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199話 - 才能
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また増えた……うぅ。
使うこともできないのに……。
僕いちいち報告しないけどちゃんと氷魔石の仕事もしてきてるんだよ!?
1人でちゃちゃっと王都の家帰ってぽいぽいぺいって……
これでもうギルド金庫の中合わせたら白金貨10枚超えた……
そうだ。白金貨貯金箱でも作ろう。
500円玉貯金……は出来なかったから100円でやってたんだぁ。
この世界でもやろっかなぁ……
「おーいクロムー。家好きなところでいいのかぁ?」
『え?あぁ、現実逃避してた。誰かのご近所さんにするなら横の人に建てていいか聞けばいいよ。種族固まる必要もないしさ?ただここの重鎮いると横の人緊張しちゃうかもだからその辺ちゃんとしてね~。うち住むなら王族とか知らんよ~。そのうち道は自分で引いてくれたらこっちで舗装する~。でも土地ゆとりあるしそんな隣り合わせにする必要もないから~なんとなくいい感じに適当にやって~』
「いや、ここにいる時くらい王止めたくて来てんだからそれは大歓迎だが……。雑いなクロム」
『場所気に入らなかったら引っ越しすりゃいいよ。土台ごと引っこ抜く』
「あぁ……常識で考えちゃダメだったなこの一家」
とりあえずクラムに家建ててもらうとして各々注文があるみたい。
この人たちはある程度職業あるからね。
クラマとおばあちゃんとエルンさんは一旦家に帰ったんだ。
ちょっと大人数に揉まれて疲れちゃったみたいだね。
そして今日から2日だけ泊まれるんだって。
明日は好きに過ごしてって伝えた。
スチュワードさんとキャシーが王と王妃ペアに着いて来ればさすがに兵はついてこない。
王都最強メンバーだから足手まといだって言えるんだって。
でも今回限り。初回くらい皆でゆっくりしたかったそうだ。
村作る為の土地を魔物を倒しながら探す、みたいな言い訳をして出てきたそう。
実際たまにあるらしい。
でも頻繁には出来ないって。
そりゃそうだな。
「私は希望ないわよ~!ここで仕事しないもの。じゃあこのピンクのお屋根のお家!大きさは周りのハイエルフさんの半分でいいわねぇ。1人で住むもの。この辺りの少し小高い海が見えるところにおねがいね?」
『いいよ~!おふろいる~?なかはクラムのすきにしていい~?』
「いるわっ!ええ、クラムちゃんのお家かわいいもの。お任せするわ?」
『は~い!はうすくりえいと~!』(ダダダダダダダダダダ……)
「すっげぇな……」
「建築士が職を失いますね」
「本当に少なめだったんだわきっと」
「ひと月で街が出来ますな」
『おわった~!はいっていいよ~!』
「あら!とってもラブリ~じゃない!きゃ~!!」
おお……。
これたまにキャシーが来てるハート模様の服とか色んな柄覚えてたんだなきっと。
クラムってしっかり人のこと観察してるんだなぁ。
テーブルや椅子がハートの形してるぞ。
内装もピンクだ……。眩しくね?
キャシーが気に入ってるならいいんだけども……。
小さめな一軒家だね。
小さめ?地球と基準が違ってきてるからよくわかんなくなってきた。
2階は2部屋。1部屋は小さめ。倉庫代わりかな?
1階にリビングとキッチンとお風呂があるね。
家具は派手だけどシンプルな構造だ。
『クロムさん。ベッド差し上げたらどうです?もう本当にお金の使い所が……』
『ナイスエステル!そうしよう!!』
えっと、ベッドベッド……っと。
あ、キャシーは体デカいな。
大サイズにしとくか。
一応あれからエステルと王都出向いてベッドちょこちょこ買ったんだよ。
今20くらい集まったんだ。
でもハイエルフさん達干し草のベッド好きで使ってるんだって。
だから気を遣わなくていいって。
これはもう僕達用にすることにした。
色んな所に拠点すぐ作るからね。
ハイエルフさんが干し草用の細長い植物を探して刈ってきてくれたんだ。
それに魔法で光当てながら水分抜き取ったら干し草出来たんだよね。
それにお好みの大きな布を配っておしまい。
土台はもう作ってたみたい。
木の箱だね。そこに大胆にバサッと干し草入れるの。
僕も寝かせてもらったけど太陽の匂いがする気がして心地よかった。
たまにあっちで寝たいなぁ。気持ちいいんだぁ。
『キャシー!ベッドこれつかっていいよ。2階の大きい方の部屋でいい?』
「あら?かわいい家具付きの上にベッドまでいただけるの?もちろんよ!エデンでの生活が楽しみだわぁ……」
『まぁゆっくりしてなよ。みんなの家作ってくるね?』
「わかったわ~!クラムちゃんありがと♪」
『うん~!なにかほしかったらいってね~!』
・
・
・
「どうしますかな……。遠慮する意味はなさそうですぞ……」(ヒソヒソ)
「えぇ……1”ぶ”程でしたよ……。むしろ楽しんでおられました」(ヒソヒソ)
「俺はここの生活は全面的にリトの好みでいいぞ。王に付き合ってもらってるからな」
「私はもう決めているわ!」
あ、働く2人がヒソヒソ悩んでる。
王&王妃ペアはもう決めてるんだな?
『どうするの?クラムに注文伝えてみたら?無理なら無理って言ってくれるんじゃない?』
言われたことないけど……。
「では、私が。立地はこちら。たまにですが魚が釣れたらハイエルフの皆さまを店に招きたいとおもいまして。皆様の家と距離がだいたい同じになるように。王都の店となるべく同じが助かります。慣れ親しんだ間取りが落ち着きますね。2階は見たことありましたかね?」
『うん~!ねかせてもらった~!へや1つだよね~』
「そうですね?カウンター内の調理器具や備品は自分で持ち寄りますね?」
『じゃあいす8ことテーブル2こと~、ながいテーブル1つとながいいすが6こかな~?いしでいい~?』
なかなか数え方難しいよな。
その辺りちゃんと教えてあげてなかったな。
また教えてあげよっと。
いや、そんな細かいことどうでもいいんだけどさ。
長いテーブルがカウンター。
長いイスがカウンターチェアでしょ?
「ええ、素晴らしいですねクラムさん。全て覚えておられるのですか……。内装は同じで素材が違うというのも乙ですね?楽しみです」
やっぱそう思うよね!?
カウンタ―内とか見てないし、座った事ない席のことも全部覚えてんだ……。
これは才能なのかなぁ。
クラムって一瞬で空間把握したりするときあるんだよね。
『いっぱいいったもん~!はうすくりえいと~!』(ダダダダダ……)
いや、いっぱい行っても細かく見てなかったよ?
キャシーの服の柄といい……うちの娘すげぇ……。
「おお、素晴らしい……これは……」
なんということでしょう……
いつもは木のアンティーク家具で揃ってる落ち着いたBARが……
木の家具が全部黒っぽい石とか白っぽい石とかになってる。
大理石みたいなひび割れ模様が入ってる感じ。
あの模様なんていうんだろうね。
テーブルが白。イスが黒。
キャシーのとこと対局だ……。
めちゃくちゃ落ち着く空間じゃん。
「とても気に入りました。ありがとうございます。木の家具に温かみを感じ好んで使っていたのですが……。石の家具も重厚感があり違った意味合いの落ち着きがありますね。数店舗持ちたくなってしまいます」
『ここでハイエルフのみんなにつくってあげたら~?』
「そうしましょうか。自分で釣って来た魚で……。ふふふ。これはいい。それでは真面目に店をやりましょう。あの時は冗談で言ったつもりだったのですが……」
『あぁ、僕がスチュワードさんも連れて来たいって言った話ね。実現したね?』
「では早速本日から第2の人生を始めましょう。王よ。私の退職後もご活躍を期待しています。今まであ」
「おい!!嘘だろ!?」
おお、すんげぇ。
スチュワードさんの第2の人生が始まってしまった……
「嘘ですよ。ただ、退職後は真剣に老後をこちらで楽しむことにします」
「真剣な顔して言うなよ……。クラムちゃんの店が凄すぎて洒落になんねぇわ……」
「無理よ!この魅力には勝てないわ!私もこっちをとるもの!!」
「んなこと言うなよぉ~」
「おや?こちらのドアは……」
あ、ほんとだ。
カウンター奥のキッチンの中に見慣れないドアがある……のか?
ごめん。僕そんなとこ知らない……。
『おふろ~!つけといたよ~?スチュワードのおみせにおふろないよね~』
「こんな細やかな気配りまで……。潮風にあたるので大変なことになるところでした。私の方が失念しておりましたね。やはりこれは本日よりクラムさんを主人とした第2の人生を……」
「クラムちゃん!頼む!スチュワード持ってかないでくれッ!!困る!こいつがいないと1番困るんだッ!!」
・
・
・
がっつり店を構えてくれるラクトさんに関してはエルンさんと一度相談しながら設計を決めるそうだ。
ここまで本格的な建築がなされると想像していなかったからだね。
それはそう。想像出来るわけない。
快適な店作って欲しいしゆっくり決めて欲しいよね。
しばらくエルンさんが寝る家に泊めてくれるって。
ハイエルフさん達は明確に自分の家!って決まってないからね。
「じゃあ私の番ね!とっておきよ!?」
『なに~?むずかしいの~?』
「1部屋の家!!場所は隅っこ!!」
ん?体育館とか作れって?
『おおきさは~?』
「キャシーの家の1番小さい部屋くらい!」
は!?6畳ワンルーム希望!?
あそこ倉庫用だぞ?!王様と王妃様2人だぞ!?
『ちっちゃいよ~?いいけど~。おふろはつける~?』
「あ、お風呂は欲しいわね。でも家具もいらないわ!作るもの!干し草と木材よかったらもらえない?あ!木材もいらないわ!切る!!今日寝る分の干し草だけちょうだい?」
『いや、いいけども……』
「…………」
いや僕は分かるよ!狭い部屋好きだもん!
でもここ2人で……
って何で王様は黙ってじっと見てるんだよ。
怖いよ……。
『できたよ~?』
30秒だよね……。
マジでなんもないぞ?
四角の部屋に窓。
そしてドアがあってお風呂。
もはや浴室のがデカいじゃん……。
あ、トイレはみんなのところについてるよ。
小さな小部屋。用を足す陶器の壺を置くの。
また水洗トイレ作らないと……
あ、そうじゃなくて。
『干し草置くよ?バサッと置いていいの?枠も無いのに……。王様大きいから多めにするよ?』
王様2m近く身長あるんだぞ……。
リトさん150位しかないけどさ……。
2人寝たらぎゅうぎゅうだって……。
クラムって必要ない独自アレンジしないタイプだもん。
勝手に注文に無いアレンジしちゃう美容師さんみたいなことしないよ?
あ、お似合いだと思ったので刈り上げて2ブロックにしておきました~とかないよ?
校則違反で生徒指導の先生にすんげぇ怒られた。
僕注文してないのに。
じゃなくて!!
言うことなさ過ぎて話それるわ!!
ちゃんと要望聞いてくれるんだよ。
スチュワードさんの所のお風呂は潮風で気持ち悪いの知ってたからだよな。
「「…………」」(プルプル……)
何で2人そろって震えてんの……?
さすがに無いってこと?
「部屋が狭いわあああ!私たち以外に誰もいないのよおお……グス」
「夢が叶ったぞおおお!俺たちは勝ったんだ!!」
何にだよ……。
「並々ならぬ圧を感じますね……」
『うん。どったの?……話聞こうか?』
「聞くか?俺達が即位してからの苦痛の5年間の話……」
「是非聞いて行ってよ!ここに座って!」(トントンッ)
この6畳あるかないかのスペースに?
エステルとクラムとどデカい王様とリトさんと僕で?
まぁ僕等2人はないようなもんだけどさ。
あ、2人そろってエステルに抱えられた。
『まぁ、とりあえずお茶出すわ……』(トントントントントンッ)
使うこともできないのに……。
僕いちいち報告しないけどちゃんと氷魔石の仕事もしてきてるんだよ!?
1人でちゃちゃっと王都の家帰ってぽいぽいぺいって……
これでもうギルド金庫の中合わせたら白金貨10枚超えた……
そうだ。白金貨貯金箱でも作ろう。
500円玉貯金……は出来なかったから100円でやってたんだぁ。
この世界でもやろっかなぁ……
「おーいクロムー。家好きなところでいいのかぁ?」
『え?あぁ、現実逃避してた。誰かのご近所さんにするなら横の人に建てていいか聞けばいいよ。種族固まる必要もないしさ?ただここの重鎮いると横の人緊張しちゃうかもだからその辺ちゃんとしてね~。うち住むなら王族とか知らんよ~。そのうち道は自分で引いてくれたらこっちで舗装する~。でも土地ゆとりあるしそんな隣り合わせにする必要もないから~なんとなくいい感じに適当にやって~』
「いや、ここにいる時くらい王止めたくて来てんだからそれは大歓迎だが……。雑いなクロム」
『場所気に入らなかったら引っ越しすりゃいいよ。土台ごと引っこ抜く』
「あぁ……常識で考えちゃダメだったなこの一家」
とりあえずクラムに家建ててもらうとして各々注文があるみたい。
この人たちはある程度職業あるからね。
クラマとおばあちゃんとエルンさんは一旦家に帰ったんだ。
ちょっと大人数に揉まれて疲れちゃったみたいだね。
そして今日から2日だけ泊まれるんだって。
明日は好きに過ごしてって伝えた。
スチュワードさんとキャシーが王と王妃ペアに着いて来ればさすがに兵はついてこない。
王都最強メンバーだから足手まといだって言えるんだって。
でも今回限り。初回くらい皆でゆっくりしたかったそうだ。
村作る為の土地を魔物を倒しながら探す、みたいな言い訳をして出てきたそう。
実際たまにあるらしい。
でも頻繁には出来ないって。
そりゃそうだな。
「私は希望ないわよ~!ここで仕事しないもの。じゃあこのピンクのお屋根のお家!大きさは周りのハイエルフさんの半分でいいわねぇ。1人で住むもの。この辺りの少し小高い海が見えるところにおねがいね?」
『いいよ~!おふろいる~?なかはクラムのすきにしていい~?』
「いるわっ!ええ、クラムちゃんのお家かわいいもの。お任せするわ?」
『は~い!はうすくりえいと~!』(ダダダダダダダダダダ……)
「すっげぇな……」
「建築士が職を失いますね」
「本当に少なめだったんだわきっと」
「ひと月で街が出来ますな」
『おわった~!はいっていいよ~!』
「あら!とってもラブリ~じゃない!きゃ~!!」
おお……。
これたまにキャシーが来てるハート模様の服とか色んな柄覚えてたんだなきっと。
クラムってしっかり人のこと観察してるんだなぁ。
テーブルや椅子がハートの形してるぞ。
内装もピンクだ……。眩しくね?
キャシーが気に入ってるならいいんだけども……。
小さめな一軒家だね。
小さめ?地球と基準が違ってきてるからよくわかんなくなってきた。
2階は2部屋。1部屋は小さめ。倉庫代わりかな?
1階にリビングとキッチンとお風呂があるね。
家具は派手だけどシンプルな構造だ。
『クロムさん。ベッド差し上げたらどうです?もう本当にお金の使い所が……』
『ナイスエステル!そうしよう!!』
えっと、ベッドベッド……っと。
あ、キャシーは体デカいな。
大サイズにしとくか。
一応あれからエステルと王都出向いてベッドちょこちょこ買ったんだよ。
今20くらい集まったんだ。
でもハイエルフさん達干し草のベッド好きで使ってるんだって。
だから気を遣わなくていいって。
これはもう僕達用にすることにした。
色んな所に拠点すぐ作るからね。
ハイエルフさんが干し草用の細長い植物を探して刈ってきてくれたんだ。
それに魔法で光当てながら水分抜き取ったら干し草出来たんだよね。
それにお好みの大きな布を配っておしまい。
土台はもう作ってたみたい。
木の箱だね。そこに大胆にバサッと干し草入れるの。
僕も寝かせてもらったけど太陽の匂いがする気がして心地よかった。
たまにあっちで寝たいなぁ。気持ちいいんだぁ。
『キャシー!ベッドこれつかっていいよ。2階の大きい方の部屋でいい?』
「あら?かわいい家具付きの上にベッドまでいただけるの?もちろんよ!エデンでの生活が楽しみだわぁ……」
『まぁゆっくりしてなよ。みんなの家作ってくるね?』
「わかったわ~!クラムちゃんありがと♪」
『うん~!なにかほしかったらいってね~!』
・
・
・
「どうしますかな……。遠慮する意味はなさそうですぞ……」(ヒソヒソ)
「えぇ……1”ぶ”程でしたよ……。むしろ楽しんでおられました」(ヒソヒソ)
「俺はここの生活は全面的にリトの好みでいいぞ。王に付き合ってもらってるからな」
「私はもう決めているわ!」
あ、働く2人がヒソヒソ悩んでる。
王&王妃ペアはもう決めてるんだな?
『どうするの?クラムに注文伝えてみたら?無理なら無理って言ってくれるんじゃない?』
言われたことないけど……。
「では、私が。立地はこちら。たまにですが魚が釣れたらハイエルフの皆さまを店に招きたいとおもいまして。皆様の家と距離がだいたい同じになるように。王都の店となるべく同じが助かります。慣れ親しんだ間取りが落ち着きますね。2階は見たことありましたかね?」
『うん~!ねかせてもらった~!へや1つだよね~』
「そうですね?カウンター内の調理器具や備品は自分で持ち寄りますね?」
『じゃあいす8ことテーブル2こと~、ながいテーブル1つとながいいすが6こかな~?いしでいい~?』
なかなか数え方難しいよな。
その辺りちゃんと教えてあげてなかったな。
また教えてあげよっと。
いや、そんな細かいことどうでもいいんだけどさ。
長いテーブルがカウンター。
長いイスがカウンターチェアでしょ?
「ええ、素晴らしいですねクラムさん。全て覚えておられるのですか……。内装は同じで素材が違うというのも乙ですね?楽しみです」
やっぱそう思うよね!?
カウンタ―内とか見てないし、座った事ない席のことも全部覚えてんだ……。
これは才能なのかなぁ。
クラムって一瞬で空間把握したりするときあるんだよね。
『いっぱいいったもん~!はうすくりえいと~!』(ダダダダダ……)
いや、いっぱい行っても細かく見てなかったよ?
キャシーの服の柄といい……うちの娘すげぇ……。
「おお、素晴らしい……これは……」
なんということでしょう……
いつもは木のアンティーク家具で揃ってる落ち着いたBARが……
木の家具が全部黒っぽい石とか白っぽい石とかになってる。
大理石みたいなひび割れ模様が入ってる感じ。
あの模様なんていうんだろうね。
テーブルが白。イスが黒。
キャシーのとこと対局だ……。
めちゃくちゃ落ち着く空間じゃん。
「とても気に入りました。ありがとうございます。木の家具に温かみを感じ好んで使っていたのですが……。石の家具も重厚感があり違った意味合いの落ち着きがありますね。数店舗持ちたくなってしまいます」
『ここでハイエルフのみんなにつくってあげたら~?』
「そうしましょうか。自分で釣って来た魚で……。ふふふ。これはいい。それでは真面目に店をやりましょう。あの時は冗談で言ったつもりだったのですが……」
『あぁ、僕がスチュワードさんも連れて来たいって言った話ね。実現したね?』
「では早速本日から第2の人生を始めましょう。王よ。私の退職後もご活躍を期待しています。今まであ」
「おい!!嘘だろ!?」
おお、すんげぇ。
スチュワードさんの第2の人生が始まってしまった……
「嘘ですよ。ただ、退職後は真剣に老後をこちらで楽しむことにします」
「真剣な顔して言うなよ……。クラムちゃんの店が凄すぎて洒落になんねぇわ……」
「無理よ!この魅力には勝てないわ!私もこっちをとるもの!!」
「んなこと言うなよぉ~」
「おや?こちらのドアは……」
あ、ほんとだ。
カウンター奥のキッチンの中に見慣れないドアがある……のか?
ごめん。僕そんなとこ知らない……。
『おふろ~!つけといたよ~?スチュワードのおみせにおふろないよね~』
「こんな細やかな気配りまで……。潮風にあたるので大変なことになるところでした。私の方が失念しておりましたね。やはりこれは本日よりクラムさんを主人とした第2の人生を……」
「クラムちゃん!頼む!スチュワード持ってかないでくれッ!!困る!こいつがいないと1番困るんだッ!!」
・
・
・
がっつり店を構えてくれるラクトさんに関してはエルンさんと一度相談しながら設計を決めるそうだ。
ここまで本格的な建築がなされると想像していなかったからだね。
それはそう。想像出来るわけない。
快適な店作って欲しいしゆっくり決めて欲しいよね。
しばらくエルンさんが寝る家に泊めてくれるって。
ハイエルフさん達は明確に自分の家!って決まってないからね。
「じゃあ私の番ね!とっておきよ!?」
『なに~?むずかしいの~?』
「1部屋の家!!場所は隅っこ!!」
ん?体育館とか作れって?
『おおきさは~?』
「キャシーの家の1番小さい部屋くらい!」
は!?6畳ワンルーム希望!?
あそこ倉庫用だぞ?!王様と王妃様2人だぞ!?
『ちっちゃいよ~?いいけど~。おふろはつける~?』
「あ、お風呂は欲しいわね。でも家具もいらないわ!作るもの!干し草と木材よかったらもらえない?あ!木材もいらないわ!切る!!今日寝る分の干し草だけちょうだい?」
『いや、いいけども……』
「…………」
いや僕は分かるよ!狭い部屋好きだもん!
でもここ2人で……
って何で王様は黙ってじっと見てるんだよ。
怖いよ……。
『できたよ~?』
30秒だよね……。
マジでなんもないぞ?
四角の部屋に窓。
そしてドアがあってお風呂。
もはや浴室のがデカいじゃん……。
あ、トイレはみんなのところについてるよ。
小さな小部屋。用を足す陶器の壺を置くの。
また水洗トイレ作らないと……
あ、そうじゃなくて。
『干し草置くよ?バサッと置いていいの?枠も無いのに……。王様大きいから多めにするよ?』
王様2m近く身長あるんだぞ……。
リトさん150位しかないけどさ……。
2人寝たらぎゅうぎゅうだって……。
クラムって必要ない独自アレンジしないタイプだもん。
勝手に注文に無いアレンジしちゃう美容師さんみたいなことしないよ?
あ、お似合いだと思ったので刈り上げて2ブロックにしておきました~とかないよ?
校則違反で生徒指導の先生にすんげぇ怒られた。
僕注文してないのに。
じゃなくて!!
言うことなさ過ぎて話それるわ!!
ちゃんと要望聞いてくれるんだよ。
スチュワードさんの所のお風呂は潮風で気持ち悪いの知ってたからだよな。
「「…………」」(プルプル……)
何で2人そろって震えてんの……?
さすがに無いってこと?
「部屋が狭いわあああ!私たち以外に誰もいないのよおお……グス」
「夢が叶ったぞおおお!俺たちは勝ったんだ!!」
何にだよ……。
「並々ならぬ圧を感じますね……」
『うん。どったの?……話聞こうか?』
「聞くか?俺達が即位してからの苦痛の5年間の話……」
「是非聞いて行ってよ!ここに座って!」(トントンッ)
この6畳あるかないかのスペースに?
エステルとクラムとどデカい王様とリトさんと僕で?
まぁ僕等2人はないようなもんだけどさ。
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崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
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旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
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田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
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