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episode.4
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慌ただしい週始めとなったので、すっかり会社に来るまで忘れていた。
今日はスノーさんとの打ち合わせが入ってたのだ。
この前の会食時、新しい広告の発注が決まって我社にお越し頂く事になっていた。
スノー営業部長と私の義息子、参上。
「どうもお久しぶりです~」
会議室の入口で出迎えて白々しく挨拶。お通し途中に、彼はこそっと。
「今朝ぶりです(ボソッ)」
「(ビクッ)!」
義息子よ…
着替えてから出勤すると早く出たのに、
なぜそのままなんだ!?
そして私の朝トーストも咥えて行ったのに、
なぜ不機嫌なのよ!?
息子の不可解行動に頭を悩ます、
世のお母さん方!お察しします (T^T)
ガックリの着席。
そこへ後輩のお茶出しが。
「ありがとう」
ぐるっと回って、彼の後ろで立ち止まる。
「あれ?(クンクン)
永井さん、凄く良い香りしますね」
「「!?!?」」
「シャンプーかな?柔軟剤かな?」
「「(ギクッ)!(ヤベ)!」」
あ"~
私のハーブシャンプーを使っていたのか!?
ちっさいのにお高いのよ!
そうじゃないっ
「でも、さっきも同じ香りが…」
クンクンしながら後輩が戻ってくる。
おいぃ、お前は警察犬なのか?
どっちも当たってるよぉ。
「やっぱり!関さんと同じ!…え?」
「「「 え!?(全員)」」」
凍てつく空気。
ど、ど、どうしよう~
ここでバレたら、社会的制裁の集中攻撃!?
私は視線を独り占めしてしまって、反発する言葉を声に出せない。
「…うっ」
「彼女と同じの使ってるんじゃない
ですか?」
ツンで一答を投じる永井さん。
そして、「あ~」な納得の皆さん。
その表情は…
ありえない。関さんとなんて。
心の声、
漏れてますよ。
内心、シュンのホッ。
「やっぱお前彼女できたの?
ユーコさんて、スマホ見たぞ」
ドキッ…
多分それ、私や。
営業部長さんが永井さんにニヤニヤと問いかける。
「どんな彼女さんですか?知りたーい」
後輩よ、
鼻も口も塞いでくれるか?
「…年上の、世話焼きな、優しい人です
(チラッ)」
ばちっと、目が合う。
ドキドキッ… なぜ見る!?
永井さんは無愛想に呟いて、私に視線をよこした。
「いやーん。ラブい~」
「お前、惚れてんなっ」
部長にポンポン肩叩かれながら…チラッと。
また永井さんの瞳は私の方に動いた。
だから、なぜよく見る!?
ドッ、ドッ、ドッ、ドッ。
落ち着け、私。
彼女ではない。
心臓に悪いぞ、老化が進む。
「さ、さぁそろそろ始めましょうか…
(ビックゥ)!?」
なんなの!?
じーっと熱い視線を送ってくる。
見ないでって、恥ずかしいのよ。
あなたに見つめられると、
心の内まで見透かされそうで!
・・・どうにかこうにか、
彼のレーザービームを外し打ち合わせ終了。
はあぁぁ...身が持たん。
誰か電気ショックをかけてくれ。
「調子悪そうっスね?(ボソッ)」
「(ドキーッ)!?」
いつの間にか、隣に擦り寄ってきて耳打ち。
あー、
本当に同じ香りだと気付かないもんだ。
「部長さんは!?」
「挨拶行ってます」
「また呪文唱えてるんスか?」
「何で?」
「ちょっと、そう見えて」
「(お前のせいだよ!)違うよ」
「じゃあ、痔が悪化したとか?」
「違うっ!(グイグイ来るなぁ…)」
「あー、折り入って相談があるんですけど」
「(近いっ)ちょっ、一旦離れて…」
ヒソヒソ話をするうちに、永井さんと私の距離が段々詰まってきて手でガードする。
「永井!」
「「!!」」
戻ってきた営業部長さんが彼を呼んで、
「先帰ってデザイナーに話といて」
と、早く出ろの手で合図する。
「じゃあ改めて(コソッ)」
だから近いって…
永井さんはやっと離れて帰って行った。
「どーもぉ」
部長さんにニコニコで寄って来られて。私はホッとしたのも束の間、速攻営業スマイルマスク装着。
「お疲れ様です~」
「先日は良くして頂いて~(コソッ)
あの後、女のコいるお店連れてって
貰っちゃいました」
「あぁ~」
会食後キャバクラか。道理で。
珍しく課長が、ウチの部長連れてきたと思った。
広告媒体の変更で、経費安く契約が右肩上がり。
上層部で評価高いと聞いた。
ウチの部長の面子を立てたのが、スノーさんて訳だ。
「お互いウィンウィンですね」
「えぇもぅ。あの時、
永井も誘ったんですけど…
関さんひとりになるからって、
何かされました?」
「ゴォホッ!? …いえ、何も?」
もしかして永井さん…
私の体調不良、気付いてた?
「あ~良かった。さっきも永井が、
何かご迷惑かけてるかなぁって」
あ、さっきの牽制を見てたのか。
「ぶっきら棒で営業向きじゃないんです
けど、社内じゃオールラウンダーで
経験積ませてます」
「へ?アシスタントではない?」
「運営陣でもおかしくないですね。
経営コンサルできるし。K大の特待生だったんです」
すごっ。めっちゃ頭いいやん。
「無愛想で今どきって感じだけど、
なかなかの苦労人で」
風呂なしアパートだもんね…
長い目で見てやってください!
部長さんがヘコヘコするので、ペコペコを返して今日の打合せは終了。
部長さんがお父さん役をしてるのね…
放っておけない、可愛いがりたい、
そんな感覚かな。
なんとなく同感してしまった。
私も似たような感情を永井さんに抱いていたから。
でも私の保障はあと、残り1回…
☆
ピンポーン
「はーい。はい。はい。(ガチャ)あれ?」
「こんばんわ。
この辺の水廻り点検してるモン
なんですけど…」
業者さんぽい作業服の兄ちゃん達。
永井さんから連絡があったので、てっきり彼かと思ってドアを開けた。
「え?あー、そうなの?でもねぇ…」
他の部屋で水漏れあったので、特別料金で点検するって。
怪しくない?
「何やってんの?」
「「「 !!! 」」」
永井さん、登場。
相変わらず今日も愛想は無いですね。
「弟さんかな?水漏れの点検で…」
「こんな夜分におかしいっしょ?
入口に停めてある車、アンタらの?
社名入ってないし、ガラスは全面スモーク
張りだし」
「「「 え??? 」」」
被せ気味にたたみ掛けてる。
眼つきがいつもより鋭い。
え?永井さん…
その黒縁メガネと佇まいといいソックリに見えてきたんだけど…
コ○ンくんモード!?
わあ、わー、赤の蝶ネクタイ着けてみる!?
「一応、ナンバーも写真に撮っておいた
けど?」
彼がスマホをチラつかせると、兄ちゃん達がヒソヒソ…
「もう遅いんで帰りまーす!」
って、スタコラサッサ行っちゃった。
「…いらっしゃいませ?」
「(キッ)!」
「(ビクッ)!」
(・_・;) えー、、、
こんなはずじゃなかったのに。
テーブルにお茶を出しまして、正座。
「馬鹿なの?
バカなんじゃない?
馬鹿なんだね」
容赦ないな~。自己解決しての断定。
開口一番に全力のダメ出し。
「何で確認もしないでドア開けるの?
オートロックもないし、
インターホンカメラも付いてないのに。
点検のふりして壊して高額請求とか。
二人がかりで何かされたらどうするの?」
ぐうの音も出ません。
ただただ小さくなるばかり。
彼はため息をついて、お茶を飲み干した。
「で、それはなんスか?」
テーブル上のあからさまな、大きい贈答品が気になったよう。
「今夜で保障が最後なので、
御礼も兼ねて高級ハムのセットを…」
まぁ、苦労人だとも聞いてしまったし。
若い子には肉だよね!テッパンと。
でも…
「そちらは?」
彼も手土産らしい紙袋を持参している。
急に分が悪そうに、中身を見せた。
「希少なウイスキーです」
おおっ!本物だ。
コレも相当お高いやつだよ?
「どなたに?」
「関さんに」
「なんで?」
「折り入って相談が、って…」
「あーあー。
え? …嫌な予感しかしない」
殺気立っていた彼の口調が徐々に弱々しくなって、高価な手土産もあるとなると…
次に来る厄介そうな物は受け取りたくない。
私はしかめっ面でイヤイヤと首を横に振って見せたが、永井さんは仕方無いとばかりに強引に押しきった。
「嫌でも全部説明します!先日の雨で、
ついにアパートの屋根が半壊状態に
なりまして、取り壊しが決定されました。
つきましては、新居の初期費用を抑えたい
ので、このままここでシェアさせて
貰えないでしょうかっ」
「(ポカン)」
えー…
100文字以内の模範回答きたね。
うん。わかったわかった。
それでこの前、じーっと見てきたのかぁ。
「……嫌だよ!?」
「そこをなんとか!
…それでご提案なんですがっ」
え、何が始まるの?
私のお断りをさらっと受け流す。
「先程、関さんは危機管理がなってないと
証明されたので… 俺の、
安心見守りサービス&警備保障のついた、
シェア契約というのはいかがでしょうか?
もちろん家賃も払います。ロフト代」
「へぇ、凄いお得…ってこら!
何そのALS○Kみたいな高齢者サービス!」(←隠せてない)
「お得です」
いつもの眼力で彼は私を真っすぐに捕らえて放さない。
自信たっぷりに見つめるなってぇ。
これは…
何十年経っても、ふりだしに戻るとゆう…
ループ!?
「…初代様では?」
「ないです!」
サイテー野郎もチラつくが、お父さんな営業部長さんも脳裏に浮かんで。
えー、ん~、どうしよう??
駄目押しは… ウイスキー。
「…契約、します」
ボトルの贈呈式によって、
この保障付きZ世代年下男との同居は、
始まってしまったのだ。
今日はスノーさんとの打ち合わせが入ってたのだ。
この前の会食時、新しい広告の発注が決まって我社にお越し頂く事になっていた。
スノー営業部長と私の義息子、参上。
「どうもお久しぶりです~」
会議室の入口で出迎えて白々しく挨拶。お通し途中に、彼はこそっと。
「今朝ぶりです(ボソッ)」
「(ビクッ)!」
義息子よ…
着替えてから出勤すると早く出たのに、
なぜそのままなんだ!?
そして私の朝トーストも咥えて行ったのに、
なぜ不機嫌なのよ!?
息子の不可解行動に頭を悩ます、
世のお母さん方!お察しします (T^T)
ガックリの着席。
そこへ後輩のお茶出しが。
「ありがとう」
ぐるっと回って、彼の後ろで立ち止まる。
「あれ?(クンクン)
永井さん、凄く良い香りしますね」
「「!?!?」」
「シャンプーかな?柔軟剤かな?」
「「(ギクッ)!(ヤベ)!」」
あ"~
私のハーブシャンプーを使っていたのか!?
ちっさいのにお高いのよ!
そうじゃないっ
「でも、さっきも同じ香りが…」
クンクンしながら後輩が戻ってくる。
おいぃ、お前は警察犬なのか?
どっちも当たってるよぉ。
「やっぱり!関さんと同じ!…え?」
「「「 え!?(全員)」」」
凍てつく空気。
ど、ど、どうしよう~
ここでバレたら、社会的制裁の集中攻撃!?
私は視線を独り占めしてしまって、反発する言葉を声に出せない。
「…うっ」
「彼女と同じの使ってるんじゃない
ですか?」
ツンで一答を投じる永井さん。
そして、「あ~」な納得の皆さん。
その表情は…
ありえない。関さんとなんて。
心の声、
漏れてますよ。
内心、シュンのホッ。
「やっぱお前彼女できたの?
ユーコさんて、スマホ見たぞ」
ドキッ…
多分それ、私や。
営業部長さんが永井さんにニヤニヤと問いかける。
「どんな彼女さんですか?知りたーい」
後輩よ、
鼻も口も塞いでくれるか?
「…年上の、世話焼きな、優しい人です
(チラッ)」
ばちっと、目が合う。
ドキドキッ… なぜ見る!?
永井さんは無愛想に呟いて、私に視線をよこした。
「いやーん。ラブい~」
「お前、惚れてんなっ」
部長にポンポン肩叩かれながら…チラッと。
また永井さんの瞳は私の方に動いた。
だから、なぜよく見る!?
ドッ、ドッ、ドッ、ドッ。
落ち着け、私。
彼女ではない。
心臓に悪いぞ、老化が進む。
「さ、さぁそろそろ始めましょうか…
(ビックゥ)!?」
なんなの!?
じーっと熱い視線を送ってくる。
見ないでって、恥ずかしいのよ。
あなたに見つめられると、
心の内まで見透かされそうで!
・・・どうにかこうにか、
彼のレーザービームを外し打ち合わせ終了。
はあぁぁ...身が持たん。
誰か電気ショックをかけてくれ。
「調子悪そうっスね?(ボソッ)」
「(ドキーッ)!?」
いつの間にか、隣に擦り寄ってきて耳打ち。
あー、
本当に同じ香りだと気付かないもんだ。
「部長さんは!?」
「挨拶行ってます」
「また呪文唱えてるんスか?」
「何で?」
「ちょっと、そう見えて」
「(お前のせいだよ!)違うよ」
「じゃあ、痔が悪化したとか?」
「違うっ!(グイグイ来るなぁ…)」
「あー、折り入って相談があるんですけど」
「(近いっ)ちょっ、一旦離れて…」
ヒソヒソ話をするうちに、永井さんと私の距離が段々詰まってきて手でガードする。
「永井!」
「「!!」」
戻ってきた営業部長さんが彼を呼んで、
「先帰ってデザイナーに話といて」
と、早く出ろの手で合図する。
「じゃあ改めて(コソッ)」
だから近いって…
永井さんはやっと離れて帰って行った。
「どーもぉ」
部長さんにニコニコで寄って来られて。私はホッとしたのも束の間、速攻営業スマイルマスク装着。
「お疲れ様です~」
「先日は良くして頂いて~(コソッ)
あの後、女のコいるお店連れてって
貰っちゃいました」
「あぁ~」
会食後キャバクラか。道理で。
珍しく課長が、ウチの部長連れてきたと思った。
広告媒体の変更で、経費安く契約が右肩上がり。
上層部で評価高いと聞いた。
ウチの部長の面子を立てたのが、スノーさんて訳だ。
「お互いウィンウィンですね」
「えぇもぅ。あの時、
永井も誘ったんですけど…
関さんひとりになるからって、
何かされました?」
「ゴォホッ!? …いえ、何も?」
もしかして永井さん…
私の体調不良、気付いてた?
「あ~良かった。さっきも永井が、
何かご迷惑かけてるかなぁって」
あ、さっきの牽制を見てたのか。
「ぶっきら棒で営業向きじゃないんです
けど、社内じゃオールラウンダーで
経験積ませてます」
「へ?アシスタントではない?」
「運営陣でもおかしくないですね。
経営コンサルできるし。K大の特待生だったんです」
すごっ。めっちゃ頭いいやん。
「無愛想で今どきって感じだけど、
なかなかの苦労人で」
風呂なしアパートだもんね…
長い目で見てやってください!
部長さんがヘコヘコするので、ペコペコを返して今日の打合せは終了。
部長さんがお父さん役をしてるのね…
放っておけない、可愛いがりたい、
そんな感覚かな。
なんとなく同感してしまった。
私も似たような感情を永井さんに抱いていたから。
でも私の保障はあと、残り1回…
☆
ピンポーン
「はーい。はい。はい。(ガチャ)あれ?」
「こんばんわ。
この辺の水廻り点検してるモン
なんですけど…」
業者さんぽい作業服の兄ちゃん達。
永井さんから連絡があったので、てっきり彼かと思ってドアを開けた。
「え?あー、そうなの?でもねぇ…」
他の部屋で水漏れあったので、特別料金で点検するって。
怪しくない?
「何やってんの?」
「「「 !!! 」」」
永井さん、登場。
相変わらず今日も愛想は無いですね。
「弟さんかな?水漏れの点検で…」
「こんな夜分におかしいっしょ?
入口に停めてある車、アンタらの?
社名入ってないし、ガラスは全面スモーク
張りだし」
「「「 え??? 」」」
被せ気味にたたみ掛けてる。
眼つきがいつもより鋭い。
え?永井さん…
その黒縁メガネと佇まいといいソックリに見えてきたんだけど…
コ○ンくんモード!?
わあ、わー、赤の蝶ネクタイ着けてみる!?
「一応、ナンバーも写真に撮っておいた
けど?」
彼がスマホをチラつかせると、兄ちゃん達がヒソヒソ…
「もう遅いんで帰りまーす!」
って、スタコラサッサ行っちゃった。
「…いらっしゃいませ?」
「(キッ)!」
「(ビクッ)!」
(・_・;) えー、、、
こんなはずじゃなかったのに。
テーブルにお茶を出しまして、正座。
「馬鹿なの?
バカなんじゃない?
馬鹿なんだね」
容赦ないな~。自己解決しての断定。
開口一番に全力のダメ出し。
「何で確認もしないでドア開けるの?
オートロックもないし、
インターホンカメラも付いてないのに。
点検のふりして壊して高額請求とか。
二人がかりで何かされたらどうするの?」
ぐうの音も出ません。
ただただ小さくなるばかり。
彼はため息をついて、お茶を飲み干した。
「で、それはなんスか?」
テーブル上のあからさまな、大きい贈答品が気になったよう。
「今夜で保障が最後なので、
御礼も兼ねて高級ハムのセットを…」
まぁ、苦労人だとも聞いてしまったし。
若い子には肉だよね!テッパンと。
でも…
「そちらは?」
彼も手土産らしい紙袋を持参している。
急に分が悪そうに、中身を見せた。
「希少なウイスキーです」
おおっ!本物だ。
コレも相当お高いやつだよ?
「どなたに?」
「関さんに」
「なんで?」
「折り入って相談が、って…」
「あーあー。
え? …嫌な予感しかしない」
殺気立っていた彼の口調が徐々に弱々しくなって、高価な手土産もあるとなると…
次に来る厄介そうな物は受け取りたくない。
私はしかめっ面でイヤイヤと首を横に振って見せたが、永井さんは仕方無いとばかりに強引に押しきった。
「嫌でも全部説明します!先日の雨で、
ついにアパートの屋根が半壊状態に
なりまして、取り壊しが決定されました。
つきましては、新居の初期費用を抑えたい
ので、このままここでシェアさせて
貰えないでしょうかっ」
「(ポカン)」
えー…
100文字以内の模範回答きたね。
うん。わかったわかった。
それでこの前、じーっと見てきたのかぁ。
「……嫌だよ!?」
「そこをなんとか!
…それでご提案なんですがっ」
え、何が始まるの?
私のお断りをさらっと受け流す。
「先程、関さんは危機管理がなってないと
証明されたので… 俺の、
安心見守りサービス&警備保障のついた、
シェア契約というのはいかがでしょうか?
もちろん家賃も払います。ロフト代」
「へぇ、凄いお得…ってこら!
何そのALS○Kみたいな高齢者サービス!」(←隠せてない)
「お得です」
いつもの眼力で彼は私を真っすぐに捕らえて放さない。
自信たっぷりに見つめるなってぇ。
これは…
何十年経っても、ふりだしに戻るとゆう…
ループ!?
「…初代様では?」
「ないです!」
サイテー野郎もチラつくが、お父さんな営業部長さんも脳裏に浮かんで。
えー、ん~、どうしよう??
駄目押しは… ウイスキー。
「…契約、します」
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始まってしまったのだ。
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