよ。僕の魔力大量に持って行っていいからさ?』
『いいよ~?ひかりとやみのひとこっちきて~!』
フワフワ~
クラムが白い光と黒い光の精霊とお話しだした。
『うんうん~。それならいいよ~って~!ひまなときね~って~』
『ありがとーって言っといて~!』
精霊の忙しい時とは何なのだろうか……
魔力食べるのに忙しいのかな……
まぁちょっと時間ある時やってみるか!
闇ってこの世界だときっと概念じゃないんだな。
じゃあ光もそうかもしれないな。
ダーク使うときとか頭の中で闇の概念を出すって意識してたからただ暗くなるだけだったっぽいか。
この世界が全部全部地球と同じ法則で動いてるわけじゃないよな。
そもそも魔力があるんだし。
じゃあ使えない重力とかそういうのもいずれ使えるようになるんだろうか……
一瞬魔法起動しかかったんだよなぁ……あの時……
光と闇みたいな僕に理解できないものってもう使ってる人から学ぶしかないんだよ。
重力使ってる人に会えば……
いや、絶対会いたくない!
そんなやつ絶対強いって!!
うーん……
あのレベルの話や庇護もらってみて、結構僕の認識間違ってたなぁ……って感じだなぁ。
まぁでも僕スーパーマンじゃないもん……
何でもわかったり知らない世界のこと把握できたりしないよ……
その時わかった事しかわからん!
まぁ強くなってたことはいい事だし。
それは別に困る事じゃないからいいんだけどね。
高所恐怖症の件も魔法の件もそうだけど……
前世の感覚とこっちの感覚との相違がまだかなりあるな……
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ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
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