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5.弾丸の休息
2
「あ、そろそろできそう。レイ運ぶの手伝って」
「ん?ああ」
ご飯が炊けたアラームが聞こえたのでレイをキッチンに促す
「で、これは?さっきからしてる匂いはこれだよな?」
「そ。カレーライスだよ」
私は答えながら深めのお皿にご飯とルーを盛る
「すごい色だな?」
その素直な感想に苦笑する
匂いに引き付けられるものの確かに見た目は美しいとは言えない代物だ
それがたとえ前世で、大人も子供も引き付けてやまないものだったとしても気が引けるのは仕方がないだろう
「味見してみる?」
小皿によそってレイに渡す
「…これはまた…めちゃくちゃうまいな」
恐る恐る口に運んだレイはそう言いながらも『これが何で?』とでも言いたげな顔をしていた
「よかった」
2人分できるとレイが運んでいった
その間に次の2人分をよそう
「あとは運ぶね」
「わかった」
レイは次の2人分を運んでいくとみんなと話を続ける
「お待たせ―」
私の手にあった1皿はテーブルに置く前にレイに奪い取られていった
「そんな慌てなくてもなくならないのに」
呆れたように言ったものの弾丸の4人がガツガツ掻き込んでいるのをみて納得する
この3か月でレイの食いしん坊レベルは確実にアップしている
そのレイが自分の食べていないものを目の前でおいしそうに食べられて我慢できるはずはなかったのだ
「ねぇサラサちゃん、こんなところより家に来ない?」
突然ナターシャさんが言う
「え…と?」
どういう意味かいまいち理解できず首をかしげる
「だってサラサちゃんいたらおいしいご飯が毎日食べれるんでしょう?」
ナターシャさんはワクワクしている様子を隠そうともせずそう言った
「お前らにはやんねー」
すかさずレイが言う
「…私レイのモノだったっけ?」
「似たようなもんだろ?誰が保護したと思ってる」
ごもっともである
「まぁ、心配しなくてもお前の意思で出てくときはちゃんと送り出してやるけどな」
「レイ…」
大切に見守られているのだとわかる
レイはずっと私を自由にさせてくれている
おそらく今出て行くと言ったとしても、それが本気であれば送り出してくれるだろう
それでも遠くから見守ってくれるだろうこともわかる
「ありがと」
改めて言われると照れ臭くなり誤魔化すようにエールをあおる
そんな私の頭を優しくなでる手がいつもより心地いい
しばらくみんなで色んな話をしながら盛り上がっていた
◇ ◇ ◇
「…?」
サラサはいつの間にかレイの肩にもたれかかっていた
「…寝てるわね。アランも既に爆睡してるけど」
ナターシャが笑いながら言う
レイは苦笑しながら少し体勢を変えるとサラサの頭を膝に乗せた
俗にいう膝枕である
「それにしてもレイがな…」
カルムがしみじみという
「つきあってるってわけじゃ…ないのよね?」
「ああ」
「でもはたから見てりゃ付き合ってるみたいだけど?」
「…詳しいことは言えないけど…こいつにはそんな余裕ないよ」
レイはそう言いながらサラサの髪をすく
「ただ…ほっとけないし守ってやりたいとは思ってるな」
「それだけじゃないよな?」
トータはそう尋ねたがニュアンス的には肯定的だった
「…そばにいてほしいと思ってるよ。でもそれは俺のエゴだしそんなこと望む資格はないな」
「そばにいてほしいと望む資格…か…」
カルムがつぶやくように言って大きなため息を吐く
「どういうこと?」
「いや」
ナターシャの問いを流してエールをあおる
「そろそろお開きにするか。トータ」
「?」
「アラン運べ。ナターシャは先に寝ててくれ」
「あんたは?」
「ちょっとレイと話がある」
「…了解」
「わかった」
トータとナターシャはいつも使っている客間の1つにアランを運び自分たちも別の客間に入っていった
「…話って?」
暫く続いた沈黙を破るようにレイは尋ねた
「お前はどこを目指してるのかと思ってさ」
「?」
言葉の意図が理解できずただまっすぐカルムを見返す
「そばにいてほしいと望む資格って何だ?」
「…」
その問いに黙り込む
「10歳の頃からだからもう10年か…自分の力だけで生きてきたお前にそれ以前の事なんて関係ないと思うけどな?」
カルムは静かに言う
「…3か月だっけ?保護して」
「ああ」
「その間一緒にいる時点でお前にとって特別なのは間違いないだろ。それにサラサと話してるお前は今まで見たことないくらい楽しそうだ」
「…俺が?」
自分が楽しそうだと言われて何かを考え込んでいる
「サラサと出会う前のお前が相手にしてたのはよその拠点の冒険者の女か商売女。しかも1回するだけで事が終わったらさようならだっけ?」
「…」
「そんなお前が一緒に住んでんのに手も出さないってそうとうだろ?かといってよそで遊んでるわけでもないみたいだしな」
カルムはマジックバッグから新たに取り出したお酒をそのまま呷る
「俺らですら同じ家に入れても同じフロアには泊めないお前が最初から隣の部屋に置いてるんだ。俺はそれが全てだと思うぞ?そんな風に接する相手はそう簡単に出会えるもんじゃない」
「…それでも俺は自分の気持ちよりサラサの気持ちを大事にしてやりたい。それ以上にあのことでサラサに少しでも危険が及ぶ可能性がある限り、俺の特別な存在にするわけにもいかない」
そう言ったレイの顔は少し悲しみを帯びていた
「彼の人は10年前に死んだ。それが俺達国民の知っている事実だろ。たとえ何かがあったとしても、それを跳ね返すだけの実力がお前にはある。もしそれで足りなかったとしても俺らは必ずお前の力になる」
「カルム…」
「俺はレイにも自分の人生を楽しんでほしいと思ってる。それだけは忘れるな」
カルムはそう言い残して客間に入っていった
「…俺の人生…か…」
レイはつぶやきながらサラサを見る
安心しきった表情で眠っているのがわかる
「俺が本当の事を話せばお前も話してくれんのか?」
その言葉は誰の耳にも届くことはなかった
自分の隠していることと同様にサラサの隠していることも簡単に口にできるものではないのだろう
レイはそれが分かっているだけに求める気持ちを認められずにごまかすことを選んでいた
でもそのことに自分は気づいていなかった
◇ ◇ ◇
「ん?ああ」
ご飯が炊けたアラームが聞こえたのでレイをキッチンに促す
「で、これは?さっきからしてる匂いはこれだよな?」
「そ。カレーライスだよ」
私は答えながら深めのお皿にご飯とルーを盛る
「すごい色だな?」
その素直な感想に苦笑する
匂いに引き付けられるものの確かに見た目は美しいとは言えない代物だ
それがたとえ前世で、大人も子供も引き付けてやまないものだったとしても気が引けるのは仕方がないだろう
「味見してみる?」
小皿によそってレイに渡す
「…これはまた…めちゃくちゃうまいな」
恐る恐る口に運んだレイはそう言いながらも『これが何で?』とでも言いたげな顔をしていた
「よかった」
2人分できるとレイが運んでいった
その間に次の2人分をよそう
「あとは運ぶね」
「わかった」
レイは次の2人分を運んでいくとみんなと話を続ける
「お待たせ―」
私の手にあった1皿はテーブルに置く前にレイに奪い取られていった
「そんな慌てなくてもなくならないのに」
呆れたように言ったものの弾丸の4人がガツガツ掻き込んでいるのをみて納得する
この3か月でレイの食いしん坊レベルは確実にアップしている
そのレイが自分の食べていないものを目の前でおいしそうに食べられて我慢できるはずはなかったのだ
「ねぇサラサちゃん、こんなところより家に来ない?」
突然ナターシャさんが言う
「え…と?」
どういう意味かいまいち理解できず首をかしげる
「だってサラサちゃんいたらおいしいご飯が毎日食べれるんでしょう?」
ナターシャさんはワクワクしている様子を隠そうともせずそう言った
「お前らにはやんねー」
すかさずレイが言う
「…私レイのモノだったっけ?」
「似たようなもんだろ?誰が保護したと思ってる」
ごもっともである
「まぁ、心配しなくてもお前の意思で出てくときはちゃんと送り出してやるけどな」
「レイ…」
大切に見守られているのだとわかる
レイはずっと私を自由にさせてくれている
おそらく今出て行くと言ったとしても、それが本気であれば送り出してくれるだろう
それでも遠くから見守ってくれるだろうこともわかる
「ありがと」
改めて言われると照れ臭くなり誤魔化すようにエールをあおる
そんな私の頭を優しくなでる手がいつもより心地いい
しばらくみんなで色んな話をしながら盛り上がっていた
◇ ◇ ◇
「…?」
サラサはいつの間にかレイの肩にもたれかかっていた
「…寝てるわね。アランも既に爆睡してるけど」
ナターシャが笑いながら言う
レイは苦笑しながら少し体勢を変えるとサラサの頭を膝に乗せた
俗にいう膝枕である
「それにしてもレイがな…」
カルムがしみじみという
「つきあってるってわけじゃ…ないのよね?」
「ああ」
「でもはたから見てりゃ付き合ってるみたいだけど?」
「…詳しいことは言えないけど…こいつにはそんな余裕ないよ」
レイはそう言いながらサラサの髪をすく
「ただ…ほっとけないし守ってやりたいとは思ってるな」
「それだけじゃないよな?」
トータはそう尋ねたがニュアンス的には肯定的だった
「…そばにいてほしいと思ってるよ。でもそれは俺のエゴだしそんなこと望む資格はないな」
「そばにいてほしいと望む資格…か…」
カルムがつぶやくように言って大きなため息を吐く
「どういうこと?」
「いや」
ナターシャの問いを流してエールをあおる
「そろそろお開きにするか。トータ」
「?」
「アラン運べ。ナターシャは先に寝ててくれ」
「あんたは?」
「ちょっとレイと話がある」
「…了解」
「わかった」
トータとナターシャはいつも使っている客間の1つにアランを運び自分たちも別の客間に入っていった
「…話って?」
暫く続いた沈黙を破るようにレイは尋ねた
「お前はどこを目指してるのかと思ってさ」
「?」
言葉の意図が理解できずただまっすぐカルムを見返す
「そばにいてほしいと望む資格って何だ?」
「…」
その問いに黙り込む
「10歳の頃からだからもう10年か…自分の力だけで生きてきたお前にそれ以前の事なんて関係ないと思うけどな?」
カルムは静かに言う
「…3か月だっけ?保護して」
「ああ」
「その間一緒にいる時点でお前にとって特別なのは間違いないだろ。それにサラサと話してるお前は今まで見たことないくらい楽しそうだ」
「…俺が?」
自分が楽しそうだと言われて何かを考え込んでいる
「サラサと出会う前のお前が相手にしてたのはよその拠点の冒険者の女か商売女。しかも1回するだけで事が終わったらさようならだっけ?」
「…」
「そんなお前が一緒に住んでんのに手も出さないってそうとうだろ?かといってよそで遊んでるわけでもないみたいだしな」
カルムはマジックバッグから新たに取り出したお酒をそのまま呷る
「俺らですら同じ家に入れても同じフロアには泊めないお前が最初から隣の部屋に置いてるんだ。俺はそれが全てだと思うぞ?そんな風に接する相手はそう簡単に出会えるもんじゃない」
「…それでも俺は自分の気持ちよりサラサの気持ちを大事にしてやりたい。それ以上にあのことでサラサに少しでも危険が及ぶ可能性がある限り、俺の特別な存在にするわけにもいかない」
そう言ったレイの顔は少し悲しみを帯びていた
「彼の人は10年前に死んだ。それが俺達国民の知っている事実だろ。たとえ何かがあったとしても、それを跳ね返すだけの実力がお前にはある。もしそれで足りなかったとしても俺らは必ずお前の力になる」
「カルム…」
「俺はレイにも自分の人生を楽しんでほしいと思ってる。それだけは忘れるな」
カルムはそう言い残して客間に入っていった
「…俺の人生…か…」
レイはつぶやきながらサラサを見る
安心しきった表情で眠っているのがわかる
「俺が本当の事を話せばお前も話してくれんのか?」
その言葉は誰の耳にも届くことはなかった
自分の隠していることと同様にサラサの隠していることも簡単に口にできるものではないのだろう
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でもそのことに自分は気づいていなかった
◇ ◇ ◇
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