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美し過ぎる何か。
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目の前に現れたのは、女性のような男性のような……
否、そういう性での区切りをする事すらおこがましいこの世の美の集大成のような美し過ぎる何か。
言葉も無く見つめてしまう。
一言でも声を発したら、儚く消えてしまいそうで。
人は本当に美しい存在を見ると、絶句するようだ。
現実ではあり得ないからと、夢で描く事すら難しい美しさ。
『どうしましたか、ルル』
『おかしいですね……先ほどはミリアと会話をしていたような……ルル?』
何かを話しかけられている気がして、ようやく意識が自我を取り戻していく。
「ルル……? ルル……、ああ! 私のことですね! 不躾に見つめてしまいすみません……」
ルカなら耳慣れた名前だがミリアからは耳慣れないルルと呼ばれている。
ぼんやりとした中では自分が呼ばれているのだと認識するのに時間が掛かったのだった。
『問題ありません。ルルが気のすむまで見つめて頂いていいのですよ。ルルなら歓迎しますから』
「えっ、いえ、あの……はい、今は大丈夫です……。すみません、あの、あれ……何を話していましたか?」
カーっと頭に血が上り、何を言いたかったのか、何の話をしていたのかすら混乱するルル。
それを微笑ましいとばかりに見守る麗しく美しい何か。
その良く分からないやり取りに焦れたのはミリア。
『精霊王様! ルルは神様との会話の記憶がなくなっちゃったのです。私はうまく説明出来るかわからないです。説明をお願いします。』
流石にミリアもルルに話すような間延びした言葉遣いをやめて真面目な口調で精霊王にお願いする。
ルルもミリアが精霊王と言った事で、この言葉にするのも難しい美しい方が精霊王様なのだと認識した。
『それはルルにとっては不安でしょう。分かりました。神ではなく私からの説明で申し訳ありませんがお聞き頂けますか?』
脳内に響く美声に、ルルは頭を上下に激しく動かして同意の意を示した。
そこで、ボディランゲージで伝えるって失礼だなと気付き、慌てて「有難うございます。助かります。精霊王様にお手間をおかけしてしまいますがよろしくお願いします。」と頭を下げた。
『手間などと、ありえません。ルルと過ごす時間が増えるだけの事。それは私にとって喜び以外の何物でもないのです。』
頭の中に響く美声、それが甘い言葉とくれば、ルルは考える事を放棄した。
そうシンプルに。
理由は良く分からないし、初対面であるが、この精霊王様からとっても好意的に思われてる事は理解するのだった。
精霊王様が白く綺麗な指を伸ばし、左右に揺らすように振ると、目の前におしゃれな装飾があるテーブルと、座り心地の良さそうな椅子が現れた。
テーブルの上にはティーカップと焼き菓子が数種。
ティーカップには既に温かい飲み物が注がれているのかフワフワと湯気があがっている。
『ゆっくりお茶をしながら説明していきましょうね』
麗しい精霊王様に微笑まれながら片手を取られ、すぐ側にある椅子まで生まれて初めてのエスコートなるものをされた。
否、そういう性での区切りをする事すらおこがましいこの世の美の集大成のような美し過ぎる何か。
言葉も無く見つめてしまう。
一言でも声を発したら、儚く消えてしまいそうで。
人は本当に美しい存在を見ると、絶句するようだ。
現実ではあり得ないからと、夢で描く事すら難しい美しさ。
『どうしましたか、ルル』
『おかしいですね……先ほどはミリアと会話をしていたような……ルル?』
何かを話しかけられている気がして、ようやく意識が自我を取り戻していく。
「ルル……? ルル……、ああ! 私のことですね! 不躾に見つめてしまいすみません……」
ルカなら耳慣れた名前だがミリアからは耳慣れないルルと呼ばれている。
ぼんやりとした中では自分が呼ばれているのだと認識するのに時間が掛かったのだった。
『問題ありません。ルルが気のすむまで見つめて頂いていいのですよ。ルルなら歓迎しますから』
「えっ、いえ、あの……はい、今は大丈夫です……。すみません、あの、あれ……何を話していましたか?」
カーっと頭に血が上り、何を言いたかったのか、何の話をしていたのかすら混乱するルル。
それを微笑ましいとばかりに見守る麗しく美しい何か。
その良く分からないやり取りに焦れたのはミリア。
『精霊王様! ルルは神様との会話の記憶がなくなっちゃったのです。私はうまく説明出来るかわからないです。説明をお願いします。』
流石にミリアもルルに話すような間延びした言葉遣いをやめて真面目な口調で精霊王にお願いする。
ルルもミリアが精霊王と言った事で、この言葉にするのも難しい美しい方が精霊王様なのだと認識した。
『それはルルにとっては不安でしょう。分かりました。神ではなく私からの説明で申し訳ありませんがお聞き頂けますか?』
脳内に響く美声に、ルルは頭を上下に激しく動かして同意の意を示した。
そこで、ボディランゲージで伝えるって失礼だなと気付き、慌てて「有難うございます。助かります。精霊王様にお手間をおかけしてしまいますがよろしくお願いします。」と頭を下げた。
『手間などと、ありえません。ルルと過ごす時間が増えるだけの事。それは私にとって喜び以外の何物でもないのです。』
頭の中に響く美声、それが甘い言葉とくれば、ルルは考える事を放棄した。
そうシンプルに。
理由は良く分からないし、初対面であるが、この精霊王様からとっても好意的に思われてる事は理解するのだった。
精霊王様が白く綺麗な指を伸ばし、左右に揺らすように振ると、目の前におしゃれな装飾があるテーブルと、座り心地の良さそうな椅子が現れた。
テーブルの上にはティーカップと焼き菓子が数種。
ティーカップには既に温かい飲み物が注がれているのかフワフワと湯気があがっている。
『ゆっくりお茶をしながら説明していきましょうね』
麗しい精霊王様に微笑まれながら片手を取られ、すぐ側にある椅子まで生まれて初めてのエスコートなるものをされた。
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