ephemeral house -エフェメラルハウス-

れあちあ

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高校時代 〜結衣side〜

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「まあ、ゆいちゃんもしかしたら薄々勘づいてたかもだけどさ」

もちろん

でもそれも曖昧なものだった

クラスであえて孤立していた私に急に距離を縮めに来てくる時点で誰でも少しはそう思うよ

でもそれは私にだけ興味を示してきたわけじゃない

それこそ色んな友達がセナには居て女の子だって例外じゃない

しかも物理的な距離も近くて色んな女の子と噂があるのも私は知っていた

だから誰にでもそういう絡み方してるんじゃないか、私に特別な感情があって絡みに来てる訳じゃ無いんじゃないかっていう問題があって"曖昧"だった

「いつからなの?」

そう、だからこそこのいつ頃からっていうのが重要だ

「え?んー、さっき」

………………………は?

「え?は?どういうこと?」

「いや、なんて言えばいいんだろ」

セナは好きって自覚したのがさっきって言えば伝わる?と少し目線を逸らしながらも
いつも通りの余裕ぶった感じで言ってきた

そんな余裕ぶっても恥ずかしそうなの伝わって来るっつーの

「ま、とりあえずそういうこと」

「え?」

「これからもおれと仲良くしてね?ゆいちゃん」

私はどうすればいいんだろこれ

え?普通こうやって告白してきたら「付き合って欲しい」って言ってくるものだよね?

それにYesかNoを答える

これが世にいう告白だよね?

「う、うん…仲良くする」

そう答えるしかない




ま、まぁ元々私は自分が先に片想いして好きになった人としか付き合いたくないから



だから別に答える手間が省けたって言うか







…………………。






「とりあえずそろそろ戻る?」

セナが何事も無かったかのように平気な顔して聞いてくるのが少し腹立つ

「先1人で戻ってなよ」

時計を見るともう時刻は12時

「嫌だよ」

何でよって聞き返す私に

セナはいつものあの性格の悪い笑みを浮かべて言った


「好きな人と一緒に歩きたいもんだろ?」

その言葉に私はただただ負けたくなくて「ウザい」という幼稚じみた言葉を返すことしか出来なかった




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