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まったり地球での生活編
名誉挽回の処方箋7
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「それはPKっしょ」
トランペットサイズのフランスパンをもぐもぐやりながら京子が言った。フランスパンにはハムやチーズ、レタス、トマトなど様々な具材が挟まれていてサンドイッチみたいになっている。
昼休み。貴重な睡眠時間を削って、私は京子の食いっぷりをぼーっと眺め――もとい、話を聞いていた。
「ピーケー?」
「そそ。Player Kill 略してPK。MMORPGの醍醐味は、仲間と協力してモンスターを倒すところにあるんだけど、MKOはプレイヤーを攻撃して殺すことができるっしょ。殺伐としていて嫌だからわたしは引退したわけだけど」
「それって何とかならないの? 例えば、警察機構のようなものに通報するとか」
「ん-、たしかに街の中なら衛兵がいるから手を出せないんだけど、街の外になると実質無法地帯だから難しいねい。仮に運営に訴え出たところで仕様ですって言われるだけだし」
むう、とうなり声が出た。
そういうゲームだからと言われてしまえば返す言葉もない。それが嫌なら、京子と同じようにゲームを辞めるべきなのだろう。
しかし、私には辞めることのできない理由がある。
「できることをできる範囲でやっていくしかないわね」
「助太刀したいけど、辞める時に装備とか全部友達にあげちゃったからなぁ」
大きく頬張った口元をむしゃむしゃとやりながら、眉毛だけが困ったように歪曲している。その優しさに私はゆるゆると首を振る。
「ううん。京子にまでストレスを感じてほしくないわ。私はこういうストレスに耐性あるほうだから大丈夫よ」
元々、手伝おうかと京子は言ってくれていて、それを断ったのは私だ。
京子が起きている時間にプレイできればいいのだけれど、ムー太をほっぽりだしてMMORPGに興じては本末転倒というもの。ムー太を悲しませてしまっては元も子もない。まったくの無意味なのである。
だから私がMKOをプレイできるのは、ムー太を寝かしつけてからの深夜の時間帯のみ。いくら親友といえども、睡眠時間を削ってまで深夜に付き合わせるのには抵抗がある。もっとも、自力でどうにかしたいという気持ち――意地のようなものがあるのも否定できないのだけれど。
「でも、多分そいつまた来ると思うっしょ」
私はため息とともに頷く。
ムー太の農場を何度もしつこく荒らしに来るような奴のことだ。それは予想していたことだった。
倒された場合のペナルティは経験値が2%ダウンと所持金の一割をその場に落としてしまうことの二つ。経験値に関しては誤差みたいなもので数分で取り返すことができるので問題はない。所持金に関しても、狩りに行く前に倉庫に全額預けることで被害を最小限に抑えることができる。
正直なところ、物質的なダメージよりも、何度も攻撃されて倒される精神的なダメージのほうが深刻だろう。
されるがまま、というのは性に合わない。かと言って、戦っても勝ち目がないのは一撃で葬られたことからも明らかである。
悔しいけれど、ネットゲームの世界での私は、初心者に毛が生えた程度の実力でしかないのだ。
「仕方ないわ。相手が飽きるまで何度でもやり直してやるつもり。効率は落ちるだろうけど、忍耐強く我慢するほかないと思うの」
ムー太は一か月以上にも及ぶ長い期間、嫌がらせを受け続けた。それでも諦めることなく最後まで勇敢に戦い抜いた。この程度でへこたれていてはムー太に申し訳が立たない。
十回やられたら十一回起き上がればいい。百回やられたら百一回起き上がればいい。七転び八起きの精神。それはムー太の意志を受け継ぐようなもの。何度やられたとしても目的を達成できれば、私の――いや、私たちの勝ちだ。絶対に諦めてなるものか。
「そういえば」
フランスパンからはみ出たハムが落ちないように、じゅるりと舌先ですくうようにして食べながら京子が言った。器用な娘である。
「そいつの所属ギルドはわかるかい? わたしが懇意にしてたギルドなら相談してやめさせることができるかも」
「うーん、どうだったかなぁ」
私は今朝のことを思い出そうと頭を捻る。
ギルド名は、プレイヤー名の上に表示される。
プレイヤー名はたしか暗黒卿。ギルド名は――
「蒼天騎士団。だったかな」
京子の顔が一層曇った。フランスパンを力強く咀嚼する顎の動きまでもが鈍っている。彼女は口の中のフランスパンを完全に飲み込んでから言った。
「それは鯖最強のギルドっしょ。昔はまともなギルドで交流もあったんだけど、王城戦で勝つために色んな人材を集めて、それで変わっちゃって」
王城戦とは、王都の支配権を賭けて争われるギルド間戦争のことである。
毎週土曜日。20時から22時の間に、専用のマップで王者ギルドとその他のギルドでその覇が競われる。戦争と銘打ってはあるけれど、実際は、その場ですべてが完結する競技形式となっている。また、フィールドでのPKと異なり、王城戦中の死亡ペナルティは存在しない。なので、基本的に後腐れはなく、仲の良いギルド同士でもバチバチやりあったりするものらしい。
鯖を代表するプレイヤーたちで競われる祭典。
それは例えるなら全国大会みたいなものだろうか。
強豪校が優秀な選手の確保に乗り出すように、ギルド間の競争に勝つために優秀な人材を募る。それはよくあることのように思える。しかし、実際に集まった人材は、
「優秀であったと同時にならず者だった」
「そそ。瞬く間に当時最強だったギルドを破り、王座にまで上り詰めた。だけど同時にその威光を後ろ盾に暴れまわる連中がいた。敵対するギルドにはPKを仕掛けるなんてことまで積極的にやってきた」
王城戦はその場で完結する後腐れのない競技ルール。
敵対したからといってPKを仕掛けるのはやりすぎのように思える。
それは現実世界で例えるなら、試合が終わった後にお礼参りにいくようなもの。
「ギルドマスターはまともな人なのよね。注意とかしなかったの?」
「ギルド内には強硬派と穏健派がいるんだけど、ちょうど半々ぐらいでね。強硬派を敵に回してギルドが分裂すると王城を維持することができなくなっちゃう。だから、ギルドの利益を考えて黙認してるんだろうけど……もしかするとギルマスにはもう実権がないのかも」
急激に人を増やしすぎたせいで舵取りができなくなっているということか。ならず者たちに飲み込まれ、声の大きな人たちの意見が通るようになってしまった。
「鯖最強の称号と引き換えに、周囲のギルドとの関係は悪化、か」
「そそ。わたしも昔はよく蒼天騎士団の人と一緒に狩りをしてたんだけどねい。仲良かった人たちと敵対して戦うのは性に合わなかったわけで」
「まだ引退して日も浅いんでしょう。未練はないわけ?」
「ん-、PVPは疲れるっしょ」
※PVPはPlayer vs Playerの略。対人戦を意味する。
「ま、それもそっか。私も目的がなければとっくに投げ出してるわ」
暗く沈んでいた京子の顔がパッと華やぐように輝いた。白い歯を見せてガハハと笑う。
「ナナっちが三日以上ネットゲームを続けてる時点で奇跡っしょ」
「たしかに」
私もつられて笑い声をあげる。
食べかけで放置されていたフランスパンに京子がかじりつく。
いつも通りの日常。
ネット世界の悪意が、現実世界にまで漏れ出てくることはない。
所詮は仮初の出来事。
失うものは何もなく。ならば恐れることはなにもない。
私はそっと拳を握りしめるのだった。
トランペットサイズのフランスパンをもぐもぐやりながら京子が言った。フランスパンにはハムやチーズ、レタス、トマトなど様々な具材が挟まれていてサンドイッチみたいになっている。
昼休み。貴重な睡眠時間を削って、私は京子の食いっぷりをぼーっと眺め――もとい、話を聞いていた。
「ピーケー?」
「そそ。Player Kill 略してPK。MMORPGの醍醐味は、仲間と協力してモンスターを倒すところにあるんだけど、MKOはプレイヤーを攻撃して殺すことができるっしょ。殺伐としていて嫌だからわたしは引退したわけだけど」
「それって何とかならないの? 例えば、警察機構のようなものに通報するとか」
「ん-、たしかに街の中なら衛兵がいるから手を出せないんだけど、街の外になると実質無法地帯だから難しいねい。仮に運営に訴え出たところで仕様ですって言われるだけだし」
むう、とうなり声が出た。
そういうゲームだからと言われてしまえば返す言葉もない。それが嫌なら、京子と同じようにゲームを辞めるべきなのだろう。
しかし、私には辞めることのできない理由がある。
「できることをできる範囲でやっていくしかないわね」
「助太刀したいけど、辞める時に装備とか全部友達にあげちゃったからなぁ」
大きく頬張った口元をむしゃむしゃとやりながら、眉毛だけが困ったように歪曲している。その優しさに私はゆるゆると首を振る。
「ううん。京子にまでストレスを感じてほしくないわ。私はこういうストレスに耐性あるほうだから大丈夫よ」
元々、手伝おうかと京子は言ってくれていて、それを断ったのは私だ。
京子が起きている時間にプレイできればいいのだけれど、ムー太をほっぽりだしてMMORPGに興じては本末転倒というもの。ムー太を悲しませてしまっては元も子もない。まったくの無意味なのである。
だから私がMKOをプレイできるのは、ムー太を寝かしつけてからの深夜の時間帯のみ。いくら親友といえども、睡眠時間を削ってまで深夜に付き合わせるのには抵抗がある。もっとも、自力でどうにかしたいという気持ち――意地のようなものがあるのも否定できないのだけれど。
「でも、多分そいつまた来ると思うっしょ」
私はため息とともに頷く。
ムー太の農場を何度もしつこく荒らしに来るような奴のことだ。それは予想していたことだった。
倒された場合のペナルティは経験値が2%ダウンと所持金の一割をその場に落としてしまうことの二つ。経験値に関しては誤差みたいなもので数分で取り返すことができるので問題はない。所持金に関しても、狩りに行く前に倉庫に全額預けることで被害を最小限に抑えることができる。
正直なところ、物質的なダメージよりも、何度も攻撃されて倒される精神的なダメージのほうが深刻だろう。
されるがまま、というのは性に合わない。かと言って、戦っても勝ち目がないのは一撃で葬られたことからも明らかである。
悔しいけれど、ネットゲームの世界での私は、初心者に毛が生えた程度の実力でしかないのだ。
「仕方ないわ。相手が飽きるまで何度でもやり直してやるつもり。効率は落ちるだろうけど、忍耐強く我慢するほかないと思うの」
ムー太は一か月以上にも及ぶ長い期間、嫌がらせを受け続けた。それでも諦めることなく最後まで勇敢に戦い抜いた。この程度でへこたれていてはムー太に申し訳が立たない。
十回やられたら十一回起き上がればいい。百回やられたら百一回起き上がればいい。七転び八起きの精神。それはムー太の意志を受け継ぐようなもの。何度やられたとしても目的を達成できれば、私の――いや、私たちの勝ちだ。絶対に諦めてなるものか。
「そういえば」
フランスパンからはみ出たハムが落ちないように、じゅるりと舌先ですくうようにして食べながら京子が言った。器用な娘である。
「そいつの所属ギルドはわかるかい? わたしが懇意にしてたギルドなら相談してやめさせることができるかも」
「うーん、どうだったかなぁ」
私は今朝のことを思い出そうと頭を捻る。
ギルド名は、プレイヤー名の上に表示される。
プレイヤー名はたしか暗黒卿。ギルド名は――
「蒼天騎士団。だったかな」
京子の顔が一層曇った。フランスパンを力強く咀嚼する顎の動きまでもが鈍っている。彼女は口の中のフランスパンを完全に飲み込んでから言った。
「それは鯖最強のギルドっしょ。昔はまともなギルドで交流もあったんだけど、王城戦で勝つために色んな人材を集めて、それで変わっちゃって」
王城戦とは、王都の支配権を賭けて争われるギルド間戦争のことである。
毎週土曜日。20時から22時の間に、専用のマップで王者ギルドとその他のギルドでその覇が競われる。戦争と銘打ってはあるけれど、実際は、その場ですべてが完結する競技形式となっている。また、フィールドでのPKと異なり、王城戦中の死亡ペナルティは存在しない。なので、基本的に後腐れはなく、仲の良いギルド同士でもバチバチやりあったりするものらしい。
鯖を代表するプレイヤーたちで競われる祭典。
それは例えるなら全国大会みたいなものだろうか。
強豪校が優秀な選手の確保に乗り出すように、ギルド間の競争に勝つために優秀な人材を募る。それはよくあることのように思える。しかし、実際に集まった人材は、
「優秀であったと同時にならず者だった」
「そそ。瞬く間に当時最強だったギルドを破り、王座にまで上り詰めた。だけど同時にその威光を後ろ盾に暴れまわる連中がいた。敵対するギルドにはPKを仕掛けるなんてことまで積極的にやってきた」
王城戦はその場で完結する後腐れのない競技ルール。
敵対したからといってPKを仕掛けるのはやりすぎのように思える。
それは現実世界で例えるなら、試合が終わった後にお礼参りにいくようなもの。
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「ギルド内には強硬派と穏健派がいるんだけど、ちょうど半々ぐらいでね。強硬派を敵に回してギルドが分裂すると王城を維持することができなくなっちゃう。だから、ギルドの利益を考えて黙認してるんだろうけど……もしかするとギルマスにはもう実権がないのかも」
急激に人を増やしすぎたせいで舵取りができなくなっているということか。ならず者たちに飲み込まれ、声の大きな人たちの意見が通るようになってしまった。
「鯖最強の称号と引き換えに、周囲のギルドとの関係は悪化、か」
「そそ。わたしも昔はよく蒼天騎士団の人と一緒に狩りをしてたんだけどねい。仲良かった人たちと敵対して戦うのは性に合わなかったわけで」
「まだ引退して日も浅いんでしょう。未練はないわけ?」
「ん-、PVPは疲れるっしょ」
※PVPはPlayer vs Playerの略。対人戦を意味する。
「ま、それもそっか。私も目的がなければとっくに投げ出してるわ」
暗く沈んでいた京子の顔がパッと華やぐように輝いた。白い歯を見せてガハハと笑う。
「ナナっちが三日以上ネットゲームを続けてる時点で奇跡っしょ」
「たしかに」
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