9 / 9
追憶『~高校生チャンピオン、山形瑞樹~』
しおりを挟む
全中が終わってから、三ヶ月宇近く経った11月のこと。
『かははっ、あー負けた、負けたー』
全中ベスト4という華々しい結果を中体連の大会で最後に残した山形瑞樹は、それはもう潔いほどに清々しい声を上げながら、自分が負けたという事実を実感しそれを口に出していた。
――負けるはずがない。
そんな自惚れがなかったことに、たった今試合をしたばかりだった紘無にもより伝わっていた。
ただ強い相手と試合がしたくて仕方ない。
自分の前に立ちはだかって来た相手は、誰であろうと情け容赦なく叩き潰す。
そんな気概があるのと同時に、負けた後に対する悔しさがあまりにもないことに、紘無は少しだけ不思議に思っていた。
なので、試合が終わったばかりでたった今自分が負かしたばかりの、ネットを挟んですぐ斜向かいにいる人物にこう質問したのも、必然だったのかもしれない。
『負けて、悔しくはないんですか?』
と。
問われて一瞬、キョトンとする山形だったが、ただ純粋に疑問に思ったから口にした、というだけで特に悪気がないことが伝わり、ニシッと笑みを浮かべながら答えた。
『悔しくないなんてことは、もちろんないぞ? 勝てば嬉しいし負ければ悔しい。でもなあ、悔しいと思う以上に、まだ見たことのない強者が俺の前に現れてくれたんだ。それも自分の武器とするものを完全に封じられたときては、これ以上に面白いことなんて――無いとは思わないか?』
『……』
その言葉の意味を理解できず、結局はそのまま一言も話すことはなかった。
それからはお互いに合間見えることはなかったけど、2人はともに全国屈指の強者として知られることとなった。
翌年の全中で紘無は転校して来た花柳とペアーを組み、全中初出場にして初優勝を飾り。
また、山形瑞樹もインハイ初出場にして、初優勝の栄光を手にした。
お互いに全日本アンダーに入っていたこともあって、練習会の時に顔を合わせることはあっても再戦することなく時間は過ぎていった。
最後の全中が終わり、人気の少ない影が出来ている、建物の壁にもたれかかっている紘無の元を訪れる者がいた。
首にかけたタオルで顔を拭いていた所為か、その人物に紘無は最初気づかなかったが、拭き終わってようやく気がついた。
顔を横に、その人物が立つ方へと視線を向ける。
『よう、久しぶりだな』
紘無が視線を向けたそのタイミングで現れた山形瑞樹は、軽く手を挙げて挨拶をしてきた。
ユニフォームを着た選手が行き交うテニスコートでは異質の、高校生らしいおしゃれをした私服姿で。
『……2ヶ月ぶりだと思いますけど』
『ん? そうだったか?』
『はい』
中体連の夏季大会が始まる前、全日本アンダーの合宿があったから覚えている。もちろん山形瑞樹も出席していた。でも、何故か彼は忘れているようだった……。
それから山形は、そんなことはどうでもいいと、初めて試合をした時と同じように声を上げながら笑い飛ばした。
『まあ、気にするな』
『……』
紘無とて別に気にしている訳ではない。むしろそのかなり適当な性格をしていることが、気がかりではあるが。
しばらく笑った後、突然、山形は笑みを消し去った。
出会ってから初めて見るとても真面目な表情に、紘無は少し不思議に思いながらも、恐らくその真意は自分でわかっていたのだろう。試合が終わったばかりで声を掛けに来たということは、試合のことについて何かを言いに来たのだと。
だから自分から真っ先に言葉にした。どこかその事実を、他人に突きつけられるのは癪だったから。
『まさか、自分が負けるとは思いもしませんでした』
『……』
しかし無言で返される。紘無は言葉を続けた。
『別に去年優勝したからといって、また優勝するとも思っていませんでした。それでも客観的に見ても、最初の試合運びはどうしてもこちらに分があった』
どこから崩れたのかはわからない。けれど気づいた時にはファイナルゲームまで行っていて、そしてデュース合戦の末――――負けた。
頭の中でも口に出しても、どちらでも負けたということを言葉にする度、それはより心の中に響いて、より実感させられる。
自分は負けたのだと。
自身の胸に鋭利な刃物となって突き刺さり、痛いほど響いてくる。
それでも涙が出てこないのは、負けたという事実を本当の意味で受け止められていないからか、既にどこか割り切れているからか。
どちらかはわからないが、それとはまた別のことを、高校生チャンピオンである山形瑞樹は言った。
『……技術面では確かに成長しているし、あの時、俺と試合した時よりも確かにお前は強くなっている。もちろん自惚れていなかったということもわかっている』
だが、と山形は言って、言葉を続けた。
『俺の見解からすると、あの結果となるのは必然だったとしか言いようがない』
『⁉』
紘無の刹那の驚きにも一切表情を変えることなく、山形は真っ直ぐと紘無を見据えていた。
『最初から見させてもらっていたが、心のあり方だけは、昔から一切変わっていない。「悔しくないのか?」とお前が俺に訊ねた、あの時から』
『……』
今度は紘無に驚きはなかった。
確かにそうなのかもしれないと、自分でも思い当たるところがあったから。
けれどそれだけで引き下がれるほど、紘無は自分が弱いとは思っていない。むしろ冷静な判断で物事を捉え、試合に生かす。それができる人間だと自分自身を評している。
『だったら、』
『ん?』
壁から背中を離す。首に掛けていたタオルを取り払い、言い放った。鋭い眼差しでも、声音は落ち着いた様子で。
『俺と試合をしてください』
たったその一言を口にした、刹那。
日陰に吹く風はまだ完全に拭いきれていない肌に当たり、若干の肌寒さを覚える。それでも2年連続シングルスで高校生の頂点に立つ男を見据え、彼の言葉を待った。
しばら見つめ合う両者。
試合の申し込まれたことに対し山形に驚いた様子はなく、ふっと笑ってから背を向け歩き出した。
『ちょうど一週間後の土曜日だ。京都の洛南商業高校に来い。顧問には話を通しておくから、直接コートに来ればいい』
それは試合をしてくれるということなのだと、紘無は判断した。
敗北がいまだ心の中に焼き付いているにも関わらず、既に全中から一週間が過ぎていた。そして迎えた今日は高校生チャンピオンとなった山形瑞樹との再戦の日。
電車で片道1時間半の道のりを行きたどり着いたのは、京都にある洛南商業高校。
着いてからすぐコートに向かうと、そこは閑散としており、試合相手である山形瑞樹ただ1人だけが紘無を待っていた。
『おっ? 来たな』
コートに入るとすぐ、ラケットを持ってベースラインに立っていた山形瑞樹は紘無に近づきながら声をかけて来た。
『はい。他に人は……いないんですね』
『ん? ……ああ、今日はオフだしな。うちは普段の練習がハードだからオフにまで練習するやつはあまりいないんだよ』
洛南商業高校の練習は全国的に見てもかなり厳しいというのは一般的に知られていることなので、その情報に関して紘無に、驚きはなかった。
けれど、コートの向こう側に転がるたくさんのボールを見れば、間違いなくさっきまで練習していたということがわかる。
自分との再戦のために練習をしていた――ということでは無いのだろうと、山形瑞樹が高校に上がってから残した数々の栄光を知るだけでもそれは明らかだった。
――この人は、オフでも練習している。
『オフの日ぐらい、休んだほうがいいと思いますよ』
『いやー、授業中はテニスしていないからオフみたいなもんだし、毎日ちゃんと寝てるから大丈夫だろ』
『……』
それは実際どうなのか。
丸一日休みの日を作りたくないということなのは紘無にも理解できたが、毎日ボールを打てるという環境にはないので、正直なところ羨ましいという思いも密かに秘めていた。ラケットを握らないということは、テニスを始めてから一日たりともなかったが。
『まあ、とりあえず、…………やるか?』
突如身に纏う雰囲気を一変させると、高校生チャンピオンは、挑発的な笑みを浮かべてきて、
『ええ、いいですよ』
と、それに紘無も応え、今、再戦の火蓋が切って落とされた。
***
『これで、俺の勝ちだな』
二人以外は誰も居ない、洛南商業高校のテニスコート。そこに響いた声は、高校生チャンピオンである山形瑞樹のものだった。ネット傍まで歩みより、ベースラインで息を切らした紘無を特に疲れた様子もなく見ている。
ゲームカウントは「4―3」とファイナルゲームまでいって敗れたが、それ以上に、セットカウント以上に実力差は明らかだった。
現に紘無は初めてと思えるほど、息切れが酷かったし、汗の量も普段より幾分か多く出ていた。
次やっても、恐らく勝てるかどうか……と、思ったところで、
『何ならもう一試合やるか? それでも結果は変わらないと思うが』
普段と何ら変わらない声音なのに、どこか怒気を孕んでいるように感じる声を、山形瑞樹が放つ。
けれど、そんなやる意味のあるかわからない再戦を申し込まなくとも、既に紘無の意思は決まっていた。
肩の荷が降りたように息を吐くと、紘無は言わなければいけない言葉を告げる。どうしてかわからないけど、この人には言うべきだと、そう思ったから。
『ありがとう、ございました……』
と。
紘無はそれだけを言うと、洛南商業高校のテニスコートを後にして、ソフトテニスの最前線で戦う山形瑞樹に別れを告げた。
それは同時に、紘無がソフトテニスの最前線から離れることを意味していた。
『かははっ、あー負けた、負けたー』
全中ベスト4という華々しい結果を中体連の大会で最後に残した山形瑞樹は、それはもう潔いほどに清々しい声を上げながら、自分が負けたという事実を実感しそれを口に出していた。
――負けるはずがない。
そんな自惚れがなかったことに、たった今試合をしたばかりだった紘無にもより伝わっていた。
ただ強い相手と試合がしたくて仕方ない。
自分の前に立ちはだかって来た相手は、誰であろうと情け容赦なく叩き潰す。
そんな気概があるのと同時に、負けた後に対する悔しさがあまりにもないことに、紘無は少しだけ不思議に思っていた。
なので、試合が終わったばかりでたった今自分が負かしたばかりの、ネットを挟んですぐ斜向かいにいる人物にこう質問したのも、必然だったのかもしれない。
『負けて、悔しくはないんですか?』
と。
問われて一瞬、キョトンとする山形だったが、ただ純粋に疑問に思ったから口にした、というだけで特に悪気がないことが伝わり、ニシッと笑みを浮かべながら答えた。
『悔しくないなんてことは、もちろんないぞ? 勝てば嬉しいし負ければ悔しい。でもなあ、悔しいと思う以上に、まだ見たことのない強者が俺の前に現れてくれたんだ。それも自分の武器とするものを完全に封じられたときては、これ以上に面白いことなんて――無いとは思わないか?』
『……』
その言葉の意味を理解できず、結局はそのまま一言も話すことはなかった。
それからはお互いに合間見えることはなかったけど、2人はともに全国屈指の強者として知られることとなった。
翌年の全中で紘無は転校して来た花柳とペアーを組み、全中初出場にして初優勝を飾り。
また、山形瑞樹もインハイ初出場にして、初優勝の栄光を手にした。
お互いに全日本アンダーに入っていたこともあって、練習会の時に顔を合わせることはあっても再戦することなく時間は過ぎていった。
最後の全中が終わり、人気の少ない影が出来ている、建物の壁にもたれかかっている紘無の元を訪れる者がいた。
首にかけたタオルで顔を拭いていた所為か、その人物に紘無は最初気づかなかったが、拭き終わってようやく気がついた。
顔を横に、その人物が立つ方へと視線を向ける。
『よう、久しぶりだな』
紘無が視線を向けたそのタイミングで現れた山形瑞樹は、軽く手を挙げて挨拶をしてきた。
ユニフォームを着た選手が行き交うテニスコートでは異質の、高校生らしいおしゃれをした私服姿で。
『……2ヶ月ぶりだと思いますけど』
『ん? そうだったか?』
『はい』
中体連の夏季大会が始まる前、全日本アンダーの合宿があったから覚えている。もちろん山形瑞樹も出席していた。でも、何故か彼は忘れているようだった……。
それから山形は、そんなことはどうでもいいと、初めて試合をした時と同じように声を上げながら笑い飛ばした。
『まあ、気にするな』
『……』
紘無とて別に気にしている訳ではない。むしろそのかなり適当な性格をしていることが、気がかりではあるが。
しばらく笑った後、突然、山形は笑みを消し去った。
出会ってから初めて見るとても真面目な表情に、紘無は少し不思議に思いながらも、恐らくその真意は自分でわかっていたのだろう。試合が終わったばかりで声を掛けに来たということは、試合のことについて何かを言いに来たのだと。
だから自分から真っ先に言葉にした。どこかその事実を、他人に突きつけられるのは癪だったから。
『まさか、自分が負けるとは思いもしませんでした』
『……』
しかし無言で返される。紘無は言葉を続けた。
『別に去年優勝したからといって、また優勝するとも思っていませんでした。それでも客観的に見ても、最初の試合運びはどうしてもこちらに分があった』
どこから崩れたのかはわからない。けれど気づいた時にはファイナルゲームまで行っていて、そしてデュース合戦の末――――負けた。
頭の中でも口に出しても、どちらでも負けたということを言葉にする度、それはより心の中に響いて、より実感させられる。
自分は負けたのだと。
自身の胸に鋭利な刃物となって突き刺さり、痛いほど響いてくる。
それでも涙が出てこないのは、負けたという事実を本当の意味で受け止められていないからか、既にどこか割り切れているからか。
どちらかはわからないが、それとはまた別のことを、高校生チャンピオンである山形瑞樹は言った。
『……技術面では確かに成長しているし、あの時、俺と試合した時よりも確かにお前は強くなっている。もちろん自惚れていなかったということもわかっている』
だが、と山形は言って、言葉を続けた。
『俺の見解からすると、あの結果となるのは必然だったとしか言いようがない』
『⁉』
紘無の刹那の驚きにも一切表情を変えることなく、山形は真っ直ぐと紘無を見据えていた。
『最初から見させてもらっていたが、心のあり方だけは、昔から一切変わっていない。「悔しくないのか?」とお前が俺に訊ねた、あの時から』
『……』
今度は紘無に驚きはなかった。
確かにそうなのかもしれないと、自分でも思い当たるところがあったから。
けれどそれだけで引き下がれるほど、紘無は自分が弱いとは思っていない。むしろ冷静な判断で物事を捉え、試合に生かす。それができる人間だと自分自身を評している。
『だったら、』
『ん?』
壁から背中を離す。首に掛けていたタオルを取り払い、言い放った。鋭い眼差しでも、声音は落ち着いた様子で。
『俺と試合をしてください』
たったその一言を口にした、刹那。
日陰に吹く風はまだ完全に拭いきれていない肌に当たり、若干の肌寒さを覚える。それでも2年連続シングルスで高校生の頂点に立つ男を見据え、彼の言葉を待った。
しばら見つめ合う両者。
試合の申し込まれたことに対し山形に驚いた様子はなく、ふっと笑ってから背を向け歩き出した。
『ちょうど一週間後の土曜日だ。京都の洛南商業高校に来い。顧問には話を通しておくから、直接コートに来ればいい』
それは試合をしてくれるということなのだと、紘無は判断した。
敗北がいまだ心の中に焼き付いているにも関わらず、既に全中から一週間が過ぎていた。そして迎えた今日は高校生チャンピオンとなった山形瑞樹との再戦の日。
電車で片道1時間半の道のりを行きたどり着いたのは、京都にある洛南商業高校。
着いてからすぐコートに向かうと、そこは閑散としており、試合相手である山形瑞樹ただ1人だけが紘無を待っていた。
『おっ? 来たな』
コートに入るとすぐ、ラケットを持ってベースラインに立っていた山形瑞樹は紘無に近づきながら声をかけて来た。
『はい。他に人は……いないんですね』
『ん? ……ああ、今日はオフだしな。うちは普段の練習がハードだからオフにまで練習するやつはあまりいないんだよ』
洛南商業高校の練習は全国的に見てもかなり厳しいというのは一般的に知られていることなので、その情報に関して紘無に、驚きはなかった。
けれど、コートの向こう側に転がるたくさんのボールを見れば、間違いなくさっきまで練習していたということがわかる。
自分との再戦のために練習をしていた――ということでは無いのだろうと、山形瑞樹が高校に上がってから残した数々の栄光を知るだけでもそれは明らかだった。
――この人は、オフでも練習している。
『オフの日ぐらい、休んだほうがいいと思いますよ』
『いやー、授業中はテニスしていないからオフみたいなもんだし、毎日ちゃんと寝てるから大丈夫だろ』
『……』
それは実際どうなのか。
丸一日休みの日を作りたくないということなのは紘無にも理解できたが、毎日ボールを打てるという環境にはないので、正直なところ羨ましいという思いも密かに秘めていた。ラケットを握らないということは、テニスを始めてから一日たりともなかったが。
『まあ、とりあえず、…………やるか?』
突如身に纏う雰囲気を一変させると、高校生チャンピオンは、挑発的な笑みを浮かべてきて、
『ええ、いいですよ』
と、それに紘無も応え、今、再戦の火蓋が切って落とされた。
***
『これで、俺の勝ちだな』
二人以外は誰も居ない、洛南商業高校のテニスコート。そこに響いた声は、高校生チャンピオンである山形瑞樹のものだった。ネット傍まで歩みより、ベースラインで息を切らした紘無を特に疲れた様子もなく見ている。
ゲームカウントは「4―3」とファイナルゲームまでいって敗れたが、それ以上に、セットカウント以上に実力差は明らかだった。
現に紘無は初めてと思えるほど、息切れが酷かったし、汗の量も普段より幾分か多く出ていた。
次やっても、恐らく勝てるかどうか……と、思ったところで、
『何ならもう一試合やるか? それでも結果は変わらないと思うが』
普段と何ら変わらない声音なのに、どこか怒気を孕んでいるように感じる声を、山形瑞樹が放つ。
けれど、そんなやる意味のあるかわからない再戦を申し込まなくとも、既に紘無の意思は決まっていた。
肩の荷が降りたように息を吐くと、紘無は言わなければいけない言葉を告げる。どうしてかわからないけど、この人には言うべきだと、そう思ったから。
『ありがとう、ございました……』
と。
紘無はそれだけを言うと、洛南商業高校のテニスコートを後にして、ソフトテニスの最前線で戦う山形瑞樹に別れを告げた。
それは同時に、紘無がソフトテニスの最前線から離れることを意味していた。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
二重のカーテン (スカートの下の黒い意志)
MisakiNonagase
青春
洗濯物の隙間に隠したのは、母としての祈りと、娘のプライド。
かつて、女子高生という生き物はもっと無防備で、自由だった。
44歳の主婦、愛子が朝のベランダで手にするのは、娘たちが毎日履き替える漆黒のオーバーパンツ、通称「黒パン」。それは、令和を生きる娘たちが自らの尊厳を守るために身に着ける、鉄壁の「鎧」だった。
小学校時代のママ友たちとのランチ会。そこで語られるのは、ブルセラショップに下着を売っていた奔放な50代、無防備なまま凛と歩くしかなかった40代、そして「見せないこと」に命を懸ける10代の、あまりに深い断絶。さらには、階段で石像のように固まる父、生徒の背後に立たないよう神経を削る教師……。
一枚の黒い布を通して浮き彫りになる、現代社会の歪さと、その根底にある不器用なまでの「優しさ」。
ベランダに干された黒いカーテンの向こう側に、あなたは何を見ますか?
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる