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翳る月①
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秀人が大きな賞を受けてから、途端に周辺が騒がしくなった。大きな仕事が増え、俺と過ごす時間も必然的に減ってきていた。それはもちろん、俺の大事な人が認められたという嬉しい出来事であることには間違いない。
でも、一つだけ気がかりな事が……。
+++
ある日曜日のこと。珍しく家の電話が鳴った。
電話に出た秀人が嬉しそうな顔になった。
「柊生!久しぶり(笑)」
しゅう?誰だろ……。
友達かな?それにしても、秀人がすごく嬉しそうにしてるのが…ちょっと癪に障る。
黙ってコーヒーを飲んでいる俺を見て、秀人が電話を保留にした。
「智也?どうかした?」
どうかした?……じゃないでしょ!誰ですか?お相手は……。
「ん?別に……。」
俺の態度を見て、秀人は柔らかく微笑んだ。俺が機嫌が悪いのに気付いたようで、俺の頭を優しく撫でた。
「学生時代の友達だよ。それより……ヤキモチ妬いたの?」
「妬いてない!」
「僕には智也だけだよ♡」
胸を撃ち抜くあざといウインク……。キュン♡………。
じゃない!!なんだか嫌な感じがするのは……気の所為かな…?
「えっ?今から?………今はちょっと。」
今から?何なの!今日はこれから出かける約束してたのに。
「あぁ、ごめん。今日は前から約束してたから……。うん、じゃあ事務所に来てよ。お茶くらい出すからさ(笑)」
ちょっと軽口を叩いてから電話を切った。
随分仲が良さそうで……。
「智也。今の人は学生時代の友達の柊生って言うんだけどね。」
「俺に似てる人?」
秀人の眉がピクッと動いた。動揺してるときに出る仕草。
「まぁ……。そうだったけど、彼はその時の彼女と結婚して幸せなはずだよ(笑)」
幸せでいるなら良いんだけど……。
「智也がヤキモチ妬いてくれるのは嬉しいけど、僕は智也を愛してるんだからね?心配ないんだよ?」
「うん……。ごめんなさい。なんでか分かんないんだけど……。」
「ちょっとだけ…いい?」
「えっ?」
何がちょっとだけ!
そこから気持ちのいいキスで骨抜きにされ、1時間みっちり愛されてしまった……。
***
「ちょっと……ま、待って!」
「やだ。待たない♡」
乳首と硬くなった俺を同時に攻めるのはダメなんだってば!
「可愛い♡智也……1回出す?」
ヤダ!俺ばっかり気持ちいいのは嫌だ!
俺は秀人に両手を伸ばした。秀人はそんな俺を見てクスッと笑って頬を優しく撫でた。
「ん?どうしたの?」
「……一人でイクのはヤダ。」
優しくて甘いキスをくれた。熱い舌が俺のと絡み合って我慢できない。欲しいところが疼いて、早く入ってきてと強請るように腰に脚を絡めた。
「ほんとに好き過ぎて困るよ……。」
俺が?秀人が?どっちだろうとぼんやり思っていると、秀人の硬くて熱いものが分け入って来た。
「熱い……。そんなに締め付けないで?」
何も喋れない……。もう挿入ってくる前からイキそうだった俺は、痺れる快感が背筋を通って脳天まで響いた。自分の体じゃないみたいにビクビクと痙攣する俺の腰を掴んで、秀人が音を立てて攻めていた。
秀人が俺の名前を低く呼び、抽挿を激しくするのにただただ揺すられるままに快感に溺れていた。
「智也。僕を見て?僕がどれだけ君を愛してるか、おかしくなる位君を抱きたいと思ってるか…ちゃんと見てて?」
「ひでと……。」
「そうそう(笑)。次は僕の目を見てイッてね?」
「あっ…!」
立ち膝の秀人は俺の腰を持ち上げ、そのまま叩きつけるように奥を穿った。深奥まで愛されて、また気持ちいいのが来る……。
イキそうなのを察知したのか、秀人は俺の硬く張った物を扱いた。
「あっ!ダメっ……。」
「イクの?いいよ、イキな……。」
自分のでヌメリを纏ったものを秀人に扱かれながら、秀人のカリがゴリゴリと俺の中を擦り上げ、頭がおかしくなりそうなくらい気持ちよくて俺は一番大事な人の名を叫んだ。
ビクビクと震える俺の体を秀人は強く抱きしめてくれる。ゴムを通して熱いのが沢山出ているのが分かる……。
「ほんとに…どこまで好きになるのやら……。」
俺の耳元で秀人の低い声がそう呟き、首筋がくすぐったくてたまらなかった。
「好き……。」
俺がそう呟いた途端、ゴリッと硬いものが当たる……。
「もう……。可愛いこと言うから♡責任取ってね(笑)」
「えっ?!今から出かけるって……。」
「このまま出かけられないでしょ(笑)」
あぁ……。でも、俺も。
だって仕方ないじゃないか!忙しい恋人が俺だけを求めてる……。自覚してなかったけど、こうして抱かれていると寂しかったんだなって分かる。もう少し…充電させて?
智也はほんとに我慢強い。僕に我儘を言ったりヤキモチを妬いたり、感情を露わにして困らせることをほとんどしないから逆に心配になる。そういう所も大好きなんだけれど……。寂しかったら寂しいって言いなさいね(笑)。
でも、一つだけ気がかりな事が……。
+++
ある日曜日のこと。珍しく家の電話が鳴った。
電話に出た秀人が嬉しそうな顔になった。
「柊生!久しぶり(笑)」
しゅう?誰だろ……。
友達かな?それにしても、秀人がすごく嬉しそうにしてるのが…ちょっと癪に障る。
黙ってコーヒーを飲んでいる俺を見て、秀人が電話を保留にした。
「智也?どうかした?」
どうかした?……じゃないでしょ!誰ですか?お相手は……。
「ん?別に……。」
俺の態度を見て、秀人は柔らかく微笑んだ。俺が機嫌が悪いのに気付いたようで、俺の頭を優しく撫でた。
「学生時代の友達だよ。それより……ヤキモチ妬いたの?」
「妬いてない!」
「僕には智也だけだよ♡」
胸を撃ち抜くあざといウインク……。キュン♡………。
じゃない!!なんだか嫌な感じがするのは……気の所為かな…?
「えっ?今から?………今はちょっと。」
今から?何なの!今日はこれから出かける約束してたのに。
「あぁ、ごめん。今日は前から約束してたから……。うん、じゃあ事務所に来てよ。お茶くらい出すからさ(笑)」
ちょっと軽口を叩いてから電話を切った。
随分仲が良さそうで……。
「智也。今の人は学生時代の友達の柊生って言うんだけどね。」
「俺に似てる人?」
秀人の眉がピクッと動いた。動揺してるときに出る仕草。
「まぁ……。そうだったけど、彼はその時の彼女と結婚して幸せなはずだよ(笑)」
幸せでいるなら良いんだけど……。
「智也がヤキモチ妬いてくれるのは嬉しいけど、僕は智也を愛してるんだからね?心配ないんだよ?」
「うん……。ごめんなさい。なんでか分かんないんだけど……。」
「ちょっとだけ…いい?」
「えっ?」
何がちょっとだけ!
そこから気持ちのいいキスで骨抜きにされ、1時間みっちり愛されてしまった……。
***
「ちょっと……ま、待って!」
「やだ。待たない♡」
乳首と硬くなった俺を同時に攻めるのはダメなんだってば!
「可愛い♡智也……1回出す?」
ヤダ!俺ばっかり気持ちいいのは嫌だ!
俺は秀人に両手を伸ばした。秀人はそんな俺を見てクスッと笑って頬を優しく撫でた。
「ん?どうしたの?」
「……一人でイクのはヤダ。」
優しくて甘いキスをくれた。熱い舌が俺のと絡み合って我慢できない。欲しいところが疼いて、早く入ってきてと強請るように腰に脚を絡めた。
「ほんとに好き過ぎて困るよ……。」
俺が?秀人が?どっちだろうとぼんやり思っていると、秀人の硬くて熱いものが分け入って来た。
「熱い……。そんなに締め付けないで?」
何も喋れない……。もう挿入ってくる前からイキそうだった俺は、痺れる快感が背筋を通って脳天まで響いた。自分の体じゃないみたいにビクビクと痙攣する俺の腰を掴んで、秀人が音を立てて攻めていた。
秀人が俺の名前を低く呼び、抽挿を激しくするのにただただ揺すられるままに快感に溺れていた。
「智也。僕を見て?僕がどれだけ君を愛してるか、おかしくなる位君を抱きたいと思ってるか…ちゃんと見てて?」
「ひでと……。」
「そうそう(笑)。次は僕の目を見てイッてね?」
「あっ…!」
立ち膝の秀人は俺の腰を持ち上げ、そのまま叩きつけるように奥を穿った。深奥まで愛されて、また気持ちいいのが来る……。
イキそうなのを察知したのか、秀人は俺の硬く張った物を扱いた。
「あっ!ダメっ……。」
「イクの?いいよ、イキな……。」
自分のでヌメリを纏ったものを秀人に扱かれながら、秀人のカリがゴリゴリと俺の中を擦り上げ、頭がおかしくなりそうなくらい気持ちよくて俺は一番大事な人の名を叫んだ。
ビクビクと震える俺の体を秀人は強く抱きしめてくれる。ゴムを通して熱いのが沢山出ているのが分かる……。
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俺の耳元で秀人の低い声がそう呟き、首筋がくすぐったくてたまらなかった。
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「もう……。可愛いこと言うから♡責任取ってね(笑)」
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あぁ……。でも、俺も。
だって仕方ないじゃないか!忙しい恋人が俺だけを求めてる……。自覚してなかったけど、こうして抱かれていると寂しかったんだなって分かる。もう少し…充電させて?
智也はほんとに我慢強い。僕に我儘を言ったりヤキモチを妬いたり、感情を露わにして困らせることをほとんどしないから逆に心配になる。そういう所も大好きなんだけれど……。寂しかったら寂しいって言いなさいね(笑)。
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