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第一章・リーファ視点
*1-46・気持ちいい②
しおりを挟むそうすると、義兄上の硬い男の象徴の先端が、僕のお尻の穴に当たって、にゅるんと、先端から滲んでいる体液を塗りこめられる。さっきまでとは少しだけ違う、じんじんひりひりするところに受ける刺激がやっぱり気持ちよくて。
「あっ」
期待に胸が高鳴った。
お尻の穴は、ちょっと痛くて、でも、その痛いところに受ける刺激が気持ちよくて。義兄上の象徴が熱い。これがそのまま僕のお腹の中へ入ってきたりしたら、きっと火傷をしたみたいにとっても熱いことを、僕はもう知っていた。それだけじゃない。ただでさえじんじんひりひりしている所を抉じ開けられるんだもの、きっと痛いと思う。
でも、その痛いことも気持ちよく感じられることを、僕はやっぱり知っていて、だから。
「ぁっ、ぁっ、義兄上ぇ……!」
僕の方から足を絡めて、義兄上の腰を引き寄せた。
「うっ、くっ……リーファ!」
ずぷん、ぐぐっ。
「あっ!」
熱かった。そしてやっぱり痛かった。でも。
「ああぁあぁぁあっ」
義兄上が、僕のお腹の中を擦っていくのが気持ちいい。じんじんひりひりして、痛くて、でもそれがよくて、気持ちよくて。
義兄上が息を詰め、両手を僕のお尻に回して掴んだ。そしてそのまま。ずぷんっ勢いよく僕のお腹の中を、義兄上の象徴が擦っていく。
「ぁっ、ぁあああっ! 」
チカチカとまぶたの裏に星が散って、僕は息が上手く吸えなくなった。だけど。
「リーファっ……!」
義兄上が僕を呼んで、腰を引いたり、押し込んだり、ずりずり、ずず、じゅぷん、と僕のお腹の中をいっぱい擦ってくれて、ぐっ、ぐっ、ぐぐっと、お腹の奥もたくさん突いてくれて。それがとっても気持ちよくって。
「ぁっ、ぁっ、義兄上っ、義兄上っ! ぃいよぉ、きもちぃいっ! あ! んあっ! も、っとぉ! もっとぉ! ぁにぅええっ!」
もっともっといっぱい擦ってたくさん突いてって、思わず出ちゃう喘ぎ声の間に、いっぱいたくさんおねだりした。
お腹の中がとっても熱くって、じわじわ義兄上の魔力が注がれてるのがわかる。気持ちいい。もっと欲しい。気持ちいいがいっぱい欲しいんだ。義兄上。
そうしたら義兄上は、それを全部叶えてくれる。
そうして僕は朝から、義兄上にいっぱいいっぱい可愛がって大切に大切にたくさん魔力を注いでもらって、気持ちよくって幸せで。それで。
昨夜の夜会で、公女様に悲しいことをたくさん言われたことなんて、すっかり忘れてしまって、全然気にならなくなっていた。
そもそも、公女様が言っていたことなんて、全部おかしかったものね。
義兄上は僕をとっても大切にしてくれる。僕は何にも気にしなくていいっていう。それの何が、何処が間違っているというのだろう。義兄上がこんなにも大切にしてくれる僕が、不要なはずなんてないのに。
今となってはすっかり、どうして昨夜、あんなにも悲しい気持ちになったのかがわからないぐらい。
確かに、僕の赤ちゃんのお父さんはわからない。でも、義兄上も兄様も、気にしなくていい、想像しなくていいって言うんだから、きっと何も問題にならないことなんだ。だから僕は怖いことなんて想像せず、これまで通り、気にしないでいようと思う。
あ、そうだ! 義兄上の結婚のことだけは後で確認しよう、そう思って。とりあえず僕は。
「あっ、あっ、あっ、義兄上ぇっ! 義兄上っ! あぁんっ!」
お腹の中をいっぱい擦られて、お腹の奥をたくさん突かれて、大きな声で気持ちいいって義兄上を呼びながら、ただ、今は、義兄上が与えてくれる気持ちよさに浸りきったのだった。
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