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ユズハはそっとアサギの股間に手を伸ばし、ベルトに手を掛けた。自分でしたことのないそれを外すのに時間が掛かってしまったが、その間にアサギが動かないという事はこの先もしていいという事だろうと、ユズハはアサギのパンツのボタンを外し、ファスナーを下ろして、下着の中からその中心を取り出した。
「さっきより、大きい……?」
「言うな、ばか」
パンツ越しに見ていたものよりも大きい気がして声にすると、アサギからそんな声が降ってくる。ばかと言われ腹を立てて顔を上げたが、そこには眉を下げてこちらを見ているアサギがいた。今日は見たことないアサギばかりを見ている。
ユズハは視線を中心に戻し、ゆっくりと指を絡める。この間、アサギがしたように上下に扱くように擦ると、先端からじわりと蜜が零れる。感じてくれているのだと思うと嬉しいと思えた。
「そんな、まじまじ見ないでくれ」
「あ、えっと……ローション使う?」
「いや、そのままで、いい」
ユズハが手を動かさなくても、その蜜はじわりと溢れてくる。確かにこのままで良さそうだ。ユズハはそのまま手淫を続けた。
「こういうこと、誰かに習うのか?」
「普通は先輩から手ほどきを受けるけど、おれは何も。映像で見たくらい」
「そうか……」
「下手かよ」
「まあ、上手くはないが……それでいい」
上手くはない、と言われ、ユズハが不機嫌な顔をする。そう言われると逆に絶対に気持ちよくさせたくて、ユズハは一度息を呑んでからアサギの中心の先端を舐めた。しょっぱいと感じたが嫌ではない。
「ユズ、ハ……待て、それは……!」
「噛みきらないから安心しろよ」
ちゅっ、と先端にキスをしてからゆっくりと口の中へ迎え入れる。アサギのは大きくて全部を口の中に入れることは出来ないが、ゆっくりと唇を動かすと、アサギの中心が口の中で跳ねた。気持ちいいと言われているようで嬉しい。
「や、めっ……も、離せっ」
上目遣いにアサギを見ると辛そうな顔でこちらを見ていた。構わずに舌先で中心をなぞると、アサギが慌てて、強引にユズハの口から中心を引きずり出す。その瞬間、白濁が飛び散り、ユズハの顔から胸を汚していった。
「くそっ……間に合わなかった」
アサギが、すまない、とシャツの袖でユズハの顔を拭う。ユズハが頷く。
「びっくりした……早くない? アサギ」
「そりゃ……いや、うん……悪かった、引っ掛けて」
「大丈夫」
アサギのものだと思ったら嫌じゃなかった、とは言わず、ユズハが小さく笑む。
「そうか……これも仕事ってことか」
アサギが少し寂しそうな顔でユズハの髪を撫でる。
そういうわけではないのに、それが言えないまま、ユズハは自分の気持ちが分からなくて、何も答えることが出来なかった。
「さっきより、大きい……?」
「言うな、ばか」
パンツ越しに見ていたものよりも大きい気がして声にすると、アサギからそんな声が降ってくる。ばかと言われ腹を立てて顔を上げたが、そこには眉を下げてこちらを見ているアサギがいた。今日は見たことないアサギばかりを見ている。
ユズハは視線を中心に戻し、ゆっくりと指を絡める。この間、アサギがしたように上下に扱くように擦ると、先端からじわりと蜜が零れる。感じてくれているのだと思うと嬉しいと思えた。
「そんな、まじまじ見ないでくれ」
「あ、えっと……ローション使う?」
「いや、そのままで、いい」
ユズハが手を動かさなくても、その蜜はじわりと溢れてくる。確かにこのままで良さそうだ。ユズハはそのまま手淫を続けた。
「こういうこと、誰かに習うのか?」
「普通は先輩から手ほどきを受けるけど、おれは何も。映像で見たくらい」
「そうか……」
「下手かよ」
「まあ、上手くはないが……それでいい」
上手くはない、と言われ、ユズハが不機嫌な顔をする。そう言われると逆に絶対に気持ちよくさせたくて、ユズハは一度息を呑んでからアサギの中心の先端を舐めた。しょっぱいと感じたが嫌ではない。
「ユズ、ハ……待て、それは……!」
「噛みきらないから安心しろよ」
ちゅっ、と先端にキスをしてからゆっくりと口の中へ迎え入れる。アサギのは大きくて全部を口の中に入れることは出来ないが、ゆっくりと唇を動かすと、アサギの中心が口の中で跳ねた。気持ちいいと言われているようで嬉しい。
「や、めっ……も、離せっ」
上目遣いにアサギを見ると辛そうな顔でこちらを見ていた。構わずに舌先で中心をなぞると、アサギが慌てて、強引にユズハの口から中心を引きずり出す。その瞬間、白濁が飛び散り、ユズハの顔から胸を汚していった。
「くそっ……間に合わなかった」
アサギが、すまない、とシャツの袖でユズハの顔を拭う。ユズハが頷く。
「びっくりした……早くない? アサギ」
「そりゃ……いや、うん……悪かった、引っ掛けて」
「大丈夫」
アサギのものだと思ったら嫌じゃなかった、とは言わず、ユズハが小さく笑む。
「そうか……これも仕事ってことか」
アサギが少し寂しそうな顔でユズハの髪を撫でる。
そういうわけではないのに、それが言えないまま、ユズハは自分の気持ちが分からなくて、何も答えることが出来なかった。
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