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第六章、山すらも揺るがす竜
#34 山すら揺るがし、大地を砕く
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「体がだるいー。」
「グラトニー、早くたて!!」
「体が動かないんだよー。」
「マスター、活力ポーションを持ってきました。」
「うーん、飲ましてくれ。できれば膝枕で。」
「え、ええ!?」
ゼロが珍しく驚きの声を上げる。
「早く~。」
「わ、わかりました。」
ゼロは恥じらいながらも膝枕で活力ポーションを飲ましてくれる。
普段は真顔のゼロだが今は恥ずかしそうに顔を真っ赤にしている。
うん、いい眺めだ。
絶景とはまさにこのことを指すんだな。
まぁ疲れて動けないのは本当だけどね。
「主もゼロも戦いの最中にふざけないでいただきたい。」
ミルドが俺とゼロを叱る。
すみません。
「やつの甲羅には防御魔術で補強されています。 我が隊が魔術で剥がしますのでそれまでの間足止めをしましょう。」
「あ、あぁ。」
「グラトニー、お前部下より使えないな。」
「う、うるせー!!」
後ろではスケルトン達が魔術を詠唱している。
ミルドが先陣を切っていった。
「こっちだ!!」
スケルトンやリッチは防御力がきわめて低い。
一撃でも食らえば致命傷になるだろう。
それでも危険をかえりみずに先陣を切る。
「部下に負けられるか!!」
「俺も加勢するぜグラトニー!!」
俺とハジメもミルドに続いてゴルサヴァクの気を引きつける。
ゴルサヴァクはうっとおしそうにミルドに向かってブレスを吐く。
「危ないですよ。 《絶対防壁》。」
ミルドに当たる前にゼロが防御魔術を展開する。
「すまない。」
「何をいってるんですか、私たちは同じ立場の仲間じゃないですか。」
「そうだったな、防御は任せるぞ。」
「じゃあ戦闘は任せますよ。」
そう言って二人一組ツーマンセルを組む二人。
「これ俺いらなくね?」
「俺もそう思った。」
二人がゴルサヴァクの気を引いていると後ろでスケルトン達の詠唱が完了する。
「完了しました。」
「今だ!! 甲羅にめがけて放て!!!」
ミルドが号令を出すとスケルトンたちが一斉に対バリア魔術を放ち出す。
ものの数分で魔術は撃ち終わり、ゴルサヴァクの甲羅のバリアは解けていた。
ゴルサヴァクは俺たちに始めて敵意を向けてくる。
「ご苦労兵士たちよ、あとは私たちであの輩を倒すだけだ。」
「さぁどうやってあの竜を倒します?」
「うーん、ハジメはなんか案あるか?」
「全力で攻撃を食らわせるしか方法ないんじゃないか?」
ハジメがそういうと、ミルドとゼロが、
「それなら私たちにお任せを。」
「私たちの本気を見せてあげましょう。」
「グラトニー、早くたて!!」
「体が動かないんだよー。」
「マスター、活力ポーションを持ってきました。」
「うーん、飲ましてくれ。できれば膝枕で。」
「え、ええ!?」
ゼロが珍しく驚きの声を上げる。
「早く~。」
「わ、わかりました。」
ゼロは恥じらいながらも膝枕で活力ポーションを飲ましてくれる。
普段は真顔のゼロだが今は恥ずかしそうに顔を真っ赤にしている。
うん、いい眺めだ。
絶景とはまさにこのことを指すんだな。
まぁ疲れて動けないのは本当だけどね。
「主もゼロも戦いの最中にふざけないでいただきたい。」
ミルドが俺とゼロを叱る。
すみません。
「やつの甲羅には防御魔術で補強されています。 我が隊が魔術で剥がしますのでそれまでの間足止めをしましょう。」
「あ、あぁ。」
「グラトニー、お前部下より使えないな。」
「う、うるせー!!」
後ろではスケルトン達が魔術を詠唱している。
ミルドが先陣を切っていった。
「こっちだ!!」
スケルトンやリッチは防御力がきわめて低い。
一撃でも食らえば致命傷になるだろう。
それでも危険をかえりみずに先陣を切る。
「部下に負けられるか!!」
「俺も加勢するぜグラトニー!!」
俺とハジメもミルドに続いてゴルサヴァクの気を引きつける。
ゴルサヴァクはうっとおしそうにミルドに向かってブレスを吐く。
「危ないですよ。 《絶対防壁》。」
ミルドに当たる前にゼロが防御魔術を展開する。
「すまない。」
「何をいってるんですか、私たちは同じ立場の仲間じゃないですか。」
「そうだったな、防御は任せるぞ。」
「じゃあ戦闘は任せますよ。」
そう言って二人一組ツーマンセルを組む二人。
「これ俺いらなくね?」
「俺もそう思った。」
二人がゴルサヴァクの気を引いていると後ろでスケルトン達の詠唱が完了する。
「完了しました。」
「今だ!! 甲羅にめがけて放て!!!」
ミルドが号令を出すとスケルトンたちが一斉に対バリア魔術を放ち出す。
ものの数分で魔術は撃ち終わり、ゴルサヴァクの甲羅のバリアは解けていた。
ゴルサヴァクは俺たちに始めて敵意を向けてくる。
「ご苦労兵士たちよ、あとは私たちであの輩を倒すだけだ。」
「さぁどうやってあの竜を倒します?」
「うーん、ハジメはなんか案あるか?」
「全力で攻撃を食らわせるしか方法ないんじゃないか?」
ハジメがそういうと、ミルドとゼロが、
「それなら私たちにお任せを。」
「私たちの本気を見せてあげましょう。」
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