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紹介の日
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鴨井先輩。
白くてきれいな肌に、大きな目。
きりっとした顔立ちに、豊かな胸が美しい曲線を描いている。
ポニーテールを揺らしながら、にこやかに僕を見ている。
これだけ聞いたら、僕は今どれだけ恵まれた状況にいるのだろう。
強制入部さえ、させられていなければ・・・
「ちょっと、話聞いてる?」
「え、ああ、聞いてます」
「ほんとに、じろじろ私の身体ばっかり見て」
「見てませんよ!!」
「え、なになに、顔赤くしちゃって~。ほんとに見てたんだ~」
この性格がなければ、めちゃくちゃ可愛いのに。
僕は一息、深呼吸をして先輩に聞いた。
「それで、ここは何をする部活なんですか?」
「ちょっと! やっぱり話聞いてなかったんじゃない!」
先輩は頬を膨らませて声をあげる。
それから腰に手を当てた。
「仕方ないから、もう一回だけ言ってあげる。感謝しなさい」
「はあ、ありがとうございます」
「よろしい」
正直、この先輩とうまくやっていけるのか不安だ。
「スキャンダル部はその名の通り、学校の噂話を集めて、それをみんなに公開するのよ!」
「最低な部活じゃないですか」
「な!」
僕の一言で、先輩は拳をあげたまま硬直する。
「後輩、今最低と言ったか?」
「え、はい」
先ほどより1オクターブ低い声で先輩が声を出す。
「いいか後輩、確かにスキャンダルはよくない」
認めちゃったよ先輩。
「でもな、ここは高校だ」
「は、はい」
「つい最近まで中坊だったお前にはわからんと思うがな」
先輩、こんなキャラだっけ?
「高校生はな・・・・」
どことなく真剣な雰囲気に息をのむ。
「高校生は・・・・噂とかそういうのが大好きなんだよ!!」
小さな部屋に、先輩の声がこだまする。
はあはあと息を切らす先輩は、そのままパイプ椅子に座り込んだ。
「どうだ、わかったか後輩」
「まあ、何となく」
というか、結局やってること最低じゃん。とは言わなかった。
僕も置いてある椅子に座り込んだ。
なぜか興奮している先輩が落ち着くまでの間、沈黙が流れた。
そして、チャイムが鳴り終わると同時に、先輩が再び口を開いた。
「後輩、お前の親、心理学者なんだって?」
その瞬間、僕の体に電流が走った。
「どうしてそれを」
「ふっ、スキャンダル部部長をなめるなよ」
僕は先輩が少し怖くなった。
「それと、中学時代のお前のこともな」
「・・・・」
「おっと、これは触れないほうがよかったかな」
自分が拳を強く握っていることにも気が付かなかった、
「いいんです、もう、過ぎたことです」
再び二人の間に沈黙が流れた。
時計の秒針が動く音だけが聞こえる。
すると先輩が立ち上がり、窓際に立ってこっちを見た。
「それで後輩は、すごい観察眼を持っていると聞いた」
一体そんな情報をどこから持ってくるのやら。
「まあ、親の影響で小さいころから心理学とか脳科学とかに浸ってましたから、多少は」
僕がそう答えると、先輩はニコッと笑って、
「だから私は、君が欲しかったんだよ」
と、悪そうな表情で言った。
半ば強制的に入部させられたスキャンダル部。
鴨井先輩は、悪い人ではなさそうだし、真剣にこの部活をやっているように見えた。
そしてどういうわけか、僕についてもよく知っている。
高校生活初日。
なんだか思っていたのとは違った。
白くてきれいな肌に、大きな目。
きりっとした顔立ちに、豊かな胸が美しい曲線を描いている。
ポニーテールを揺らしながら、にこやかに僕を見ている。
これだけ聞いたら、僕は今どれだけ恵まれた状況にいるのだろう。
強制入部さえ、させられていなければ・・・
「ちょっと、話聞いてる?」
「え、ああ、聞いてます」
「ほんとに、じろじろ私の身体ばっかり見て」
「見てませんよ!!」
「え、なになに、顔赤くしちゃって~。ほんとに見てたんだ~」
この性格がなければ、めちゃくちゃ可愛いのに。
僕は一息、深呼吸をして先輩に聞いた。
「それで、ここは何をする部活なんですか?」
「ちょっと! やっぱり話聞いてなかったんじゃない!」
先輩は頬を膨らませて声をあげる。
それから腰に手を当てた。
「仕方ないから、もう一回だけ言ってあげる。感謝しなさい」
「はあ、ありがとうございます」
「よろしい」
正直、この先輩とうまくやっていけるのか不安だ。
「スキャンダル部はその名の通り、学校の噂話を集めて、それをみんなに公開するのよ!」
「最低な部活じゃないですか」
「な!」
僕の一言で、先輩は拳をあげたまま硬直する。
「後輩、今最低と言ったか?」
「え、はい」
先ほどより1オクターブ低い声で先輩が声を出す。
「いいか後輩、確かにスキャンダルはよくない」
認めちゃったよ先輩。
「でもな、ここは高校だ」
「は、はい」
「つい最近まで中坊だったお前にはわからんと思うがな」
先輩、こんなキャラだっけ?
「高校生はな・・・・」
どことなく真剣な雰囲気に息をのむ。
「高校生は・・・・噂とかそういうのが大好きなんだよ!!」
小さな部屋に、先輩の声がこだまする。
はあはあと息を切らす先輩は、そのままパイプ椅子に座り込んだ。
「どうだ、わかったか後輩」
「まあ、何となく」
というか、結局やってること最低じゃん。とは言わなかった。
僕も置いてある椅子に座り込んだ。
なぜか興奮している先輩が落ち着くまでの間、沈黙が流れた。
そして、チャイムが鳴り終わると同時に、先輩が再び口を開いた。
「後輩、お前の親、心理学者なんだって?」
その瞬間、僕の体に電流が走った。
「どうしてそれを」
「ふっ、スキャンダル部部長をなめるなよ」
僕は先輩が少し怖くなった。
「それと、中学時代のお前のこともな」
「・・・・」
「おっと、これは触れないほうがよかったかな」
自分が拳を強く握っていることにも気が付かなかった、
「いいんです、もう、過ぎたことです」
再び二人の間に沈黙が流れた。
時計の秒針が動く音だけが聞こえる。
すると先輩が立ち上がり、窓際に立ってこっちを見た。
「それで後輩は、すごい観察眼を持っていると聞いた」
一体そんな情報をどこから持ってくるのやら。
「まあ、親の影響で小さいころから心理学とか脳科学とかに浸ってましたから、多少は」
僕がそう答えると、先輩はニコッと笑って、
「だから私は、君が欲しかったんだよ」
と、悪そうな表情で言った。
半ば強制的に入部させられたスキャンダル部。
鴨井先輩は、悪い人ではなさそうだし、真剣にこの部活をやっているように見えた。
そしてどういうわけか、僕についてもよく知っている。
高校生活初日。
なんだか思っていたのとは違った。
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