ヴァーチャル・ラブ ~いつもあなたを好きでした。~

楠瀬 飛鳥

文字の大きさ
21 / 34
本編

運命の人(2)

しおりを挟む
運が良ければ、僕と唯は、今夜、、、。

またもや頭に浮かんでくる。思わず、息を呑んだ。
唯の口からも言葉がなくなる。

「ぅぅんん。」
スマホから声にならない唯からの信号。僕の心も叫んでいる。

「唯、、。」
僕は、唯にキスをした。

さっきのキスとは違う。唯の目を見ながら、唯の唇を見ながら、そっと唯の息を感じながら、、、。
このキスを境にキスが止まらない。
唯の一言一句を聞き取るかのように、何度も唯と唇を合わせる。

唯の薄い上唇。

そして、上唇より少しだけ膨らみのある下唇。何度も何度も重ね合わせる。
キスで交わす会話。唯の想い、僕の想い。
時に微笑み、時に眉間に皺を寄せる唯の顔を確信しながら。。。
お互いを確かめる。

唯の身体が徐々に火照っていくのが解る。
クールダウンの意味を込めて、僕は舌を這わせて、唯の胸部へ自分の顔をスライドしていった。

そして、そっと、唯の胸にキスをした。

熱い。
唯の熱くなった胸を愛でた。
唯は「う~ん。。。」と吐息を漏らしながら、胸を突き出してくる。
僕は左手を唯の首に回して唯を支え、右手で顔、お腹、太ももを順に触れていく。

これが唯の身体なのだ。
僕の愛する唯の身体。
きめ細かい唯の肌を僕の指が感じとっていく。

いつものやんちゃな唯とは違う、大人の唯が僕にその身体を預けている。
「唯、、、。可愛いよ。」
その言葉で唯は上り詰める。唯の両手が僕の背中を捕らえた。
『もっと!』と言わんばかりに僕の身体を引き寄せる。

僕は、唯の身体を巡回した右手を唯の唇に持っていった。乾き切った唯の唇を僕の指が感じ取る。
僕は、胸に這わせていた舌をまた、ゆっくりと唯の咽を通り、唇まで到着させた。

舌の先で唯の唇を湿らせていく。
唯の唇にリップを塗るかのごとく。唯はゆっくりと顎を上げた。

僕は、上げられた2枚の唇の中に舌の先端を忍ばせていく。唯の2枚の唇が、僕の舌を吸引していく。
唯が愛おしい、こんなにも唯を求めている。閉じられた唯の瞳が目蓋の下で凄い力で動いている。

僕を感じてくれている。
そう思うと僕の興奮も一気に上昇する。我慢できなくなった僕の右手が唯の恥部を捕らえる。
はち切れそうだ。

胸部以上に熱を持っている。僕は、強要される訳でもなく唯の熱い物を口に葺くんだ。
僕の口の中でも熱を発している。もう、理性などない。本能の赴くままに唯を愛でていく。
僕は、唯のものを葺くんだまま、自分の熱くなったものを唯の口元へ寄せていく。
唯の口が僕のものを捕らえる。

砂漠を歩く者がやっとオアシスに辿りついたように、水分を貯えていく。唯が腰をくねらせる。
もっと奥にある乾いた場所が顔を覗かせる。

『ここにも水分を下さいと、、、。』

僕は一旦、唯の身体から離れた。
僕の真意を理解したのか、唯が足を広げた。
僕は身体の向きを変え、唯のつくり出す、三角地帯へ自分の身体を移動させた。

唯の末端からゆっくりと舌を這わせていく。
やっと、辿り着いた周囲に水を与えていく。
「唯、いい?」
「う、、、、ん。」

収縮する唯の局部に僕の舌の先端が徐々に、命の水を与えていく。自ら、溢れ出させた水とが合流する。
唯はもう、我を忘れているようだ。充分な水分を貯えた局部に僕は、指を忍ばせていく。
今ままでのどこよりも熱く火照っている。

唯は、身体の外と中で火照り、汗をかいているようだった。もう、僕も我を忘れかけてきた。

「修の欲しい、、、。」
限界に達した唯が漏らした。
僕も唯が欲しい。今日は、唯の全てが欲しい。

「唯、、、今日は、つけなくていい?」
そのままで唯を感じたいと思った。
唯の気持ちも一緒だった。

僕は、ありのままの状態でゆっくりと唯の中へと侵入していった。
その侵入を拒みながら、でも受け入れながら、唯の身体が弧を描いていく。

唯、唯が欲しい。
今、一つになった二人がいる。
ずっと二人が望んでいたこと、、、。
僕も唯も頭の中はもうすでに真っ白だった。
このままでずっと居れたらと望んで止まない。

僕は、ゆっくりと腰を動かしていった。
その一行程ごとに僕と唯が吐息を漏らす。
『もうどうなってもいい』、この至福の時間を共有している。
そう思っただけで、、、。唯の声もそのトーンを上げていく。

息が荒い。

僕も、完全に我を忘れている。
唯をもっと、望む通りにしてあげたい。今までに感じたこともない感覚を、、、。
そして、もしできることなら、僕の子供を唯に産ませたい。そう思っていた。

唯をもっと、もっと、真相心理で幸福を感じさせたい。
二人の我慢は限界に達した。一気にこの幸福を吐き出した。
我に帰った後も凄く息が荒い。咽が痛い。身体が熱い。腰が重い、、、。

でも、今日はまだその余韻が残っている。
そのまま、唯にありがとうの意味を込めてキスをした。
「唯、僕の前に現れてくれてありがとう。」
その後も、尽きない二人は今、思ったことをお互いに正直に申告した。
唯とは、前にも実際に身体を合わせたことがきっとあると思った。
唯を懐かしいとさえ思う。
二人が出逢うことは、約束されていたんだ。

何百年も前から、、、。

そう思わざるをえなかった。やっと、逢えたのだ。

運命の人。

場所や時間を超えて、、、。
そう思いながら、暫しの別れを告げて、OFFのボタンを押したのだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界転移物語

月夜
ファンタジー
このところ、日本各地で謎の地震が頻発していた。そんなある日、都内の大学に通う僕(田所健太)は、地震が起こったときのために、部屋で非常持出袋を整理していた。すると、突然、めまいに襲われ、次に気づいたときは、深い森の中に迷い込んでいたのだ……

最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である

megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。

【第一章】狂気の王と永遠の愛(接吻)を

逢生ありす
ファンタジー
 女性向け異世界ファンタジー(逆ハーレム)です。ヤンデレ、ツンデレ、溺愛、嫉妬etc……。乙女ゲームのような恋物語をテーマに偉大な"五大国の王"や"人型聖獣"、"謎の美青年"たちと織り成す極甘長編ストーリー。ラストに待ち受ける物語の真実と彼女が選ぶ道は――? ――すべての女性に捧げる乙女ゲームのような恋物語―― 『狂気の王と永遠の愛(接吻)を』 五大国から成る異世界の王と たった一人の少女の織り成す恋愛ファンタジー ――この世界は強大な五大国と、各国に君臨する絶対的な『王』が存在している。彼らにはそれぞれを象徴する<力>と<神具>が授けられており、その生命も人間を遥かに凌駕するほど長いものだった。 この物語は悠久の王・キュリオの前に現れた幼い少女が主人公である。 ――世界が"何か"を望んだ時、必ずその力を持った人物が生み出され……すべてが大きく変わるだろう。そして…… その"世界"自体が一個人の"誰か"かもしれない―― 出会うはずのない者たちが出揃うとき……その先に待ち受けるものは? 最後に待つのは幸せか、残酷な運命か―― そして次第に明らかになる彼女の正体とは……?

無能妃候補は辞退したい

水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。 しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。 帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。 誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。 果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか? 誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。 この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。

処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ

シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。  だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。 かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。 だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。 「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。 国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。 そして、勇者は 死んだ。 ──はずだった。 十年後。 王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。 しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。 「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」 これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。 彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

処理中です...