55 / 63
55-学校で学んだことよりもガッコを食べたときの歯触りの方が100倍記憶に残っていますよという話
しおりを挟む
いぶりガッコという食べ物を知っていますか?
これは秋田県につたわる乾燥薫製の漬け物のことです。
よく歯応えの良い漬け物として普通の沢庵が連想されますが、これを薫製にしたいぶりガッコの状態で食べた歯応えと普通の沢庵の歯応えを比べてしまうと全くもって問題になりません。
本当に大きいガリっという音がして、なかなかに気持ち良いんです。
(本気です。本気と書いてマジと読むくらい本気です)
あまりにも歯応えがありすぎてご飯のお供としてというよりは、一つの独立したおかずのごとく存在している感じです。
何度か心の中で「サラダか?」と思うほどに自問自答したこともあったとか…なかったとか…
確か元々の由来は、大根の漬け物などを冬に外に置いておくと凍って食べられなくなるので乾燥させて囲炉裏の上の方に吊るしておいたのが起源とか、そんな感じだった気がします。
いわゆる典型的な保存食というやつになるわけです。
多分、とある昔のドラマでも冬のお家で囲炉裏の上の方に食べ物を吊るすような描写があったと思うのですが、あれが沢庵だったということなのではないでしょうか。
と聞くと若干、臭いが気になるという方もいると思いますが、私が小さい頃はおばあちゃんの家に遊びに言ったときなど、別に気にしたことがありませんでした。
そして…
ここまで聞くと恐らく「いぶり=燻す」は騒動できますよね?
それでガッコの方は秋田弁で「漬け物」ということになります。
なんでこういう話をしたのかと言いますと…
実は私の父は秋田県の出身で私が幼い頃は2年に1度くらいの割合で、お婆ちゃんの家に遊びに行っていました。
そして勿論ですが遊びに行くときは夏もしくは冬の学校が長期休暇の時になるわけです。
北海道の冬休みは東京とは違い長めに設定されています。
(でもその分、夏が短め)
そこでお婆ちゃんと会話をするのですが…
遊びに行くと必ず食事時の会話で「ガッコまだかぁ?(漬け物は食卓に出てるか?)」なんて事を聞かれるのですが…
これが私の中で「学校はまだ始まらないのか?」に聞こえてしまい会話が噛み合わないんですよね…
心の中で「えっ…昨日来たんじゃん」なんて思いながら
その都度「えっ…学校…?」なんて言葉を聞いて私がお婆ちゃんの顔を見てしまうのが多々ありそして、そのやり取りの後は決まってお婆ちゃんが「そうそう、コレコレ」なんて言いながら、いぶりガッコをガリガリと音出しながら食べているという流れがいつもの感じでした。
ということで今日の一言!!
「学校で学んだことよりもガッコを食べたときの歯触りの方が100倍記憶に残っていますよ」という話です。
これは秋田県につたわる乾燥薫製の漬け物のことです。
よく歯応えの良い漬け物として普通の沢庵が連想されますが、これを薫製にしたいぶりガッコの状態で食べた歯応えと普通の沢庵の歯応えを比べてしまうと全くもって問題になりません。
本当に大きいガリっという音がして、なかなかに気持ち良いんです。
(本気です。本気と書いてマジと読むくらい本気です)
あまりにも歯応えがありすぎてご飯のお供としてというよりは、一つの独立したおかずのごとく存在している感じです。
何度か心の中で「サラダか?」と思うほどに自問自答したこともあったとか…なかったとか…
確か元々の由来は、大根の漬け物などを冬に外に置いておくと凍って食べられなくなるので乾燥させて囲炉裏の上の方に吊るしておいたのが起源とか、そんな感じだった気がします。
いわゆる典型的な保存食というやつになるわけです。
多分、とある昔のドラマでも冬のお家で囲炉裏の上の方に食べ物を吊るすような描写があったと思うのですが、あれが沢庵だったということなのではないでしょうか。
と聞くと若干、臭いが気になるという方もいると思いますが、私が小さい頃はおばあちゃんの家に遊びに言ったときなど、別に気にしたことがありませんでした。
そして…
ここまで聞くと恐らく「いぶり=燻す」は騒動できますよね?
それでガッコの方は秋田弁で「漬け物」ということになります。
なんでこういう話をしたのかと言いますと…
実は私の父は秋田県の出身で私が幼い頃は2年に1度くらいの割合で、お婆ちゃんの家に遊びに行っていました。
そして勿論ですが遊びに行くときは夏もしくは冬の学校が長期休暇の時になるわけです。
北海道の冬休みは東京とは違い長めに設定されています。
(でもその分、夏が短め)
そこでお婆ちゃんと会話をするのですが…
遊びに行くと必ず食事時の会話で「ガッコまだかぁ?(漬け物は食卓に出てるか?)」なんて事を聞かれるのですが…
これが私の中で「学校はまだ始まらないのか?」に聞こえてしまい会話が噛み合わないんですよね…
心の中で「えっ…昨日来たんじゃん」なんて思いながら
その都度「えっ…学校…?」なんて言葉を聞いて私がお婆ちゃんの顔を見てしまうのが多々ありそして、そのやり取りの後は決まってお婆ちゃんが「そうそう、コレコレ」なんて言いながら、いぶりガッコをガリガリと音出しながら食べているという流れがいつもの感じでした。
ということで今日の一言!!
「学校で学んだことよりもガッコを食べたときの歯触りの方が100倍記憶に残っていますよ」という話です。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる