17 / 34
本編
想い描く未来
しおりを挟む
今日、唯の所にまたもやお邪魔モノが入荷した。
本当に唯の周りには、次から次へと僕と唯の邪魔をする奴が、こうも現れるものだと感心する。
そんなに僕と唯を引き離したいのか!
そうは、させないのだ!
そんな僕の気持ちが伝わったのか、唯からチャットの誘いが来た。
『やったね!』思わず、口をついた言葉だった。
秘密の箱をONする。二人の世界を作る部屋を早く作らないと。今日のチャットは、なんとも言えない幸せに包まれた。それは、唯の見た夢の話を聞いたからかもしれない。
唯の夢は、同棲している“僕と唯”の話だった。
玄関でジュニアくんと一緒に、僕を出迎える唯。きっと、ジュニアくんを抱きかかえた唯が、僕を発見して“にたっ~。”って顔で『おかえり!』って、言ってくれるのだろう。
この一言で一日の疲れも吹っ飛んでしましそうだ。僕は、当たり前のように唯とジュニアくんに『ただいま!』のキスをする。嬉しそうにいつもそうしているかのように、また僕のキスに答えるように、唯から僕にキスが返される。僕は、唯の肩に手をまわして「寒いから、部屋に戻ろう!」とか言いながら、エレベーターに向かうのである。今日の一日を唯に話ながら、エレベーターは、最上階で止まった。この部屋を選んだのも二人でだった。
『夜景の綺麗な部屋がいい。』僕のわがままお姫様の要望に答えて決めた部屋だ。
もうこの部屋に住んでどれくらいになるんだろう。すっかり、馴染んだ家具も当たり前のようにいつもの所に据えられている。変わらないのは、僕と唯だ。引っ越してきた日と少しも変わらない。先に帰った方が、ジュニアくんと共に出迎えるこの習慣も、、、。
『飯、食べた?』
唯の問いかけに『会社で食ったよ。唯は?』『私も食べたよ。じゃ、風呂でも入ってさっぱりしたら。私、ジュニアと遊んでる。タオルは、新しいの出してあるよ』
唯の促しに何の疑問も感じない。スーツを脱ぎ、下着姿で風呂場に向かった。いつものように身体を洗っていると唯とジュニアくんの楽しそうな声が聞こえる。その声で幸せな気持ちが倍増する。僕は一人じゃない、家族がいる。
『唯ぃ~、頭洗ってくれない?』
僕もジュニアくんに負けじと唯に甘えてみた。
『う~っん、今行く~。』
唯が、風呂場に入ってきた。僕は、シャンプーを唯に渡す。
もう、手慣れた唯の手が僕の頭をマッサージしてくれている。その間も二人で今日あった出来事を話しているのだ。
『は~い、流すよ。こっち向いて目つぶって。』
唯に泡を流してもらっている間、目を閉じていたが、『もういいよ。』の唯の言葉で目を開けた。唯のルームウエアが、目に飛び込んでくる。
なんで、僕は何も着てなくて、唯は、、、、。
僕の悪戯心に火はついた。唯の持っていたシャワーのコックを取り上げ、唯に向けた。
『だめだよ~、濡れちゃうじゃ~ん。』
そんな唯の大きな声もしったこっちゃない。
全身に目掛けて、シャワーを浴びせた。
『やったな~、修!』
唯が、はしゃぎながら、僕の首を締めに手をのばし近付いてきた。子供のような顔で、懸命に僕に向かってくる唯の顔をみている内に、『唯って、やっぱ、可愛いな。唯と暮らせて、僕、本当に良かった。』本心から出た言葉だった。しかし、唯はその言葉に反応して照れくさそうに45度に上がった口を尖らせている。
『修、、。私も、修とこんなことが出来るの幸せ、、。』
『唯、こっちおいで。』
二人はそっと唇を合わせてお互いの気持ちを無言で伝え合う。いつもと違う場所で見る唯の顔。
共鳴する二人の声。
『唯、唯が望めば、この幸せはいつまでも続くんだよ。』
『解ってる。』
唇から、振動で伝わるお互いの声がサラウンドしていく。その後、僕たちの風呂場は、異常なまでの熱気に包まれていったのであった。
本当に唯の周りには、次から次へと僕と唯の邪魔をする奴が、こうも現れるものだと感心する。
そんなに僕と唯を引き離したいのか!
そうは、させないのだ!
そんな僕の気持ちが伝わったのか、唯からチャットの誘いが来た。
『やったね!』思わず、口をついた言葉だった。
秘密の箱をONする。二人の世界を作る部屋を早く作らないと。今日のチャットは、なんとも言えない幸せに包まれた。それは、唯の見た夢の話を聞いたからかもしれない。
唯の夢は、同棲している“僕と唯”の話だった。
玄関でジュニアくんと一緒に、僕を出迎える唯。きっと、ジュニアくんを抱きかかえた唯が、僕を発見して“にたっ~。”って顔で『おかえり!』って、言ってくれるのだろう。
この一言で一日の疲れも吹っ飛んでしましそうだ。僕は、当たり前のように唯とジュニアくんに『ただいま!』のキスをする。嬉しそうにいつもそうしているかのように、また僕のキスに答えるように、唯から僕にキスが返される。僕は、唯の肩に手をまわして「寒いから、部屋に戻ろう!」とか言いながら、エレベーターに向かうのである。今日の一日を唯に話ながら、エレベーターは、最上階で止まった。この部屋を選んだのも二人でだった。
『夜景の綺麗な部屋がいい。』僕のわがままお姫様の要望に答えて決めた部屋だ。
もうこの部屋に住んでどれくらいになるんだろう。すっかり、馴染んだ家具も当たり前のようにいつもの所に据えられている。変わらないのは、僕と唯だ。引っ越してきた日と少しも変わらない。先に帰った方が、ジュニアくんと共に出迎えるこの習慣も、、、。
『飯、食べた?』
唯の問いかけに『会社で食ったよ。唯は?』『私も食べたよ。じゃ、風呂でも入ってさっぱりしたら。私、ジュニアと遊んでる。タオルは、新しいの出してあるよ』
唯の促しに何の疑問も感じない。スーツを脱ぎ、下着姿で風呂場に向かった。いつものように身体を洗っていると唯とジュニアくんの楽しそうな声が聞こえる。その声で幸せな気持ちが倍増する。僕は一人じゃない、家族がいる。
『唯ぃ~、頭洗ってくれない?』
僕もジュニアくんに負けじと唯に甘えてみた。
『う~っん、今行く~。』
唯が、風呂場に入ってきた。僕は、シャンプーを唯に渡す。
もう、手慣れた唯の手が僕の頭をマッサージしてくれている。その間も二人で今日あった出来事を話しているのだ。
『は~い、流すよ。こっち向いて目つぶって。』
唯に泡を流してもらっている間、目を閉じていたが、『もういいよ。』の唯の言葉で目を開けた。唯のルームウエアが、目に飛び込んでくる。
なんで、僕は何も着てなくて、唯は、、、、。
僕の悪戯心に火はついた。唯の持っていたシャワーのコックを取り上げ、唯に向けた。
『だめだよ~、濡れちゃうじゃ~ん。』
そんな唯の大きな声もしったこっちゃない。
全身に目掛けて、シャワーを浴びせた。
『やったな~、修!』
唯が、はしゃぎながら、僕の首を締めに手をのばし近付いてきた。子供のような顔で、懸命に僕に向かってくる唯の顔をみている内に、『唯って、やっぱ、可愛いな。唯と暮らせて、僕、本当に良かった。』本心から出た言葉だった。しかし、唯はその言葉に反応して照れくさそうに45度に上がった口を尖らせている。
『修、、。私も、修とこんなことが出来るの幸せ、、。』
『唯、こっちおいで。』
二人はそっと唇を合わせてお互いの気持ちを無言で伝え合う。いつもと違う場所で見る唯の顔。
共鳴する二人の声。
『唯、唯が望めば、この幸せはいつまでも続くんだよ。』
『解ってる。』
唇から、振動で伝わるお互いの声がサラウンドしていく。その後、僕たちの風呂場は、異常なまでの熱気に包まれていったのであった。
0
あなたにおすすめの小説
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界転移物語
月夜
ファンタジー
このところ、日本各地で謎の地震が頻発していた。そんなある日、都内の大学に通う僕(田所健太)は、地震が起こったときのために、部屋で非常持出袋を整理していた。すると、突然、めまいに襲われ、次に気づいたときは、深い森の中に迷い込んでいたのだ……
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
【第一章】狂気の王と永遠の愛(接吻)を
逢生ありす
ファンタジー
女性向け異世界ファンタジー(逆ハーレム)です。ヤンデレ、ツンデレ、溺愛、嫉妬etc……。乙女ゲームのような恋物語をテーマに偉大な"五大国の王"や"人型聖獣"、"謎の美青年"たちと織り成す極甘長編ストーリー。ラストに待ち受ける物語の真実と彼女が選ぶ道は――?
――すべての女性に捧げる乙女ゲームのような恋物語――
『狂気の王と永遠の愛(接吻)を』
五大国から成る異世界の王と
たった一人の少女の織り成す恋愛ファンタジー
――この世界は強大な五大国と、各国に君臨する絶対的な『王』が存在している。彼らにはそれぞれを象徴する<力>と<神具>が授けられており、その生命も人間を遥かに凌駕するほど長いものだった。
この物語は悠久の王・キュリオの前に現れた幼い少女が主人公である。
――世界が"何か"を望んだ時、必ずその力を持った人物が生み出され……すべてが大きく変わるだろう。そして……
その"世界"自体が一個人の"誰か"かもしれない――
出会うはずのない者たちが出揃うとき……その先に待ち受けるものは?
最後に待つのは幸せか、残酷な運命か――
そして次第に明らかになる彼女の正体とは……?
無能妃候補は辞退したい
水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。
しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。
帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。
誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。
果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか?
誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる